【感覚と科学 フェヒナーの法則】
カテゴリ: マネジメント/自己成長
【感覚と科学 フェヒナーの法則】


たまにはマジメな話を。



「人間の感覚は刺激の物理量の対数に比例する」


ある本(なぜ、いま木の建築なのか 有馬先生)を読んで、久し
ぶりにこの言葉に出逢いました。これはフェヒナーの法則といい、
精神物理学の世界でいわれています。


なんだか難しい言葉ですが、ようするに1の刺激が10に変化
したとき「識別」ができるとしたら、10の刺激にいるとまさ
に100の刺激をうけないと「識別」ができないことを意味し
ます。

それは、音や明るさ味覚、触れる、香り、含め、5感すべて
のことですし、あるいみ第六感なるもの含めてもよいでしょ
う。

空腹時にはあまりおいしくないものがすごくおいしく感じたり、
逆に騒音の大きいところでは少々の音は気付かないとか、そう
いった、現時点で考える「刺激」というものを例えればわかり
やすいと思います。


また、この理論は、年齢においても考えてみれば、例えば、
5歳から10歳までの経験は、その刺激に対する感覚とは、
10歳から20歳まで、あるいは25歳から50歳までに
相当することになり、対数に比例するということであり、
歳をとるにしたがって月日がたつのが早くなると実感する人
が多いのはまさにこの理論があります。

時の経つのをどう感じるかというのがありますが、それは、
刺激の速度に相当するとすれば、刺激(時間の対数)を微分
すると時間の逆数に比例しますので、ようするに歳をとるほ
ど時間の経過が早く感じるというわけです。

よって、
幼少時代の原体験が如何に大切かいわぬもがなでもあります。

(理論式というより経験式に近いものがあるので 
 こういった言い廻しの仕方はちょっとおかしいのですが)

例えば、木材の楽しみ。

確かにいま、ひとつ一つの製品となれば絶対的基準と言うモノ
(含水率・4つの力(圧縮/引っ張り/曲げ/せん断)・見た目
等級)などは必要ですが、ひとつひとつ自然のものであると
いう、杉や桧にも、これも5感すべてに感じ得るものがあり、
感受性豊かにさせられるものでもあるわけです。

科学と情緒

科学できるところ、できぬところと確かにありますが、いま
大切なことは、森林・林業・木材の世界は、

大人は科学を
子供は情緒を    

なんて思います。

杉は「75%」が空気であり、他の木材に比べて空隙率が高い
故に、他の木材よりも軽く、温かさを感じやすいし、また熱い
サウナで木材に触れても熱くないのは、こういった素材の特色
があるからです。

どんな木材も基本、空の隙間に水がすべてはいれば、水に沈み、
木材実質の真比重は1.5だといいますが、そのひとつひとつ
の木目(夏目、冬目)によって異なるその年輪の層はデザインも
ことなりますし、もちろんは、実は、情緒なる楽しみがあり、そ
こに木材としての若い時の原体験が、この先の年輪に影響してい
る様です。

花粉症の加害者のようにだけ扱われる杉と檜も、「本来は人間
の変化に警報をあたえたにもかかわらず罪人扱いされる(有馬
氏)」と言う状況ですが、もっとストレートに、木材の良さを
伝えるためには、子供に「5感」を、大人に「科学」をするこ
とで、広がりが持てると思います。

特に、原体験を共有している大人こそ、しっかり「科学」し、
木材の不確実性や多様性を受け入れ、情緒なる世界観を残して
あげる。

(片山右京氏の言葉を借りれば、立派な大人とは
 自然と関わり、自らが色々なことにチャレンジし体験し、
 自分の言葉を持っている大人であるということにも
 通じますし)

合理化の中にも、ひとつひとつ丁寧に大工のこだわりや、
木の違いが、伝わってこそ、この世界の位置付けがある
と思います。と。トビムシ牧のツイッター。


そうだ、この業界にはいい言葉があります。


「木味(きあじ)がいいねぇ」

人間も木材も一緒。共利群生。


それから、もうひとつ、いずれにしろわかったことは、
子供以上に歳をとってその「情緒」を感じるには、
もちろん動の刺激と静の刺激と両方あるともいますが、

わたしも子供並みに常に「情緒」をフィーリングしたい
ので、とにかく、子供の10倍100倍、行動・体験せなあ
かんということです。

人生は短いんです。
「想像の限界」を超えよう。
(最近の私の口癖です笑)

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編集 / 2010.12.09 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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