【遅咲きのひまわり 地域おこし協力隊 ドラマ 所感】
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【遅咲きのヒマワリ(地域おこし協力隊のドラマ)の役割  】



地域再生やら地域づくり。

それに、行く人を

5パターンにわけると、


1)「最初」の変人 (イノベータ―)2.5%



2)「最新」に乗っちゃう行動者(アーリーアダプター)13.5%


  大きな壁(谷)【キャズム】がある


3)「時流」に乗る行動者(アーリーマジョリティ)34.0%


4)「遅れて」流行りに乗る行動者(レイトマジョリティ)34.0%


5)完全遅れ組(ラガード)16.0%


正規分布風になぞらえて、
イノベータ―理論とかロジャース理論とかいうものがあります。


これを頭に入れながら、


フジテレビ系の

「遅咲きのひまわり」というドラマの役割について、考えてみました。


あ、みなさん、ご覧なられました?


これ、
関東(東京)で、仕事を解雇された若者が、
「地域おこし協力隊」の募集をネットでみつけ、
四万十へゆくという設定なんですけれどね。


そこで色々な地域ならではの問題や課題にぶつかりながら、
医療の問題、経済の問題、人間関係の問題をテーマに、

うごめく、恋愛&人間ドラマ。


http://www.fujitv.co.jp/osozakino_himawari/index.html


フジテレビ系 遅咲きのひまわり 毎週火曜日夜9時放送

 
私の感想は、


「あぁ、テレビになったんだな・・・。」


で、正直これが私の実感です。


テレビになったら、終わりの始まりだということですね、


振り返ってみます。


国土庁が行った地域づくりインターン。
ワカモノ・ソトモノ・バカモノとの交流を増やそうと、
早稲田大学の宮口教授が提案し、初めて、「
田舎」への派遣事業が始まった12年前の夏。

2000年夏、私はその1期生として、
奈良県吉野郡川上村へ派遣されました。



で、その頃、私は、
地域づくりをしようとか、過疎をなくそうとか、
まちづくりビジョンを創ろうとか、
そんな崇高な理念を持っていたわけではなく、
ましてやソーシャルビジネスなんて言葉はなく、実
際のところ、フロンティア精神というか、
TOKYOの欲望の裏側にかき消された、
農山村地域こそ、いまや開拓すべくフィールドがあるのではという、
今思えば恥ずかしい傲慢な気持ちかもしれませんっでした。



若者ならではの、
小さなオレオレチャレンジだったんでしょう。。


だから、
僕らの同期やそのあたりの人たちは、
みながみなフロンティア精神やチャレンジ精神があって、それでいて
ビジネス経験が多彩であるわけではないので、ギラギラして
いるわけではないから、地域に溶け込んで、仲良くなって、
それで、その話題を、TOKYOに持ち帰って、広めると
いうことが大きな役割でした。



いま北海道にいるAくん、
R社にいるS川くん、もろもろ、
私たちの前後はそういう人類が多かったものです。


高度成長期で田舎を捨てて出てきた人たちの
子どもたちが、今度、地域(田舎)にいく。


「私たちの子どもが
 東京にいってね、
 東京の君たちが、私たちの村に来る
 不思議なもんだね・・・」


福島県の農家のおばちゃんに、
言われたこの言葉は、ずっと記憶に残っています。


「地域と都会の、新しい(出逢い)合コンである」

そういう人もいました。

目的は、交流、ただそれだけだったのですね。

いま、
交流だけではダメで、
ビジネスの側面、福祉の側面、
まさかの学校の単位という側面。
だから、
地域の受け入れ側とインターン側との想いのギャップ
理想とその現実の差が課題ですし、

また、役所(地方)も、
予算が取れる、取れないとか、
担当者が変わるという課題などなどあったのですが、
でも、その後は、他の省庁
への波及効果もあり、農林水産省、総務省と同じような事
業が展開されたのです。


大学の独自なインターン制度、
ETICやJAE等のNPO、
財団等の独自募集によるインターン制度、
そして、国の動き、集落支援制度、地域おこし協力隊。。。。

となっていま・・・。

2000年のころの仲間たちは

「前例がないから、いってやろう!」

という精神であったイノベータ―たちがいたが、
順調に、ここ10年は、アーリーアダプターによる若者が多数、地域に
足を運んでいると見えるわけです。


で、このころは、たった1年2年の後輩でも
こんな、ぶつかり合いもありました。


「いつまでもな!
 地域のインターンの話になると、
 先輩である、Aさんとか、Bさんの話題ばかりで、
 むかつくんですよ!

 (俺は俺でやってやる!!)」

と面と向かって言ってる後輩がいました。


たとえば、林業女子は、
いつまでも、京都の代表の人たちの話ばかりで、
むかつくんですよ!みたいな、人たちが出てくるわけです。


で、肉食系な人が多く、それぞれが、それぞれに
イノベータ―だという強い自負で、地域には云って、仕事を
作ってという人が出始めたのですね。


そうなれば、Mロジャーズのイノベータ―理論でいえば、
まさに、いま、キャズム(マジョリティに映るかどうか)
を超えうるかどうか、それが、
もしかしたら、この「ドラマ」に掛っているのかもしれません。




だから、
色々な人が「地域」に来ているし、
動機なんて何でもいいんですよね。


肉食系だろうが、装飾系だろうが、
草食か。失礼。でも、自己装飾系もいますね。


このドラマ、
東京の病院から、地方(四万十)に派遣された
医師「真木よう子」と、地域おこし協力隊の「生田斗真」と
のやりとりが面白いわけですが、

二人とも、関東(TOKYO)から、四万十に来て出逢うわけです。

で、
この二人の仲の悪さといい、
喧嘩っぽいところといい、それはそれで、ドラマの演出なわけですが、

人間付きあいがイヤで、

地元の飲み会を途中で真木よう子が帰るシーン。

それを、生田くんが追うのですが、


その、二人の会話に、

いろんな人の想いを詰め込んでいました。





女(東京から飛ばされた女医)「だいたいね、あんたなんでここ(しまんと)きたの?」


男(地域おこし協力隊)「え?」


女「東京で疲れて、イヤなことあったから?
  田舎に来れば人間関係がいいって思ってるわけ?」


男「そんなんじゃない!」


女「あ、わかった、
  いま流行りの、自分探しってやつ?」

男「違う!」


女「はぁわかった!田舎のためになにかを起したいとかいって
   世のために、いいことやってるって自己満足したいわけ?」


男「ちがうわい!
  地域おこし協力隊だぁ!」


女「私はね、(仕事に困ってるわけじゃない。)
  こんなイナカで医者やるために
  いきてるんじゃない!!」


そんな、
いい合いのシーンがありました。
これって、うまいなって思ったんです。

いろいろな動機があって、
人は動く、これといったポイントに一つに絞られるわけでもないし、
あれもそれもわかるなって時ね、
矢継ぎ早に、いいまくって、かけあうシーンって
意外と、そのうちの一つでも刺さるセリフがあれば、
全体の記憶が残るんですよね。

まさに、
アーリーマジョリティ受けです。
テレビってそうなんだって。


答えは簡単に見つからない
だれといきるのか
どこでいきるのか
どこに向かって進めばいいのか


この景色、
この景観をみたときの感動。

でもね、

「人間、死ぬ時は、死んじゃうんですから」

っていうセリフもありので、
ふふ、おもしろいじゃない。このドラマ。


テーマがあるとしたら、
確実に、
キャズム超えを狙うものでもあるし、
ドラマ業界がたんなるトレンディ系に飽きて、
どっぷり韓国ドラマがはやっているのを見ると、

このポジショニングも面白いのかもしれませんね。


だからこそ、
あんまりテーマに走ってほしくなくって、
私は、もっと妄想(恋愛ドロドロ)に走って、
人間ドラマっぽくしてほしいとも思っています。


あんまり言えませんが、
これ、結構、自分たちの周りで
インターンで行った時もろもろと被る部分が多くて
友人の女性関係の話とか、
インターンで事故って死にそうなった奴の話とか、
まぁ、そんな人がゴマンといるでしょうけれど、

経験者の過去回帰 か
未経験者の行動喚起か、

ふふ、たのしみですね。

私は、脇役の、国仲涼子が好きですが・・・。


ってか、あんな美人さんがたくさんいたら、
違う理由で、地域おこし協力隊も、大人気となりますな笑。



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編集 / 2012.10.24 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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