【橿原神宮のオーバーホール。川上村 中奥川の水と共に・・・】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
【橿原神宮のオーバーホール。】


本日、とあるプロジェクトのために、デザイナーのイメージ喚
起と基本知識の共有を目的に、共に現地へ赴きながら、吉野エ
リアのツアーを敢行した。メンバー総勢5名。

集合は橿原神宮前駅。


なんとなくすぐ吉野に行くのはもったいないので、橿原神宮へ
まずお参りしていこうと、足を運んだ。

初代天皇の神武天皇が祀られている橿原神宮。

サッカー日本代表のエンブレムにあるヤタガラス(三本足のカ
ラス)の案内をもとに、熊野から吉野(大和)へ向かわれた話
は有名だ。もともと高千穂(宮崎)から熊野に流れ、大和へと
入ったわけだが、吉野地域を知るに、古事記や日本書紀、そし
て山岳宗教を知るのは、林業の文化的背景を語るにも、必要な
物語である。


よって、観光も兼ねて、足を運んだ橿原神宮。

「美しいねぇ、きれい!」

P9290001_2.jpg



大門や本宮の木々の香りや美しさたるや、業界に染まっている
私ですら、美しく感じた。結婚式も3組ほど行われていたが、
なんとも信心深い時間と空間がそこにあった。


その後、車を移動し、
吉野の製材所エリアから川上村の山林地域を歩き、
また木工向上にも立ち寄ってから、
ホテル杉の湯へとゆく。

そのホテル杉の湯のロビーにて、
いつもお世話になっている支配人が、
私も知っている某銘木屋の社長様とご挨拶をしていた。


その後、チェックインし改めて、ご挨拶。


「お~、待たせてごめんごめん、さっきは。
 大輔しっとるやろ?
 ●●さん、実は最近、橿原神宮の本宮の磨き仕事をしてな・・・」


っと、
話が広がった。

今朝、偶然に、足を運んでいた橿原神宮。


実は、明治時代の建築以来、最近に初めて、黒ずんでしまった
本宮や通り門の、木々が美しく輝いていていたのは、私の知って
いる某銘木屋さんが、この夏に行った仕事であったこと。


その時、
某宮司さんルートから
「真水を使ってほしい」という依頼があったという。

それはおそらく「カルキ」を使ってない水という程度だったろうが、
その銘木屋社長は、その実家故郷である、この川上村の中奥川の水を
使い、毎回何十トンの水をもって橿原神宮の磨き作業にと運ばれた。


橿原神宮が
川上村出身の方のまた川上村の水によって復活させらた。

確かに、香りと輝きがどうりで違うと思った。

銘木が売れなくなったという時代に、
ホンモノの木材の「オーバーホール」は、確実に増えていくと思う。

磨きの特殊技術と美しき水の利用。

水と森との関係。
文化とビジネスの両輪。

できること、つたえること、たくさんある。

今回のプロジェクトメンバーに
川上村の地域おこし協力隊も加わり、
夜また「間伐材カホン」の話題で、杉の湯ロビーで盛り上がった。

間伐材があるから文化材もある。

目の前の出会いを大切にしながら
またよろしくお願い申し上げます。



スポンサーサイト
編集 / 2013.09.29 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【ちいきのインターン 共通 勉強会 (京都府立大、大阪大、和歌山大、京大院】
カテゴリ: マネジメント/自己成長
【 ちいきのインターン 
~学生限定 地域&林業のビジネススクール~】



P9190888.jpg



全部で集まった学生は、5名。
ちいきのインターン勉強会(鼓舞会)。

京都府立大、和歌山大、大阪大、京都大学大学院。

みな森林・林業・地域に関して興味があるのみならず、自分
なりの体験、自分なりの所見をもっていて、行動派でありま
す。

今回は、勉強会では、ワークショップ練習も兼ねて、自分の
原体験を洗い出してもらいましたが、みな、ちゃんと「好き」
「憤り」の両方を持っているんですね。


~好き~
・森の楽しい体験
・田舎(農家)でのびのび
・地元の祭り、かっこいい兄ちゃんたち
・国際交流の楽しさ
・木が好き

~憤り~(私憤・公憤)
・先生に「口だけ林業するな!現場なんぼできるんや」と怒られたくやしさ
・中越地震の経験
・地元の過疎高齢化
・世の中の課題に他人事でいいのか?(疑問)


波乱万丈とはいいませんが、悔しかったり悲しかったり、それで
も好きだったり、そんな具体的な経験があるから、自分の立ち位置
があり、情熱があるんですね。


ドラマ半沢直樹は「憤り」の強度が上ブレし過ぎた事例かもしれ
ませぬが、怒りだったり、くやしさだったり、っていうのは、本当
に「好き」なことを本気か貫けるかどうかの表れでもあります。

インターン生である彼ら、彼女らの問題意識と行動力の高さに、
驚いたとともに、彼らのポテンシャルをどういかすか、弊社の役
割もまた違う段階として見えてきました。

現場の技術力を高めるとかマーケティングやビジネス力を高める
とか、それはどちらも必要で、それを提供しながら、実益にどう
還元されていくかをサポートするわけですが、最も大事なのは、
その前提になる、自分で思考し自分で発言し行動することです。

1具体化→2抽象化→3自分事化

一般事象を現場でしっかりみて、そこからルール化し、
であるからそ、具体的にどうするか。
ひとりの学生が、先日の高野山での現地インターンの経験での
レポートが印象的でした。


===レポート Aさん=====

就活について話しているとき、
高野山に同行された社会人のAさんが以下のようにおっしゃった。

「仕事と恋愛は同じようなもの。

自分に合った理想の恋人というものを探し回ったところで、
ぴったりな相手が見つかることは一生ない。

だから、出会った人と自分がどう向き合って変わっていくか、
絆を築いていくかが大切。

そうやって、自分が最高の人材となり、
相手が最高のパートナーになっていく。

仕事も似ていて、最初から天職を探し回ることには意味がない。
目の前の仕事に真剣に取り組んでこなしていく中で、それが自分
のプロフェッショナルになっていく」



【気づき】
「自己分析病」に陥っていたことを反省。

【具体的アクション】
今は、自分の特技や強みは何かとワークシートに向かって考えるより、
目の前のタスクに真剣に取り組んで経験を積む必要がある。
==

これを、他のインターン生の前で発表されていました。
妙にみな納得していたようで、逃げない自分、言い訳しない自分と
いう土台ができていくようにも思います。


このメンバーの中で、一人、異色な人がいます。
それが岐阜県のクライアント社長の息子さんで現在、京大大学
院に通うHくん。彼の研究、実家(稼業)のビジョン、含めて、
極めて未来が「わくわく」するのであるが、なによりも、

すなお・勉強好き・プラス発想。

私から学ぶことも多く、とても刺激的で、実業→研究→政策へとい
った新しい「動き」を実現していく人材(財)になること間違いな
いでしょう。


ちいきのインターン。
ゴールは3通り。

・まさに「現場」にてビジネスを実業としていく人。
・まさに「第三者的立場」で支援業をプロとしていく人。
 ・まさに「調査力や分析力」を武器に研究者として生きていく人

どちらでもよい。
この組み合わせでもいい。

色々な経験をしてもらうように、未来を共に作っていきたい。
よろしくお願いします。
編集 / 2013.09.19 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【トマトと林業の 粗利率】 林業マーケティング
カテゴリ: マーケティング/営業

さて、
スーパーで売っている1個100円程のトマトは、
JAでいくら、農家でいくらになっているでしょうか。


農家→JA→卸→仲卸→小売店舗


という流通があるとすれば、
農家からJAへの卸し価格はだいたい30円。


農家(30円)→JA(~35円)
→卸(~50円)→仲卸(~60円)
→小売店舗(~100円)

といったらいいだろうか。ざっくり。

JAが一番高い利幅かと思えばそうではなく、
そこから流通・問屋は、1~2割程度、
小売店舗が一番に価格が上昇するところであり、グっと上がる。

いわゆるJAが一番の利幅を取っているわけではない。

ただ、小売店舗というのは、八百屋、スーパー、百貨店などと
圧倒的な集客率が高いのである。

だから単純に、
農家は、もろもろの在庫リスク、与信リスク、販路開拓の投資をして、
直売せよ、というのはわかるが、チャレンジしても、成功するのは数%
で一握りの実力或る者たち。

あくまで、諸々のビジネスパートナー(ビジネスフレンド)と組んで、
長所伸展しながら、時流に適応して、力相応一番でいくしかない。

餅は餅屋もある。

だから、
農業は農業としての本質、
良いものを作るということをしっかり専念し、
まず、自分の粗利率をどう高めるかが、第一ポイントある。


それは、ようするに30円でJAにトマトを売るならば、
1個いくらで製造するかということ。

それは、おおよそ10円~15円であるから、
粗利率は30~50%。

そこで農業の粗利率(生産性)とは
何かということでもある。


で、そこで、陥るのが単純な比較病です。

平均はどうだろう?
とか
他社はどうだろう?
とか
考えるのですが、

はっきりいって農業の粗利率は、3割~6割ほどに幅があり、
露地の高原レタス系はむちゃくちゃ高いが、稲作はもっと低い。

など作物によっても違うし、農業の方法によっても異なる。

当たり前のことだが、規模によっても違うのですから、
単純に比較などできません。


またさらに言えば、きっちり数字を取っている人も少ない中で、
原価の定義も異なるので、単純比較などは、ほぼ無意味。

とはいえ、一般にキッチリしている業界では

1 同業他社と比較する
2 過去の自社と比較する
3 モデル企業と比較する

というのが鉄則であるが、そこで「粗利」とは何かを、
自分なりに定義し、自分なりに遠くの同業種や近くの異業界と比較しながら、
学び、改善している人がもうかっている。


では、林業事業における粗利率とは、どんなものだろうか。

むろん、
農業同様、そもそも数字がなかなかない、比較しようにも、
施業の形式、原木の所有権(売買)の有無によって大いに
異なるし、補助金の形式によってもちがう。

殆どそんな話はされない。
年収の話はよく出る。

某森林組合では、年収700万円近い人もいる。
うちの林業会社は年収1000万円を目指す!とか、
方や、年収200万程度の林業マンが多いなかで、
ただただ年収ではなく、林業の粗利益という共通指標で、
何が見えてくるか。


たいせつなのは、
まず、粗利益であり粗利率である。

集約化施業の共通見積もりで、やってみて終り、では意味ない。

もっと大切なのは、
1人当たりの付加価値額(粗利-外注費として)である。

この林業会社のキャッシュポイントは何か。
その価値の瞬間は何か。

さらに、
大事なのは言われたままの金額で仕事を請け負い、
終わってみたら経費がどれだけかかっていたかというところ
からの「計画的脱却」をすることである。


最近、森林と林業が好きな理念派のインテリ林業家が増えてきたが、
そのあたりが全く弱い。

まず粗利益とは何か、
その付加価値とは何か、を徹底して説明する。

そこで以下の3通りを提案し実施する。

1)売上ではなく、見積もり交渉権での粗利率アップ
2)原価ではなく、予定原価と結果原価の差での粗利率アップ
3)粗利、販管費、3分法
4)プロジェクト管理法


これでだいぶ収益が変わる。

原木の価格が安いとかいう前に、確実にこれでまず大幅に変わる。
詳細はいつかまとめて公開できるようにしてみたい。

たまたま儲かってラッキー、
たまたま儲からず悲しい、ではなく、
あくまでも、予測値に対して、超えるか、超えぬか。


ビジョン→戦略→具体的アクション


遠くの同業種とは比較しあえる仲間がいることも大切。
近々、暑苦しい林業経営者の、垂直連携イノベーションや、
新規サービスへの参入についての粗利率アップについても、
もちろん、まとめてみたいと思う。
編集 / 2013.09.19 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【自然の猛威に憤らない、戦わない。 】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
【自然の猛威に憤らない、戦わない。 】


いきなり携帯がチロリロリンとなる。
恐ろしい音。

8月下旬に運用が開始されたばかりの政府の「特別警報」。
「数十年に1度の災害」に対して発令されるものが、運用開
始わずか17日で発令されたという。

50年に一度っていう自然の猛威とは何か、考えさせられる。
今回の台風18号。


ドラマあまちゃん。思い出した。

東日本大震災のあと、
北三陸の閑散とした海。ウニが取れなくなった海。

それを見て
「海は怖くないのか、海が憎くないか?」
主役(孫)のアキが、祖母の夏ばっぱに聞いた。


「自分は、チリ地震も経験した。

 確かに、一生に2回も、こんな目にあうとは思わなかった。
 こんな恐ろしいものはないって、あの時も思う。 

 でも、海に生かされ、海におまんま食わしてもらった。

 たった50年に1回、暴れたからって、
 憎んだり、嫌いになったり、するもんじゃない。

 だからまた、海に感謝し、海と向き合うんだ。

 おらは、だから、ここに暮すんだ。」
 
と。


台風18号で、京都をはじめ、多くの地域で避難勧告があった。
京都北山への道も寸断されたようだ。

3年前も大きな台風が紀伊半島を襲い、そのとき熊野では道が
無くなり、天川村や川上村では国道ごと山が流された。
林業ってなんだろうって。


今日、
私は、浜松から松本まで、9時間かかった。

東海道新幹線も全然動かず、浜松の駅で3時間待つ。
名古屋から乗った特急しなのも、立ち往生。
臨時便に乗っても、倒木の撤去作業が続き、電車は停止を
続けて、名古屋から5時間30分、ようやくに松本へ。
特急料金は払い戻し。

大変な一日だったが、大変だなんて、たいしたことじゃぁない。

時間が遅れてイライラと、
自然の猛威に怒りを荒げている乗車客も少なくはないが、

自然に感謝し
自然の時に暴れた時も、包み込むココロが大切だ、

信玄堤をはじめ、
自然を包み込む、農業土木っていう英語がある。
日本で生きること、
自然と共に生きること、
何か大切なことに気づかされました。
編集 / 2013.09.16 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【 高野山の森から。 桧皮の現場 】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅

【 高野山の森から。 桧皮の現場 】

1200年の森、高野山。

昨日、一度、大阪におりましたが
またもう一度、本日もご案内へ。


夕日に照らされたそれは、
ピンク色に美しい輝く光っていた。

20130910_162213.jpg

左は桧皮(ひわだ)を剥いた後、右はまだ自然のまま。

それは、100~150年生の桧である。

檜皮葺(ひわだぶき)の屋根を見たことはある人は多いが、
桧皮を剥ぐ現場を見る人は少なかろう。


私自身、作業の現場を見るのは初めてだった。

1本のみならず、ある場所で、15本近く。
その職人たちは3人1組で、丁寧に剥ぎ取られていた。

職人が10代、20代、30代の若手だったのは驚いた。

桧皮は、
自然に育った桧の皮を、初めて1回目として丁寧に剥ぎ
取ったあと、そのあとの10年経ったときの桧皮が、実は、
もっとも素晴らしい素材となる。

諸々の計算をしながら、どの山、かの山と、
金剛峯寺の山林部の職員と話を諸々とした。

(ご案内ありがとうございました)

実は、
檜皮葺、150年クラスの桧1本剥いで、
おおよそ15~20本で、1坪分くらいにしかならない。
高野山、金剛峯寺(山林部)は桧皮を始めた。

1847年に焼失して以来に再建する「中門」も、檜皮葺だ。
2年後に開創1200年を控える高野山。

「高野山の道は、1000年持つからな」

林道をつくる仕事を弊社のインターン生が昨年お手伝いして
そんな指導をうけた。現場のプロ高野山寺領森林組合の存在。

いわゆる間伐材で、
原木で1本、数百円くらいの小径木のものから、
伽藍の整備において200年クラスの古い大木の伐採からでた
高野霊木(芯さり材の通し柱)、そして桧皮の扱い(山林部)。

森林セラピー、虫の音観聴会、林業教室は、寺領森林組合。

和歌山大学の弊社のインターン学生を連れて1日、もろもろの
レクチャーをした。私が足りないところもまた見えてきた。

今日は、某ハウスメーカー取締役、某建築家をご案内。

もっと「伝える」という仕事に
私自身、執着していいのかな。
そう思った1日でもある。

https://www.facebook.com/jiryou.koyasan
高野山寺領森林組合
編集 / 2013.09.10 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【 学生よ、若手よ、メディア奴隷から脱出すべし。  】
カテゴリ: マネジメント/自己成長

【 メディアの奴隷から脱出すべく。  】



「なに、メディアでいってることを、
   自分の言葉のようにしゃべってんだ!」


いきなり怒られた。
ちょっとやさしめに。

環境がどうとか、観光がどうとか、経済がどうとか、全然リアリ
ティのないは学生に、そう指摘したのは、高野町の町民であり、
私の友人である。


古川ちいきの総研のインターン

21歳の学生2名を連れて、高野山へと上がった。


学生であるうちに「稼ぐ力」を鍛えたい、そういう学生も多い。
ビジネススキルの向上とか、そういったことは確かに大事かも
しれない。しかし、大事なのはそれではない。

もっと大事なのは、自分の眼で見て、自分で感じて、自分で話すこと。
いや、それこそが「生きる力」になろう。

「見る力」「感じる力」「話す力」

それである。

メディアに洗脳されすぎた信者が多すぎて、情報の奴隷のような
人たちが多すぎ、偏った生き方をしてきた学生2名に一番伝えた
かったことを、私の代わりに、彼が伝えてくれた。


「人と出逢う、肌で感じる、自分で考えろ。
 これが、ここでやるインターンだからね!」


たまたま入った居酒屋で、地域住民にたくさん囲まれながら、
声を掛けられながら、説教されながら、学生は「学び」の場
に入った。

彼らが変ってくれる未来を楽しみに。



編集 / 2013.09.09 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【 机上の実論。 ~机上の空論じゃないです~】
カテゴリ: マネジメント/自己成長
【 机上の実論。 】


元々船井総研で、現在、某外資系コンサルティング会社のマネ
ージャーにお会いし、不動産系に強いことから、新築住宅、
中古住宅、マンション、リノベーション関係の話を伺った。

最近、自分が視野が狭くなっているなと思うときに、いつも
こういった方々とお会いすると、「プロ」とは何かということ
を考えさせられる。

改めて、外に出れば出るほど、最初の会社(船井総研)という
ものの影響が大きいということでもあるが、それでも、新たに
知ったプロとは何かというところで、私の頭をガツンと叩かれ
た面白い逸話があった。


彼の机上の現場でこういうことがあった。


「そんなもん、現場にあるやんか、
    一度、現場に行けばいいじゃんか。
    あるいは、電話一本ですむんじゃねぇか。」
 

こういうシーンは多い、机上で空論を繰り返すということだ。

しかし、である。
よくいう現場主義とはいうが、どこまでが現場で、どこまでが
現場ではないのか。


この日、カンブリア宮殿で「三井物産社長」がゲストであったが、
三井物産の現場主義とは何か、その社員教育に、2~3年間、それ
は現地(海外)に送り込み、小さなビジネスを自らに生み出すこと。

まさにそれだ。

その通りであり、「事件は現場で起こっている」というもの。

この経験がズバリあるひとが、人と人をつなげる魅力を持ち、
商社的機能を持てる人材が活躍するという。

はっきりいって、地域に足りないのは「営業」である。そう
そう思う時に、現場と共に営業同行をしたり、共に汗を流し
商品をつくったり、数字を見たり、だいぶに現場に近い仕事
をしてきた。

しかし、何か違う。
大手商社とも何か違う。

もうすこし、外部視点を持った机上のイノベーションとは?
と考えてみた。


そのとき、今日、久しぶりにお会いした外資系コンサルティン
グの「現場」は、机上というところでありながら、徹底的に、
考え抜く、徹底的にロジカルエラーのなき、戦略提言を、まさ
に「机上の実論」として提供しているという話だった。


「いや~、
 ここまで考えるのか、
 ここまで多角的に、理論的に、考え抜いて
 提案するのか、そこは
 外資系コンサルのすごい現場である」

と、
なるほど、
いわゆる「現場」に近くなればなるほど見えなくなる第三者としてのプロ。


これは、確実に現場を経験してきた「転職組」が多いからこそ
のコンサルティングファーム。

実は、そうなれば、新卒からのコンサルは、非常に伸び悩むという。
そりゃそうだな・・・。

たとえば、

売上数値は作るな!
みたいな本は、
売上数値をきっちりやってきた経験者ゆえ向けの本だし、

現場は行くな!
みたいな本は、
現場管理をきっちりやってきた経験者ゆえだし。


いずれにしろ、私は、色々な方とのお付き合いの中で、今日、
改めて、「机上の実論」という徹底的に思考するというプロ
がいることもまた、改めて認識した。

地域の零細企業の現場
三井物産の現場
外資系コンサルの現場

現場ってなんだろう、みなさまのお考えも是非にと。
編集 / 2013.09.05 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【若手と幹部の はざま】
カテゴリ: マネジメント/自己成長
【理から利へ 場と縁の法則のもと・・・ 】



組織が大きくなればなるほど、前に進むスピードは遅くなる。
組織が閉じれば閉じるほど、先がまったく見えなくなる。


いや、それは「組織が」、ではない。
経営の「幹部」がと言い換えられる部分も多い。


だから、若手はこういう
「まかせてくれない」「給料が少ない」


でも、諸先輩はこういう
「頑張ってくれない」「稼いでくれない」


わかってはいるが、たいていの、組織の停滞化の主な理由は、
「明らかにお前(若手)頑張ってねぇな」というケースを除
いては、林業界においては、どちらにも問題があるです。

たとえば、
若手に対しては、半分以上は甘えがあって、上の文句はいうが、
今ある環境で何やったの?結果出してるの?といいたくなる。

逆に、それと同様に、
経営人側は、若手に対して「なにもやってくれない」
というが、半分以上は、そもそも若手に何も「まかせてない」
のでは?といいたくなる。


特に林業業界では、ご老体が確固たる権限を持ちすぎて、耳
を貸さない。

私の仮説、林業四則演算の「ー(マイナス)」がない。

Ⅳ.林業-δ
 どうしても取り除かなければならない
 昔の商慣習や古い精神風土!


で、そういうときには、教科書的に、「だからこそ、ワカモノ
やソトモノといった第三者が必要ですっ」ていうのがあるわけ
ですが、現状、せっかく優秀な人がIターンしても辞めていく
ことがある中で、どうすべきか。


本日、製材メーカー、木材流通、大工工務店、コンサルとい
う4つの立場でのディスカションの場でそれは起こった。


・論理性
・収益性

それはあって当たり前。

そこに、革新性が加わらねばならないとき、
どう打開して進むか。

1 背中を押すのか
2 摩擦を取るのか


ここで二人の尊敬する人の言葉を借りたい。


>今、日本林業回生に求められる人材は「過去の自己否定」に
も似た、ラディカルナ(根底的な)林業の変革を遂行する人々
なのです。[村尾氏]


>日本の林業再生は都会の若者に任せなさい [牧氏]


そこに、若手と幹部との意識格差を打開すべく方法論がいかに
あるか、私なりに見つけることができた本日。


まさに、情緒的論理性とか、論理的情緒論というか。


台本なき演劇 の 必要性


もしいえるとしたらこうだろう。


1 ゆるやかなラディカルとして地域信頼の絶対化
 (内科手術的)

2 急速たるラディカルな論理や収益の明確化
 (外科手術的)

3 ユーモアか激怒か その感情の表出化

4 第3者のみならず共有理念を持つ第3者の介入化
 
5 共通の仮想競合と共通の仮説目的の設定

6 若手と経営陣、そして、社内と社外の責任の所在化

7 具体的な経験のみが語れる場の提供による懇親化


それは、

「場」と「縁」の法則 とでもいえるかもしれない。


西粟倉森の学校、共有の森ファンドの立上げ前、あの日、あの
時、あの場所に、あのメンバーがいなければ、今はなかっただ
ろうな、というシーンが懐かしい。そこに同席できていた私は、
運がよいという瞬間、場と縁の法則を感じた。アミタ時代から
の地域信頼、牧氏と竹本氏のラディカルな連係、色々なトビム
シの信頼下にある外部人材という第3者の後方支援など等。


コンサル(第三者)とは何か。

いや、
ビジネスインテリジェンスとは何か。

いや、
人生とは何か、なんとなく見えてきた。


改めて、多くの方に感謝である。
今日は、何か失敗してもいい。

今日ほど得るもののはなかった。

→この話の具体的詳細は、いずれ何かに書いてみたい。


編集 / 2013.09.04 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
twitter 古川大輔
プロフィール

古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

ご感想ご意見などは、ブログ内の返信ではなく、
こちらEメールにてよろしくお願い申し上げます。

ブログ内検索
最近のトラックバック
ブロとも申請フォーム
月別アーカイブ