【創業原点と偏り】



好きこそものの上手なれ。



人間だれでも好きなことは、時間を削ってでもやり続けられる。
好きだからこそ、本物になれる。いい言葉である。しかし、今
日はこの裏側を知る。


好きになりすぎると怖い。人が好きだと人を中心にした会社づ
くりになり、商品が好きだと商品を中心にした会社づくりにな
り、理念が好きだと理念が中心になった会社づくりになり、利
益が好きだと利益が中心になった会社作りになり、営業が好き
だと営業を中心にした会社作りになる。


これは、経営者の色がでて「偏る」ことは事実上、避けること
は難しい。しかし、全体最適の目標が何か。それは、理念だけ
でも利益だけでも商品だけでも営業だけでもない。


戦略を構築するときに、選択と集中ということばがあるよう、
ある期間の中で、意識した「偏り」(人事戦略、マーケティン
グ戦略、財務戦略、コスト戦略)があればいいのだが、無意識
的に、いつまでに、こうする、と明言することなく不自然に流
れてきた「偏り」というのは企業が続かない。

倒産したり、買収されたりしがちである。


何故、ひとは、起業するのか。


1.商品(サービス)が「好き」だから
2.世の中へ「憤り」や自分の「エゴ」を追及したいから


と大きく分けて二つある。商品が好きだというのは、たとえば、
温泉旅館だったら、旅館が好き、温泉が好き、宿泊してくれる
人が好き、飲食店だったら、「食べ物」が好き、予備校だった
ら、教えるのが好き、というところから、人のため世のために
役に立ちたいと想い起業をする。かたや、自分の商品(サービ
ス)は何でもいいというパターンもある。世間からのコンプレ
ックス、お金が欲しい、自由が欲しい、と経営の商品を「手段」
としていて、経営を通じて伝えたいことが「商品(サービス)」
にはない場合がある。言い換えれば、商品(サービス)が手段
か目的か、経営が手段か目的かといってもいい。


起業のきっかけはどちらでも、いい。


しかし、後者の方が最初の「経営」で成功している事例は多い
が、しかし後に倒産する可能性が多いのではないだろうか。前
者は、先述したように「偏り」がでて失敗することも多い。


今日はある経営者との出会いの中で「あぁ、この人は、既成概
念を壊したいとか、自由を得たいとか、金が欲しい」とかでか
っこイイ!とは思ったものの、自分の商品(サービス)に愛が
ないなぁと思ったし、逆の経営者は「人が好き」ということで、
社員を大切にしすぎて利益を失った。

だから、会社や組織に「一本の筋が通った哲学、経営理念」が
あって、かつ「利益」を生み出す仕組みが、永続していなけれ
ばならない。それが難しいのだが、原点に戻るべきだ。


それは、人は偏る。これは当たり前だという前提に立ち、あら
ゆることに耳を傾けて、意見を聞き入れることが大切で、苦手
なところは自分ひとりでやらないで他人の力を借りよう。

それが「素直」
それが「失敗しない秘訣」  そんな学びのあった一日だった。
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