【ステージにあった持続可能。 】
カテゴリ: 理念と利益
【ステージにあった持続可能  】


研究会の懇親会で、
若手営業部長のAさん → 別の地域の別の会社の社長のBさんへ、

「理念とかCSRとか言えるのは、利益が十分にある大手こそ。
儲からないうちから、言ってられないはず。それで社長(親父)とぶつかってます。」

と話し、

それを受け、Bさんは、

「分かります。でも、理念とは、社員のためにあるとも思えます。
どうやって人を束ねるか、その事を考えています。」と。


持続可能とは何か。

みなさんそれぞれに定義があることでしょう。

1 物理的な環境。
2 社会的な仕組(しくみ)。
3 経済的な金繰(かなぐり)。

どれもが(変化しつつ)永続性を持つことです。

どれもが欠けてはならないし、ざっくり利益と理念のバランス
が大事です、とはいいますが、では、ベンチャー時は?第二創
業時は?安定期は?そして、息子等への事業継承の時はとなり?

どこに力を入れるかは難しいものです。
いや、それが経営の楽しさです。

小さな会社は、人材の癖に合わせ、一人一人を見ながら組立て
いくものですが、会社が大きくなるにつれ、社会的な仕組みを
事業関係者、顧客、地域住民等とどう作っていくか。

毎月一度の経営実践研究会では、
やはり親戚経営とは何かという議論によくなります。

土曜は、弊社も含め第二創業期とは何かという議論になりました。


「定住しなくていいんです。」
(西粟倉村、協力隊募集メッセージ)
http://nishihour.jp/events/challenge

これは西粟倉だから堂々といえる言葉。
これをすぐまねしようとする人がいてビックリしたのです。

ある意味、
これは第二創業期な定住促進のメッセージです。

経験者と非経験者とが融合していくと
次のステージになるが、単に真似することはなく、
あらためて
「自分たちの強み(特徴)」とは何か。
「立ち位置」とは何か。

自分たちの地域に即した持続可能とは何かを考えて

理念なき利益は犯罪
利益なき理念は寝言

さぁ、チャレンジ!
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編集 / 2015.05.29 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【地域ブランドとはよくいうが、その前に必要は3つのこと。 】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
【地域ブランドとはよくいうが、それって何? 】


「和歌山県世界遺産マスター」

というのがあるのはご存知でしょうか。

実は、こういう資格を作ったのは、和歌山県だけです。


2004年に「紀伊半島の霊場と参詣道」
が世界文化遺産に登録されたことを受けた認定制度です。


いま目下一期生から七期生まであって約100名のマスター
がいます。金剛峯寺の境内案内人とは異なります。

いま日本では、14か所の世界文化遺産と四ケ所の自然遺産
があるそうですが、その保全管理を担う都道府県で「マスター
制度」を設けているのは和歌山県だけです。

その中心的なリーダーで、1843年に焼失して以来の「中門」の
再建を行った棟梁で総責任者、トビムシ時代に非常にお世話に
なったかたの著書が今年、出版されました。


「世界遺産マスターが語る高野山
 自分の中の仏に出会う山 (著:尾上恵治)」
http://www.shinhyoron.co.jp/948-4-7948-1004-5.html


(表紙は固そうですが、
 高野山を知るという視点でも、
 非常に面白いです。)


さて、書籍はあともう少しで読み終わりますが、
まだ読み終えていないので、
話は戻りまして、その世界遺産マスターの話とさせて頂きたい。


そのマスターの仕事は、書籍にありますが、
その目的は主に二つといいます。


それが、


「保全」と「普及(啓発)」

です。

なんだ、当たり前?

いやいや、
ブランドとは、作り→広げ→守る の、循環PDCAが大事
なわけですが、改めて世界遺産登録の地がどんどん増えてくるなかで、
高野町でお世話になった棟梁を思い、その著書をみるに、
「保全」と「普及(啓発)」ということは非常にしっくり
と腑に落ちる二字熟語です。


「広げる(啓発)」と「守る(保全)」ですよね。


「まちづくりは、人口の大小ではない、

 そこのある文化・哲学と行った芯があることが
 重要。高野山ですら1200年の間、いろいろあったんだから」

そうおっしゃった高野町民のかた。 

高橋寛治氏が副町長のころ、
副町長を囲んで、
よく「まち研」という談義を夜遅くまで繰り返した時間が懐かしい。
上記のような文化と哲学の話をたくさんしました。

かたや、
いや「事業」でしょ「お金」でしょという
人たちももちろんいて、
文化論者に対して「お前らまちづくりをわかってない」っていう
理念と利益の両立になかなかたどり着かなかったりと。

いいんです、そういう議論が大事です。

例えば、
今度、ある地域で、林業再生を全体支援する総務部門(新組織)の設立されるが、
その執務のミッションは「保全」と「普及」でありましょう。

マスター制度、マイスター制度の有無は別として、
そういった知識が多分にあるおっちゃんたちがいっぱいいる中、

1 若い人たちに「事業」で突っ走ってもらって、
2 諸先輩方が歴史や文化を含めて「普及」をし、
3 行政が「保全」をおこなっていくという構造か。

いやいや、キャラクターに会った役割でいいか、
それはわかりませんが、総合的に
「事業」と「啓発」と「保全」は三位一体です。

6次産業化とかいう
加工力やデザイン力だけの
地域ブランドのより奥へ、より先へ。
編集 / 2015.05.24 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【工務店の業者会のあるカタチ】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
【工務店の業者会のあるカタチ】


工務店に、業者会というものがあるところとないところとあり
ますが、業者会とは、いわゆる下請け業者(大工、左官、電気、
配線、基礎土台、屋根、省エネ設備、建材屋などなど)が集ま
っている会です。


1 仲良しクラブ
2 現場の改善勉強会
3 情報共有

といった機能があるんですが、多くはその元請の工務店の理念
や営業状況を共有し、「わが工務店とのお付き合いをより強固
にして頂きたい」とチーム力を高めるためというものです。

私がお世話になった愛知県のある工務店では、業者会の会長に
私のクライアント(製材メーカー)が指名され、若い業者を中
心に集めて、お互いを鼓舞しあう飲み会をよくされていました。


滋賀県のある工務店では、ほぼ毎月、営業状況を共有し、数か
月に1回飲み会をしていました。

いわゆる業者会に対して、

「下請け業者は、決められた金額を納期通りやれば仕事がくる
モノだと思っている。経済市況や営業(マーケティング)の実
際を知ってもらわなければならない」

→だから業者会で勉強会をするんだ!

「彼らも色々な工務店と付き合いがあるし、彼ら自身も脱下請
けがテーマであるから、伸びていくところと付き合いたい訳で
もっと距離を縮めて、我々もしっかり囲い込まなければならない」

→だから業者会で飲み会をするんだ!

など。

業者ということばや下請という言葉を使いたくない工務店は
パートナー会というようにしています。

この日は、夜、ご支援している工務店様の新体制の発表、ビジョ
ンの共有、今後の協力体制、市況の説明などを業者会で行ったの
ですが、それのみならず、その地域工務店が、

「①新しいコミュニティの創造」
「②古くてでも新しいライフスタイルの提案」
「③ストック(中古、リノベーション)ビジネス
 への展開」

とカタカナばかりですが、をプレゼンし、一体感を生むという
試みをされ、私もゲストで話をさせて頂きました。

いま、「評判」が大事な時代です。

トヨタの下請け業者からの悪いうわさ、iPhoneは素敵だけど、
下請け業者からの悲鳴など、消費者心理につながる評判は、
よくニュースでも出てきています。

倫理的消費を大切にする中で
下請けとの関係性がよいかどうか、そこが評判になります

「あの工務店は森のために還元するといいながら、 
 下請けを痛めつけるのみだ!」

という評判は、すぐネットで「○○ホーム」とうったら
「評判」と横に検索キーワードが出てきます。


今日は、業者の皆様に対いして、

「お互いの悪口を言わない」
「批判があるなら改善し、直接言う」

等のことも。改めて、元請、下請けでなく、チームの大切さ
を言う話もありました。

「確かに営業が大事です。
しかし、情報発信やイベントをするだけで
中身と違うじゃんか!といわれるのは、マイナスです。
現場の技術、確かな商品があってこそです!
現場が最大の営業マンなのです。」

最後の社長の締め、かっこよかったです。

さぁ、色々な地域で、

その現場と評判。

ひとつひとつつくらねばなりません。
編集 / 2015.05.20 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【大阪都構想の結果から。 リサーチリテラシーのススメ 】
カテゴリ: マネジメント/自己成長
【大阪都構想の結果から。 リサーチリテラシーのススメ 】


社会調査のウソ
  ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)

という書籍を是非いちど読んでください。


今回、大阪都構想の結果の分析と考察がありましたが、

Aのグラフを見て


  1)そもそも論
   ・その数字はどうとったのか
    一次データの信憑性をみること

  2)比較すべく変数(指数)が違う。
    (例)それは、総数ではなく、比率で見るべきだ。
   
  3)グラフ自体が違う。
    (例)縦長に誇張されている!
    (例)棒グラフじゃなくそこは円グラフだろ。


とあります。
こういうことは、きっちり「中高時代に」に鍛えるべきで、
別に、大学で鍛ええる必要はありません。

そのうえで、コメントと考察を見たときに

   A)筆者の恣意性
   B)世論の方向性

を感じながら、自分の考えを作っていくべきなんですね。

だから、
新聞記事も3社読みなさいとはよくいわれたもので
みんな同じ現象を違うようにいっている。
そのなかで共通点とは何か、本質とは何かを探るのです。

それには、
上記1)~3)を見破る力が付きますし、
3社でも「同じ視点」があればそれが真実と思える確率が高くなります。


社会調査に対してのリサーチリテラシー。
ぜひ鍛えましょう。


編集 / 2015.05.18 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【地域の主体とはどこか?外人部隊、地元部隊その次は?】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
【地域の主体とはどこか?外人部隊、地元部隊その次は?】
  ~なんか違うよなあは、意外と合っている~

今度、
高野山でとある建築系のイベントがありその話をしていたことと、
また、地域おこし協力隊の今後の話で、
ちょっとこんな話があったので。

ようするに、

企画(集客)の主体はどこか。


1.外人部隊
   →TOKYOの広告代理店、ビジネスみたいな・・・
    何かカッコイイけど中身ないよね的な。
    (これが今までうまくいっていなかったのは知っている)

2.地元部隊 
   →地元の人たちで、なんとかやっている。
    (いいんだけど、これがセンスなく、
     田舎くさくって、うまくいってないのも知っている)
で、

3.ソトモノだけどウチモノ化した部隊
   →たとえば、ある程度溶け込んだ地域おこし協力隊のような・・・。

  そこが面白い。
  その人たちの活躍がどうなっていくかがポイントです。

でも、実際にその立ち位置になると、
「なんか違うな~」って、また思ったりして、
外人部隊と地元部隊とに対して、
違うなあって思ってきた感覚すら失ってしまうのです。

慣れですね、慣れ。
憧れていた非日常の日常化です。

で、
定住だけを直球的な目的化をするとしんどくなるから、
常に、
社会福祉としての「事業」
収益部門としての「事業」をしようと、
全国各地で私は申し上げてきたのですが、
改めて、多くの悩みが、いい悩みと課題へと昇華されています。

今年は、全国で、
地域おこし協力隊の募集が乱立しています。

「空気がいいよ、人がいいよ、好きなことできるよ」

どこも一緒だす。

この先は、その人の人生を本気で考え、
その人の幸せを願える仮説の精度を高めねば
自分もこの先どうなるんだろうではいかんのです。

でもね「なんか違うな~」はたいがい合ってるんです。

だから、自分事化し、自分に責任を持ち、その感性にまかせ、動くこと。

自分への喝でもありますね。
編集 / 2015.05.14 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【6次産業化なんてのは、逃げである。 】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
【6次産業化なんてのは、逃げである。 】

ライターのA氏が川上村にお越しいただいていて、
川上村の山守らと、よもや話。

私が何となく思っていたことを、
A氏がス~っと、おっしゃってくださった。

以下は、
私が文章加工していますが、
6次産業化について、
こんなようなことをいってすごくしっくり。


「6次産業化ということについて思う事があるんですよ。

 農林漁業。

 付加価値化、サービス化して儲けていこうっていうこと
 何も悪いことではないし、
 そういう時代になったのもよくわかります。

 ただ、それを認めているということは、
 そもそも素材価値を認めていないということでもあり、
 
 本当に素晴らしい、
 野菜、
 本当に素晴らしい、
 木材、

 それはそれで、素晴らしい一次産業としての商品力であり、
 何も、加工(2次)・サービス(3次) を自ら(あるいは連携して)行う必要はない。

 自らが6次化というのは、負けを認めることにもなる。
 1次産業自体で勝負することから逃げることでもある。

 殊に、林業であれば、
 
 時流(マーケット)に合わせた、山づくり、木づくり、
育林&造材こそ林業の旨み。
 
 よい木を創ろう。
 それが山側にきちんと利益が落ちることであり、
 6次産業化を田舎で自前でやればいいということだけではない
と思うんだけど・・・。」
 
(byA氏)

「さらにいえば、日本の森を守るとかデカいことを 
 いうひとは信用できない。
 
 あくまでも立法1000円高く売ることだけでいい。
 あくまでも自分の関わる山のことだけのことでいい。

 それができずに、何を語るのか。

 僕らは林業を崇高なものと思っているけれど、
 だけどそこを偶像化して、
 遠い世界のものとして過大に美化するものではなく、

 あくまで一本でも高く、
 儲けることが日常にある。

 だから、その先の製材所、加工品が何を求めていて
 素材のどこで勝負するのかを日々考える。

 それが林業」 (by山守Bさん)
 

~素材が時代を創る~という
TORAYのメッセージを思い出しましたが、

とまぁ、色々な話がありましたが、
こういう時間が好きで、
学生時代に24才、川上村に来て、27歳まで、
ぷらぷら自由に生きてきたことを思い出しました。

こういう方々の話は、いつもワクワクする。
こういう人たち(すなわち自分が出会った人)と、と仕事をする、未来を創る。

今日約束して、明日やる。
それの繰り返し。

で、最近それが自分の中でも怠っている部分があり
大いに猛省したシーンもありました。

もう一度、自分に厳しく生きたいと思います。

<問い>
・6次産業化は1次産業の諦めか?
・時流(マーケット)に合わせた育林&造材こそ林業の旨みであろう。
・俺が日本の○○を!よりも、私の顧客、幾分かの利益。

編集 / 2015.05.12 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【新商品、新組織、作る前に、尋ねる当たり前の5つのこと 】
カテゴリ: マーケティング/営業
【新商品、新組織、作る前に、尋ねる当たり前の5つのこと 】


当たり前なんですが、
こういう順序で整理することができない人が多いものです。

自分に対して、自分事化するときに、忘れないようにということで、
今回は、書いております。

新商品を作るにも、
新組織を作るにも、
現在のサービスを向上させるにも、
新しい書籍を作るにも、すべてそうです。

まず、聞きます。


1.自社商品のメッセージ(売り)は何か。
 ~ 絶対にこれを伝えたい!ということは何か。
   私の強みはこれだと。

で、そのあと、
それが、自己満足にならないためにも、


2.マーケット性(ターゲット顧客)は誰なのか。
 ~ 数的にどのくらい顧客がいるのか、その根拠は何か。


で、そのあと、
ライバルはどこにいるのか。

そう、

3.競合他社は「どの品質」で「いくら」くらいか。
 ~ そこに負けない(戦わない)工夫をどうするか。


ここまでが基本なんです。

そして、

4.最近の時流(世間)はどうか 
   ~外部環境はどうなっていてどういう時代か~
  
5.自分のリスクとリターンをどう見て
   目標設計とスケジュールと役割をどうするか。


という5つのところを確認することが大事です。

当たり前のことですが、
3Cのフレームで、さりげなく聞いてくる人は、
別にフレームが知らなくても、ビジネスの見方が出来ています。

わかっていても
自分事になると、ついつい自分のメッセージだけ考えてしまうものです。

改めて自分を客観視し、そして主体的にチャレンジする。

忘れずに。

今日は、とある出版の打合せもありましたが、
その際に、出版社の担当者からの質問にひとつひとつ
自分自身が整理されていくのを感じました。

改めて自分が普段やっていることが
自分事になるとなかなかやれておらず、
それをうまく導いてくれる存在に有り難く思う
瞬間がありました。

コンサルも
コンサルを受ける必要があります。
ありがとうございます。
編集 / 2015.05.07 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
twitter 古川大輔
プロフィール

古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

ご感想ご意見などは、ブログ内の返信ではなく、
こちらEメールにてよろしくお願い申し上げます。

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