【役所がヘッドハント、こんな行政いらない】
カテゴリ: 行政(自治体/地域/開発)



役所がヘッドハント
これは、朝日新聞の本日の記事である。


「逸材」招き活性化を託すという。ソトモノの異色のひとたち
がマンネリを打破するという。今、一般職においても、地方公
務員の中途採用が増えている。

04年度773人
05年度1107人
06年度1923人

(全国の中途採用の地方公務員数)ってかそれでも少ない!


そのなかで、3つの自治体が紹介されている


和歌山県高野町は、人口約4千人の町。「日本のバチカン」と
いわれ、世界遺産に登録され日本仏教の聖地のひとつ真言宗総
本山である高野山がある。最近は観光客と人口減少に悩むが、
その町の再生を託されたのが、長野県飯田市の元職員で、まち
おこしに先駆的な実績を残された「高橋寛治氏」が副町長とし
て登用。「全山禁煙」構想をうちだすなど、文化財保護のため
の動きなどが動き始めている。


宮城県豊谷町は、昆野武裕氏が町からヘッドハント。それまで
は気仙沼市の職員であった。ダム建設反対運動にかかわったり
公務員の枠に収まりきらない役人生活を送ってきており「ソト
の空気を知っている異能が欲しい」と町長に誘われた。

大阪市は、公募で転身。年俸1300万年で公募された大阪市
IT改革監のポストを射とめたのは木村毅さん年収は650万
円から倍増し、電子関係の経営コンサルタントであったが、民
間の経験を活かし、役所のコスト意識に驚き概算予算のなかで
32億円をばっさりと削ったという。任期は来年3月まで。


私の知る
地方自治体でも
こんな人が、あんなところへ!と、色々と変わり始めている。


さて
私の手元にちょうど、5月12日の日経ビジネスがあった。


「こんな行政いらない」という特集である。建築、金融、医療、
交通、食産業、など各所の行政の規制と現実とのギャップにつ
いての記事であり、メディアがつくるムードで政策をつくって
いる現状や、その政策が経済を殺していると痛烈に批判している。

この記事で、電通総研のデータで面白いもモノがあった。


「国民皆が安心して暮らせるよう
    国はもっと責任を持つべき」と考える人の割合



1ロシア
2日本     (71.4%)
3コロンビア
4ドイツ
5イタリア
8中国
10米国    (40%強)
11英国    (40%強)
12スウェーデン(33.1%)


この「お上依存」が世界トップクラスであることを批判し、一
民間が顧客との対話を繰り返して、行政処分を受けても消費者
は指示し続けた、福岡県の遠賀タクシーの例は、行政に降りま
わされている現場に夢を与えている。


これがリバタリアンという。


たしかに市場原理に任せていたら格差がひろがる、行政に民的
発想(彼らにとっては民敵発想か)をいれると社会が不幸にな
るなどあるが、リバタリアン(自由意志論者)というのは違う。


  市場の原理の失敗はしばしば指摘される
  政府だって行政だって失敗する




そのスタンスにたって自立と自律を促すのがリバタリアンとい
い、森村進教授(一橋大)や蔵研哉准教授が詳しい。


「市場も政府も完全でない。
 であるならば、市場(消費者)に自由があるほうがよい」


というスタンスなのである。ここにはないが、北の湘南とい
うち地域ブランドを立てた北海道伊達市のウェルシーランド
構想も、お年寄りに対するモビリティーサービスに関して、
国交省の規制を変えさせたのは、伊達市にすまうひと(消費
者)視点による政策を推進していったゆえんである。


結局、一民間企業が、一地方自治体が、顧客視点にたって、
経営に専念し、つきすすむべしということ。

お上とのネットワークももちろん、発言権獲得ゲームにはおい
て必要であるが、なんのためのゲームか。お上とつながるため
でなく、消費者(居住者)視点になること。

政策をメディアが作るムードで決めてしまっているお上の実
情を認めながら、あの姉歯から一連の改正基準法の制度を指
揮した、和泉洋人・住宅局長ですら、陳情した。どちらも不
完全である。


補完しあう
そしてその前提は、市民視点にたつこと。


政府も民間も消費者の自立支援に軸を据えていく。若干の飛躍
にはなるが、だからいま、顧客視点にたち、機敏性高き、地方
の中小企業、地方自治体がチャンスである。

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編集 / 2008.06.15 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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