【秋葉原通り魔とマズロー欲求】
カテゴリ: 本・映画・ニュース・メディア

通り魔、史上最悪の事件。
許しがたい事件が起こった。

絶対に許せない。
7人もの命をきりつけた。

私なりに
詭弁かもしれぬが色々と考えてみた。



人の体を切りつけるナイフ
人の心を切りつけるナイフ

体を傷つけたら犯罪になる
心を傷つけても犯罪にならない世の中


他殺したい人
自殺したい人

他殺すると犯罪になる
自殺すると犯罪にならない世の中


本質はどこにあるのだろう。今回の事件は、インターネット社
会の弊害、ゲームの弊害、派遣雇用の弊害、二極化社会の弊害、
行き過ぎた資本主義の弊害、都市社会の弊害、そんな弊害を作
ったひとたちの弊害そのものなのか。


水と安全がフリーであるのが日本だった。
オタク文化というビジネス街で起こったのが象徴的。


アメリカの心理学者マズローの5段階欲求を思い出した。人間
には五段階のピラミッド構造の欲求があり、下から満たされて
いき、次の上の段階の欲求を求めていくというもの。

1.実現欲求
2.自我欲求
3.帰属欲求
4.安全欲求
5.生理欲求


下から簡単に振り返ってみたい。

生理欲求とは、空気、水、食べ物、睡眠などの生きていく上で
必要最低限の欲求。次の安全欲求とは生存を脅かされる状況か
らの脱却したいという欲求。それが満たされれば、組織に帰属
していたいという欲求、その欲求が満たされると、その組織の
中で他人に認められたいという自我の欲求に。そして、他人か
ら認められると、次に自己実現へと向かう。というもの。


ただ、マズローのこの欲求仮説に穴があるのか、必ずピラミッ
ド構造であるのか、逆に言うと、3や4の欲求が満たされない
ための飛び級的な自己実現欲求は、今回のような惨劇をみるこ
とに繋がるのか。


中田英寿は先日のテレビでこういっていた



「他人からどう思われるのではなく、
        自分がどうありたいか、何をしたいか」
  

確かにかっこいぃし、会社での出世、社会的な価値基準への
批判というのはわかる。他人にどう思われようが「日本の農
業を守る」とか、「おれはこう生きる!」とか、自分軸は大切で
あり、戦後の統一価値観による日本の成長モデルから脱
却するには、個々人の価値観の自立自発自前の創造が重要な
時期ではある。



やはりマズロー様だ。

中田はサッカーで認められたゆえの自己実現への旅なのである。
何かに所属する。そして認められる。そのプロセスが重要なの
か、行き過ぎた自己実現が問題なのか、「所属」の組織が腐敗
し、妄想化しているから問題なのか。

マズロー理論はそれを段階的に、隔てれば自己実現にたどり着
くというような必要十分な理論ではないにしろ、よき組織に所属し、
よき組織の中で「認められる」ということなき自己実現は、凶器に
なりかねないと。私はそう教えられた気がする。


政治思想の突っ走りも
ビジネス(利益)での突っ走りも
ミッション(理念)での暴走も、
実際にナイフを突きつけたものも


どこか最近の「日本人」という意味では同じようなくくりに見
えてならない。倫理観、道徳は、欲求のプロセスでのメスなの
か土台なのか。まず、帰属欲求、自我欲求を、満たして生きて
いくのか。


腐敗した分断コミュニティと
分断した腐敗コミュニティ。


それが二層化か。
世の中についていけず、裏社会で腐敗している分断されたコ
ミュニティと、意図的に二極化の上位に存在する分断された
価値世界も、お金と欲に腐敗したコミュニティになっていないか。



いろんなところで「われ関せず」になってしまいすぎ。


たまたまナイフをもっていないのが、あなた(自分)なのかも
しれない。自分自身にも言い聞かせている。



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編集 / 2008.06.08 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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