【断種の罪 】
カテゴリ: マネジメント/自己成長
【断種の罪 】



ミームというのはご存知ですか。

「利己的な遺伝子」が流行った後、その中で、ミームという
単語がでてきました。

それは、DNAではなく、ココロからココロへ伝達されゆく人間
の文化的志向と行動であります。


よく「DNA」か「環境」か という議論がありますが、それで
も、教育的指導がなくとも、文化的遺伝子というものは、自然
と伝達されゆくものがあると。


それでもミームは、外的圧力(教育)がなくなると、弱まる。


本日、日本林業経営者協議会青年部の方々、約20名近くを、
高野山をご案内いたしました。400年生の桧を20本近く
使って再建している中門の見学、金剛峯寺、奥の院、仏法僧の
森、高野霊木之家 等をご案内。

DSCN9999.jpg


「地域には、捨ててはいけないものがある」

西粟倉村の元村長がおっしゃっていたこの言葉が、京都の
まちづくりメンバーにも刺さった。

地域とは誰のものか?

主体とは、住まいや暮らしをしている人だけではない。

この土地を、連綿と守っていくこと。
その大切さ。

また是非に高野山にお越し頂ければと存じます。

山林経営とは何か、
お互いに、それぞれのビジョンをもち、
またお教え頂ければと存じます。


さて、今日は、同じく高野山で
別の打ち合わせがあり、その時、
このような言葉を
いつもお世話になっている僧侶様から教えて頂きました。


「断種(だんしゅ)の罪(つみ)」


仏教用語です。


自分が育ててくれた親に感謝し、自分も、子どもを創り子孫を
残していくこと。それだけではなく、自分が勉強したことや、
教わったことは、伝えて行くべきであるということ。

その「種」を断つことは、罪であるということ。


私の両親、大学研究室、船井総研、アミタ、トビムシ・・・。


自分が得た知識や情報は、自分だけの所に止めるべきではない。


企業、親子、教育、育成。


確かに、伝えたくない「情報」というものもあるかもしれない。
専売特許として。でも教育しなければならない。


「最近の若いもんわ、っていうけれど、
 自分も色々な人に育ててもらったのに、
 教育を放棄している人が多すぎないか」


断種の罪、

教育だけでない、
発信するということも、ひとつの、解決策。




「高野山はね、常に、受け身なんだよ、古川くん。

(危機が何回かあって、それぞれに復興してきた話は割愛)

 ただね、
 
 お大師さまのご加護のもと、
 
 人は来て当たり前。
 お布施はしてもらって当たり前。

 そうなったのは、仏教界全体の問題です。

 だから、ソトモノの方が
 ここで体験した一次情報を
 そのひとなりに、加工して、伝えて行くこと。

 それは、素晴らしいことであり、

 断種の罪 を知っている ということになる。 」
  


農村地域のまちづくり、
高野山の森林護持
そして、自分の生き方、

色々と繋がる。

そんな時間が楽しくもあった、また、教わった。



「字が違うけど、
 断酒の罪ってのもあるわな、古川くん笑」
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編集 / 2012.09.28 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【 その工具、60円ですよ! 】
カテゴリ: 本・映画・ニュース・メディア
【 その工具、60円ですよ! 】

経営の3つの切り口。

マーケティング

マネジメント

オペレーション

その中で、日々のオペレーションに小さな変化を起こし続ける
工夫がないと組織が停滞してしまいます。「ぉ、それいいね」
「じゃぁやってみよう」っていう動き。

あまり目標にガチガチにならず、仮説を設計してその方向を向
いて動くからこそ、理想と事実(現実)の変化に対応し、ある
意味必要必然の方向を向けるのでしょう。

たまたまテレビをつけたら、再上場したJAL再生について、
NHKが稲盛名誉会長をお呼びしての番組特集がありました。


「親方 日の丸の体質を変える」

これが全てでしたといいつつ、実は、当たり前のことを確実に
やっただけとおっしゃっていましたが、その中で、工具
工具の棚に、ビス止め50円、パネル60円等と
原価(経費)を意識するようなシールが貼られるようになった。

かつて前職の職場でも、コピー一枚10円カラー30円という
のを「見える化」されてから、意識が変わり、行動が変わった。

日々のオペレーションに、原価の意識をどれだけ入れられるか。


「入りを増やして、出を減らす」

これだけですよ、経営は、と経営の神様、稲盛氏がおっしゃって
ましたがが、その部分をどれだけ「徹底する」かですよね。


現金主義か発生主義かによって、損益計算書の精度も変わるが、
管理会計において、実質的な経営の速度とキャッシュの速度が
ほぼ同時に書くにできる仕組みを、いま厳しくともしなければ
ならない。

というのが午前中の、金融機関との会議であったのですが、
数字に対する厳しさに尽きるのですね。まだまだ自分も甘い。


余談(おまけ)ですが、

稲盛氏が最後に、日本の経営者たちにメッセージをということが
ありましたが、 


それは、「想い」がないのではないか。
ということでしたね。


韓国や中国のほうが今は「想い」があるともおっしゃっていました。

なんども、敗戦のことや、戦後の焼け野原という単語が出ていました
が、稲盛氏にとって、それが強い原体験であり、彼の動機であったと
あれば、やはりいまの日本は「想い」を生み出す環境がない。


神戸、東北から、次の人材が生まれる。

あるいは、

ボロボロに中国と韓国に(ビジネス)敗戦してから、次の人材が生まれる。


という人もいます。
そこまで待ってられませんね。


安心、安全に暮らせる日本であるからこそ、
もっともっとチャレンジできる土台があるんだということ。

逃げてるのは自分なんだなぁと
いつも気づきを頂きます。ありがとうございます。
編集 / 2012.09.19 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【賛否ともども受け入れる。 】
カテゴリ: マネジメント/自己成長
【こういう人がいるから、強くなれる。 】



この度、岐阜県 製材・木材業経営強化セミナー 
研修会5回ある研修会のうちの1回目でした。

詳しい内容は会社HPで。


古川は、4時間しゃべるという経験は、初めてでした。

たいてい90分とか2時間なのですが、今回は、
そうとう気持ちが入っていたのですが、休憩1回(15分)。

終わった時は、
かなりグタグタでした。

こういうアンケート嬉しいですね。

~~
 お疲れ様です。本日講習に参加させていただきました○○です。
 たくさんの貴重なお話ありがとうございました。
 
 私は今年、大学を卒業し、初めて会社に入社したばかりです。

 そのためこの業界に対する知識もほとんどありませんが、今回の
 講習を通して少しでも自分の仕事に活かせれたら良いなと思っています。

 何も知らない私ですが、今日の話の中にあった「営業は最終的には
 仲良くなることが大切」という言葉が今に思えば印象に残っています。
 
 知識も何もない私でもこれならばできると思いました。

 今私は、社長と一緒に岐阜県材の木を使った営業をしています。
 そしてその中で、木の良さをアピールするだけではなく、お客様と
 仲良くなれるようにも努めていきたいです。
 
 まだまだ、
 頼りないところばかりですが、私のような若い力がいつの日か
 岐阜県のこの業界を盛り上げていけるようにがんばります。

 また、次回の講習会でお会いしましょう。
 本日は誠にありがとうございました。
~~~

仕事冥利に尽きるというか、若手って未来があるんですね。


ですが、

実は、質疑応答で、こういう話がありました。

65歳を過ぎた方でしょうか。


「だいたいね、
 もう林業ってのは駄目なんだ。

 補助金づくしだろ?
 森林組合なんて、それに浸かって、

 補助金使ってりゃ、食えるんだからよ」


といったところ、となりの席の若い方が、森林組合だったのか


「んなことないっすよ・・・」


というような、険悪ムードかというところ、それに輪をかけて、



「今日はね、
 林業がこうやったら儲かるっていうね、
 それを、教えてくれるんかと思ったら、

 ぜんぜん、意味分からん話ばっかりじゃないか!

 だいたいね、話が長いんだよ!

 え、日本の林業はこれからどうなるだね!」


と、ガツンと言ってこられました。

会場が冷えました。


実は、私はこういう質問だいぶ受けてきているというのと、
最近似たような質問を、某大学院生にされたので、
いい方は違えど、同じような答え方をしました。


話し方や抑揚の付け方は、文字では伝わりませんが、




・日本のラーメン業界がどうあるべきか、誰もいわない。  
 濃い、薄い、太い、細い、つけ麺、
 どういうターゲットに、どう喜んでもらうか。

・閉塞感ある業界は、異業界にヒントがあること

・そもそも、やりたい理念、とりたい利益が、
 各事業体にあればそれでよい。



・今回は、マーケティング基礎編であり、
 5回の研修の1回という位置づけであること。



そして、最後にこう言いました。



「今回ですね、5回の研修を聞いて

 それでも、一つも自社の経営のヒントが得られず、

 行動的なアクションがとれないとなれば、

 経営を辞めてください。」

 
 

と。いってしまったよ、古川。


謙虚と本気って難しいです。


でも今日、クタクタになりました。すごく気合い入れました。

サッカーの試合より肉体的につかれたんじゃないかな。

でも、嬉しかったのが、その質疑応答の後でした。


「さっきの(応答)よかったです。」
「まじ、面白かったです、また次回、来ますから」


その晩、
気持ちが若いメンバーたちと夜遅くまで、
情報交換と、そして今後の方向性について話しました。


私は反省もしました。


やはり、
総花的だ、抽象的だということ、
素直に受け止めなければなりません。


だから、頑張れるんです古川。

私もまだまだ足りません。

これからレベルをもっと高めて行かねばなりません。


厳しく指摘してくれる方
よかったと言ってくれる方

両方いるから頑張れる。割合はどうでもいい。

どっちかに一人でもいないと。

両方なくちゃ。

その懇親会で
ある若手がこういった


「あの~、
 あぁいうマイナス発想の人って、まだどれくらいいるんですか?」

「なにいってんの、まだ 
 この業界は、8割こんなひとばかりだよ」と。


もう、業界がとか、いわないようにしよう。

誰かが業界という線引きをしてしまうから
動きが小さくなってしまうのです。


新カテゴリーを陳腐なマーケティング手法により
言葉で創造するものではないが、改めて、林業・製材業って
魅力的だというのだから、本気で、戦っていきたいです。


そして、
そういう人が、一人もいなくなった時、
僕の(木材コンサル)の仕事は、終わりというわけです。




編集 / 2012.09.08 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【第二回 国産材 産地共催セミナー(プレゼンテーション!)】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅

http://chiikino.jp/?p=608
会社HPより。



【第二回 産地共催セミナーを終えて 】


8/31(金)OSAKA、9/1(日)NAGOYA
産地共催交流セミナー


無事、終了しました。

大阪は、会場には50名程の満員御礼、
名古屋も30名近いお客様で賑わいました。


新規顧客は合わせて、40社ほどですから、今後の営業の励みにもなりました。


今回は、
異業界のマーケティングを手掛けられている
A社さんにビデオ撮影をして頂きましたが、

「プレゼンのレベルが高い」

「もっと多くの工務店やビルダーに聞いてもらわないと」

「次は、直接の消費者向けでもいいのでは?」

「次は、東京かアジア展開か」



とお声を頂きました。


10数名の林業・製材業の経営者達が、熱く語るという集まり。


ほとんどの皆様が「一度、是非きてください!」ということに
メインメッセージを絞られていました。もちろん、地域の視点、
山づくりの視点、加工技術の視点、顧客サービスの視点等と色
々と、それはプレゼンタ―によって、濃度の差はあれ、やはり
最後は、一度、わが社、わがマチ、ムラに来てくださいという
ことでした。



◆富士山に話題を1点突破集中しつつ、その中でも木魂祭という
山から大黒柱を直接選ぶサービスのPRをされた「影山木材」


◆熊野は地の果てと自らで言いながらも、業界のジョブスかと
洗練されたスマートなプレゼンをされた「野地木材工業」


◆頼もしい動画で社員の一体感を伝えられ、
伝統芸能の地歌舞伎や東白川村の魅力にあふれた「山共」


◆消費で繋がる森づくりという地域再生のメッセージを送り、
脱業界発想がふんだんに新商品のPRもされた「西粟倉森の学校」


◆自然豊かな兵庫播州から、新加工の独自商品の発表があり、
法被姿でのプレゼンが良く似合う「木原木材店」


◆実際に施業をされている森林組合様にお話し頂き、
1200年の森づくりと歴史や生き物の話を展開された「高野霊木」


◆土佐嶺北という四国の真ん中という魅力を思う存分伝えられ、
加工製品の魅力や構造躯体の工務店支援のご提案をされた「ばうむ合同会社」


◆石見銀座、出雲大社や島根県の伝統文化を伝える動画から始まり、
山陰の地松というブランドを乾燥面に詳しく触れながらプレゼンされた「竹下木材」


◆日本で1組しかやられていない命がけの北山本仕込みの伝統的な
600年の山林施業と6数寄屋造りと現在デザインの世界をプレゼンされた「中源」


◆肩ひじ張らない独特のトークに、結局、いつも会場の笑いを独り占め。
伊賀上野から天竜まで、素材や山林にこだわり続けることで、
絶品たる逸品たるべく桧のプレゼンをされた「丸栄製材」



まさに、十人十色。

文字通り、「産地」「共催」「交流」セミナー。


□「産地」
産地、現場、に来てください!という強いメッセージ
 →なぜなら、来たら絶対ファンになるというストーリーがあるから


□「共催」
国産材がたくさんで賑わうことで初めて選ばれるというフィールドになること
バトルロイヤルとある参加者がいっていたが、
いい意味で刺激しあい、高めあえる仲間であること。

□「交流」
あくまでも、産地と木材流通、産地と工務店、産地と消費者
といった縦の関係だけでなく、横同士、あるいは、斜めの関係
が生まれる。


間違いなく、日本の林材業のトップクラスの人たちであろう。
そして、業・製材業だけではない、新しい市場に
チャレンジしていくメンバー達であります。


昨年は、OSアート様によって
今年は、アストモ様によって、サポートいただきました。

初めて行った昨年が参加メンバーは、6社、今年が10社。

アンケートにもありましたが、自社の運営の改善も多数でました。

いまは、集客代行というのが今のわが社のメインフィールドでしょ
うが、今後は、関東エリアへの進出流通拠点の開発、共同研究の出
資や投資なども考えると、ただただ人数を集めるだけではダメであり、
新しいビジネスパートナーの開拓も必須です。


3年前、ほぼ誰もパワーポイントなんか使ったことなく、人前で話すのは
イヤだといっていたメンバーさんですら、自らプレゼンのパワーポイント
を作ってこられた今年。

とにかく、自分も含め、切磋琢磨して、よきライバル、
よき仲間によるよき市場を開拓していきたいと思います。



編集 / 2012.09.01 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
twitter 古川大輔
プロフィール

古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

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こちらEメールにてよろしくお願い申し上げます。

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