【犬小屋 検索!】
カテゴリ: マーケティング/営業

「ネットで犬小屋って検索してください」

その社長は何度もそういった。そこは高知県土佐町の山の中。

090528高知c
日本一の杉(大杉駅の由来)の大杉駅から車で20分ほど。

木製の犬小屋専門店〔犬小屋制作工房K〕。
Uターンをされ、最初は道楽で始めたという犬小屋が大ヒット。

地域の杉を使い、オーダーメード1つ10万20万などになる。
過去に何百万という案件もある。

4年で1800軒の実績。大工10人がフル稼働。

犬が入れられているという感覚はない。
犬がまさに暮らしているという感覚。

何も大きな庭がある人だけではなく、小さなスタイルも対応。
それはネットで見ればわかるだろう。いままでの1800軒のう
ち300軒以上のお客様が「ありがとう」とたくさんのサンキュ
ーメールレター&大好きなペットとの写真データ(添付ファ
イル)つきが届いている。

あの某有名人の可愛いペット用ブタ
のブタ小屋も作ったらしい。


「地域の人は買わないですよ」

確かに値段は高い。

そういった社長の視点、すなわち商圏は基本東京。いや全国
各地である。受注はメール即日対応をするから寝るのは深夜。
設計のやりとりと見積、受注、そして大工への手配まで1人
でやりこなす。大工さんも安定した収入が入る。

工場にはあらゆるカタチの犬小屋のいくつかの写真と、現在
発送を前にしたいくつかの犬小屋。現場で作業されている方
々の製作中の犬小屋も見せていただいた。

なにせ丁寧だ。

無垢材材であるが、もちろんソリや割れなどないし、
材と材に隙間などなくピシっとしている。
品質は極めてたかい。

「ネット(販売)でクレームあったらあかんですわ」

そんな社長はUターン者。戌年の前の年の12月ごろに高知県
嶺北地域の地元の杉で犬小屋でもつくろうかという計画性なき
単純な気持ちではじめたが、当初からインターネットでの告知に努めた。

「もうその始めた12月だけで10棟くらい、
 その翌年、狙い通りの戌年のときは200棟ありました」

ほぼ素人で始めたインターネットもいま確実に「犬小屋」と
検索するとトップに来る。

ドバイや米国、韓国からも注文がくる。

今回は、そこまでの経営プロセスや制作手法については割愛
するが、何よりも記憶に残った言葉はこれだ。


「買うてくれる人が厳しい社会におるんやから、
   厳しい(しっかりした)商品つくらなあかんのです。」

「インターネットやれば売れるンちゃう、
           商品をつくりこまなあかん」

だからこその商品へのこだわり。お客様の満足のためにと、
絶対にサボらない。イナカでのんびりするのではない。

「確かに東京の人は厳しい要望をいってきますよ。
 でもそれだけホンキなんだし、
 我々もそんなペット好きに、
  ネットで売るから。そのニーズにこたえるんです。」

例えばそれが製品だけのことではない、後から地域の方から
聞いた話だが「私の犬は小屋に入らないんです」というお客様
のニーズに答え、最初は底板の土台だけつくり、犬を慣らせて、
次に1枚の壁をつけて慣らし、順々に壁をつくり、最後の最後
に屋根をつくったという。いまは小屋が大好きだとか。

消費者のニーズに答えたサービスも、どうしても利益だけでは
ない顧客の満足する顔がみたいからだという。

「東京の人にいる、全国の人に売る、
 厳しい社会の中で過ごしている人に売るんだから
 厳しく、こっちも活力もってやらなあかん」

一般に、東京の人はホンモノを求めない。だからダメなんだと
いう地域地方の人は多い。ネットもやってへんでよくいうものだし、
またネットやったって売れへん。東京の人のせいにするのでは
なく、いやいやそれはあなた自身が厳しくなく、商品(サービ
ス)に甘えがあるんや。それにPRもネットでやってない。そ
んなんありえへん。

もちろんネットPRゆえに営業経費はほぼゼロ極めて安い。

色々と経営に関するヒントも頂いた。
次なるビジネス展開についても教えていただいた。

ウサギもネコもトリもやっている。

それぞれに動物の特長を生かした、そして施主の要望を活かしたつくり。

ヒアリング中にまさに注文の電話がかかってきた。

「お客様の希望にあわせ、なんでもやりますから!
(略 営業トーク。。。笑)
 でもね、うちは、ちょっと高いですよ・・・。」

そういえる自信。なかなかない。

さっそく多くの知り合いの宣伝したり、
ウサギを飼っている妹に紹介し、いま買っているロップ
イヤーのウサギ小屋どうだねとメールした。

そう、URLは要らない。

「犬小屋」検索!

フルオーダーでほぼ毎日1つずつ以上の犬のおうちが
今日も全国各地へと、発送されている。

090528高知d

今村代表、ありがとうございました。


~本日の写真~
大杉駅にて
090528高知b
車両がアンパンマン

090528高知a
天井もアンパンマン

やなせたかしは高知出身だとか。

どうせなら、
社内でアンパン販売やスタッフがアンパンマンの衣装だったり
音楽が恵比寿みたいに、アンパンの歌が流れるとか、そこまで
やりきっては?JR四国様(笑)。








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編集 / 2009.05.28 / コメント: 1 / トラックバック: - / PageTop↑
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地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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