【 価格が高すぎる?安すぎる?の加工現場から。 】
カテゴリ: マーケティング/営業

【 価格が高すぎる?安すぎる?の加工現場から。 】


「どうしてこの値段なのですか?」

そう、その質問の意図は、

高すぎるという場合と、
安すぎるという場合とがあると思います。

例えば、この絵画、
確かに素晴らしい!でも、300万円もするんか!

なんてことはありますが、
この作品を作り上げるのに、
約半年もかかるという作品の現場を知った時、
その人の技術料を思えば、そのくらいしますよな、と思えます。

例えば、
「この木工品1万円もするんだ!」
なんて高いんだって、思っていると、製造現場にいくと、

手間暇のかかりようが半端ない。一日2~3個しか作れない。

原価を差し引いて、人件費を見たら、
これくらいの金額は当然だろうって思えるし、
逆に安く買って、彼ら木工作家の経営が、
持続可能でなくなってしまうことに不安を覚え、
それに加担していたらどうしよう想いになります。

あるブランドセレクトショップは、
一度も、
仕入先の木工現場に来たことがないという。

先日、初めて担当者がやってきたそうです。

「うちは、この値段で(安く)仕入れて申し訳ない。
  こんな(素晴らしい)工場だとは知らなかった。」

これは、何も情に訴えて、安くしろというわけではありません。

価格を決めるのは、原価積み増しではない。
あくまで、マーケット(顧客)が判断するものです。

もちろん、品質と納期対応あってこその価格です。

ただし、この商品に、
職人の現場の時間軸は知るべきであり、
知ってもらうべきではないかと思うのです。

もうひとつ。


逆に、安すぎる!ということもあります。

ご支援先の地域の、ある木工品ですが、とても安い。

今日は初めて、
木材の仕入れや乾燥、加工についても、
加工場にて、お話を伺ったのですが、


私が

「安すぎます、もっと高い値段で買うので!!!」

と懇願しても、

いや、うちはこの金額で出し値を統一してますから。

と、

その後、理由を2つ説明をされました。


1.流通さん、営業さんがしっかり利益を上げなければなりませんから。
  (ただし過剰な中抜きは徹底的に管理する)

2.商品力としては、そもそも高いものではなく、
   保存性のあるものでなく、食品と共に数回、楽しむものだから。
 
ということでした。

そのあとは、
林業の現状について情報交換をしながら、
仕入先がつぶれていくということも聴きつつ、
それでも目指す未来の共有がどうできるか、
目指す未来の数値設定がどうできるか、

お話をさせて頂きました。


「東京(海外)ではこれはいくらで売れますから!
   もっと高く売れますから!」

って、ただただ言うのは、結果的には、
製造現場の何かを壊すことにもなるという不安。

詳細の考察は別として、
定期的に安定した受注量の先にあることが
経営の持続性となるものであります。

私自身、
そういう「気持ち(本音)」が一致してこそ、
商売ってのがあると思います。

まだまだ自分は足りない。

価格は、納得性と明朗性。

いつも「学び」を頂きます。
本当にありがとうございます。
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編集 / 2016.06.20 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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