【3ちゃん製材? 熊野輸出材? 経営は規模じゃない。】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
【 経営は、規模じゃない。 】



今回、経営実践研究会に新たなメンバーが入会致しました。
7月27日(金)

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その方は、
いわゆる3ちゃん製材と言われる、小さな規模です。

3ちゃんとは、とうちゃん、かあちゃん、にいちゃん。

しかし2ちゃん製材ってのもある。

とかいうと、
2チャンネルといったインターネット製材!?のようだが、
とうちゃん、かあちゃん、だけで、息子たちが実家の家業に
戻ってこない、2ちゃん製材。


その彼は、実家に戻ってきた。今回、研究会にご参加されて、


「みなさん、規模が大きいですよね?
    みなさんどのくらいの規模なんですか?」


と参加者に、規模を尋ねられてました。


しかし、みなの答えは一緒


「うちは、●●くらいの規模です。


 でもね、規模じゃないんですよ、

 どこのフィールドでどう戦うか、
  そして、自分の強みが何か。

 日本一(地域一)粗利率が高いとか、
 日本一(世界一)加工力が高いとか、

 僕らは国産材自給率50%を目指している訳じゃないんです。


 お互いに学ぶところがたくさんある。
 上とか、下とかない、

 林業とか製材業とか流通とか垣根はない」


フロンティア精神の高いひとたちと鼓舞し合う、
新商品の開発や、新販路への開拓も増えてきている。

小さいとか、大きいとか、都会とか田舎とか、違う。



そして、翌日は、熊野へ。



まだまだ昨年(2010年の台風)の影響が
痛ましくも残っておりました。

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メディアというのは、
終わるとすぐに次の話題へと言ってしまいがちですが、
この現場を見て、そしてこのフレーズに出逢い、私はドキっとしたのも確かです。

さて、今回の仕事は、
エンドユーザーに喜んでいただける熊野の林業・熊野材
のあるべき姿とは何か?について勉強会に講師として呼ばれました。

とても先進的なディスカッションがかわされ、今後が楽しみです。


ここでも、国の政策に頼ることなく、自分達で、新しい、販路を創る。
ということに気合いが入っています。


熊野、大阪へも名古屋へも車で3時間ほど。
産地であり、消費地ではないのです。

他府県では、県産材補助などの鎖国政策がある、それに負けるなと
国内も国外も含めて「輸出」といい、輸出推進協議会と名付けたそうです。


懇親会では、三重県知事と熊野市長とバッタリ遭遇することも
あり、意気投合し、盛り上がる。

「よし、やりましょう!」と知事。

なかなか熱い、夜でありました。


http://www.nozimoku.co.jp/blog/2012/07/30185553.html


→ その野地木材工業様のブログ。(ありがとうございます♪)

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編集 / 2012.07.27 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【伐採だけじゃない。林業マーケティング】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
【愛媛大学を訪問して・・・】



本日、インターンを派遣している愛媛大学大学院(森林環境管
理特別コース)を訪ね、担当の特任教授と情報交換をしました。


尋ねるべく研究室がわからなかったのですが、学生さんに、
聞いたところ、「ご案内しましょうかっ」ってこういう優しさが
嬉しいです。


さて、
愛媛には久万林業という地域がありますが、実は、
桧の生産日本一。

意外と知られていない。愛媛県の魅力。


平成21年のデータになりますが


日本での杉の生産量は 826万立米
(1位宮崎の123万、2位秋田63万、3位大分60万)


に対して、

桧の生産量は 196万立米
(1位愛媛18万、2位16万、3位熊本15万)

というもの。

地産地消の理念の限界については、ここで述べるのは割愛しますが、
久万林業地域は、集約化で、林野庁長官賞をもらうほどであり、
また森林組合も若いやる気のある職員が多いのです。


さて、本日尋ねたその先生は、実は、木材乾燥の専門。


色々と話題が欠かなかったのですが、

「乾燥の技術者の育成」がテーマでありながら、
「山側から木材、住まい、家具の通訳ができる人」が欲しいと。


なんだが、今回、感動した言葉を頂きました。



「本来はね、

 自然のモノとはいえ、

 人間に使われるために存在してきたんじゃない

 そういう木材というものを、

 取り扱うんだという認識に立つことが大事です。


 でもね、乾燥なんて簡単ですよ。
 箱に入れて出せばいいんです。
 
 
 問題なのはね、
 その正確さをどこまで保つかってのと

 納期っていうことだけなんです。」


すみません、専門的でありますが、グっときました。


そのあと細かい乾燥の話題に盛り上がりますが、

もともと広葉樹の専門で、当時(昭和40年代~50年代)、
木材とは海から渡ってくるモノという時代。

日本の木を山からきるなんて考える時代ではなかったころ。

広葉樹の乾燥というのは、レベルが高い。

利用する用途によるが、
その世界からすれば、いまの杉と桧の含水率20~25%なんてのは、
乾燥ではないというほど、乾燥のディテールにこだわって
研究をされていました。


そんな愛媛大学大学院。


最近、愛媛大学大学院で始めた、社会人の受け入れ「リカ
レントコース」にいま、28名の学生が集まっているというのは驚きです。


また、もうひとつ、そのコースに大学院2年(2名)、大学院
1年生(9名)といるが、そのうち、元気なのは女子学生だといいます。


「私は、とにかくやりたいことをやりたい!鍛えたい!」

というのはすごい。


いま、わが社と協定書を結び、派遣しているインターン事業
折り返し地点に入ってきましたが、高野山を初め、あらゆる全国の
森林・林業の可能性を探っていこうと、サイエンスとしての林業も
やはり乾燥論も、組織論も普遍化を目指したいと思います。


「林業は、伐採業(だけ)じゃない」

ということ。

本日も新たな出会いに感謝して。

編集 / 2012.07.01 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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