【高野山の観光を議論して・・・】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
090811高野町シンポジウムa


高野山
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いま、持続可能な地域が日本を変える
~未来への挑戦を「高野山」から考える~
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7月11日(土)
http://www.wakayama-u.ac.jp/lci/post_31.html

2004年7月に
「紀伊半島の礼状と参詣道」が世界遺産に正式登録された。

観光地として改めて世界的な関心を集めることになった高野山。
5年経ったいま、高野町の現状を確認しながら、今後の町の歩
むべき道を現場から考えていくフォーラムに参加した。

主催:和歌山6大学高専 戦略的大学連携支援事業
後援:高野山真言宗総本山金剛峯寺・高野町・高野町商工会



基調講演やパネルディスカッションでは、モノよりココロ、お
もてなし、しつらえ、ココにしかない価値というテーマが中心
となった。


そんな素敵な雰囲気の中、フォーラムで最後に会場から
こんな声があがった。


「お大師様(弘法大師空海)に頼りすぎているのではないか!」


などの厳しい意見が会場から出てきたのだ。一瞬緊張が走る。

しかし、これは逆に嬉しい声である。

内外とわず、こんなに本気で高野山のことを考えている人がい
たのかと緊張感のなかから想いが伝わった。


その後の懇親会でも、その流れを引いて手厳しい意見が多くでた。

例えば、高野のお坊さんが如何に「俗世的」になってしまった
のか、あるいは高野の商売人がいかに「サービス精神」がなく
なったか、などの話になっていた。


するとこんな会話にもなる


・高野町人Aさん
「ほんっとに、観光サービスにおいてみれば、
 高野(こうや)の人間は、愛想悪いし、サービス精神もない(笑)!」

とついついいってしまう。



1.地域の中にいる人が、
地域の中の人の悪口(欠点)をいって笑いにするのはもったいない。

2.観光業者だけが人的なサービスをすればよいのか。
  あなた(住民)は実際にどうか?

3.そもそも、聞く耳持たずで、
  他人の意見を取り入れないで持論を押し通すのはよいのか。

地域のリーダー格になるひとが、
持論やルールに自信を持つ人こそ
1つ、1つの事例や特例に目を向けなくなる可能性がある。

どこだって誰だって
長所があれば
短所もある。

喜ぶ人もいれば
喜ばぬ人もある。

地域の内外にかかわらず
そこにかかわる人たちが
自発的に動いていき、
素直に耳を傾けて、プラス発想に考えて
具体的に動いていく。


「そういう(高野にくる)ニーズがないんですよ涙。」

ついつい後手になってしまった高野町の方へ、間髪いれずにだ。


「ニーズがないんではなくって、
そういうニーズを創って伝えていくんですよ!!!」


そう、懇親会で答えたのが、基調講演をされた山田さんである。


そこで、基調講演をされた
「先進地に見る自立と持続可能な地域のあり方」
山田桂一郎 (観光カリスマ)
スイスツェルマット観光局日本部マーケティング・セールス担当
日本語インフォーメーションセンター代表


「絶対的優位性はなんですか?」と問いかけ、常にそれらを
「徹底することです」と今後の東アジア人の人口減少を経済的に
捕らえつつ、生き残る観光地のポイントのエッセンスを話された。

物見遊山の観光の時代は終わった。


例えば、ミシュランに選ばれる観光地は、スイスとは何かという
問いをかけらたときに、子どもたちが山羊を引き連れているアル
プスの風景の中に生活が溶け込んでいるという姿を見る。すなわ
ち、日本が日本たるべき風景に、人との交わりが見えるかどうか。

京都の舞妓さんぐらいしか浮かばない。


例えば、高野山の場合は、お坊さんと信者、あるいは観光の方、
住民の方の接点が、町の風景に溶け込んで存在しているか。ミ
シュランのヒアリングや視察ではそういう視点も見ているのだと
いう。


そこに絶対的優位性。

魅せ方としてはディズニーランドから学ぶべき視点も多いと説き、
もちろん高野山を単なるワンダーランドにすべきではないという
大前提はありつつ、ここにその高野山ならではの観光のヒントを
多く頂いた。

この山田さんの講演を一度聴くだけで
なんとなくわかってたけど、やっぱりそうだよな~。
という「観光」「経済」「生活」「文化」「マーケティング」が
す~っと入ってくる。素敵な方だった。

また会いたい。
しかし山田さんの話は4時間くらい聞かないともったいない。



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~ツェルマット~

スイス・ツェルマットって知ってますか?
どうして世界中から支持される地域なのか。

人は、こんな美しい山があったら客がきて当然だというんですかね。
しかし、物見遊山はリピートしないんです。
富士山だけをみて、もう一度、来たいっていう人はいますか?
物見遊山だけの観光はもう時代が終わっている。

ツェルマット

・立地条件が悪い、チューリッヒから約5時間、鉄道でジュネーブから4時間
・100万人年は、750kmさきのパリしかない
・一般自動車乗り入れ禁止
・人口:約6700人
・宿泊ホテル 116件 6800ペット
・ホリデーアパート
・電気も自前で作っている
・春と秋はホテルを閉めている
・ハワイのように、年中経営していると、経営者は勉強に行けないし、修理もできない
・外国人労働者も国に帰す、安定している

観光客
・スイス人が40%
・ヨーロッパ人が40%
・アジア人が10%
・その他10%

・山岳集落でのインフラ整備は充実
・水洗トイレを稼動
・メインパイプは村がつくるが、そこから自分の個人の負担
・あるトイレは、水を使わないトイレ
・電気自動車メーカーが2社
・1台800万くらい、個人では変えないが、事業者単位
・ソーラーパワーの自動車もある
・観光は、情報の一元管理で窓口の統一
・情報提供の重要性、ミスマッチさせないポータルサイト

ツェルマット村
・ブルガーゲマインデ(雇用と地域利潤の追求)
・基本は、地域を創るのは民間だということ
・しかし行政参加型、役場がやらねばならぬところがやる

ツェルマット観光局
・観光産業を支える独立機関(行政機関ではないが役割を一部になう)

・地域を大切にしている人は、お客様を大切している
・おもてなし=「しつらい」「よそおい」「ふるまい」
・日本のおもてなし、っていうのは、ふるまい以上にしつらえ、よそおいがあった

・プロのガイド、インタープリターとして意識が高い
・徹底的にお客様に地域の魅力を伝えて大満足してもらう!

・子どもたちがよく地域を知っている
・学校教育のなかで地域学(楽)の重要性
・スイスは週から派遣される先生出から地元を知らない、
地元の働く人や名人達人
・子どもたちはインプットするとアウトプットしたくなり
・キッズスクール専用の登山列車に、
 ようこそウェルカムっと自らが描くようになる。

090811高野町シンポジウムb

ツェルマットに行きたい。
山田さんにエアメイルは届いたかな。
ファンになった。

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編集 / 2009.07.11 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

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