【鯛と秋刀魚】




かつて、東大農学部の背の高いヒマラヤスギが5~6本並んで
おり美しい景観をなしている。その一本が、私の大学院時代に
倒された。

その理由を聞いて驚いた。


手前のイチョウの木が、そのヒマラヤスギに栄養を取られてし
まっているので、ヒマラヤスギを伐採すると。

イチョウとヒマラヤスギ

力勝負でヒマラヤスギが勝ったとしても、
人間の目の前では、弱者なんですね。

われわれの基準では、
学校のシンボルマークであるイチョウがえらいんです。
ごめんなさい、ヒマラヤスギ。

価値基準って誰が決めるんだろう。
そんなことを大学院時代のホームページに書いた。


今日もこんなメールをいただいた。


『本物』を知らないと『偽物』が判らない。
『偽物』しか知らないから、いつも騙されて、
『偽物』しか知らないから、いつも高いものにケチをつける。
『人間』も『本物(人物)』を知らないと騙されるんですよ。



さて、
商品の値打ちって誰が、どの想いでつけるのでしょうかね?


『鯛』 と 『秋刀魚』どちらが高いですか?


大半の方は、『鯛』ってこたえますよね。

でも『鯛』は、『おれは秋刀魚より高いんだぁ』って思っ
ているのでしょうか?『秋刀魚』は『おれは鯛より安いん
だぁ』って思っているのでしょうか?

鯛も秋刀魚も同じ命を精一杯生きているだけ!

人間が勝手に値段をつけているんですよ。色々な理由をつけて。
欲のある人とは『無い物を欲しがるんです』だから値段が高く
とも、金持ちは『¥』出すんです笑。


生態学を勉強していると経済を度外視し、
経済学を勉強していると生態を度外視する。


そんなバランスを思いながら

イチョウとヒマラヤスギ
鯛と秋刀魚

そんなことを思い出した。そろそろキリン秋味がでてきて、
秋刀魚がおいしい季節。マクドナルドも月見バーガー、定
番化してきた季節限定マーケティング商品。

さらに夜だけ限定メニューとして、ダブル月見バーガーと、
更なる限定のうえの限定感の訴求。商売うまいと関心して
る前に、物の価値とは何かな、高いって何だろう、本モノ
って何だろう、ブランディングって何だろうって。

秋刀魚と秋味が僕を呼んでいる。
好きなんだな。
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