【前の住人からの贈り物】

25時ごろ。家に帰り、賃貸マンションのポストを開けた。いつも
通り、ピンク系チラシがたくさん入っていたが、その中に、ひと
つ、高級そうな郵便物があった。それは、「ベルサイユ宮殿」の
ようなところで会食しているブルジョアたちの集まりの写真で外
装がデザインされた小さなBOX。大きさは8枚切の食パンほどで、
裏側に、

「BVLGARI」

とだけ、一文字書かれていた。

あて先は、前の住人。

前住人は、ブルガリの信者客であったのだろうか、よく
届くので、そのDMの頻度や外部パッケージは勉強になる。

さらに、私には、もう2人の「前住人」がいるらしくて、もう
ひとりは女性の方で「湯けむり通信」の旅行案内がよく来る。

また、さらに、もう1人は男性で、「ファッション」
関連の案内がよく届く。そして、当の本人には、通信販売の「ニ
ッセン」のカタログが何度も来る。

こういった無料販促ツール、カタログ案内などが一人の消費者として、
観察できるのみならず。いや、過去の住人様のおかげで、四人の消費
者として、観察できるダイレクトメール。

賃貸マンション独り暮らしのポストは、「販促」の宝箱である。

余談だが、1人暮らしして思う。

時間的に「前」に住んでいる人がどんなひとかわかるのに、
物理的に「前」に住んでいる隣の人は、

エレベーターで一緒になってもヒトコトもしゃべらず、未だにどんなひと
かもわからない。

都会の賃貸マンション、不思議なものだ。

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