【企業と視察】
カテゴリ: 行政(自治体/地域/開発)


私のお付き合い先のいくつかの会社には、視察や研究に訪れる
政治家、大学教授、学生が多い。バイオマス関係、機械工学関
係、行政関係などなど。視察活動に対応し没頭し、成功企業だ
とも限らずに受け入れに没頭したため利益活動という企業の本
質を忘れてしまい、つぶれた企業も過去にあるほど。

H森林組合など視察対応にお金をいただくところもあるが、そこ
までの自信がない場合はなかなかお金を取るなどいえない。

しかし、どちらであっても、やはり懇意に対応するのが一番だ。
私が見てきた中での対応のルール化はこうだろう、


■行政に対して
 ・我々の現状はこうですと現場も見せる
 ・しかしこの点が足りない。
 ・だからこういうサポートをしていただければ幸い。
 ・行政と共に組んでやっていきたい。

■政治家に対して
 ・日本の現状はこうですと現場も見せる。
 ・とくに我々の地域はこうですと伝える。
 ・しかし補助金は本当は欲しくない。
 ・ただ、この点においては現状必要である。
 ・もっと世間にわが社の理念的意義を伝え、応援して欲しい。


■競合(モデルと見てくれてくる場合)
 ・私達の現状はこうですと現場も見せる。
 ・もちろん、ここは見せられません!という所は作る
 ・ユニーク対応でやんわりと。
 ・できればお金をもらう
 ・ともにこの業界を盛り上げるために頑張りましょうと閉める。


■大学(研究所)や学生に対して
 ・何をわが社に求めているかしっかりと聞く
 ・それに対し紳士に対応する
 ・ほぼ、包み隠さず現状を伝え、現場を見せる
 ・客観性がわが社に必要と伝え今後も色々教えてくださいと願う。 
 (学生の場合は、リクルートまで半分ジョークで伝える笑)

 
今日はN大学の助教授と学生が訪れ、卒業論文のテーマとして
ヒアリングをしに来られた。某村を対象にテーマを掘り下げて
いくと、出会った先が檜フローリングを商品としている企業へ
の利益体制のしくみを調べることだったという。22歳の大学
生をみて、何年か前の自分を見ているようだった。

「なんでこのテーマなの?」

深く問いかけると、Aを調べるとBが調べなくてはならなくな
り、Bを調べるとCを調べなければならなくて、Cにたどりつ
いたと詳しく話してくれた学生だ。私は学生時代研究の背景な
る部分がいつも重くなりすぎて、日本の農村を盛り上げるとい
う趣旨を書くだけで何ページもなって結果、尻しぼみの小さな
論文になってしまった経験がある笑。その4回生の学生も、ど
うやら論文を書く原点が私と同じだった。しかし研究テーマの
絞込みはイイ点を突いていた。

そして、

助教授と学生に対し、お付き合い先の社員は懇切丁寧に現場を
伝えた。包み隠さず伝えた。そして最後には大学への希望もつ
たえた。


「やっぱり民間さんが調べると恣意性が入るからね、
    大学という客観性で是非とも僕らを見てくれて、
         色々と教えてね、頑張ってください!!」

「よかったら論文書き終わったらうちの会社で待ってるよ笑」

と閉めた。大学院時代私自身がそこまで幹事得なかった大学と
しての客観性の意義を実感した。その後、私達の企業PR、主
に理念を中心としたアプローチブックを用いて会社の説明。そ
して工場の現場案内も行った。何がいいたいか。企業に来る視
察対応も面倒だと思ったらソコで終わる。

お互いの長所を生かしながら今後とも協力しましょうという関
係性作りにまとめること。それが企業イメージもアップし様々
な方に支援いただける関係性を作り、これが視察対応の本質的
な意義であろう。その点で本日対応された2人の社員のお姿はと
ても勉強になった。

なお、当日スグにその学生から私にもメールが来た。

(株)船井総合研究所
   古川 大輔 様

本日お目にかかりましたN大学の××です。
本日は私の調査訪問に対応していただき、
誠にありがとうございます。

私の研究の最終目標は「地域活性化」であり
その分野の専門家である古川様の話を聞くことができ、
とても勉強になりました。

地域活性化のポイントは、当事者のやる気や情熱にあると私は思っております。
今日お話を伺い、
㈱××××様からはやる気や情熱がしっかりと伝わってきました。
㈱××××様の取り組みは林産業界における先進的な事例になると思います。
是非、成功させてください。

それから「週刊まちおこし」登録いたしました。
これから、研究だけでなく個人的にも地域振興に関して
勉強していくつもりです。

本日は、貴重なお話を聞かせていただき
誠にありがとうございました。
~~~

こちらこそ感謝です。
今後ともよろしくお願いします。
お互いに頑張りましょう。
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編集 / 2007.01.30 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

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こちらEメールにてよろしくお願い申し上げます。

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