【逆境こそチャンス】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅

本日は某木材協同組合にて「木材に利益と理念を呼び込むセミナー
第二弾」の講演をさせていただいた。業界は、苦しい、苦しいとは
いうが、いかなることか。そんなことを書いてみたい。


いま、姉歯事件がコトとなり建築基準法が改正され、建築確認申
請の手続きが厳格になり、その対応に遅れ新築住宅の着工が激
減している。激減というのは、数字で知れば激減なのだ。


法律の「縛り」とは、現場で真摯に経営をしている人に大きな
悪影響を及ぼす。国交省の住宅着工統計によれば、昨年の同時
期(4~11月合計)において、全体の総戸数の22%減少し
た。11月までのデータが出たので以下まとめてみた。


新設着工棟       -22.0% (昨年898,273戸)
                 (今年694,460戸)
 
それを構造別に見ると以下である。
           

鉄骨鉄筋コンクリート造 -48.9%
鉄筋コンクリート造   -34.8% 
鉄骨造         -17.0%

木造          -13.3%


業界構造を大きく揺るがしたこの法改正は下請け業の倒産を
多く引き起こした。昨年(平成19年)の企業の倒産件数は、
(データ忘れ)きわめて近年まれに見る多さだったという。

そうはいっても、たまたま私は木材関係の仕事を応援してい
るのだが、「確認申請のせいで・・・」とはいうものの、鉄
骨関係に比べれば全然ましなのである。いや、その法改正の
直接的影響は実際には受けていないとも見られる。外部環境
のせいにして自助努力をしていないで動いていないのではな
いか。今日の講演でも、ある視点でみるとポテンシャル市場
はこれだけあると簡単に計算して提示した。

以前も外部環境に負けない経営というのを書いたが、

①絶対に、回りのせいにしない(プラス発想)
②自分たちの強みを発信し続ける(長所伸展)
③外部環境の先読みのためにもっと研究、もっと開発、もっと商品化(勉強好き)
④夢や物語を創る(商品化からストーリー化)
⑤顧客を自らが創造する(販促力強化、営業力強化)
⑥好きだから憤りがやってくる(好き×憤り=情熱)
⑦まずやってみる。(素直)


これを実行していれば、市場規模がどうこういわずに、
順調に顧客を伸ばしている会社もあるのである。


瑕疵担保補償の義務化
4号建物特例の廃止 

などもっともっとご面倒なことがこの先待っている。とす
れば、今こそチャンス!である。今日の講演後にある方が
こういっていた。


「古川さん、私聞いたんだよね」

「何をですか?」

「とある大手建材屋のイベントにいってね。
 法改正の話とか、現状の市況の話をしててね、
 今、いかにつらいかっていってたら、
 とある会社の30代の営業マンがね、
 「チャンスだ、チャンスだ」って小声でいってたよ。」



厳しいときこそ回りのせいにしない。チャンスなのである。
あきらめた人たちの「ポカっ」てあいた穴もあるんです。
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編集 / 2008.01.17 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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