【苦節20年のシャモ】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)

~行政から公社へ 公社から民間へ 
                民間からボクの味覚へ~
  

ここは福島駅から徒歩10分の繁華街「文化通り」の端にある。
白い壁に、小さなガラスの窓。六本木にありそうなセンスのい
いお店「陽風水(ひふみ)」。福島県川俣町が出資した公社
http://www.kawamata-shamo.co.jp/ が開発した「シャモ」を
使う料理のお店だ。


ここの役場職員とはかつてから懇意にさせていただき、色々と
仕事がらみの話もすることが多くなった。私が福島へゆくと電
話をしたのち、「川俣シャモのお店、福島に出来ましたから!」
という喜びのお声を聞き、今日の夜となった。行政や地域愛の
話題で盛り上がるが、渋谷道玄坂(備長八)、自由が丘(あわい) 
http://r.gnavi.co.jp/a071300/  など東京には店舗があった
が、待ちに待った地元でのお店だ。
     

さて、焼き鳥といえば、焼酎に酔っ払ったオヤジというイメー
ジがあるが、ここは違う世界である。「ワインと焼き鳥」が似
合うお店。こだわりのワインも大将が世界の味を勉強した結果
出会ったフランスのワインを入れている。店内の雰囲気もセン
スがよく、イチイ(栓)の天板のカウンター。若い女性や男性、
カップル、チョイ悪オヤジ系などが多い。

実は、ここまで、苦節20年。

比内地鶏、名古屋コーチンにも負けないものをと、地元の農家
と役場と第三セクターが協力して、ここまでたどり着いた。
この福島駅前の商店街にある「陽風水」の大将は川俣町出身。

しかしだ。実は、川俣出身だからとか、行政が使って欲しいと
営業されたから使っているワケではないのだ。話を聞くと「地
元に戻って焼鳥をやりたい」やはり美味しいと自信をもてるも
のを探し続けていたら、この地元の鳥があったんですという。


良心的な価格で(福島県内では若干高いか)そして、この歯ご
たえと味。とくに、こだわりは「焼き方」それに「岩塩」で食
べさせる。「タレは鳥の味を殺しています」ともいう。そこの、
白レバーは特にとろける旨さ。これがレバーかというものを口
にした瞬間広がるこの幸せな甘い感覚は、産地がすぐ近くで顔
が見える仕入れがあるからこそだろう。白レバーは3本も食べ
た。まだ口の中の感覚が残っている。


次の日、他の近隣の市町村の方とも出会ってこの話をするとこ
んな声を聞く。

「ほんと、いつ潰れるか、いつ潰れるかって、町や農家や公社
はよく頑張ったんだね」とここまでを振り返って、経営も軌道
に乗り、町の人々の誇りとして「川俣シャモ」と大いなる声を
あげられるようになった。


そんな出会って3年の役場職員Hさんの営業マインドとマイル
ドな心遣いはまた非常にスゴイのだが、さらに、ここの大将も
また気さくでそして優しい。私が経営コンサルで色々な地域で
食事をしているということを役場のHさんがいうと


「他に美味しい鳥を見つけたらお教えください。
 私は、全国の地鶏を色々食べて、ここの素材のよさを引き出し
 創っています。でも、いいのがあったら教えてくださいね。
 やはり食べてみて知らないとダメですから。」

という。なんてヒトだと思った。鳥に大将にととりこになった。
店舗内装、商品力、接客、そして人的なつながりがあったこと。
ありがとうございました。

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編集 / 2006.06.06 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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