【過疎地域に必要なちょっとした競争原理 】
カテゴリ: 行政(自治体/地域/開発)
【過疎地域に必要なちょっとした競争原理 】


「だいたいね、 のうのうと生きてきて、
 努力せず、動かず、だから過疎になったんだ!」


そう都市地域の時間の中で暮している人から
見るとそういう部分もありましょう。

都市の論理っていうか
経済強者の論理っていうか、
私はこういう考えが嫌いですが、
でも確かにそうだなって思う部分もあります。

それは、しかたなくも「ちょっとした競争」がなくなってしまったからです。
そんな話です。

で、
まちづくりっていっても色々ありますが、
今日はとある方から
「韓国のまちづくり(地域再生)」についての現状を教えて頂き、
日本の手法を輸出しながらビジネスをされている方と会いました。

韓国人にとっても「海士町」はひとつの成功モデルというもので、
農山漁村地域の活性化とは何か、「地域(自治)」のあり
カタ、合意形成の方法などは、色々と共通テーマ、世界各国そ
れぞれの政治経済課題とは無関係に、存在するということ。

ここには、
理念構築のみならず、その手法にスピードも求められています。

そうスピード。
(競合と)競争していく。


公共の福祉を目的とする用地買収等にかかる合意形成の遅延により、
結果、さまざまな機会損失や、コスト増大ということもさることながら、
具体的に以下のようなこともありましょう。

それが
「過疎地域にいま必要な地域間競争」という
スピードの必要性です。


今日は、京都市北区まちづくり部会。


「この村に未来はない!俺に夢はない!もう死ぬだけだ」

そういう60代が多いのが実際の過疎地域の現状。

それでも年齢にかかわらず、夢を見て、いきたい!

活かされた命を大切に、前を向いていこうよという人がこの地域はとても多いんです。

今回、ここに、
初めて、30代前半のIターン者が参加されました。

今回ようやく参加。彼がこの「まちづくり部会」の空気を変えました。


空家の利活用の話題のとき。


「なぜこの村に住んだのか」

「どうやって今の住まい(元空家)に出会えたか」

というのをみなさん(まちづくり部会)のまえで話していただいた。
どんどんと彼は話す。すてきなお人柄です。


地域住民が「不便」というこの「村」がいかに、
「便利」で「快適」であるかも熱弁されました。

自然環境の良さがずっと維持されているのみならず京都中心部
まで車で30~40分という「近さ」であることを強調。


「こんなすばらしいところはない!」


と、先ほど自分たちの村に未来はないと思っていた方々も
目が覚めてきました。


結局、彼は色々な地域を探して、ようやくであった素晴らしい
住まい(空家)、ここに木工の工房を開き、この地域に
暮らして3年以上。


初めて地域の方々と「未来」を語り、話し合った。

彼は人づてに苦労されて、ようやく見つけたこの地域、苦労した。


「私の友人、知人も、こういう空家を探している」

確かにそうなのです。

増えているのです、しかし情報がない。少ない。

私が申し上げたのは
こういう話をしました。

「よくまちづくりに危機感が必要かという議論がありますが、
 危機感がなくても動く、危機感あってからでは遅い」

など。

いまそのIターンの彼がたまたま来ているということもあって
今後もこういう見込みIターン客は全国にはたくさんいる。

そんな若者に対して、
いま地域がまとまって情報発信をしていかないと、
本当はこの村のほうが素晴らしい村であるのに、
ここに出会えず、他の村にいってしまうんです!!


Iターン者によって、いささか信じられないわが村のよさ、
という、相対的価値基準を得て、そして自分たちの村がいい
という誇りや自信が生まれることが第一で、それがてきてき中
で、次は、スピード(動くこと)。


変に危機感あおるより、


「みなさんが動かないと
  (よいワカモノが)他の村にいっちゃうよ!」


仮想敵を想定し、競争原理をちょっともっていただき、
スピードを高める。


今回はIターン者の彼の存在が大きく、まずその1人を作るこ
とが大変なのですが、

1)自分たちの地域を誇りに思い
2)ある物探しをし
3)もっと伝えたい、来てほしいと動く

さぁあとはどんどん「協業と体験」していくことで、
ビジョンもより明確になっていくことでしょう。

楽しみです。


まちづくり、過疎地域、
いまこそ、ちょっとした競争原理があって
見込み顧客のシェア拡大からいい意味での
引っ張り合い、さあぁ、がんばろう!
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編集 / 2013.06.13 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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