【あきたこまち(ビジネススクール)】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)

世界のハーバードビジネススクールに船井総研の事例が載った
ずいぶん前だったが、今ごろになってはじめて読んだ。


船井理論(人間論)から現小山社長の成功事例、そして佐藤芳
直支援の「あきたこまち生産者協会」の事例が掲載されていた。

お米という神聖な穀物に極上米を日本で最初に直販した事例で
96年には売上で60億円、営業利益では3億円以上の結果を出し
たとある。

佐藤芳直(船井)と涌井徹(協会)氏とのやりとりも、押して
押されて、引いて引かれてという駆け引きが垣間見られてなか
なか面白い。

結局は
①顧客(消費者)に対して情緒ストーリーを伝えて
②価格の明示と固定化を実行し
③直販をしていった

豊作か不作かで大きく市場価格が左右される農業ドラマの中、
協会が農家との一定価格の取引を断行し、信頼できる関係性
を築いたストーリーは今後とも生産者と消費者とを繋ぐひと
つの成功事例として記憶に残る。

協会を信じて、60kgで27000円の農家は協会との購入契約。

しかしである。


次の年は市況のほうが相場がよく一種のやさしい裏切りも
農家の間で出てくる。価格の不透明さを明朗化して直販をし
変わったという「安定」というエサも、不定期にくる市場の高
波を横目に見ると不安にもなる。そこに消費者への訴えという
ストーリーが出てくる。協会が顧客を捕らえ、生産者とのつな
がりを強固にしていく。

GATTウルグアイラウンド、食管法という流れを踏まえて、現実
の価格決定を農家と協会と消費者との人間的掛け引きというの
は私の心さえも動かされる。業界の政治動向を俯瞰して価格設
定に落とし込めるか。

私も仕事の深みが足りないと凄く勉強になった。

しかしこのビジネススクールでの内容は妙な問いかけで終わっ
ているため、若干のヤキモキ感が残る。なにが正しい言うのは
永遠にない世界が経営なのだろう。


ただし①直販 ②加工 ③脱相場という3テーマも

農業の付加価値があがるが、国民への安定供給という理念
からかけ離れる。

あまり考え込むと疲れてしまうか。私は私で単純にもっとお米
を食べる毎日を増やすのみかな。

今日スーパーでみた99円ショップのトン汁やカレーで・・・笑。


ちなみに「こしひかり」も「あきたこまち」も
                開発原点の発祥は福井県です。
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編集 / 2007.01.31 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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