【五島列島で思ふ】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
今回はちょっと小休憩。私事もございますが、ご了承ください。

実は、私の父が突然に亡くなって一年になります。一周忌。一年は
早いものですが、その単身赴任で働いていた大好きな五島列島(上
五島)に行って参りました。初めて父が亡くなったその美しき海岸
にゆき、大好きな海で、大好きなお酒とお花を対馬海流に手向けて
お祈りをしてきました。

五島うどん、五島牛、五島つばき、
そして海鮮料理、美しい魚と戯れるダイビング
などなど、と五島列島は本当に素敵な場所です。

(ちなみに地元の方から五島杉というのも教えていただきました)

さて、ここはいま長崎から世界遺産登録をと「長崎の教会群とキリ
スト教関連遺産」が動いていますが、このキリスト教会が、五島列
島の新上五島町には29もあり、たとえば、頭ヶ島教会(かしらが
しまきょうかい)は、世界遺産(文化遺産)暫定リストを構成する
教会の1つで、石造りの建物です。

隠れキリシタンなどその当時の時代背景に由来する歴史的価値のみ
ならず、建築物としても観光客を魅了するものがあります。そうい
った意味で、キリシタンの香りが色濃く残るイメージが強い五島列
島ですが、もうひとつ、宗教的な意味合いでも、歴史文化的な意味
合いでも重要なのが遣唐使と五島のつながりから、そう、弘法大師
空海(お大師さま)の存在です。

「いかせいのち」

という総本山金剛峰寺(高野山)のメッセージを旨に、またいたる
ところでお大師様の諸説が五島にはあります。福江島の柏崎には、
現在、空海の「辞本涯」の碑が建っていますが空海が残した書物に
「死ヲ冒シテ海ニ入ル」と、出帆したことを「本涯ヲ辞ス」と記さ
れ、石碑にはその文字が刻まれています。

実際に航海を恐れて、ここから京に戻った人もいるという諸説ある
中、命を賭けてでも当時の世界最先端の「唐」へと、日本の最果て
の地を去るというその空海や遣唐使達の思い「本涯辞」という文字
がここに刻まれています。

さて私は地域再生の仕事をさせていただいてりますが、一番最初に
重要なのは「地域の歴史・文化」を知ることであり、地域の「お寺」
「神社」にお参りにいきなさいと、奈良県吉野郡のある師匠から言
われたのを思い出します。

亡くなる前の父のメモ帳には、仏教やキリスト教を意識した言葉が
多かったように思います。人生の目的とはなんだろうかと常々考え
ながら、一人ひとりとの出逢いに感謝し、人生を掛けるとは何かと
いうことを考え、森林再生・地域再生の仕事に尽力したい限りでご
ざいます。マーケティング統括という名の元に仕事をさせていただ
いておりますが、今回の(福岡と大分の仕事の合間でしたが)五島
の訪問もまた自分の原点に気づくきっかけを頂きました。

読者の皆様に感謝の意を込めて。博多より執筆。

(追伸)

一応ですが、ちょっとだけマーケティングの話を。五島の小さな、
小さな名もなき民宿の話です、今回1泊した新上五島町の小さな民
宿、本当に素敵なお部屋できれいで、料理も本当に五島ならではの
料理で、これで1泊6300円は安すぎる!ところでした。

女将さんから

「東京からですか?
 私は実は横須賀出身なんですよ」

と話が進んだときです。

「ところで、
 この宿は、インターネットでお知りになりましたか?」

と聞いてこられました。こんな田舎の漁村でも、インターネットで
の(顧客接点のヒアリング)マーケティングがあるんですね。
とても関心しました。

実は、私の妹がかつて五島を尋ねたときに、釣りをしている小学生
がいて「どっからきたの~?」と気さくに話しかけてくれ、沢山釣った
魚を、釣れない東京から来た妹に「やるよ」と言ってくれよく話を聞い
たら、「○○屋の息子だよ」と元気よく言ったことで覚えていた。
(つりが上手な息子のいる民宿は美味しいに違いないからと、また
その魚のお礼も込めて、いつか泊まろうと思っていた)ということで、
紹介してもらいました笑。



【写真集】

太古号のフロア
■博多→五島(23時30分→06時00分に上五島の青方へ)

太古号
■太古号

頭ケ島教会1
■頭ヶ島教会 この場所、この造りに感銘を受ける

頭ケ島教会2
■頭ヶ島教会 誰でも入れる

中ノ浦教会
■中ノ浦教会 椿が素敵センスがいい 他にも沢山の教会が拝観できる

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■街中でも溶け込むエメラルドグリーンの海

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■いたるところの海がきれいな上五島 (船崎海岸) 

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■遠浅で、ほんっとに美しい蛤浜 (残念ながら天候やや不良)
 
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■キレイな魚もすぐ見える

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■地元の小学生たちがアジ釣りに没頭(こういう子供、こういう風景、が私は好きだ。)

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■釣った魚を。。。

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■捌いてくれました。

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■美味い!郷土料理 箱ふぐ「カトッポ」

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■おっす。おれ、その辺で泳いでるんで。

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■ほんっとに地元ならではの料理、朝食も素晴らしかった。@若松島



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■どうだい、婚活(こんかつ)?「一輝」さん






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■大将のアイディア。混カツ。エビカツ、ヒレカツ、メンチカツ!コンカツ!?





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■福江島の弘法大師空海 



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■竜馬ゆかりの地


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■そして海が大好きな父へ。
            ありがとう。
 


そして今回も、
また沢山の上五島の皆様にお世話になりました。
ここに書けないほどの感謝をまたお伝えしつつ。
本当に、いつもいつもありがとうございます。

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編集 / 2009.08.31 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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