【本質と流行 地道研究者(商売人)とマスメディア】
カテゴリ: 理念と利益
 マスメディア(流行)を非難しない 
 必要必然、その流れに対処する。

それが結論です。

さて、こんな人いませんか?


「私は、
昔からこの分野において
地道に研究(商売)してきたのに、
マスメディアが、
本当は同じはずなのに、変な流行を作ってしまって、
国民に現実(真実)を伝えることができなくなってしまった・・・。
あぁマスメディアめ!」


と嘆く人が居たら、以下お読みください。


昨日、
出会った方(偶然オフィスが近所でしたね。)
の話です。


「ずっと、
日韓問題を研究されてきた団体があるんですが、
そのメンバーから、こういう話を聞いんだです。

もちろん
学術レベルの検討会や大学研究世界にもありますが
似たような組織ですけどね。

もともと日の目も当たらず、
地道にコツコツと日韓問題の
調査分析をし続けて、
本来、
直視すべく日韓の歴史的問題とは何かについて
狭い世界ですが、そこに発表してきたのです。

そこにです。

ヨン様が現れ、いきなり韓流ブームですよ。

おいおい!

せっかく今まで築いてきた研究がなんだったのか、
誰も真剣に、
日韓の歴史というテーマに目をむけなくなる!
なんて日本人はおろかなのかと、思ったというんです。

「いいじゃん過去の歴史なんて、
 いま明るいし楽しいし、日韓仲良くやれればさ~」

というノリが許せなかったそうです。
そう、最初は。

しかし、
実は違うと気付いたのです。

この流行に乗って改めて、
いや実は初めて
日本と韓国の歴史文化の研究者同士が、
立場的にも、目線的にも同等になり、
感情的なものが抜けて議論の土台ができたんです。
と。

そして、徐々に国民(一般)レベルででも
そのテーマに気付いてくれるようになったんです。」


と教えていただいた。


ようするにです。

もともと世間の流行や廃れに飲み込まれずに、
ずっと本質を追っていたところ、突然、
マスメディアにより全然違う流れができたとします。

それによって、本質が、掻き消されて見えなくされてしまうという恐れがあるわけです。
しかし、それは恐れでなく、
確度が少なく
角度がずれていても、
まったく知らなかった人に知らしめるという結果になったし、
小さい粗外が消えて心が説かれた功績も大きい。


それは「恐れ」でなく、
じつは「感謝」なのであるというということ。


理念と利益の話で、私が平成狸ぽんぽこ合戦ととなりのトトロの
違いをよく話す。里山が大切というテーマ(破壊された現実)を、
狸が死ぬシーンをたくさん見せて、直視させたほうがいいのか、
夢(妄想)の世界を見せて、映画を観終わったら「あぁ里山は大
切だよね」というほうがいいのです。

トトロ世界の気運により、改めて「里山」が、本質的な視点で
観てくれるようになったと(解釈することができる)」。があり、
昔ながらの農村研究者や里山の住人からすれば、負の部分
も多いのですが、注目されることはありがたい。


ダムの補償と理論の現実を、ギチギチと緻密にやっている人
がいるなかで、ダムが必要かとか不要かとか、環境問題とか
全然関係なく、ダムという構造物の美しさに憧れる人達が、
一時期、ダムへの注目を高めたこともあった。これも似ている。


ボトムアップかトップダウン(メディア)かというところもある
が、今の林業も農業これに近い。「環境」「エコ」「二酸化炭素」
という人が多くなり、それが本質的でないという人はもちろん
多い。(私がどう思っているかは敢えて割愛)

エセ環境、似非エコ。二酸化炭素と温暖化は鶏と卵だと。


あんなんニセモノだ!!
といいたい人も多いだろう。


しかし、その流れが来て初めて、たとえば「林業」というものが、
真剣に見ていただける状況になってきた。


ある森林組合の理事長の方がこういった。

いまは林業や素材業をやっているといわないで、環境や二酸化炭
素をやっているという。もちろん昔から本質的には何も変わって
ないが、世間(流行)がそう観てくれているんだから、それにあわ
せていかないと。

といっていたのを思い出した。

また雇用の話で林業が注目されているという、マスメディア的
な広がりがでてきたが、速水林業の速水さんは「注目してくれ
ることはありがたい」という感謝がまず先にたって、その後で、
現実も伝えている。現実、現実、拒否拒否ではないのです。
素敵な対応だと私は思いました、

話は少し変わりますが中小企業についてもそうでしょう。


「中小企業というのは、
不況に飲み込まれたらつぶれやすいが、
実はコツコツと顧客(テーマ)と向き合い、それを地道にやり続ける
ことが重要で、
何年かに一度のブーム(若干ニセモノの流れ)が来たら、
それに乗ればいい。
顧客が波に乗ってくる。
大手はその波を作る努力をするが、
中小は、それに乗れたらうまく利用して、
ラッキーと思う程度でいい」

とあるビジネス雑誌に掲載されていましたがが、
それにも近いものがありましょう。


特に森林林業業界は、過去においてもこんなに注目されてきた
ときはないのです。
もしかしたら10年20年に一度のチャンスではないかと、
ニセモノっぽい違う流れであってもそれをチャンスとみて
必要必然の流れに合わせていこうとできるかどうかが重要です。


そこが経営に問われている。
そこに業種業界関係ない。


そんなことをつらづらと書いてみました。

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編集 / 2009.04.09 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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