【上海へ(雑技団の感動マーケティング編)】
カテゴリ: マーケティング/営業


「沖縄にいくのと一緒ですね」後輩がいった。あっという間に
上海についた。弊社の研修旅行で、去年は北京で、今年は上海
へ。関西空港から約二時間であり、一眠りしていたら一瞬でつ
いた。今回の研修視察箇所は、

・上海国際汽車城(F1サーキット場)
・IKEA(スウェーデン家具生活雑貨店)
・上海雑技団
・全身マッサージ(個人的)

と愉しんだ。新天地という古い町並みを生かした上海で最も人
気のあるトレンディースポット(ショップ、レストラン、バー)
があるのだが、時間の都合でいけなかったのが残念である。

今日は、上海雑技団を見て感激した。感激したというのは誰で
もできるが、その感激とは何ぞやというのが、私自身が感じた
いや、同席した助川さんも感じたことである。その感激の深さ
とは、プロ意識の徹底さに、感激したのである。

その前に、この雑技団の「雑技」そのものの「曲芸」について
描写したい。恥ずかしながら、私が最初にイメージしていた「
仮設ステージでのサーカス」とは違った。2000名ほど入る
専用のホールで、ひとつひとつにストーリーのあるパフォーマ
ンスを繰り広げてくれた。

「技」とは例えば、仰向けになって両手両足で布キレを廻した
り、皿を廻し続けたり、-180度に曲がった腰を維持しながら
火がついた蝋燭カップを、両手両足、額と口とにバランス感覚
保ちながら静止するとか、舞台上からぶら下がる布に絡まりな
がら足だけで繋がる男女二人の空中芸や、小学生にも満たない
女の子の空中回転とか、バトミントンラケット6つの御手玉、
ボール7つの地面御手玉、などなど、とにもかくにも「サーカ
ス」というか「曲芸」なのであるが、それが、単発の単なる芸
はなく、そこのストーリー、ミュージックが加わっており、非
常に観客の感動をそそるように出来ている。たとえば、天井か
らの紫色の太い布に絡まりながら、男女も絡まり、愛を表現す
るのだが、足と足だけで空中を舞い、また、女性が片足だけで
男性を支えながら空中を飛ぶのは圧巻であるが、そこでの情緒
的な音楽と体全体による感情表現は、私の心もとろけた。


(芸+技)×ストーリー×音楽=感動

こんなところか。

商品×ストーリー×演出力=感動 

ともいえるか。

とにもかくにも「雑技団をみずに上海を語れない」そう思えた。

そして、冒頭に書いた「プロ意識」についてであるが、実は、
大きな大きな見せ場にてこんなシーンがあった。大きめの椅子
を斜めに重ねながら、そこで、男性6名が上っていき、最終的
には、全員がその斜めの椅子の上で逆立ちをするバランス芸が
ある。しかし、これが一度、最後の最後まで来て、失敗するの
である。

緊張は会場とステージとどちらにもある。

「まさか」と思ったが、直ちにやり直しているのである。その
団員の顔は無言。戦慄的な雰囲気がある。芸の内容は、言葉
でしか表現できないが「そんなことできるのか?」という曲芸
である。一度目の失敗のとき、我々は「もうそこまでしてくれ
れば、十分だ」という涙ながらも思ってしまう芸である。

しかし、そう。直ちにやり直している。音楽はリピート。もう
二度とは失敗できないだろう。もう、そのときは、だれもがつ
ばを飲んだろう。場も不安な気持ちでみているのである。空気
は透明で冷たく、また、会場の温度も冷え切るほどの場である。

お客様の前で「失敗」を見せた。
しかし、
それを「失敗」で終わらせては、帰らせられない。
直ちにやりなおすのである、直ちに。そして、成功する。


無論わざと失敗したという説もあろう。そう思うのは辞めてお
こう。とにかく失敗に対しての再チャレンジ。「姿勢」が感じ
られる。基準となる「芸」のレベルの高さはさることながら、
失敗への再挑戦に対する「スピード感」「真摯さ」そこに「プ
ロ意識」がもっとも感じられたのだ。練習・訓練・その背景に
あるものを想像した。

あぁ、これが「プロ」というものか

自分たちの仕事に対する取り組みの甘さに、助川さんと帰りの
バスで語った。「あぁ、これならいくら払ってもいい」そうお客
様に思われるビジネスを目指したいものである。


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編集 / 2005.12.02 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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