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【喧嘩】   

~相手が大勢のときの戦い方~



「あれは5人だったな、相手は。
 さすがに1対5じゃ喧嘩は勝てないね、
 1人に羽交い絞めにされて、倒れて
           あとはけられてさ・・・」


「それでさ、ボロボロになって家に帰ったらな
 親父がそれを見てね」


「喧嘩したんか?・・・って言われて」


「そのときの親父の教え、今でも覚えてるよ。」


「絶対に最初から負ける戦いをしてもダメだ。
  そんなんどんなに1人が強くても
  相手の人数が多かったら負けるに決まってる。
 負けても気持ちがすっきりする戦いをしなきゃなって。」


「それはね、どうするかっていうと、
 その相手の中で一番強いやつと
         タイマンしろっていう教えでね」


「例えば、たくさんいる相手の中で、
  一番弱いヤツにタイマンで勝っても、もちろん、
  次から次へと上がいるから意味がないだろ?
               負けたらもちろん最低や」

「ただな、一番強いヤツとやって、もし勝ったら、
 相手はみなもう人数多くても、ビビるものさ。」

「それに、負けたら負けたでいい。
 もともと人数的には負け試合なんだし、
        仕方なかったなってすっきりするはずさ。」


「だから、大切なのは、大勢を相手にする場合はな、
  如何に相手のトップと一対一で戦えるか、話せるか。
   そこまでもっていくことが一番大事なんだよ。」


「そう親父にいわれてね、
  もうむやみやたらに大勢に飛び込むことはしなくなったんだ」


「それからね、喧嘩ってな、しちゃいかんよ。」


「ホントに喧嘩するってのはどういうことかわかるか?
 喧嘩した後に残るものってなんだ?
      傷ついたり、ケガしたりするだけだろ?」

「そしたらな、そいつはまた復活する。いろいろな形でね。」


「だったら殺せ、そう僕の兄貴的なダチに言われてね。
 殺せ、喧嘩するなら、殺せって、
  そこまでイヤだ、こいつはアカン、というなら殺せ。」

「殺さないでただ喧嘩をしただけなら、必ず
 そこには残したくないモノやコトが残る。そして
          いずれ、形を変えて這い上がってくる。」


「じゃぁ、殺せるか?そこまでできるか?そういわれた。 」


「できない・・・そう思ったんだ。」


「うん、できないんだよね、相手を打ち負かそうってそいうことだ。
  喧嘩って広い意味で色々あるけど、
   やっぱり殺せないもんな、喧嘩なんてしないほうがいい」

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