【木材業界のパラダイムシフト】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
【パラダイムシフト】


パラダイムシフトという言葉がありまます。

価値観(モノさし)が大きく変わること。

マクロ環境(PEST分析・・・P政治E経済S社会T技術)
をしっかり視ていけば、見えてくるもの。現場にいすぎて、
ミクロで明日のお金ばかりみていると見えなくなるもの。


本日のセミナーで、木Pointの金子理事長が話されましたが、
その事例に、「時計」を挙げておりました。



世界の腕時計市場は

1968年(昭和43年)の当時、 

 生産数量 スイス65% 日本1%
 総利益 スイス90%  -   であった。

この時、クオーツや新しい電池の発見によりスイスの各種
研究者は新しい技術開発に熱気をあげていた。しかし、これ
ら技術を製品化する事で、既存のゼンマイ方式のスイスの時
計屋は其れを否定することとなり猛反対をしたという。結局、
それら技術を日本へ特許として販売。

その後、セイコー等が伸びたのはご周知の通り。

たった12年

1980年(昭和55年)どうなったか。

 生産数量 スイス6% 日本33%
  総利益 スイス20% 日本33% 

そして最も驚くべきことは、1963年(昭和43年)に、
62,000人いたスイスの時計産業人口が、1980年(昭和55年)
というたった12年の間で、12000人までに減り、すなわち、
5万人の失業をしたということ。


みなさんが30年発った後、
子供や孫にこう言われるかもしれない。

「ねぇ、
 お父さん(おじいちゃん)の子供のころって
 石油で自動車が走っていた時代があったんだって?」

と、もしかしたら自動車メーカーではなく、電気メーカー
が自動車を製造してシェアを得ているかもしれません。

~~~~
金子さんのセミナーはこういった話題から始まりました。


いま、チャイナインパクト(柴田聡)を、読んでいますが、
まさに中国の台頭をどうみるかもキーとなってくるし、
いま、来日しているインドのタタグル―プの動きも、長期
で世界経済の動きを見ていかねばならないのでしょう。


さて、木材の技術。

この中で、講演第?部の金子理事長は、消費者と地場工務店
とハウスメーカーがどうなっていくかという話題へ。今後は、
新築需要が減る中で、何が新しい「市場」か「パラダイム
シフト」かを、特に、快適性担保(気密・日射・断熱
・換気・暖房・熱橋)の科学的根拠を持って、世界の事例
をお話ししていただき、東大博士課程に通いつつ、実業(
木材流通、建築業)を進めてこられた、大先輩です。


こうもおっしゃっていました。

「いや~、もう引退したいんですよ笑。
 それで海外で暮らしたい。
 なんて笑。

 私は、東京暮らし東京育ち、
 縁があって、この岐阜の恵那に来たが、嫁が東京ものだから
 寒い家はいやだ、嫁が東京に逃げ帰らぬかと、
 ということで、環境設計、省エネ設計、
 気密性(快適性)の研究を
 ここまでしてしまったんです笑。」

木造住宅は寒いというイメージはもう
金子さんの実験住宅にはひとつもありません。
いまや冬でも熱いくらい。



とにかく、
木材を売るということ。

それは、すばらしい家を造ること、
それは賢い消費者を創ること。

前壇の山共田口社長にはお世話になっていますが、
まさに、時代に合った木材提供、住宅技術の提供
これが大切です。」

と。

よく経営は、

マクロ・ミクロ・えいやーという。

時代の先をみる力、
そしてリアルにキャッシュのミクロが見える力、3C視点での
経営の強みを活かせあとはエイヤーで動くこと。

そう、本日は
岐阜県森林文化アカデミーで「地域から木の住まいづくりを考える」
東濃材でご活躍の二人が講演:
田口 房国(株式会社山共 代表取締役)、
金子 一弘(金子建築工業株式会社 代表取締役)。

詳細→http://bit.ly/gNZMCt

だったのです。

RIMG8769.jpg
森林文化アカデミー 

RIMG8781.jpg
セミナーの様子

RIMG8778.jpg
山共社長は、東白川村のお茶を聴衆にプレゼント。


50年100年後をみて、数年後をみる。
その中で、1年1年必死で生きる。

そんな感じで、次の日は京都大学へ。
また。


~ 前日の写真を ~
RIMG8748.jpg
飛騨川に流れる支流(東白川村/白川)

RIMG8668.jpg
リングバーカーのクッションにと「廃タイヤ」を利用するために
地元のガソリンスタンドから頂く(作業もちょっとお手伝い)。

RIMG8671.jpg
積み終わったタイヤと身軽な田口社長!

RIMG8672.jpg
木材(部材)もこのタイヤ(車の部材)業界
のように商品化をもっと!とヒントに。

RIMG8674.jpg
山共の原木ストック

RIMG8687.jpg
ちょうど県の検査日でした。導入されたツインソー。

RIMG8686.jpg
美しいノコの「歯」

RIMG8681.jpg
荒挽きした東濃杉の平角

RIMG8716.jpg
山共3つの理念 講演の準備!


ちなみに、この夜
山共社員の工場の皆様と下呂温泉(車で25分)。
雨の中、橋の下(露天)へ!
みなさま、ありがとうございました。





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編集 / 2011.02.18 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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