【日本の木を使い、京都議定書の3.9%目標へ】
カテゴリ: 理念と利益


「まだ石油(灯油)使ってるんですね」

一年目のKさんが私にこういった。たまたま「みとよ(定食屋)」で
夕飯を食べているとテレビから流れるニュースに「灯油ストーブの
老化した排気線が原因で一酸化炭素中毒になり死亡」というの
があった。


再生不可能な化石燃料に比べて明らかに電気はクリーンであ
るが、風力地力は別だが、水力、火力、原子力と電気ができ
る背景を考えれば、マキストーブのほうが地球に優しい。

薪ストーブに新たなデザインを付加して、いま市場に希望を見出
している。売れているのだ。やや田舎でなければ使えないという
のが難であるが、いやそれこそが生活である。同時に無垢材(特
に国産材)の利用がリフォーム業界、新築業界で増えている。
これもまたロハス的発想ではあるが、「木」について熟考されている。

もう一度深く考えたい。

自分自身への確認も含めて、
さ~っとおさらいしてみる。
よくいう。

「持続可能な循環型の森林をつくり、森の資源を利用する
 これこそが、大切なのである」

これが意外とわかるようでわからない。そこで、とりあえ
ずよくあるストーリーとしてひとつの流れを紹介したい。

・地球温暖化対策として・・・

・京都議定書で2020年までに1990年と比較して二酸化炭素を
 6%削減することになっている

・アメリカが批准しなかったため、
 日本が実現できなかったら世界に恥となろう
 日本の強さを見せていきたい

・ところでその6%に二つの内訳があることを知っているか

・そう2.1%は化石燃料の削減による排出規制、
   3.9%は二酸化炭素を森林吸収に託されている

・木の成長、木の利用による二酸化炭素固定に託されている
 割合のほうが高いのである

・正しく育林、撫林しないと、モヤシのような
  森林(人工林)ガ増え二酸化炭素吸収も弱くなる

・そのために、山はしっかり手入れが入らないといけない

・そのためには、そこに手入れをする人がいる必要がある

・よって、木を使い、お金に買え、山で森の管理をする
         人に利益を送り込まなければならない

・いま、戦後の拡大造成林から3.8倍もの蓄積量があり
  むしろ「木」はあまっており
          「木」は熟したともいえる

・だから、木を売る仕事を私はしている
 だから、木の製品をほしがる仕組みを
      現代のマーケティングに落とし込む必要がある

・だから、理念だけでなく
    デザインや人間の欲求に入る必要がある

=まとめ=
・公益性の追求と利益性の追求がこれだけ
  同時進行でシンクロする世界もなかろう

・だから仕事が楽しい
・だから稼ぐが楽しい


さて
今日、私の席の横でスタッフをされていて、私の様々な鈍行
を見てくれてサポートしてくれたKさんからメールが来た。

先月末で会社を辞められたのだが、その方からのメールにこ
んな文章があった。

>>>
以前に教えてくださった、「企業のライフサイクルと理念・
利益の関係」は自分の頭の中できちんと整理できていない部
分だったので、ピタッ!と嵌り、なるほど~!と頭がクリア
になりました。ありがとうございました!

「理念・利益のバランスを意識的にコントロールする!」
人生も同様です。人のライフサイクル(成長過程)があり、
無意識・意識的に心理的要素(信念・やりがい・充実感etc)
と物質的要素(対価・処遇etc)のバランスをとりながら自己
実現に向かっていくのだと思います。
>>>


このメールを見て、こういうことを語れる人が、日本の中で
どれくらいいるのかどうか。物質的要素の追求、利益の追
求のみしか語れないとなれば、非常に寂しい。だからこそ、
こんなにドウドウと「稼ぐ!!」と宣言して、誰からも卑
しまれ、妬まれたりしない世界であるこの国産の森林、材
木の世界ってのは、ビジネスのやりがいあるのです。


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編集 / 2005.12.05 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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