【元サッカー日本代表、岡野(ガイナーレ鳥取)の苦悩から学ぶ。】
カテゴリ: マネジメント/自己成長
【元日本代表、岡野の苦悩から学ぶ。
 ~不平不満をいいたいと思う人へのメッセージ~】


まず
入社してわずかな新人のころのお話。


「僕は本当はこんなんことをやりたくてこの会社に入ったん
じゃない!」という事を良く聞きます。

どこに行っても。どんな組織にいてもあるもんだ。んで、それ
云っちゃうと先輩からこう言われてしまう。


「目の前の仕事、現状の役割もできずに、何をほざいてる!」


しかし、本人はこう思う。

「やりたいこと、やれないなら、飛び出てやる!」

と思います。どんどん悪循環。若気の至りというものなか、
単なる稚拙な傲慢なのか。んで、たいてい正しい事ってありま
して、ここは我慢。役割を全うする。それしかないのだ。


私も、小さな経験で無邪気な経験であるが、林業をやりたい!
農林漁業を支援したい!地域支援をしたい!という想いで前職
の会社に入ったのですが、最初のころに行った仕事は全く別で、
木造住宅を売りたかったのに「マンションを売る」仕事や「
マンション」の管理をする仕事だったし、すごく正直に逃げた
い程のたくさんの経験をしました。


そのころは、無茶苦茶で、手のひら刷り切れたり、腕に痣ができ
たりするほど仕事をしましたし、寝たのは殆どが、会社の椅子。

夜中の11時に上司が来て、これよろしく!と言われたものの、6
時間はかかるだろう仕事の、納期は当然に朝7時。寝れないなん
てしょっちゅう。

しかし、これに勝てなければ、発言権が得られなかったし、
上司どころか、外の空気も吸えませんでした。

もちろん、

「古川、おまえサルなんだから、客の前に出せるもんか!」
とどやされ、

「しばくぞ!」と言われたのも初めてでした。

その後、動物病院、動物霊園、給食施設、などなど支援をやり
ましたが、自分のやりたい事なんてたかが知れている、なんの
技もないのに、何がやりたいことを主張しようとなんてと、猛
省が生まれてくるのです。


これらは、必要必然だといわれても、会社に騙されているのでは
と疑念すら想いましたが、しかし、だんだんとこのつまらなかっ
た仕事が面白くなってくる。

効率化という作業、まともに話すら聞いてくれない、上司と少し
ずつの信頼を得ていく。そして、このたくさんの仕事量が同期と
共に闘い、楽しくもなってきていたのです。ここからが自分の
意思です。


そして、そうかマンションの売り方が、いつか、木材の売り方に役
に立つ時がくるのです。

(人間は過去を振り返れば神様になる

by坂の上の雲、当時のロシア
の蔵相ウィッテを非難する司馬遼太郎の言葉)


そこで、たまたま見たテレビをみて、少しグっときました。

もちろんワールドカップのネタです。それが野人岡野の物語。


12年前、彼がジョホールバルの試合で、Vゴールを決めて、
日本初のワールドカップ出場を決めたのは、みなさんの記憶に
在ると思いますが、それは常に、ドーハの悲劇と対比され、歴史に
刻まれています。

その岡野選手の苦悩たるべくもの、NHKが極めて、詳しくドキュ
メンタリーにしているのを見るまで、私も知らなかったのです。


当時、加茂監督の配下のもと、日本代表はアジア最終予選までに
至るものの、代表にずっと呼ばれては、一度も使われなかった岡野
は、我慢の連続でした。スーパーサブと言われ続けたものの、代表
に召集されては、一度も試合に出ていない。そんなFWは岡野だけ
だった。

それは、逆境から何度も這い上がり、 諦めかけた夢に辿り着く
苦難と葛藤の物語。

最終予選、初戦のウズベキスタンには6-3で勝利をしたのだが、
次のUAEに0-0で引き分け、韓国戦では山口がスーパーループ
シュートを決めたものの、逆転負けし、その後、カザフスタン
そして、終了間際のロスタイムに1-1の同点にされ、ここで、
加茂監督が更迭され、岡田監督になったのです。


しかし、その時に「俺を出せ!俺を出せ!」とずっと心の中
で叫んでいた岡野はサブには入るものの、呼ばれはするもの
の一回も試合には出ていない。

テレビはその時の苦悩をずっと振替っていました。


このカザフスタン戦のときは、試合終了後に、今だから言え
るエピソードだろうが、ホテルを抜け出して、日本人サポ
ーターのいる飲み場にいって、レッズファンに同情されていた
というシーン。サポーターに支えられたので、愚痴は身内の
レッズサポーターの一部だけの吐露で済んだのだろう。


しかし、その後、ウズベキスタンでも出場機会はなく、終了前の
パワープレーでロペスのヘディングでの引き分けで首の皮を繋
いだものの、日本代表は出場枠に入れない第3位になっていた。

さらにホームのUAE戦でも引き分けに終り、もうワールド
カップはないと思ったのは殆どの国民。

しかし、その後、日本代表は韓国にアウェーで2-0で勝利で
2位に浮上。波に乗って次へということでしたが、次節、カ
ズ、ロペスの両方が2枚目のイエローで出場停止。

これで、ようやく、自分(岡野)も登場すると、本人は思っていた。


しかしである。


新たに代表に呼ばれたのは、ゴン中山と高木でした。


確かにこのとき、ゴンの先制ゴールで快勝。カズのユニフォ
ームを下にきていたゴンのアピールは記憶に残っているのだが
、実は、このとき、どれだけ岡野が傷ついていたかなどは、誰も
知らなかったはず。そう、この時は、サブにすら入れず、客席で
応援していたのです。

この試合の前に、もとレッズ同僚の水内選手に相談するシーン
がありました。

「俺は、もうこんなんだったら代表を辞めたい!
俺を試合に出せと、岡田監督に直接いいたい!」と云う相談を
していたという。その時に言われた水内選手の言葉が、友情と
愛を物語っていました。


「俺は、仙台で、戦力外通告をされ、
  サッカーを辞めなきゃならないかもしれない。

 岡野、耐えるんだ。
 岡野の役割がある。
 まだあきらめるな。

 明日は、ゴンさん高木さんが活躍するシーンを
              応援しようじゃないか。」


岡野は自分の立ち位置に気づいたのです。サッカーをやりたく
てもできない友がいる。ここで、不平不満を言っただけで、
何も解決しない。そして、サポーターに混ざって、応援をし
ているシーンが写っていましたが、私は恥ずかしいながら知
なかった。

なぜなら、その時に写っていたのは、カズでした。観客に混ざ
って、ゴンのゴールを喜んでいたカズしかテレビは写していな
かったのだから。

しかし、岡野の自分の立ち位置は、レギュラー組を応援する事。
役割はそれだ、そして、もし突然呼ばれたらその時に備えよう。
その後は、プラス発想になり、開き直り、練習に励んでいたと
いいます。

そして、再び、岡野は代表に呼ばれたのです。

そしてあのジョホールバル、第三代表決定戦。

しかし、カズと中山のツートップを外し、城とロペスを投入した
のが岡田監督だ。もうここで交替枠3人のうち2人のフォワード
を使ったことで、

岡野は
「やはり自分はまた試合に出ないのか」と思ったといいます。
しかし「でもいい、応援しよう」と、靴のひもを緩めたのです。



結果、城のゴールで追いつき、延長線になった。


そこで突然である。


北澤に代えて、
「岡野いくぞ」という岡田監督の突然の決断。


「俺?ホントに俺?試合一回も出てないのに?」

正直、いままでは出たい!出たい!と思っていたが、もう
いざそうなると、出たくない、出たくないと思ってしまう
ほどの緊張。自分の失敗で、負ければ、日本のJリーグ
日本のサッカーの未来がないと言われていただけに、緊張
の度合いは尋常ではなかったそうです。

前半、何度も「岡野!!!」と外し絶叫されるも、「1
発決めればいいから」と監督やヒデに背中を押され、最終
的にあの中田のシュートを詰めて、そしてジョホールバル
の歓喜となったのです。


歴史とは1人の人物を、誰かがある光をあてて、みるもの。

そして、努力ある過去は必要必然に、どこかで繋がるもの。


これをみると、自分はなんて小さな事でふてくされたり、
あきらめたり、してしまっているのだろうかと。

岡野選手のその知られざる部分を再度知ることで、
勇気を頂きました。

プラス発想必要必然。
力相応一番主義。

不平不満をいわず、現況にしっかり対峙して、自分なりの役割
認知を定義して、突破していく。結果がついてこなくても、
絶対に、どこかで繋がります。

ガイナーレ鳥取。いまJ2リーグの下のJFLで岡野選手は
現役でボールを追っています。私の育ったFC町田ゼルビア
の大きな敵でもあり、実は、8月1日に町田市立陸上競技場
での決選。相馬監督、FC町田と岡野の対決という構図。

そんなもと日本代表が、次の地域に夢を与え続けています。

いまの環境に居るだけで感謝しなければならない
絶対に傲慢になってはならない

当たり前ですが、
このブログ(ふるかわ日報)は常に自分に言い聞かしているものですから、
今日も、ひとつひとつ、丁寧に対峙して、自分と、そして
自分の役割と、戦って行きたいと思います。


JFL3位 FC町田  http://zelvia.jp/index2.html 
JFL1位 ガイナーレ鳥取  http://www.gainare.co.jp/               (服部もいます)
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編集 / 2010.06.17 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

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