【船井幸雄と松下幸之助に学んだこと】
カテゴリ: 本・映画・ニュース・メディア


また本の紹介です。
前回も簡単に紹介した、威服、利服、心服の話があった本。


経営指導の神様「船井幸雄」と経営の神様「松下幸之助」のス
ゴサに触れながら、そのすごさと逆説的だが、とても親近感が
得られる、これは、そんな本だった。


~カリスマの研究
   船井幸雄と松下幸之助に学んだこと(中島孝志)~


ただしこの本は、この二人をなんとなくでも知っている人とい
う方が読むとよいが、まったく知らない人が読んだら、少々、
つまらないかもしれない。

そうはいっても、「長所伸展」「素直」「プラス発想」「運を
創る」「死との対面、生との直面」「宗教」「宇宙の哲理」「
水道哲学」などにおいては、興味ある経営者、リーダー足るべ
きものが知っておいたらよい、それらのふたりの具体的体験が
豊富に描かれているのでオススメだ。


しかし、やはりこの人物二人は、原体験が強烈である。浮き沈
み、生死の直面、そんな原体験があってこそ、運も引き出され
てくる。



「僕の人生は全部、泥縄人生だった、

(略)

なんで自分だけこんなに苦労しなくちゃいけないのか、
子供が生まれてすぐ、
彼女(妻)が死んだのが26歳、私はそのとき30歳
それまではいたって気楽に世の中を拗ねて適当に生きていた。
生意気な人間だったと思います」


船井幸雄は述懐する。


また
松下幸之助は運の強さをいう。


「自転車に部品をつんで運んでいたら
自動車にはねられ、そして線路に飛ばされた、
そこに、電車がやってきて、死ぬかと思ったら
電車は幸之助の直前で止まった」


海に沈んでしまって死ぬ思いをした経験もあるが生きている。



特に、船井会長(と親しみを込めてますが)の原体験、いまで
は神様仏様みたいな笑顔の船井が、かつては知らぬケンカの船
井といわれたほどの時代があったこと、多くの「侮辱」をうけ
てきたこと、そんなさきにわが社の今の理念があること、それ
も書かれている。


たとえば



弊社の理念である「素直」「勉強好き」「プラス発想」という
ことに、科学的かつ体験的根拠があり、こうやって生まれたと
いう事実。また、宗教の知識がなぜ経営指導に必要かというこ
と。そして、いまなぜホンモノにこだわっているのか、この原
点について書いてある。


たとえば宗教。船井会長が確信の自信をもってして調査分析な
どを行って支援をしたとある経営者のことが書かれている。そ
の経営者は、船井の提案とは違う、具体的アクションを行って
しまった。そして結果はでなかった。なぜだ、なぜだと船井は、
きく。




「いや、私の神がこうしろっていったから・・・」


愕然としたという。その愕然とは、コンサルティングの無力さ
ということだけではなく、世の経営者の殆どがなんらかの神や宗
教を信じているということ、そしてその声にしたがって動くこと
があるということ、そしてそれを知らなかった自分自身に愕然と
した。



「神様と意見が違ったら、コンサルタントは絶対に負ける」


そう思った。

その後、これではわが社の商品の最大の敵が「神」や「宗教」
であるとするならばと必死に調べた。すると、経営者の百人の
うち90数名が何らかの神様を持っていたこと。それに驚いた。
後に、包み込みの発想で証明されるが、神様対策を真剣にした。

顧問契約の前には


「あなたがまさかの時に相談する神様や占い師、易者さん、
 霊能者はいませんか?いたら私に紹介してください」


と最初に確認して顧問契約をしたという。そして、その延べ、
千人ほどの神様や占い師、易者、霊能者に出会ってきた。研究
の成果をまとめると、船井(会長)は、神様にはまじめで立派
なものもいると知る。そして常識はずれな神ではなく、まじめ
な神様はきわめて良心的なのであるとその世界に精通された。

その後、経営者しかしらぬ死の恐怖、継承の不安、そういう点
からも神様の必要性を否定しなかった。結局の原点は、自分の
最大の敵が神や宗教だったということから、それらを学び、分
析し、いや「出会う」ことを通して、そのよい点を包み込んで
しまったということ。


あくなき探究心の強さに、カリスマの違いを見た。続きは明日。
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編集 / 2008.06.19 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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