【お店(あなた)とお客(わたし) 距離観 】
カテゴリ: マネジメント/自己成長


東京のタクシーの運転手の殆どが知っているあのHラーメン。
芸能人もよくいく。だいたい夜21時くらいから空いて朝の4
時くらいに閉まるというすごい営業時間に、この狭属性ターゲ
ットの妙を知るわけだが、

学生時代よくいった。

私は今まで行った中で2番目に好きなのだが、どうも昔から
知っているあるファンには、最近味が落ちたのではと「いや~、
昔はもっと美味しかったけど、どうだろう、最近、量に目がく
らんで質が落ちたのかなぁ、傲慢になったのかなぁ、あの10
年前に最初に食べたころの感動より味は落ちたね・・・」なん
て先輩がいう。


今日は、夕食に、古川さんにいいところをと、世界一の技術を
もつ家具製作所に勤めるKさんに紹介してもらっていった。
業界動向を知り、森林、林業、家具、住宅、マーケティングな
どの話をしながら大阪で情報交換をする。また人脈の紹介など
しながら、お互いの中間地点大阪で会うようになった。

さて、そのお店、7年ぶりだという。「あそこ7年前に行った
とき、本当に接客もよくって、お客さんの好みに合わせた料理
の提供をしてくれるし、美味しかったし、是非」と足を運んだ。

お店がないかもという不安感もありながら「あった!こっこだ」
と入った。そして楽しんだ。


私は美味しいと思った。

しかし、
Kさんは、こういった。


「古川さん、ごめんなさい、
     味落ちてました。こんなんじゃなかったけどなぁ」

マスターももう代が変わっていた。あの人に会いたかったが、
会えなかったと残念そうだった。仕入力も調理力も接客力も
7年もたてば変わるのか。いや、変わってはならぬが経営力だ。


でも、紹介してくれたKさんはすごく残念そうだった。(そこま
で落ち込まなくても・・・と思いましたが)


この話をである。そのあと合流したある人にしたら、こんな風
に言われたのである。笑いながらさらっと、


「味が変わったのは、
    Kさんが7年行かなかったからですよ!なんて。」


と冗談で。しかしギクっとした。
久しぶりのギクリ度合いの高さに、私は一時沈黙してしまった。

いや

もちろん経営者側の視点とすれば、10年前の味が忘れずに来
ましたというお客様に対して、また、同じ味を提供できるか、
これぞ経営の永続性なるテーマになるわけだが、もちろんその
お客様も味の好みも10年たったら変わるだろう。しかし、それ
でも顧客視点としては、あのころの感動をもう一度なわけである。
それを提供し続けなければならない。


ただし、好きなお店を紹介する側として、ファンであり続けて
いること、適度な頻度で通っていくこと、そうでなければ快く
紹介するということは難しいという教えなのか、通い続けている
からこそ味の変化やそのお店とのコミュニケーションが生まれ、
そのお店も成長し続けるのか。


3分くらい沈黙してしまった自分。

客として
傲慢になり
なんでぃ、あんたらも、吉兆と同じなんかいぃ!!!
って言いたくもなるが、

その人の視座は厳しくもあり優しくもあったと。


「あなたが行ってあげないからだよ・・・」


そんな距離感ならぬ「距離観」いままでなかった。関東人にと
ってはドきつい関西弁にガサツなイメージが多き大阪に、柔ら
かな光を、僕とKさんのココロに頂いたかな。ありがとうござ
いました。

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編集 / 2008.05.31 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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