【夏の川遊び】
カテゴリ: 本・映画・ニュース・メディア


川は泳ぐのではない、飛び込むのである。

ダムができる前の奈良県吉野郡川上村。
2000年夏、ギリギリの体験を私は楽しんだ。

さて今日、日テレのDASH村で、大自然の飛び込みポイント
を紹介していた。ワクワクドキドキと田舎のよさ、その醍醐味
を伝えてくれた。山口くんは愛媛県の海や徳島の吉野川水系で、
城島リーダーは静岡で、日本の田舎の清流に、飛び込んだ。


・愛媛県今治市・瀬戸内海燧灘(ひうちなだ)にある芸予諸島の無人島
・静岡県賀茂郡河津町を流れる河津川
・吉野川に355本ある支流の一つである赤根川。
・吉野川本流の大歩危(おおぽけ)・小歩危(こぽけ)
・静岡県浮島海岸
・富士川にある天然の飛び込み台「鷲岩」。


http://www.ntv.co.jp/dash/tetsuwan_new/past/2008/0817/02/01.html

↑ここに紹介されているが、
ここでは、全然、臨場感&緊張感&恐怖感は感じられない。
ただテレビでもかなりのものだったし、現場はもっともっといわ
んやおやだろう。

ふと思い出した。

京都のアミタ持続可能経済研究所で、たまたまお互いに
出会ったのだが、村山さんという写真家のこと。

川ガキを撮り続けている。川で遊ぶガキんちょをターゲットに
写真を撮り続けているが、一度出会っただけで十分忘れられ
ない存在となり、ファンになった。



http://www.kawagaki.net/
「川がき」



私の修士論文も「子どもの川遊び」を徹底的に追ったのだが、
このテレビ、この写真家、忘れてしまった何かを思い出させて
くれる。

しかし、これに対して負の想いもある。奈良県吉野川の宮滝とい
う某有名なポイントは、毎年1人ほどは溺れて死者が出る。私も
よく近くを通るが、一度も飛び込んだことはない。死者がいると
聴いているからだ、にもかかわらず、連日夏は大賑わい。


地域で育ち、小さいころから水を知らされ体験してきている子ど
もは違う。しかし、たいがいソトから来た人が無謀なチャレンジ
をして命を落としている。そのため地元で遊泳禁止になった地区
もある。

テレビでは、田舎は素晴らしい、外で遊ぼう!飛び込もう!とい
うことを伝えたいのだろうが、これ自体は大賛成。ただし、事故
にならないためのレッスンや、地域の人がいないなかでは飛び込ま
ないようになどテロップはなかった。

実は、なぜこの川遊びが減ったのかというと、ダムや河川の環境
の変遷というよりも、実際は、社会的要因も意外と大きいのだ。

昔は、小さいころから、地域地区のおっちゃん、おばちゃん、お
にいちゃんが子どもを「実は」見ていた。そして、子どもの名前
が書かれた札をもっていき、見守りのおばちゃんに渡してから遊
ぶという、川ゆき札という制度など、その地域それぞれの子ども
を守る文化があった。

この川ゆき札という地区活動で、札ではなく縄であったにしろ、
実は遠くはなれた十津川村にもあった。私は、かつて一戸一戸
尋ねて聞き取りに回ったのだが、実は、平成に入ると夫婦共働き
になったり、地区のお兄ちゃんも子どもを見なくなり、その制度
が崩壊していった。

環境と社会の構造変化における
川ガキの減少はきわめて問題である。

そこにも、この川遊びの魅力をしる。

だからこそ、清流を残そうという動きと、もうひとつ、地区地域
の人たちが大切に子どもを守りながら(当の子どもたちは守られ
ているという認識はなく、自発的に遊んでいるというバランスが
必要)、社会的な基盤も大事だということに気づきかれたい。


今年川上村役場に就職した杉田くん!
7年前。
僕が学生のとき、
君が6年生のとき
「おら~、みんな飛び込め~」って
同級生10人くらいと僕で
吉野川の支流の上多古川で飛び込んで遊んだの楽しかったなぁ。



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「川ガキのいるところ」
村山嘉昭 屋外写真展

期間:2008年8月11日(月)~31日(日)
場所:東京ミッドタウン「ミッドタウン・ガーデン」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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編集 / 2008.08.17 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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