【宮口先生 退職記念の会 】
カテゴリ: 行政(自治体/地域/開発)
【宮口先生 退職記念の会 】

私には3人の先生(大学教授)がいます。

一人は、
農業土木、農村計画で、自分の研究室の教授、
佐藤洋平先生。
社会学をいかにサイエンティフィックにしていくか。
ロジカルとは何か、
土地利用に関することなどを教わりました。

もう一人は、
川上村の地域づくりインターンの時に
現在の一般社団法人かわかみらいふの場所で、
シンポジウムがあったときに、出会った、
慶応大学の岸由二先生。
利己的な遺伝子(リチャードドーキンス)の翻訳者でもあった
先生は、足元の自然を大切にということで、
源流思想というものを提唱され、
実家の裏山、町田市の里山、鶴見川源流の保全活動をされています。


そして、
その3人のなかでは、
大学以外で一番にご一緒にお酒を飲んだであろう教授、
最後が、宮口 侗廸(としみち)先生。

地理学を専門としながら、
日本の地域の差異性と普遍性をテーマに
全国を巡られて来られた。
人と水と樹の共生をテーマに、水源地の村づくりを謳う
奈良県・川上村では、村是となる、「川上宣言」をつくられました。

蛇口をひねったら水が生まれるのではない。
健全な山村に暮らしがあるからだ。

そう教わったのは、
東京で10代20代を過ごした
私にとって大きな価値観の変革を頂きました。

そんな宮口先生の経歴を簡単にいうと、

1992国土審議会専門委員として五全総の検討に関わり、
1996国土庁の地域づくりインターン事業を試験開始し、運営委長に。
2004総務省過疎問題懇談会座長、
2010天皇皇后両陛下の私的懇談会に
    地理学分野から過疎問題について報告。

そんな、
宮口先生の退職記念の会が、
12月11日、東京で開かれました。

当初の地域づくりインターンの6名が、
世話人(事務局)となって、
法政大学教授の図司さん、
鳥取大学准教授の筒井さん、
大阪市大の准教授佐久間さん、
NPO法人 ふるさと回帰支援センターの嵩さん
そして、私と、JTBの竹内さん。

みな学生のころ、
地域づくりインターンの経験者。
私は、直接の門下生ではないのですが、
本当にお世話になっていて、
今回、なぜか、司会進行を私がさせて頂きました。

そんな
宮口先生は、
昔から地方の価値は地方にあり、
都会の物まねをするなといっておられ、
過疎債を、ハードでなくソフトに使うということを提唱し、
全国で実践されてきました。

また、最近の話題のことですが、
過疎債は、都道府県に使えないため、
国は、高等学校には使えないと思い込んでいた。
しかし、北海道には当たり前に、市町村立高校がある。
そういうことすら国はわかっていない。

このたび、
北海道で、教育制度の改革のなかで、
市町村立の「高校」で過疎債を使えるようになったのは、
北海道の音威子府(おといねっぷ)村。

その左近村長も、
今日の退職記念の会にいらっしゃっていましたが、
改めて、全国各地で、宮口先生ここにあり、という
退職記念の会でした。


・何処の地域でも、同じ視点で、
 都市の価値のまねではなく、
 地域だけの価値を生み出そう。

・交流により新しい価値が生まれる。

・1集落1居酒屋論。
 大人の語り場をいかにつくるか。

など、
退職記念の会で、ご挨拶をされた5名の首長、
あるいは、農家の方、大学の先生、
など、先生の教え子たちはみな、声を揃えて、
先生によく怒られたとあちこちで言っておられました。


「先生から怒られることは、
 自分の地域を見直すだけでなく、
 快感になっています。

 退職されても、地域との関係を続けていただき、
 また怒ってくださいと」

ある方のスピーチは、会場の笑いを誘っておりました。

約100名の参加者。

宮口先生が年賀状のPDFを我々世話役(事務局)に、
送られてその入力から始まった退職記念の会でしたが、

「先生が個性的であるが、
 弟子たちも個性的である」

と、その先生の作品である全国の方々。
私も含め然り、また新しい遺伝子をつないでいくことと思います。

(学び)
==========

 グローバル経済で、
 企業の雇用が増え、栄えるというのは、
 実は、それは、サラリーマンが増えるというだけである。

(かたや、地方で、生きるとはどいうことか)

 土と共に、「生業(なりわい)」をもっていきる意味、
 田舎で、自分の責任で、事業者や経営者になっていきる意味、
 いかなる悦びか。
 
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編集 / 2016.12.11 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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