【クラウドソーシング(ネット第二世代から)】
カテゴリ: 理念と利益


アウトソーシングという言葉は市民権を得たようだが、クラウ
ドソーシングというのはまだまだかもしれない。

〔クラウド(crowd)は群衆の意〕企業などがインターネット
を通じて,不特定多数の人々に対するアウトソーシングを行う
こと。単体では小規模であるようなコンテンツや知的生産力
などを多数の人々から調達・集約して,何らかの事業成果を
得るもの。(goo辞書)


クラウドソーシングは、比較的オープンな人的ネットワーク
に仕事や課題を「発注」「募集」「問い掛け」することで、
適切なレベルの知的労働力(コンテンツや知恵)を相対的に
安い価格で調達する方法

http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/crowdsourcing.html
(引用)


とまぁ堅苦しい定義から入ったが、ようするに、アイディアや
開発案をインターネットを通じて社外の人で行うということ。
今までも、街頭で「お兄ちゃん、1000円あげるからこのガ
ム食べて」というアンケートをやったり、特定の消費者をグル
ープディスカッションさせて、図書券あげるからと顧客の声を
引上げて商品開発を行ったりはしていた。

それとは異なる。

とにかくインターネットで(もちろんオフ会など数回は顔をあ
わせてディスカッションなど開発のプロセスでは行うこともあ
る)。とにかく否定しない批判しない。ワクワク楽しくやって
いく。



本日は、クラウドソーシングによって創られたとある有名なイ
ンターネットサービスの開発者らと出会った。ちょっとここに
はかけないが、「あぁ、あれか!」というサービスでよく知ら
れているウェブ上のサービスだ。3名の社長が来た。そのうち
の1人は業界でかなり著名なかたであったが、みんな76世代
である。Mixiの笠原社長も76年生まれ、同様な匂いがしてい
た。飾らない姿でやってきた。


「ネット第一バブル世代(堀エモン)のようなあぶらっこい
 ギラギラしたものは、僕らにはないんです。
 まぁ、それなり食えますから。
 クラウドソーシング、その場の提供とは、
 別にお金が目的じゃないです」


「楽しく、面白く、
 なんだろ、あぁ、あれ僕が関わった!
 なんていうのがうれしいんです。」

「お金が第一ってなったら、いいアイディア生まれません。
 やっぱりR&D(研究と開発)は、
    遊び心あってこそですから」
 
「パチンコの新機種開発だったら
 僕があの台をつくるのに関わった!
 それで一本でも釘を打たせてくれたら幸せだよね」


「私は、出身が広島なんですけど、
 なかなか広島出身者はみんな外へ出ちゃうんだけど
 広島の魅力をもう一度考えて
 面白いことやろうと思ってましてね」



彼らは本業を別に持つ。その彼らが中心にインターネット上
でブログやミクシィなど利用して、アイディア集めを行う。


・Web2.0の流れ
・インターネットを中心に極めてオープンな場で
 アイディアを出し合う
・アイディア労働資本は捨ててもいい
・彼らの目的は「お金」ではなく「私がアレを創った」
 という参画欲求によって成り立つ
・働き方、生き方の提唱がビジョン(照)


課題としては、権利と収益の担保をどうしていくのか、開発者
が少なく、金とアイディアだけは出すという人が多くなってい
てそれだと開発できずに偏りすぎる、そもそも営業的要素は殆
どない、本業が忙しいと手が付かない、結局メンバーが東京に
多くなっている、などといろいろ合ったが、このクラウドソー
シングなる手法でもって課題もあるが可能性のほうが大きい。


地方活性化からパチンコ新機種開発の話しまで通じていくので
ある。可能性は多々有り、私の目の前に座った社長(76年生)
も、ヒアリングのたびに「それ面白いね、なるほどねぇ」とア
イディアが、弊社会議室の空間から出てくる瞬間自体を楽しん
でいる。

本日は3名の若手社長であった。
すべて共通しているのは

1)インターネットに精通
2)お金に余裕
 (といっても見た目からすれば大きな金欲では無く
  普通に暮らせる程度で満足している)
3)へぇ、あんなことやったんだぁといわれることに欲求
 (イノベーティブな変革への参画願望)
4)性格が温和


どうやら世間で最近でてきた「クラウドソーシング」というの
はビジネス目的であり、企業がコンサルタントやアイディアを
外部リソースから持ってくるひとつの手段というとられ方が多
いなか、彼らは違う定義を持っていた。


「ある程度食える
 ある程度生活に満足していること
 これが大前提です
 その先に、遊び心があって、
 ビジネスという枠組みで考えないから、
 いろんなアイディアや開発ができるんです」


今後、大きな利権が絡んでこの世界が壊れていかないように願
いつつあらゆる分野においての可能性を期待して、彼らと別れ
た。

「もう、Webの時代
 企業がビジネスモデルをつくり
 どうこうというのはもう終わりです。
 ホームページ、ブログ、
 結局、ショップや代理店機能だけ。
 あとはニッチに走るかミックスしていくしかないんです。
 だからもうこれからは「個性」の「感性」で
 ネット上何か情報を提供してワクワクできるかなんですよ」


ヒアリング時で、一番記憶に残ったのはこうだ。我々が、収益
や権利、今後のビジネス展開について尋ねるとすると、ずばり
こういわれた。



「そういう質問が、ホワイトカラー的発想なんですよ」


ギクっとした。


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編集 / 2008.05.01 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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