【学生たちの情熱、~地域で働く、その理想と現実~】
カテゴリ: マネジメント/自己成長

【学生たちの情熱、~地域で働く、その理想と現実~】


15日(水)の夕方から、
なえどこ林業女子会@東京の方を中心とした勉強会に、
講師として参加。

東京大学、筑波大学、宇都宮大学、

といった大学生が男女ともに合わせて10名ほど。

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~地域で働く、その理想と現実~

と題して、お話をすることになっていましたが、
事前に、メールで、いくつかの質問を頂いていました。


■古川さん、 への質問■


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・林業という産業に関して、地元の方と衝突が起こることはないか。
 また、それはどのように解決していくのか。

・どのような土地でも事業になりうる資質があるか。
 それとも、地域によっては確実に事業になりえないところもあるのか。

・国産材ビジネスに関して、
 今後の森林組合の役割をどのように考えているのか

・「地域のためになること」を考えるときに、
  学生だからこそできることは何か。
 (農業や林業など、生活の知恵。何も知らないことばかりだから、
  お手伝いなどに行ったときに教えてもらうのですが、
  地域に何かしたいと思った時に何もできていないように感じています。)


・(持続可能と利便性は、どちらかを重視すると、
 どちらかが疎かになると思います。)
 地域の方に受け入れられるようなシステム構築を、
 どのように活動していく予定か。


・「大学院博士課程を中退して、ビジネスの世界に入りました。」
 とあるが、大学院生として活動しようとは思わなかったのはなぜか。
 (私たちは、学生という特権を利用して、山村と都会をつなげよう
 と考えています。やはり、学生では幅が広がらないのでしょうか。)


・今後の林業女子会の活動
 へのアドバイスを頂けたら嬉しいです。

・古川さんの地域活性の手法は?

・内発力の次の段階は?
(地域活性って地域が自立的になること,
つまりは「内発力」が大切ってよく言われているけど,
内発力にも限界があると思う。)

・(コンサルって決して内部ではないと考えますが)
 コンサル、つまり外部の者として何が出来ると考えるか。


・西粟倉村の”森の100年構想”のような、
 町や村の目標は、どう構築していくのか。

・古川さんが
 他の地域活性化の取り組みとは違い、
 本質的に”成功したこと”とはなにか。


・田舎の町で若者が「地域活性をしよう」と活動を始めています。
 古川さんが、キャリアを通して、そのような若者に助言を
 お願いします


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
というそうそうたる質問の数々。

すごいです。

僕が23歳のときは、飲み会、麻雀、サッカー・・・。


吉野の川上村に、
地域づくりインターン第一号として、いったのは24歳。

いままでも色々な後輩たちを見てきましたが、
ここまで具体的に入り込んでいる、考え抜いている、というのは、素晴らしいことです。


この質問群、
これを「こたえる」だけで1日掛ってしまうし、
正確な「答え」なんてないって「応える」ために「答える」のでも、十分な内容。


私には、
私なりの仮説がすべてありますが、
それは、書籍にでもして、まとめてみたいと思いますが、

そして、本日、
質問を頂いたあとに、実際に学生にあってみたら、
さらに、驚いことがありました。



私は、いつも最初に尋ねるのですが、


「あなたに、いわゆる、いなか、ありますか?」


と聞きます。


普通ならば、いわゆる「いなか」というのは、農山漁村の
地域そのものではなく、祖父母の家、実家という、意味で
使われている、それが常識だと思っていたが、ある学生が
自信を持って

「僕は、東京育ち、僕の「いなか」は、
    ●●村です。」

って、それは、血縁関係もまったくない農村地域であるが、
地域に入り溶け込み、情熱を持って、学生としてできる仕
事をどんどんやっている、

そのインターン先のそのものを答えたのです。

ちなみに、


1 いなか、ない (3割)
2 いなか、ある(祖父母の家)(3割)
3 いなか、ある (実家)  (2割)
4 いなか、ある(地域インターン(1割)


だったでしょうか。

その中で、
みな、
まだ23歳、24歳でありますが、凄く行動力があり、意識が高い。

その中で私は3人ほど、素晴らしい学生がいました。

みずからどんどん足を運び、
福祉公共事業のグループを創設して、
みずからに行政並みの仕事をしている学生。

若手の農業グループを創り
商品、販路を開拓している学生。



ただ悩みは
みな共通している。


■とはいえ、学生である。
 ビジネススキルもないなかで、どこで「仕事」をしたらいいか。


(私はそれで悩み、
 結局、船井総研という会社にゆくことになった。
 それが28歳になるとき・・・おそい・・・笑)


そこで、

高知のある地域入りこんで、
がんばっている、Iくんに、
このことについて、ひとつの考えを聞いた。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~

学生が、地域に行く。


地域起こし協力隊のような制度はありますし、
有効に使うべきだとは思います。


ただすぐに、
大学の新卒で田舎に入ること。
これは非常に難しいテーマですよね。

色々な豊かさ(自然・コミュニティ・文化活動)
を享受することは大事なのですが、
大学生からいきなりはおススメできないのかもしれません。


(地域に師匠となり、指針を一緒に考え、
 ビジネスを教えてくれる方がいれば別ですが。)


それができるには、
相当の覚悟と決意と孤独に耐える精神力が必要な気がします。

それでいて、
まずはビジネスの条件不利地であると認めてから、
できることを積み重ねていくこと。

その中でも新規事業を一から起こしてペイ
させることの難しさと苦しみをいつも感じています。


ただ、それを資金面、人的支援として支えてくれる
地域のリーダー、T社長や、F社長のような方の存在こそ、
本当に感謝すべき環境なのだと思います。

その苦労を知らずに田舎で働くことは裕福だ。幸せだ。
という議論は成り立ちません。

まずは厳しさから、そして年輪のように
ビジネス的なスキルと人間力と日本人としての文化的な側面の3つを積み重ねて
一人前になっていくのだと思います。


~~~~~~~~~~~~~~~
と。


そんな、I君は、本当に素晴らしい。
マインドや行動力がなかなかであります。

彼とは、一緒に、ある人材育成の企画を画策中です・・・。


そんなI君、F社長、私とは、実は、3人とも辰年。年男。

私が中点連結の年齢でありますが、
これからも、学生、地域、ビジネス、その理想と現実をみて、
お互い、事業に邁進出来ればと存じます。



地域と若者(学生)。

まとめてみれば、


交流人口の増加から文化的共感を広げ、
そして
事業人口の増加から経済的共有をどう増やしていくか。


ですね。


協業と体験
理念と利益
そして、事業の結果、
そして、人材育成なんだなと、

そこは、厳しいオトナとして、厳しいビジネスの約束を知らしめるため、
外の世界をもっともっと知ってもらうこと。

自分自身の言い聞かせています。



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編集 / 2012.02.15 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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プロフィール

古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

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