【収益性施設と社会性施設】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)

ロハスを収益性、エコロジストを社会性としよう。利益の面で、
ガメツイ色を出すと一気に惹かれてしまうエコロジー関係のイ
ベントや施設。しかし、収益性をまったく無視することはでき
ない。そこに、お金がなければ、暮らしがなくなるからだ。


白神山地、屋久杉など、神聖なる杜を歩き、また、地球のため
に植林するなどのツアーが流行っている。企業主導もあるが、
本来は、地域主導であって欲しい。

例えば、屋久島は一日のご案内にガイド代1万円以上を頂いて、
美しき自然、屋久杉の杜を案内する。しかし、宿泊施設は一泊
2千円レベルから数万円レベルまである。これはお客様が選ぶが、
都市部のお客様に満足してもらおうという趣旨では、選択肢が色
々あること、そしてガイドの専門性とその人員の充実ということは
納得がいく。

さらに、観光化されたのが遅かったため、動物との共存にも意識
が高く、えさなど与えさせないために、人が近づいても逃げないの
だという。最近、屋久島を尋ねた人から聞いた。


商品力としての「自然美」はウチの地域と大して変わらないのに・・・
という地域は多いだろう。


たとえば、奈良県川上村には幸いエコロジスト向けの施設と、
ロハス向けの温泉施設がある。エコロジスト向けの「森を守るツアー」
「自然に触れるツアー」は明日にでもできる。いや、実際やって
いる。ただし、屋久島ほどの知名度はなく案内人(自然観察指
導員等)の人員やプログラムが充実していないとあれば、ガン
ガン利益臭を出すと、それはそれでお客様は引いてしまうという
危惧もある。

しかし、美味しい料理、温泉、おもてなし、こちらで利益を頂くと
なれば、消費者も納得となろう。もちろん、そうではないお客様
もいる。だからこそ連携だ。


同一地域内では、地域間連携、施設関連系は欠かせない。食品
を売るのにもしかりだ。ひとついえるのは、エコロジストとかロハス
とか関係なく、マーケティングにコレといった狭義なマーケティング
(ターゲティング)をするのではなく、自然が好きな人というのはもう
広域に存在するわけだから、最初は、いくつかのプランを用意して、
手探りで進めていくほうがよい。


屋久杉も世界遺産に登録されもう13年。地域が持つ歴史以上
に、人が集まる工夫をしてきた経験も大きい。一歩一歩、世界
の屋久島を目指したい。

そして、手弁当で山を案内するという世界から脱して、独自で
しっかりとした地域の理念を持ちながら、植物の知識、文化歴
史の知識、人生論をも伝えて利潤を堂々ともらいたい。京都検
定があれば山村検定があってもいい。そして、山と水が守られ
る。何もここで年収1000万だ!1億だ!とは言わなくてすむの
だから・・・。

スポンサーサイト
編集 / 2006.07.11 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
コメント
 
Title
 
 
 
 
 
 
Secret 


Pagetop↑
twitter 古川大輔
プロフィール

古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

ご感想ご意見などは、ブログ内の返信ではなく、
こちらEメールにてよろしくお願い申し上げます。

ブログ内検索
最近のトラックバック
ブロとも申請フォーム
月別アーカイブ