【原木市場の これから。 】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
【原木市場のこれから。】


この日は、
100年生の木が並ぶ、連合会の春季特別市と
200年生の木が並ぶ、年に2回だけ行われる北村林業のヤマキ市でした。

奈良県吉野郡川上村で、
100年前に
植えられた木の中から
100年生になれるのは約10%

100m×100m(1ha)に
1万本植えて1,000本だけ100年生。

うち次の101年以上になるものを山に残していくと、
1万のうちたった約3%くらいしか100年の木が市場に並ぶことはない。

同様に、200年前に植えた木の中では、
たった約1%しか200年の大マグロのような吉野杉が、ヤマキ市に並ぶことはない。
1万のうち100本。
更に川上村には400年の人工林もあります。

その時間軸。
大切な刻印は、
選ばれしものの証。
先達の技術と永年の愛の結晶。

それでも、
吉野林業全書の呪縛にとらわれることなく、
超長伐期の施業方法も大きく変えていく必要がありましょう。
速水林業の速水さんは、
文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議で、

>Facebookより

吉野は100年で1000本。

100年で1,000本か。。。昔はその通り、
でも今は私は檜ですが50年で1,000本で100年で400本以下とする。

目標は目の混んだ大径材ではなく、
細かく目がそろった大径材を狙っています。
昔の尾鷲からは、父の代から努めて変わろうとしています。

最近は(と言っても100年以上前からもやっていましたが)
100年過ぎれば、できれば残存木施業で1割の残存木で、
下に新植、それを100年、すると上木は200年、ここまでは現実にあります。

今後は100年ごとに同じことをその林分で繰り返し、
最初に残した残存木が、100年ごとに半分に減る計算で、
300年後は上木は100年、200年、300年、400年生が概ね60本、
その下にまた植える。

その方法について、その時私は生きてはいないで、
いま、皆に話しています(笑)


ということを
独自の超長伐期についてのコンセプトと
その施業について、教えて頂きました。

それでも、この日、
川上村の、ある若手の山守が、こういいました。

「古川さん、
古木(こうき)は、いい。
確かに、1本数十万円、たまには100万円、
それでも安くなったといわれるけれど、
やっぱり、ここにしかないから売れる。

でも、戦後植えた木々こそ売れねば意味がない。

今日、この柱材の木、1本、800円ですよ?

これらが売れないと、
100年、200年の世界はない。
新たな料理人をつくること。
社中でもこっちをどうにかしてほしい。」

と。

さて、原木市場の基本の機能は、主に5つです。

1.集荷機能(どれだけ集められるか)
2.ストック機能(どれだけ置いておけるか)
3.選別機能(どれだけ顧客のために分けられるか)
4.与信機能(どれだけ支払関係がスムーズ化)

これに加えて、

5.情報機能(色々な情報がどう集まるか、営業機能)

ということです。

ですので、仕入れ方は自由、売り方は自由ですが、
適正価格とは何かといえば、
それはいつも申し上げておりますが
最も高く買ってくれる顧客の示す数字です。

すると、

自社の強み
他社との比較
顧客のニーズに合わせて、

長所伸展、時流適応、そして力相応一番主義で、
経営の展開を実践していかねばなりません。

競合他社の脅威、
売り手の脅威
買い手の脅威
代替品の脅威

そろそろ、新規参入の脅威もありますでしょう。

5つの脅威を予測して、
さっと、常に、先を目指して動いていくことです。

ダーウィンの進化論。

奇しくも、この日、
吉野林業が文化庁の日本遺産というのに指定されました。

吉野林業にとってプラスです。

しかし、経済あっての文化であり、
四大文明のようにならぬよう・・・。

それにしても
200年クラスの木になると、
最後は、秋田の2つの業者が競り合うというのは、
吉野地域として寂しいものを感じました。

とにかく、
情報機能は多数集まりますが、
他地域と負けない付加価値化と営業力をもって、
日本遺産になった8町村の連携も必要ではないかと感じ、

購入した後のお客様の 

①製品 ②売り先 ③その声 

もっともっと代行して聞きにいかねば、見に行かねばと、
6次産業化にむけ、私自身も
料理力と提案力を高めたいと思った一日でありました。
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編集 / 2016.04.26 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

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