【指定管理者制度に日露戦争乃木軍を重ねる】
カテゴリ: マネジメント/自己成長


とある村に来た。ダムマネーと揶揄されながらも立派なホテル
が村立として存立している。最初は、目新しさに華が咲き、観
光客もあとを絶たなかった。しかし、10年もたつと、新しさ
は消え、人と人の繋がりも薄れ、また閑古鳥が鳴く。財政はも
ちろん常に赤字で、村の税収(自主財源)はビビたるもの。ホ
テルがガンガン儲かって、村が潤う。そんな夢を見た村はいく
つでもある。しかしだ。

はたして、その原因はダムマネーという補助金のせいなのか、
ホテルを支える財政部隊である役所のマネー感覚が麻痺したか
らなのか。私は世間がその原因を「ダム」「逼迫財政」として
叩くところに、疑念を想っている。違うのではないか。どうも
「小さな人の心」にあるように思う。



さらに、今では、そのハコモノを「指定管理者制度を使おう」
という流れが現在の潮流である。要するに、ハコはいいものだ
が、運営を民間のひとに任そうという制度である。総入れ替え
すれば、赤字は減るしよいだろうという考えた。そうなると、
村への想いより経済優位性を重要視する。外部の民間にお金が
落ちて、村が潤うということになるのは、やや残念だと想うが、
周りから見てそのハコモノが機能していない理由を組織内の人
間と見る場合が多い。


そこで、この話を、
日露戦争で203高地を攻撃する時の話に例えてみる。徹底的
にダメ将軍と叩かれる乃木。乃木軍はこの戦線で多くの死者を
出し続けた。乃木の下につく具体的戦略を練る伊地知少佐は
「無能の極み」というほどに司馬に叩かれている。このとき、
外の部隊は口々に文句を言う。この部隊のトップの無能さによ
り多くの優秀な戦士たちを死者と腐らしめているという。「俺
ならすぐこうやるのに!」といわれるが、相変わらず変化のな
い乃木軍。総司令部の命令も無視するというあまりだ。そこで、
これ以上の死者は増やせまいと、児玉という別の陸軍のトップ
が、直接入り込むのだ。


これ以上は、本が手元になくて、うまく表現できないので止め
る。結果、児玉が現地に赴き、横槍を入れて、戦況を打破した
のだが、このシーンは、やや腐りかけた組織に、そのトップの
気持ちを踏みにじることなく成功させるといういい事例という
ことがおもしろいのである。

児玉がすごいのは、「乃木・伊地知、自身が、軍を悪くしよう
と想ってやっているわけではない」ということを尊重して、自
らは黒幕的にアドバイスをし、さらには、背中を見せて行動も
したという点である。


結局は、人間なのである。結局は、腹を割って話せるかという
ことである。結局は、人間みな自尊心を持っているのである。
結局は、頭ごなしに叩いたらいけないのである。結局は、情熱
理論派が組織にばれないようにケツを叩くのである。行動で見
せるのである。



指定管理者制度という外部の部隊が組織運営をしたわけではな
い。

おれならこの組織を無駄にはしない!と想っている人がどう行
動を興したらよいか。「坂の上の雲」で私が最も感動したシー
ンである。うまく表現できぬが、もう一度、このシーンを読み
直してまとめたい。ルール化もなき中途半端な日報であるが、
お許しを。
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編集 / 2005.06.16 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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