【若者とつくる地域の今後(ワークショップ) 地域づくりインターン】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
【若者とつくる地域の今後(ワークショップ) 】


10日(土)

「若者と地域をつくる」の共同著者を中心に、「若者とつくる
地域の今後」についてワークショップを行われました。

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興味のある若者にも聴講頂けるようにということで、公開ワー
クショップという形で、早稲田大学の宮口教授のご支援もあり、
早稲田大学教育学部の教授会議室にて、50名近い人たちが集
まりました。

またツイッターでこの情報を知ったということで、地域づくり
に情熱を持った人が集まるならとわざわざ自費で北海道から来
られた方もいらっしゃいました。中には、わたしもツイッター
で既にフォローしていたり、されていたりした方とも出逢い、
繋がりが深くなりました。


はじめに

■宮口教授

・国交省、総務省、農林水産省など、ふるさと雇用、集落支援員、
地域おこし協力隊、緑の雇用などがありますが、「地域づくりイ
ンターン」発足10年の歴史をふまえ、地域が若者と交流するだけ
でない、次のフェーズにむかってというワークショップ。

・経験した人はその良さを是非内外にもっと伝えて欲しい。


 
■挨拶
・本日は、「若者とつくる地域の今後」について、16時30分まで
ということで、夜の懇親会から逆算しての時間設定でして、
夜の方の時間が大切なのでしょうが、時間キッチリで進めていき
ましょう。

・インターンの時も、夜(お酒)が重要だったでしょ笑.


という大きな笑いからの始りでしたが、多くの自治体職員、地域
の民間者、学生たちが集まる中で、大きな問題は、その事業が
「続かない」地域がまだ多いということ。

その理由は

・担当者が変わる。
・広域合併してしまい手が届かなくなった。
・地域から毎回違うバラエティーメニューが提供できない。
・予算がない。
・証拠品(見える化)ペーパー化が弱い。
・そもそも結果が何か良くわからない。


 (今回それぞれの解決策が出ましたが、ここでは割愛します。)


ある方いわく。

「予算がないといえど、学生を派遣するというのは
 10万とかの予算、大したお金じゃない。」


等があるが、やはり、そこには、

「首長レベルのしっかりした理解が不可欠。」



またある方いわく。


「インターン事業と国が事業というと、国は単年で結果を出さ
ねばならないため、その結果とは何かということで、予算づけ
がしにくいのが現状であると思います。しかし、事業といえど
も、この学生が若者が地方にいって交流し、シナジーをうむと
いうことの効果というのは、5年、10年たたねば結果という
ものが生まれえぬものであり、それを伝えねばならないと思う。」



と言う声が多かったのです。

また

「学生や若者を呼ぶのが行政
 呼んだあと活かすのは地域(民間)」

というしっかりとした
線引きが必要ということで、それを実践されて、いま10年
たちようやく成功しているという役場の職員さま。


そもそも

「学生を受けれてどう地域が変わりましたか?」

と尋ねられると、


「もう、そんな話は随分にしてきたから、もう話しし飽きましたよ笑。」


と言う人もいれば


「まだまだ、学生すら受け入れても、続かないんです」

という人(地域)もいるわけです。


私はあえて聞きました。


J1 地域が主体的に協業・協働していて
   経済効果が生まれているというフェーズ。

J2 いっただけ、きただけで交流があり
    それが「成果」というフェーズ。

J3 都会から若者がくるだけで「びっくり!?」
    まだ来てすらいないと言うフェーズ。


どのくらいのの割合でしょうかと。

湯布院やニセコなどは、いわゆるこういったインターン事業
を卒業され、勝手に若者、外者が集まってきて、協業・協働
すなわち、自律的自治体となっています。


しかし、10年前、地域づくりインターンのようなものが、
出てきて以来、まだまだ、それでも、地元が自身を持って、
体制をもっているところは、そんなに増えていないといいま
す。


1停滞型市町村

2交流型市町村

3協働型市町村
 →独立型市町村


とかってに私が いま、命名してみましたが、

結果については、別に、すべてがビジネスをする必要はなく、
素通りする人がいてもいい。その軽さがなくてはならない。


「軽さ」

是が極めて、「重い(深い)言葉だなぁ」と。


地域(自治体)にとっては、何人かのうち1人くらいの割合で
地域の仕事をしたいと思う人が出ればいいのですという。

学生・若者については

1 素通りするヒト

2 また行きますといって行かないけどよい想い出が出来た人

3 また行きますといって行く(来る)人

4 いっしょに協働協業してくれる人

5 地域の仕事を外の立ち位置で関わってくれる人

6 Iターンして地域で仕事をしてくれる人

というフェーズがあるようですが(古川仮説)、すべて、「6」
を目指してしまう必要はない、というのです。


私は、そもそもこの「交流フェーズ」こそ大切と思っており、
実は、「若者と地域をつくる(原書房)」の190ページに書い
てありますが、外者を受け入れ、内発的な発展をするために
は、

A 協働作業をする

B 暮らしの尺度(理念と利益)を共有する

C 地域の経済を確立する


という順番でなくてはなりません。いきなり「金」というのは
当然にナンセンスなのです。そうはいっても実は、地域の課題
のすべては、金(仕事・雇用・利益)で解決できます。しかし、
その誰もがわかっていることを、最初に問うてはならないのです。


インターンは「軽く」ていい。
この「軽さ」があるからよいと。(宮口教授)

この軽さが重要というのは、まさに今思えば深い言葉です。


そもそも2010年

私が感動したのは、吉野の風土であり、歴史であり、鹿児島で
いう「たのかんさ」のような神さまや、土の香りや、100年の吉
野杉のエネルギー、そしてそこにくらすおじいちゃん、おばあ
ちゃんの智恵でした。


「だから、利益です。」


そこにたどり着くまでの、自治体の受け入れ姿勢、学生側の
質感がどうあるべきかという話もあるのです。色々と討議をし
ていましたが、マーケティングと一緒なところが多いのです。


入口の浅い顧客接点から、用意し、その中の何人かが、絶対
ゴールに到達すればいい。そういった「軽い」「入口」をも
っと用意する。まだまだそういう自治体は多いし、もちろん、
J1(1軍)クラスの自治体も存在している中で、地域地域に
よって事情が違うからこそ、これからの「地域(地方自治体)」
は面白いと思える一日でした。
 

皆様はいかがでしょうか?

ご意見等お待ち申し上げます。
 
<改めて 宣伝>
■若者と地域をつくる(原書房)
 →執筆担当しました
http://amzn.to/bUPPGI

■地域づくりインターン
http://www.geocities.jp/intern_official/

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編集 / 2010.12.11 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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