【上海視察  木材 建材 不動産投資 視察&ヒアリング】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
【上海視察】


11月1日、上海へ発ち、茨城空港から春秋航空に乗っての
上海入りしました。

インターネットで気軽に申し込みが出来るだけでなく、
なんと片道4000円という価格。原油サーチャージ等加えても、
今回、往復2万円以内で上海に行けてしまうのです。


東京から大阪へ行くのより安いのですね。

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[茨城空港]

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[春秋航空 機内]

あっというまに到着

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[上海万博のマスコットキャラクター 「海宝(ハイバオ)」]


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マックス300キロ少々、一瞬でリニヤの終点に到着。
リニヤカーに乗っても、市内の地下鉄でさらに移動。


そういえば余談ですが
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「老、弱、病、残、孕、席」って上海の地下鉄で書いてあります。
ピクトグラム(絵文字)もいいですが、この漢字「一文字たち」
だけで訴求力ありますね。譲りたくなりますし、
元気な人は座れません。優先席。
残は怪我人、孕は妊婦の意味だそうです。


さて、今回の主な目的は、
日本の地域(木材産地)の販路拡大のヒントを得るために、中
国の市場の香りを感じてくるということでして、
ローカルとグローバルの「はざま」の空気を感じてまいりました。


とくに視察は3か所で

1.中国は日本の新築建築床面積の14倍の住宅市場がある中で
  建材店(木材、住設機器、新建材)の見学

2.上海郊外の木材加工工場の視察

3.日中ビジネスの中国人コンサルタント
  不動産投資の仲介会社との情報交換。

というもの。


登録人口1300万人、出稼ぎ労働者700万人と言われる、
2000万人いる上海。駐在日本人も2万人と言われるほど、
とにかく、人口密度が高い。一昨日にあたる10月31日に上海
万博が幕を閉じたといえども、地下鉄や街は活気にあふれて
いました。


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万博前、4年前に私が訪ねた時と大きな違いは、街がキレイ
になっていたこと。清掃スタッフが街中にいて、常にゴミを
拾い、海外諸国から見られる観光地としての意識が高まって
いるように思いました。


また何故だか偶然だが、私たちが宿泊したホテルに
日本料理「空海」。般若湯も提供されてました。
日本人向けなのでしょう。

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マクドナルドは日本よりやや安い。


話戻りまして、まさに、
何よりも、建築ラッシュという、
まさに日本の高度成長期、いやそれ以上のビル、マンション
が郊外までに広がっていることです。ほぼ、30階から40
階ほどの高さがあり、デザインもしゃれており、そして、中
心部から3~40キロくらい離れたところであっても、まだ
なお、建築中のマンションが林立しているのです。


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上海(中国)では、殆どのマンションは、内装がないスケルト
ンという状態で販売されているため、施主は、内装屋とともに、
建材店にゆき、あれやこれやと選んで、施工をしてもらい、最
終的に住まう。最近は、デベロッパーによるマンション建築が
脱スケルトン化し、内装付きで日本のような販売方法になって
来ているところも増えているようですが、主流はスケルトン。

よって建材市場のようなところは極めて大きく、そして成長市
場であり、電線や回路、ちいさな備品から、木材、資材、住宅
設備メーカーなどが立ち並んでいます。最初に視察した場所は、
1キロ×1キロ四方の建材市場で、それ自体だ、建材やだけの
莫大に広いアメ横的な「まち」でした。

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物価は日本の全体の3分の1か2分の1くらいですが、しかし、
驚いたのが、木材の価格は意外と高い。最初に尋ねた、いわゆ
る中堅層をターゲットにした建材市場では、下地材と合板にお
いては、日本の末端価格とあまり変わらないのみならず、かつ
て「空気」を売っていたという日本の木材業界と同様、極めて
品質が「てきと~」なものも多い。多くのトラックが納品のた
めに行き来し、ヘルメットなどしない原付の消費者や内装屋が
この排気ガスで空気の悪い混雑した空間で建材がうごくのです。

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方や、町中にある程度高所得者層をターゲットにした建材メー
カーの集まるショッピングセンターのような所へ移動。そこで
は、いま先ほど言った建材市場が、高度成長期時代のアメ横的
雰囲気と言ったのに対し、まさにこちらは、欧州との合弁ブラ
ンド、日本ブランド、中国の新しいブランドが建ち並ぶ、まさ
に建材の百貨店。センスも俄然いいのです。



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アメリカ、ドイツ、イタリア、台湾香港系、日本(TOTO)など
の建材メーカーが展示されている。写真撮影は禁止。


衝撃だったのは、フローリング(地板)のメーカーの接客そし
てデザイン、展示方法。中国のメーカーも多かったのですが、
新建材から無垢材まで様々な、商品展示、空間訴求に関して、
極めてセンスが良かったのです。ここの価格帯は、日本と同様
かそれ以上のものもあり、いい物はいくらでも支払うという
上海の富裕層にきっちりターゲットを絞っているのがわかり
ます。フローリングに絞ると、はっきりいえば、ここに、日本
の杉檜や地松や広葉樹が並んでいても遜色ないでしょう。



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国際森林FSC認証  
 (私は今まで見たFSC商品の中で一番センスのいい広告と思うが、 
  この辺り、中国のフローリングメーカーのほうが日本よりセンス
  がいいかもしれない)

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ビールに女性という日本の業界。
木材(フローリング)に女性というのもそのラインに
中国の方が「美」を意識されている。

さて、
通訳(ガイド)がこういいました。


「かつては、ご存知の通り、
 接客なんてヒドかった。
 
 いまは、丁寧に案内をする人たちが増えた。

 まぁ、接客がカネになると言う事を知ったというのが
 大きな動機でしょうが、サービスというのを意識してきています」


ユニクロ

にも足を運びましたが、明らかに日本よりも同じかそれよりも高い
価格帯であり、これはまさに、中国では商品として高級ブランド
として売っている。というよりも、まさに、(安全性、快適性、清
潔感、デザイン、接客力)ということを武器にしており、これか
ら、その当然たるサービス業というものが、人海戦術が得意な
中国が伸びるとなれば、極めて脅威となるのでしょう。


余談ですが、上海でユニクロを買って日本の人にお土産ということ
は、まさに無駄であり、日本で買った方が安いのでご注意を。


もちろん、成長期。ガゼン「やる気」が違う。日本という国が
このまま中国にのみこまれてしまうのも時間問題かもしれない。
そんな別なる危機感を肌で感じてこれたのも大きな収穫のひとつ。

なにせ、一生懸命である。もちろん、商品力やサービスにおいて
ガッカリなる飲食店もまだまだあるが、殆ど日本と変わらない。

「上海みて中国だと思わないでくださいね、ここは日本の港区だと
思えばいい」とは、言われたのもよくわかります。


2軒目の訪問先、木材加工工場においては、
リフトスピード、モルダー掛けの真剣さ、なによりも田舎の工場
といえども、会社概要、納材事例がしっかりあるパンフレットを
手渡されて会社案内をされたのには驚きが隠せなかったのです。

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というのも、どうみても、見た目は、そこまでキレイといえる
工場ではないのです。確かに、チップ等しっかり販路を確保し
袋詰めされていたりしますが、年間取扱量が4万立米ほどであり、 
労働者が50名ほどというが、ぼろい小屋、ぼろいリフトで経営
をしているのです。

ほとんどが、ロシアや米松からの荒挽きされた製品を仕入れ、こ
こで防腐加工とモルダー加工という二次加工をしているのですが、
会社は設立してまだ5年ほどであるにもかかわらず、常に、倍倍
で取扱量が増加している。売り先は3割が中国国内であるが、日
本、アメリカ、シンガポールなどにも、外構用の木材として出荷。

出稼ぎ社員さんの真剣さも然り、またマネージャー(当日には出
会えなかった)の商社関係への営業力の高さをまさに、間接的に
感じたのです。

経営とは何か、同じ上海で、光のあたる表と裏を見たように
思いました。ちなみに、こういったところで人件費は、おそらく
日本円にして月3万円。町の清掃員が2~3万円というのに対し、
数千万円のマンションを買う人もいるという上海なのです。

またこのたびは、裏ルートの買い物もということで、コーディネート
頂いたコンサルタントの方へ、「偽物(店舗)」もご案内して
くださったが、財布、ネクタイ、カバン、サングラス、衣服など
どこかで見たことのあるブランド品のパクりものも、品質はそん
なに悪くない。また、闇ルートのCD・DVDショップなども
教えて頂き、いい意味か悪い意味かは置いておきつつ、その勢い
と言うモノを感じた。何せ何度も言うが、町が綺麗になってい
るのです。


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オークリー(偽)

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TUMI(偽)





旧い家家はドンドン崩されてマンションが建つ。しかしながら、
本当に、残念なくらい、空気が悪い。そんな空気の悪い中を、
バンで移動し、再度、郊外の町工場から、上海の中心部へ移動。

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3件目のアポ。

日本の不動産を登録し、中国投資家、投資したい企業に対して、
あっせん仲介とビジネスコンサルタントを行っている方に出逢
いました。これは、まさに今回、紹介して頂いた船井総研のコ
ーディネーターの今までの人脈の賜物であり、まさに「あやしい」
人が多いと言われる中国において、日本語はペラペラという
のはもとより、知識、論理的思考、ビジネスマインド、それか
ら経験、センス含めて、圧倒的なスゴい人を紹介して頂いた
のです。

詳細な話は割愛します。

日本の森林を買う、買いたいという投資家が中国が増えている
という実情に対して、マナの情報を仕入れることができたとこ
とは当然に大いなる収穫ですが、当時に、私たち(トビムシ)
が今後何をしなければならないか、そこまでの序言も頂きました。

弁護士でもあり、日本に留学し、東京大学のロースクールを出
て、日中ビジネスに詳しく、かつ国とのパイプもある方でした
し、中国の福祉ビジネスに関しての本も出版もされている。こ
れからは人材育成ということもあり、あらゆる範囲での見識も
あり、日本の木材業界の可能性も大いに示唆されたのです。

 ビジネスなしに、リーガルなし。

さぁ、行動しましょう、と
この言葉が多いに私たちに刺さったのです。

今回アテンド頂いた日本のコンサルタントへのお礼を申し上げると
ともに、極めて「安い」交通費や飲食費も含め、これを肌で感じて
これたことは多いなる収穫であり、人脈を繋いでいくこと、事業
を展開していくこと、これは私たち自身にかかっているのです。

これをしったうえで、西粟倉村、高野山、天竜、吉野、
またしっかりと地べたが見えてきたように思います。


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翌朝、朝一番でタクシーで上海空港へ。

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また春秋航空で。天気がいいの曇っている上海。

あっという間に茨城空港。

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やはり、日本は空が綺麗。

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茨城空港から数分の景色。


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編集 / 2010.11.03 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

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