【研究とビジネス】
カテゴリ: 理念と利益

川上村役場のIさんから、Uさんという研究者の卵を紹介してく
れた。メールでのやり取りはあるが、ドイツでの研究生活を経
ていままた東京に居るという。せっかくなので出会ってみたい
とアポを取った。

東大の博士課程で、いまドクター論文を執筆中だ。弊社に来ていた
だいた、Uさんは後輩を連れてやってきた。


造園学会、農村計画学会の動きや、最新のテーマや研究内容に
ついて。そして、吉野林業とドイツの林業の比較研究について
。また、研究とビジネスについてとお互いに情報交換をした。


やはり、研究というのは、無矛盾を追及する世界。
そして。ビジネスというのは、矛盾を肯定し行動する世界。

根本、違うのである。

合理的批判主義で科学の進歩があるのが研究社会の常識で、多
くの矛盾を削ぎ落としていくが、対して、ビジネス(商売)世
界はやって試してゴーという世界であ多くの矛盾を含んでいる。
その世界の両方のよいところを中途半端に取り入れて、美しく
描いてみたりする世界が外資系コンサルティングやシンクタン
クの世界でもあったりする。私なりの自己批判も含めた、揶揄
である。

ただし、ビジネスの根底に、資本主義や法律条例や各種制度や
技術があるわけであり、研究者が世の中の根底を決めていると
いう事実があるわけである。もちろん、順番としては、研究者が
概念的に現状や将来を予測するモデルを作り、コンサルやシン
クタンク(時には研究者が)がそれを使って将来を予測し、官僚が
それを元に政策を決定するという順番だが、基本、ビジネスとは
その「センセイ」たちの手のひらで泳ぐだけという面もある。

ただし、世間から遠ざかり、研究の意味を問い、このままでいい
のかと悩む研究者。そして、学はあるが、職が無く放浪している
ドクターたち。

私は、社会からの疎外感を恐れて博士課程を中退したが、いま
思うと「接点(人間関係)」さえあればよいと。私はいまビジネ
スの世界に居るが、無関係に否定しあうことはないと思ってい
る。

研究あってビジネスあり
ビジネスあって研究あり

理念あって利益あり
利益あって理念あり

Uさんの論文をたまに読んで、そして僕はカレにビジネスの情
報を提供する。そういう関係があってこそ、研究に意味があり、
ビジネスに意味がある。そう思う。
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編集 / 2008.05.02 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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