【ふたたび西北商店(吉野杉の樽製作所へ)】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
【樽まわりを繋ぐ】


日本であと10数軒しかなくなった樽屋。そのうちのひとつ、
神戸市灘区の西北商店「たるや竹十」。


1ケ月ぶりに、再び訪ねた。2つの嬉しいことがあった。


「古川さんからの
こないだのアドバイスをしたら
問い合わせが、増えた気がするよ。」


2回目の訪問で嬉しかったこと。その1である。そして、その
2。私が送ったお礼の手書きのハガキが小さな製作所の壁に
飾られてあった。素直に嬉しい。


森林(吉野杉産地の川上村)と樽製造(神戸市灘区)と酒造メ
ーカー(全国)と店舗(anywhere)とを繋いだ展開を考えられた
ら、もっと皆がハッピーになれると考えている。

ここは吉野杉の樽板にこだわったところでそのこだわり具合は
主人(代表)の西北八島さんと何時間もついつい語り合ってし
まった。

ただ、酒造のスタンスで話をしていくと、話が違う方向へ展開してい
ったのが本日だった。


「いまね、9割が東京です。
特に、世田谷区や港区が多いかな。
味噌ダル、漬物タル、用のやつでね。
マンション住まいの人がそういうのを求めてるんです。」

ロハス的生活
東京マダムの杉樽ライフ
~吉野の森からTOKYOと繋ぐライフスタイル~


アミタでおなじみの荻野(結わえる)弁当も、ここの樽を使っ
ての漬物にいまチャレンジしている。カレはここで2つも樽を
購入した。

http://daisukefurukawa.blog18.fc2.com/blog-entry-496.html
↑彼も川上村に来ている。
  このブログは是非に読んでほしい。


さてとはいえ、やはり酒樽の世界もある。何故に廃れたのかと
いう事や、すでに大阪で「日本酒の樽バー」が経営されていたと
ころが何故つぶれたのか。どのラインの日本酒が樽にいいの
か、そしてどのターゲットがそういうものを求めているのか。
教えていただいた。


「日本の森林が大切だとか、
森の理念が大切だとか、
吉野の森は美しいとかは、もうわかった。

それを多くの人に知って頂き、
もちろん森には、連れて行きたい。

で?それ以外に、どこでその接点と触れ合えるのか。

おしゃれで、薫り豊かな樽酒でグイっと飲める接点をつくりたい」


アイディアレベルの構想が足りない。しかし老舗ならではの
樽酒を提供するところがある。ここは本当にこだわりの女将
さんがいる。吉野杉の樽と九州の杉の樽との違いもわかると
いう。酒のアテも樽酒の合わせて提供できる、しっくりとし
た「東京」下町の酒屋。この西北商店の吉野杉の樽を利用し
ている。

大塚駅 「江戸一」

ここは、西北さんの樽で、同じ神戸の泉酒造のお酒が飲める。

竹本さん、一緒に行きましょう。まずはここで感じたことを
報告していきたい。やはり「一村一品」ならぬ「一品一村」。

村からひとつブランド産品を提供しようというプロダクトア
ウトの発想ではなく、東京に暮らしている人が、あれならば、
あそこの地域もの!といマーケットインの繋がり。

ちなみに、この構想を伝えると、無形文化遺産に指定された
吉野杉の樽板だけでなく、樽を巻いて押さえる「タガ」の竹
産地も紹介していようかということになった。


今日ずっと作業を見ていたが、タガを巻く手つきがまた
しなやかでスムーズで美しかった。

「やっぱり夏の竹はダメだね。
木材と一緒だよ、冬のものがいい。」

工業品ではないそのひとつひとつのオーダーメイドの樽を
みてまた、地域を繋いで、接点を創り、ビジネスをプロデ
ュースをしていきたい、急ごう。



http://www.taruya.com樽屋
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http://www.izumisyuzou.co.jp/泉酒造


写真は、
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090708樽a
■まずひとつひとつ選んで、吉野杉(川上村産)の樽板を、円形にする。

090708樽b
■金具で留めつつ、中から削りそとから力を入れて調整し、タガをつける。

090708樽c
■5mくらいの長さの竹を、ひとつひとつ円の大きさを計算してタガを巻き、
おおよそ形取ってから上からはめ込んでいく。
 通常は5ヵ所らしいが、プロでなければ、絶対にばらつくだろう。
 このプロセスの中で、丸秘の技術などがあり、完璧でなければ
 隙間があくし、水が漏れてしまう。


090708樽d

■完成したのち、泉酒造の「仙介」でいっぱい、職人と私とでぐいぃっと。


090807樽の底
■樽の底 やはり本場川上村産の吉野杉×西北商店の技術 美しい。

 

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編集 / 2009.07.08 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

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