【ジーコスピリッツ  技術・精神・歴史】
カテゴリ: 行政(自治体/地域/開発)
【ジーコスピリッツ  技術・精神・歴史】

SPIRITS OF ZICO

先日のクラブワールドカップ決勝の
レアルマドリードと鹿島アントラーズの試合で、
テレビカメラから大きく見えた横断幕のフレーズです。

日本代表監督としては、
結果を出せず、評価が低かったジーコも、
鹿島での功績はまた別のモノ、別格のモノであります。

SNSで
「ジーコならいってい、俺が育てたと」
という誰かの投稿に
多くの共感がありました。

世界的な選手であるジーコが、
サッカーでなもなき国にいき、また茨城の鹿島地域、
日本のきたのは1991年。

いまはジーコももう63歳ですが、
当時の住友金属工業蹴球団(現、鹿島アントラーズ)へ入団しました。

それは、
当時、彼は現役を引退したばかりで、
ブラジルのスポーツ大臣に就任していたジーコでしたが、
プレーだけでなく、チームづくりも切望されたのが
鹿島だったと聞き、彼の心は動いたと言われています。

「日本のサッカーの発展と改革」のためと、
プロの精神を教える意識改革の役割もはたされました。

当時は、
元アントラーズもJFL2部チーム。

中高生の部活サッカーの延長のような
ロッカールームもないサッカー環境、
サッカーとは言えない技術、
それを嘆くことなく自ら動いて、
プロとは何か
勝利にこだわるとは何か
用具を大切にするとは何か

日本という先進国でありサッカー発展途上国へ、
そのスピリッツを叩きこまれたのです。

(余談ですが、発展途上国支援って、
物資支援じゃなくて、
こういうこと何じゃないかと思うのです)
 
プレーがうまくなるだけでなく、
プロとはなにか、サッカーでイキルとはなにか、
を徹底されたということで、冒頭に書いた、横断幕になるのです。

SPIRITS OF ZICO

もともと鹿島地域は、
農家がぽつぽつとある位の陸の孤島。
1960年以降、大規模な開発をし、工業地帯へ。
20年間の発展は高度成長期の象徴でした。
しかし、人々が暮らす町としては、いかがかと。
そこで地域に住むみんなの力で、
サッカーを中心としたまちづくりにしようと。

スタジアム建設においても、
以前の日報でもかきましたが、
土地収用の課題も、大きな夢のために、
行政がうごいて、集約化されたのです。

(参考)
160507【鹿島アントラーズから学ぶ「林道整備」の手段と目的】

で、
それを知ったのは、
私は、サッカー番組、
ヤべっちFCでの
クラブヒストリーというコーナーで
鹿島アントラーズの歴史を10分ほどに特集されて、
紹介されたわけですが、

驚いたのが、若手のアントラーズの選手でした。

今年、Jリーグチャンピオンになったとき

「あのクラブヒストリーを見て、
 若手の選手は知らなかったことを知れた。
 そして、チームに一体感ができたんです。」

と。

テレビ番組から学ぶ。
自分たちの歴史から学ぶ。
ジーコスピリッツから学ぶ。

外からの見たアントラーズ
内からやってきたスピリット。

そして、クラブワールドカップで
あの世界のレアルを追い込んだのです。

(技術を高める)
(歴史の大切さ)
(基本的精神の大切さ)


そういえば、試合中、
解説者が
Rマドリードの選手の平均年俸は約10億円、
鹿島のそれは2500万円前後。
ある選手は、
1日で約2000万円の年収ですよというような
年棒の話をしていたら、

日本代表元監督岡田氏は、

「もう、その話はやめましょうよ・・・笑。」

と、現在FC今治のオーナーとして、
地域づくりをどうされるかという視点で
鹿島とはまた違う、まちづくりを目指されています。

お金だけではないといえど、
お金は必要。夢の一つの手段として。

で、
確かに、クラブの売上は、
鹿島アントラーズは、40億円
レアルマドリードは、750億円 の差があります。

(広島カープは150億円です)

日本では、
いまのJリーガーの年収は、
そんなに悪くないですが、
選手生命が短いことを考えると・・・
という現状。

これは、
サッカーファンが多く増えて、
見たい!という国民が多くならねばならないし、
私の親友(サッカー部同期)のように、
第二キャリアまで考えたチームづくりをするなど、
多様性があっていいと思いますが、まだまだ。

それでも、
なにかジーコスピリッツを経験している選手は、
第二の人生、他の職場でも活躍されるのではないかと、
基本的精神の大切さ、厳しさを知っていればとも思ったのです。

この日、船井総研の同期と、食事をしました。

私の3年あとに、船井総研を辞めて、
飲食の家業にもどった彼は、

「古川くんが
 船井総研を辞める時につくって、
 オール社員フォルダに、入れて残してくれた
 船井流を極めるというテキスト、
 いまの社員研修につかってるよ!」

と。

失礼、これは、ジーコスピリッツと、
私のテキストを同列にした訳ではありません。

いかに、
船井幸雄という創業者の仕事に対するスピリッツがすごかったか。
SPIRT OF FUNAI というものがあったように思います。
同期とはいつもそういう話になります。
私の会社も船井流マインドです。

船井総研、
当時は、東証一部に上場してませんでしたから、
大阪二部でしたし、役員も身近で、会社の歴史もよく話してくれました。

素直、
勉強好き、
プラス発想

というのは、いまでも根付いています。

アントラーズのジーコスピリッツから、
私なりに解釈すると

1.技術を高める
2.用具を大事にする
3.勝利への執着という精神を徹底する
4.世界をみて、地元の町づくりを考える
5.未来を目指し、歴史を語る

何処でも一緒のように思います。

○○な町づくり、村おこし、
なんてのも、プロとして掲げる
理念と実践の厳しさから、歴史が作られていくのでしょうね。


(鹿島アントラーズ、地域でいきる!
 ~逆境から生まれたグローカルという発想~
http://www.nssol.nssmc.com/public_relations/lecture/lecture-001.html
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編集 / 2016.12.20 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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