【伝説の作られた方。 九州は飛ぶのだ!?】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)


「伝えたことが情報ではなくて、伝わったことが情報だ」とよ
くいう。

AさんがBさんに話した内容は、Aさんが思っていた事実から
2割はだいたい異なって伝わっている。それをBさんが話して
Cさんにいくと、また2割は異なって伝わっている。故に3人
目になると8割の8割ということだから64%になっている。
これが言葉の対面でのコミュニケーション。これがそれ以外の
伝達であれば如何ばかり下がるものか。もうAさんの事実が、
Cさんに伝わったときに50%、いやそれ以下の「事実」にな
っているだろう。

なんてことを、前提に人の話を聴いている人とはなかなかいな
いものですぐに自分の思ったことを「事実」としてしいやすい。
また、その伝わり方の「%」を高めたり、低めたりしているの
が、その人周りの「事実」ではなく「評判」であったりする。
そして事実が矮小化されていったり、事実が高尚化されていく。

あいつは本当によくがんばるやつだった。ずっとレギュラーにな
れず、しかし、最終戦、0対1で負けていた試合に20分だけ出
場し、2点とって逆転した(らしいよ)。事実は0対0からの、
2対0であり逆転劇ではなかったとしても、そのキャラクターの
レピュテーション(評判)で、事実が変貌し高められ、たまには、
伝え手の意思により伝説になる。

「昔から九州は都から遠かったから、飛ぶ伝説が多いんです 。」
そう八女地域に行ったとき、役場職員が教えてくださった。


1)現在、太宰府天満宮に飛梅という梅の木があるが、それは左遷
された菅原道真を慕って大宰府に飛んできたという「梅」伝説。

2)秀吉が九州征伐の際に現れた勇敢で愛しい羽の生えた犬の死を
痛んで、秀吉が悲しみ塚を築いたことから羽犬塚(福岡県)
とい地名になったという伝説。

3)そしてここ星野村には「船着岩」という、この由来は数説ある
が、山に突然と飛び出たその大きな岩は、日本書紀時代の天皇
が空飛ぶ舟でやってきたという伝説。

4)また九州にはまざまな場所で「お地蔵さん」ならぬ「弘法さ
ん(おだいしさん)」の像もあるという。色々な偉人という
もののは、そうやって遠く地域、地域へと伝わる事実を、受
け手が想像して表現した。

いまやインターネットの時代とあれども、「真実」と「虚像」
はその時代と変わらぬテーマ。その評判による想像からの「創
造」というものは過去からも変わらぬ。

ありがたいことは地域、地域にいってこういうお話を教えてい
ただけること。「いつものこと、当たり前のことです」といっ
て自らを小さくしてしまう地域の方々へいつも、「もったいな
い」とそう思う。地域から伝説をもっとTOKYOへ。テレビ
もインターネットも知らない世界の魅力をもっと。伝えたこと
が情報ではなく、評判を通じ、伝わったことが情報であり、そ
れが「事実」となっていく。

でもその評判を創るのは、カッコたる努力の玉のものである
「事実」が基礎であるが・・・。


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編集 / 2009.09.04 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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