【世界遺産(お遍路・町石道)、九度山から高野山まで歩いて】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
【世界遺産(お遍路・町石道)、九度山から高野山まで歩いて】


高野山文化圏というフィールドで
森林・林業と云う視点において、何をどう伝えられるか。
一度は歩いてみたいと思っていた町石道。

語り部の会の方と共に
せっかくウォークという企画として
24キロ歩いてみました。


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九度山駅 真田昌幸・幸村の閑居の地。
こうや花鉄道の看板。標高94mとある。
ちなみに高野山(大門)は850m。


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紀伊山地の霊場と参詣道
世界遺産 高野山町石道の起点 九度山駅にて。朝9時前に到着。

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駅を降り、歩道橋を渡って、歴史街道をスタート。


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道路沿いにおしゃれなカフェを発見。カフェアメリカン。

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丹生川清流のほとりに、素敵な空間。
お遍路さんにも出逢う。

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ここでモーニングセットを。
アイスコーヒー、ヨーグルトやフルーツもあって充実。


さて、出発。
語り部の方と集合場所で、軽く準備運動をしてゴー!

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ラッパの花?何だろう。


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語り部の方とともに歩くき、まず能光尊のお墓。
仏師能光尊は備前(岡山)の生まれ、かつての
高野山中門の二天王を彫刻された。中門は、天保14年
(1843年)に焼失したままだが、平成27年の高野
山開創法会1200年にむけ、現在再建中です。

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素敵な街並みに、ほし柿が溶け込む。

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ここにも!(慈尊院の前にて)

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九度山駅から約1.5キロ、慈尊院に到着、
ここから、高野山の伽藍まで180町。
町石道が始る。


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慈尊院には、弘法大師母公御廟所があり、
子宝、安産、育児を祈願し奉納される「おっぱい札」。

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押印帳。スタンプを押していきます。


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二つ目は慈尊院のすぐ上にある丹生官省符神社。


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高野山への道しるべ、180町石。
まさにスタートとなるべく「町石」です。

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その180番目の町石から
丹生官省符神社をのぞむ。

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丹生官省符神社は、弘法大師創建の杜
「天照大神」の御妹にあたる「丹生明神」
と、その子である「狩場明神(高野明神)」が
本殿に祭られています。



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当神社の御祭神「狩場明神(高野御子大神[こ
うやみこのおおかみ]」が、その従えていた
二頭の犬を放たれ、空海を高野山へと導かれた。

金剛峰寺の襖絵にも、守屋多々志画伯が描かれた
白と黒の犬が高野を見渡している姿の絵があり、
とても優しいタッチでセンスがよく当時の風景
がよくわかる。
(参照)
http://www.koyasan.or.jp/kongobuji/about/jinai_02.html


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心に旅を。


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176町石。

ちなみに、この文字は
上から「キャカラバア」という梵字[ぼんじ]で、
下から「地・水・火・風・空」という宇宙の体を表している。

これに意識の「識」を加え、六大無碍[ろくだいむげ]といい、
まさに、身体も心も一体であることをいい、即身成仏に至る、
その生命の根底のなるものであるといいます。

参考: 六大無碍にして常に瑜伽なり 『即身成仏義(空海著)』
参考: http://mandalaya.com/shintai.html

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だんだんと景色が開けて来ます。

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いたるところにこの看板。
しかし、ここでは、慈尊院までが1キロで、大門(高野山)までが約20キロ。

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この右上の山をぐるっと登っていきますが、
この場所は、耕作放棄地になってしまったのでしょう。


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道中に発見。なんだろう。



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ここから九度山産の富有柿(甘柿の一種)
に囲まれながら歩いていきます。
町石も柿畑の中に。

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可愛い花、名は知らない。


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絶景ポイントの展望台。
ここまで慈尊院から40分くらい。
紀ノ川(吉野川)を見渡す。この上流(源流)が吉野郡川上村。


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九度山産の富有柿

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柿の収穫中に「東京からきたんかい?」
お声をかけて頂いた。
きっとこの道を歩くたくさんの方々に出逢っているのだろう。


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ほんと美味しそうだが、
こんな急傾斜にと農作業の大変さのみならず
世界遺産の道を囲み、多くのお遍路を見てきたこの「柿」たち。
これからどこへゆくのでしょう。

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小さな花、名は知らない。

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柿の葉。(柿の葉寿司が食べたい)


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小粒の実。名は知らない。

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156町石。
柿畑をこえて、この辺りから杉と檜の杜に包まれる。
(いま話題の)熊に気をつけてと、
森林組合参事に鈴をお貸し頂きました。

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154町石。

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霊験あらたかな杜の雰囲気。

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このあたり白い石が多い。
こういう山は檜山に適すると天竜ではきいた。


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アケビ(殻)を発見
世界遺産のアケビ!?

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146町石。平らな道になって歩きやすくなりました。
しかし間伐、枝打ちが進んでなく暗い。ただ、この
世界遺産(紀伊産地の霊場と参詣道)が吉野林業や
熊野と繋がっていると思うと距離は遠えど、紀伊半島
の縁を感じます。 (11時31分)


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140町石あたりで
「スズメバチの巣!」と思って近づいてみたのです。


すると


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檜の大きな「たんコブ」でした。
こんなの初めて見ましたが、見たことある方、いますか?
面白い銘木になりそう!?


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可愛い花、名はしらない。


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可愛い花、名はしらない。(同上)


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可愛い花、名はしらない。


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綺麗なキノコ、名はしらない。

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136町、六本杉峠に到着!
(かつて大きな6本の杉があったそうだが今はないそうです。)
今回は、町石道からいったん離れ、右側の道へ。
丹生都比売(にゅうつひめ)神社の方へ。


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下る、下る。
そして農村風景へ。天野の里。

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丹生都比売(にゅうつひめ)神社に到着。

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高野山真言宗総本山
金剛峯寺の宗紋は
「桐」と「巴」と二つのマークであり
「桐」は、豊臣家から来ているが、
「巴」はこの丹生神社(地主神)からきています。


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杉の葉は美しい。

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美しい庭園。

ここまで、
慈尊院から約2時間ほどで到着でした。
九度山駅から約2時間30分ほどで到着。

ここでお昼をし、再び、高野山(伽藍)へ向かいました。

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農村風景はちょっとだけ。
この後、約30分ほど上り坂。


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二ツ鳥居につく。13時ごろ。

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天野の里が一望できます。
かつて圃場整備前は、
もっと曲線の多い自然の借景で美しかったという。

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この辺りからはまっ直ぐ、かつ、下り坂で歩きやすい。

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間伐されたばかりの檜山です。

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118町石。

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この近くに、
白い蛇を祀られたという小さな鳥居を発見しました。
(間伐材利用、山の神の前に)

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世界遺産にゴルフ場。
左が世界遺産の町石道、右がゴルフ場。

世界遺産登録前に既にゴルフ場があったという。
語り部の方がおっしゃっていた。

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高野山、中興の祖である応其上人
の応其池[おうごいけ]。ゴルフ場の中にある。


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赤い実 名は知らない。

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青い実 名は知らない。


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町石[ちょういし]は
かつて木でできていたが、
鎌倉時代に、石に変わったという。
高野山への道しるべ。


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しばらくはゴルフ場に隣接。
危険!ゴルフボールに注意。


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きのこ、 名は知らない

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きのこ、名はしらない

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きのこ、名はしらない

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90町石!
ようやく半分です。

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松枯れのためか、いくつか横たわっていた。
松として凛と立っていて欲しいが、悲しい。
ちゃんと道ゆくひとのために、手入れ(伐採)をしてくれている。

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クロモジ(高級つまようじ)枝を折るといい香り。


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なんだろ!?名はしらない。

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82町石。
この辺りまた下り坂になる。
しかし、足場がややすべる。


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かわいい花、名はしらない。

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きのこ、名はしらない。

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きれいなムシ、名はしらない
昔、地元で子供時代に捕まえた「タマムシ」が懐かしい。
いま町田にいるのかな。


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76町石!
私の誕生日に。
76年7月6日生まれということで
何か御縁をと。


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心をあらい心をみがく
へんろ道

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だんだんと足が辛くなってくると
ようやく矢立茶屋が見えてきました。


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60町石。

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矢立茶屋に到着です。
ここで15時。
九度山駅から5時間程歩いている。

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高野には世界に誇る至宝がある。
高野山まであと7.5キロ
KYASAN


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自動車ってなんて楽なツールなんだろう。
ゆっくり休憩をして足を止めるとよくないと
いわれ、とにかく5分だけ休んで
すぐ昇る、がここからしばらくの昇り坂が
けっこうきつい。


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ただし、ここからお大師様(空海)の
多数の伝説もあり、語り部の内容も面白い。

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大きいな木が多い。
とても神秘的であり、いわやうるパワースポットたるべく道である。

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なんだろ、名はしらない。

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綺麗な花、名はしらない。
知らないことばかりだ。

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これはマムシグサ。
もっと真っ赤になる。
花の方が好き。

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紀伊半島の広さを感じます。

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小さく大門(高野山の入口)が見えてきました。
しかし、
パインアメ(飴ちゃん)ってこんなに美味しかったんだというほど
疲れには糖分。ほんと、アメは山(お遍路)のお供。


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世界遺産の踏まれてしまったカニ。
日本に「かに」はいないという。
サワガニ、ケガニ、タカアシガニ、「ガニ」
同様に「セミ」もいないって。余談でした。

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ほうば。
ナン(インド料理)。
ムンクの叫び。 だいぶ疲れてきました。

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「まんまんちゃん、あん。」といってみた。
川上村で学生インターンのときに、教わった言葉。
関西で「ほとけさん、おじぞうさん」を差すようです。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/237679.html
語源はこちらに。

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四里の石。
1里=36町ということで、実は、里石もある。


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九度山から唯一ここで水辺と接する。
水の音に癒される。


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お遍路。

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20町石。
かなりまた「上り」が辛くなってくる。

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きのこ、名は知らない。

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19町石なり。 10代に突入です。
もう4時30分だ。

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きのこ、名は知らない。
もういいか。ゴールはまだか。


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ひとけた!

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17時。
ついに、高野山(大門)に到着。
これは嬉しい。やはり、高野山の入口は「大門」だ。

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17時10分
伽藍に到着~!!180町石を歩き、
歴史と空海と環境と色々と体感できました。
人生で一番長く歩きました。

後は、高野霊木之家、
高野山大学を経由し、奥の院入口(トビムシ事務所)に帰ります。

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高野霊木之家



(所感)

今回、
人生で最大の長さ、歩きました。
神秘的なエネルギーを感じ、なにか不思議な感覚でした。

高野のみでなく
吉野、熊野、尾鷲都も繋がっているということ。

現在としても
過去としても、人の繋がりを感じながら歩く。

日本一(標高)高い、富士登山もいいですが
日本一(心に)深い、世界遺産(町石道・お遍路)を歩くのもいいですね。


二つの感動がありました。

24km(7時間)のお遍路(町石道)の途中、禅宗の僧で福井(永
平寺)から来られ、四国88か所を昨日まで歩かれてきた方と出
逢いましたが、そのかたに何故歩くのかと聞いていた方がいた。


「私の(歩く)目的は、ただ、
お大師さまにお会いしたい、いうなれば、
ただ空海にお線香を上げたいからのみです。」

という言葉に感銘。

もう一つの感動。東京から1人で来られた方(おじい様)もご一
緒に九度山から完歩され、79歳と思えぬ健脚健康でした。
せっかくウォークという企画
色々な方々にさせられて、きょうもまた
心身共に充実していきたいと思いました。

まさに「生かせいのち」ですね。


http://koya-forest.jp/blog/
高野山の森と生きる
山林ブログ




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編集 / 2010.10.22 / コメント: 1 / トラックバック: - / PageTop↑
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古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

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