【林業ビジネス、地域ビジネス、地に足がついたビジネス力をつけるために。】
カテゴリ: 理念と利益
【理念(体験)⇒利益(実践) 学びの導線づくり。  】

~地に足がついたビジネス力をつけるために。~


大工の数は減少している。
2005年で54万人
2020年には30万人になるといいます。

http://nakazato.exblog.jp/18371937/
http://blog.livedoor.jp/hira0521/archives/54931572.html


ただ、大工の卵、これはまだまだいる。

工務店に入り修行する。大工育成塾等もある。

そして、その中での何人かが、
修行を終え、独立して工務店業をやろうという大工がいるが
なかなか彼らを育てる場所はないというのも現実だ。

技術は教えるが経営(ビジネス)は自分で考えろと。

しかし、
いくら素晴らしい家が造れても売れるわけではない。
悲しいかな住宅づくりと顧客づくりは別物である。
営業を学ぶ、住宅の諸々の知識をつける、人を使うことを学ぶ。
資金関係のことを学ぶ。

まぁそんなの教えてもらうものではない。
というのも正しい。

ただ教えてもらうに越したことはない。

今日も
我が社のクライアント主催、
材木屋の賢い使い方セミナー。

これはいま、いわば地元限定、若手大工育成塾、のようなもの。

木材倉庫を案内し、木のことを伝える。
そういう場が大工の世界でなくなったのであれば、
材木屋がやろう。

材木屋社長が「材木屋の賢い使い方」をレクチャーし、
私からは林業のレクチャーと行列ができる工務店のポイントを話す。

ストックヤードや材木展示の案内は
社員がそれぞれ行う。


その中で、本日、某有名な木造住宅地域ブランド工務店に
約10年いて、独立した大工さんが来られた。

また、全くの異業種の経営をやってきた方で、
いま工務店業の営業を行っている営業マンも来られた。

前者は、技術のプロ、営業の素人
後者は、営業のプロ、技術の素人


しかし同じ志を持ちながら、
今回のセミナーを受け、木材の勉強、経営の勉強を。
また、懇親会では熱くディスカション。

それが私も非常によき学びになった。


「自然素材って、どこから自信を持ってそういえるのか。」

「こだわりってそもそも定量化できるのか?」

「いい家作っても売れないのはなぜか」

「大手ハウスメーカーむかつく、だけじゃ解決しない」

「そもそも大工は林業を全く知らないがそれでいいのか」



「場」の設定に、生き残るべく材木屋の在り方がまた見えた。
数年後の新たなビジネスモデルもイメージ共有。


さて話少し変わる。


森林・山村に興味のある若者が増えている。

美しき高邁な理念に共感し、地域づくりインターンやら
NPOやらボランティアやらと新たな生き方が多数でてきた。
その入り口や受け入れ口も増えてきた。

かつては、
ある意味、都会から逃げるように山村へ。
というパターンもあったが、

最近は

「俺は、スノーボードが好きで、山村が好きで、
 だから、いま林業と出逢い、山仕事してるんです!」

そんな若者は、
地域で頑張っている林業(的)事業体が
彼らを受け入れてきた。

ただ最大のニーズは、彼らの次のステージへの「場」づくり。
事業体としての成長、ビジネスとしての変革、
林業社員のビジネス力の強化。

我が社のインターン生が5か月、今日卒業した。
あっというまだった。

最後、社員の岩井と3人で
色々と振り返り、また未来をディスカション。


「森林とか林業のよさは、
  もう色々と伝わっている。
 
 やはりそこから、
 ビジネスとしての森林・林業というところで
 本当に事業性としてどうあるべくかが、
 たくさん学べた。

 とくに、
 現場に行ったり、
 現場で林業をやっている人たちと実際に会えたこと、
 それが一番よかった。」 
  

「理念も利益も学べたと」


そういってくれた。

家庭の事情で東京へ引っ越すこととなった彼女だが、
2人だけの会社だったところ、3人となり、大幅に私も
視野が広がったし、私たちも助かった。
こちらこそありがとう。


また話を戻す。

大工も、森林関係の仕事も一緒。


1)改めて初歩的な「面白さ」を伝える必要
   理念>利益

2)そこからのビジネス導線、経営の強化
   理念<利益

という2つは、
入口を分けながら、実は明確な戦略を持って
「場」を作らねばならないなと。

理念から利益へ

場(ボランティア的体験現場⇒ビジネス的教育機関)づくり

色々な場所、色々な異業種でも
求められている。

二つの顔をうまく使い分けていきたい。
みなさまはいかがでしょうか?
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編集 / 2013.07.26 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【農林業の本質は、○○でしょ。  】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
【やっぱ本質は、○○でしょ。  】


この日、14時~18時の
京都府の和知にある京都府立林業大学校の講義を終えて、
すぐ移動。
1時間30分京都市内の出町柳へ。


京都大学の農村計画フロンティアに参加。

といっても、
もう懇親会だけの時間でした。

それでもどうしてもこの人たちと会いたい、学びたい、
その刺激を得たい。

20時~24時までの4時間。
また大いなる収穫を得ました。

研究者、ビジネスマン、
ぜんぶ一緒に一つの議論ができる。
「農村地域」への「情熱」はみな前提に、
冷静にかつドラスティックにディスカションができる場です。


大学時代の研究室の先輩が主催。


さて、
その時の話題のひとつ。
この世界でちょっと有名な2つの言葉が出てきた。

撤退の農村計画
コミュニティデザイン
等である。


その本質がどこにあろうかというより
いわゆる消費されてしまう「言葉」となったという
やや遠い目からの討論から始まった。

しかし、
これらの背景には何があるか。
何処にアドボケートされているか。
政治の道具にされる可能性はどこか。
資源(税金含む)の再配分とは何か、マジョリティを得るとは何か

そこに裏の真実があるという
研究者の視点はなるほどの発見が多かった。


「限界集落の真実 ~ちくま新書~」
         →撤退への反抗論

そこから

・国が国土計画を主導するのは終わった
・そもそも全総の流れはなぜ消えたのか
・なぜ国土庁がなくなったのか。
・国土総合開発法が求心力を何故失ったのか

日本において
土地基本法等の「理念法」の脆弱さの課題はなにか。


こんな話題がビジネス界ではほとんど出てこない中で、
自分の視野の狭さ、逆に言えばどう広げるかが見えてくる。


また別の話。

泉州ナス、九条ネギ、なぜブランドになったか。


それは、

そこには「●●」が絡んでいるということです。


同じく、吉野杉も然り。
紀伊半島の林業は優良な「●●」ゆえの生産地。

いま向かっている天竜も
素晴らしい桧ができる「●●」には石英が多く
白い輝く石がコロコロ落ちている場所でもある。


それは、土壌。

日本の国土を守るとかって
日本の農業、林業を守るとかって、
もっと「土」と素直に向かい合わなければならないのでは?

農林業ブランドの背景に
その「土」をもっと知り、そして、守ること。


表に出る裏側、やっぱここが本質でしょ!?
なんてところが話せる集団。
そこへ参加できるための自らの資格(成長)。

感謝です。



<おまけ>
林業大学校の講師で
「知識をお金にする知識」を教えてほしいって
受講後アンケートに。ふふ、面白い、まとめてみましょう。

編集 / 2013.07.13 / コメント: 1 / トラックバック: - / PageTop↑
【55年前の扇風機がイケてるという件 】
カテゴリ: マーケティング/営業

ここは、どう考えても外観は古い日本家屋である。

中に入ると
もともとの民家を家具屋にコンバージョンされていたが、
木材をうまく活かした素晴らしい空間になっていた。

デンマークの家具が
なぜか日本の和室に合う。

この地域はアーティスト、芸術家、カフェ等が多く、
自然派生的に増えていったという静岡県丸子(まりこ)地区。

静岡市内から車で20~30分くらいか。
お茶と山が広がる地域。

そこに美しき集落。

古いものにちょっと手を加えるだけで、
すごく新しくなるにはその建物+αのインテリアや
そこに接客する人たちの上質な会話だったりと
来る者に何らかのインスピレーションを与えてくれる。


この日
とある静岡の家でご飯をお世話になった。

70代の奥様はまたお元気でご健在であるが、


「私が嫁いだときからすでにあったわ」という扇風機。

50年以上も使い続けている。

何かこの三菱の扇風機がレトロというよりも
センスを感じる。

高校生のお孫さんたちも
なかなかカッコイイという扇風機。

ちょっと一部壊れてても、
丁寧に使い続けてきたという。


きっと「ダサい」と言われてきた時代もあるだろう。
そんなのを乗り越えて、また50年以上たって評価されている。

家族でまた愛されている扇風機。


昭和の扇風機



世間では「昭和レトロ」と言われているものかもしれない。
そういうネーミングでちょっとまた加工されて世に或るかもしれない。

ライフサイクルや地と図の関係。

そういう意味で、「かっこいい」って言われる時期も、言われ
ない時期もあって、長い間続く「愛着」っていうものが何か。

世間とは異なる確固たる「モノ」への普遍的な「愛」とか「哲学」とか。

林業のサイクルもそういうものがあろう。
もう少し長い時間で見てみよう。
編集 / 2013.07.07 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
twitter 古川大輔
プロフィール

古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

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