【3つの服従(利服、威服、心服)】
カテゴリ: 本・映画・ニュース・メディア


いま「船井幸雄と松下幸之助に学んだこと」という本を読み始
めた。経営指導の神様と経営の神様にホンモノの行き方を教え
られ直弟子の「中島孝志 氏」が明かすというものである。


最近、ちょっと体調を悪くされていた船井会長(現名誉顧問)
の話を聞いていたので、ふと気になり、会長の本をもう一度、
よみなおそうかなと、大阪本社のコミュニティースペースに
ある書庫郡に目を通し、一冊手にしたのがこの本。


まだ入り口しか読んでいないが、すこしエッセンスを紹介。


(抜粋)

「カリスマ」と言われる日本人が少なくなった。これがいいこ
となのか悪いことなのか、不勉強な私には判然としないが、一
つだけいえることは「日本人が小粒になった」ということだ。


(略説)そこで明治維新後の政治家、財界人、戦国武将などが
いた時代から、いま現在はカリスマがとんといなくなったと書
かれており、寂しい限りであると序章をまとめ、導入として
「経営の神様」「経営指導の神様」にスポットを当てたとある。



そこで、著者が書いているカリスマの定義は、自分の哲学主張
がチーム内に染み渡り、一枚岩となっているということ。「カ
リスマのいるところ、民主主義はナンセンスである」という言
い切りは、この書の導入において、先を読ませたくなる読者へ
の効果的なフレーズに感じる。


そこでひとつ。

人が人に服する3ケースについての話がある。


1利服
2威服
3心服


1の利服とは、このひとと付き合えば得をするという場合であ
る、ビジネスシーンでは利益誘導による服従で、いわゆる利服
なるものが多い。次に、この人と付き合わないと跡が怖いとい
うケースで官庁相手のリベートや株主総会でのトラブルなどで
はとくに脅しで服従させるという威服がまかり通っている。

これらはカリスマではない。と筆者はいう。

3の心服こそカリスマで重要な要素であり、つまり好きで好き
で仕方がないと思われること。この心服がベースとなり、精神
的な支柱になってこそカリスマだといえる。利益だけでは、人
の心に訴えるものがない、心も波動である、ココロと心が触れ
会わなければ組織は調和せず、カリスマはなれないということ。

そしてその一人、が松下幸之助、そして船井幸雄だと。


私としてはこの3つのバランスがあってこそカリスマと思える
ため、そのパワーバランスについて考えてみたいと思った。


もちろん心服がもっとも必要であるが、自分の哲学を浸透させ
るのに利益なくんばそれはほぼ宗教と化し、雇用を確保しなが
ら、一日の殆どをすごす仕事を通して、哲学を浸潤させること。

これが、経営者の凄みであり、かつ商品にまでその思想を詰め
込んでひろく世に貢献し、利服の広がりがあってこそ心服の前
提にも繋がる。なにも清貧思想の否定をしているわけではなく、
仏陀やガンジーなどのカリスマとは別に、とくに現在の資本主
義において利服と心服のバランスについては、大いにトップ経
営者が持つべく資質として重要なのかなと思わされる。


「威服」が必要かどうかは、項羽と劉邦から学べるし、かつて
私が日報に書いた坂本竜馬も星野監督も、私がおつきあいして
きた経営者のなかにも「優しい顔と厳しい顔」の両面を持って
いることから、これは心服と威服の両面があったことに繋がる。



また、心服は理念であり理服は利益である。

いつもいっているが

理念なき利益は犯罪
利益なき理念は寝言

である。

言い換えれば

心服なき利服は犯罪
利服なき心服は寝言


そしてそのバランスを保たせる威服。わたしはこの3つがうま
く循環しているようにおもう。カリスマになるかならないかは
別として、よきリーダーたるべきものとは何かにつながり、ま
たその先のカリスマとは何かについて、学び、実践していける
かどうか。自分に足りないのはなんだろう、足すべきなのはな
んだろう、皆様にもお勧めできるかどうか、また読み終えたら
報告したい。
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編集 / 2008.06.14 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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