【経営研究会 B2BとB2Cの契約の違い その前提を知ることで・・・】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
【B2BとB2Cの契約の違い その前提を知ることで・・・】


本日は
 林材業ビジネススクール(経営研究会)@大阪。



知識や経験がある人が、
かつ、
相手の状況をよく聞き、
本質を見抜き、
わかりやすく、大切なポイントを提示してまとめ、
顧客が具体的に動ける提案をする。


この一見当たり前のことが、とても難しい。

そしてそれが、法務、税務、会計、経営コンサル、もしかした
ら、占い師も然りであり、「相談業」の商売基本である。

本日のこと。


いつもお世話になっているO社のクライアント企業が、一見無
謀な「ある契約」をしたことについて、社内の機密資料をO社
の方が持ってきて、トビムシ小林さんに是非と、無料法務相談
を行い、私は紹介者として同席させていただいた。
相談時間、約30分。

モヤモヤずっとしていた
O社のAさんはスッキリされてお帰りになられた。
綺麗に頭がすかっと整理されたとすぐに連絡があった。
さて、本件、問題は2点。

1 今回の案件の「契約内容」そのものが問題なのか
2 契約内容で提示したと商品サービスと実際の業務との乖離が問題なのか

この2点で話を進めた。

素人からすれば、なんか、「常識的におかしくない?」な~ん
て言いいたくもなる契約も、会社の印鑑なんてどうでもいいし、
この契約、解約しましょう!あっち側の穴もあるでしょ!?

なんて・・・。

これじゃぁダメで、だから法務担当がいるわけで、今回の無料相
談は極めて、明確で分かりやすく、解決策をご提示された。

例えば、そこを
B2BとB2Cの契約の違いについて、こう伝えられていた。

B2Bでの契約というのは、法人と法人という間で交わすもので
あり、その文書に落とした約束事というのは、当然、簡単に
破ることは出来ないし、ほかの法律で規制されることも少ない。
たとえ、社内の内部で代表が理解していないとしても、そこの
担当に委ねて、代表印を押したのであれば、その契約は、無効
にはなりえなし、それを担保する(裏返す)法律も殆どない。
たとえ、その契約内容が一般的に法外な価格であり、世間一般
からかけ離れているとしても、当事者と当事者がビジネスとし
て、文書で約束した書面に「社印」でもってして約束された
契約というのは、極めて、厳格なルールとして残るものである。

かたや、B2C。

消費者と法人との契約というのは、商品サービス面の確認とい
うのは個々人しっかりしなければならないが、クーリングオフ
などは別として、明らかにおかしい商品サービスに契約したと
しても、「あなたハンコ押したでしょ?」とは言いきれない。
一般消費者とは、知識面で、営業担当よりも劣っているという
前提や、悪徳な営業トークにうまくだまされて押してしまうと
いうことが多くあるため、消費者保護法など、消費者側に対し
てのサポートは法的にも手厚い。

そして、今回の件。

B2Bの契約。

すると

1 今回の案件の「契約内容」そのものが問題なのか
2 契約内容で提示したと商品サービスと実際の業務との乖離が問題なのか

という2点に話は戻るが、ここで特にB2Bにおいては、契約を
締結した時点では、契約時の商品サービスに対する価格が一般
的に法外かどうかということは問われない。
(この場合はここまでの根拠「書類」が
      確認できたゆえですが・・)

あくまでも、締結した事実(契約)と現況行われている商品サ
ービスとの差を指摘することで、解約ができる(可能性がある)
と示唆され、であれば具体的な、商品概要のペーパーと、その
実態との差を検証するため、「A」はありますか?
と最後はご提案した。

そして「A」を中心に調べてみてくださいとアドバイスを「贈」られた。

1話をよく聞いてくれて
 (裏では知識と経験が豊富ゆえ、どっしり構えられる)
2わかりやすくまとめてくれて
 (要点を構造化して説明できて)
3具体的には、これを、いつまでにして下さい
  (現況〔外部環境〕と相手〔内部環境〕に合わせた

・ヒアリング力
・ポイント整理力
・具体的提示力

これで、ちょっとデザインのいい見える化をしてくれる人が
いると、それが素敵な商品になる。導いた道筋どおりに動き、
ハッピーになることがゴール。

人生(経営)を明るくして前向きに動けるために。

トビムシ法務&HOMEは、
知財についても経営研究会でワンポイントアドバイス。
地材じゃないですよ・・・。
そして、本日も日本の地域、地域で
新たな「悩み人」に出遭っている・・・。

これを踏まえ、
その後、経営研究会。
まさに「契約」とは何かと改めて、学びを提供した。





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編集 / 2009.11.24 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【大月市の森林!】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
12月5日(土)10時~12時
環境時代の今だからこそ、集まろう。
「大月市元気回復・森沢山プロジェクト」
森林資源活用セミナー


があります。

大月市森林資源活用セミナー


ご案内はこちら↓
http://www.city.otsuki.yamanashi.jp/topics/shinrinshigen_semina.pdf


http://www.gentane.net/ringyou/62_index_msg.html
http://www.nw-mori.or.jp/eventjoho/333_index_msg.html
http://www.sanson-saisei.com/guide/event/44_index_msg.html
http://taishibrian.clipp.in/entry/132874


私は、パネルディスカッションでコーディネーターを行うのですが、何よりも、大月市市長の基調講演が目玉です。市民に是非聞いて欲しい、あるいは下流域の水源地になっている相模川流域の神奈川県の方にも聞いて欲しい、そう思いました。


本日は、市長、自らがこのために時間をとって事前打合せを一緒にさせていただきました。


素敵な市長でした。


大月市への熱い想いがあるのはもちろん。森林・林業に対する、ご知見深さと相模川・桂川水系の水源地としての理念と、ご自身が育ったこの大月の魅力を再発掘し、新しい観光地として、また林産地としての森林資源の活用にむけ、その期待と夢をお話頂ける。


各パネラーさんも本日、初めてお会いしましたが、これが本番だったらよかったのに!というほどに面白いお話が続出しました。


消費者代表からは、生活協同組合パルシステム山梨の理事長 白川恵子さん、木材流通からは、甲斐東部山地形成事業協同組合 理事長 北都留森林組合専務 長田助成さん、森林林業からは、東部地区林業団体協議会理事長の相馬保政さん、そして行政からは、石井由己雄 市長さん。


引き出しをたくさん持ってらっしゃる方々ばかりですので会場の皆様に夢と期待とワクワクが伝わるよう、その引き出しを、うまく引き出せるように努めてゆきたいです。


追伸


皆様、雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)って知ってますか?


大月市にある登山家には有名な山の一つですが、実は、500円札の裏側の絵は、ここから見た富士山だそうです。
編集 / 2009.11.19 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【沈まぬ太陽をみて】
カテゴリ: 本・映画・ニュース・メディア


先日、実は天竜でT氏に薦められたから見に行かねばと「This is it!マイケルジャクソン」を観に行こうと映画館へと足を運んだ。が、ついつい「沈まぬ太陽」が魅力的に見えて、そちらを観てしまった。3時間超えの映画。休憩のある映画で10分ほど中休みがある映画なんて始めてだった。



休憩はトイレさっさといかないと、すぐ映画始まっちゃうので注意です!


内容は宣伝どおり、


国民航空NALに勤め、渡辺謙演じる「恩地元(おんちはじめ)」とその家族を中心に、登り詰めるために手段を選ばぬ三浦友和演じる「行天(ぎょうてん)」との対比を描きつつ、人生とは何かを考えさせられるもので非常にテーマは重くて、苦しいものがある。


経営再建を問われているこの時期にというのもあるが、企業イメージをいま以上に悪くするという、JALからのクレームがあるのは確かにわかる。


しかし、


「白い巨塔」などからも分かるが、山崎豊子の独特の、権力とカネと欲とに、それに抗う「正義」の描き方との人間のドロドロしたところは鑑賞として、みてよかったと思うし、やっぱり渡辺謙と、鈴木京香という二人に、その夫婦のお役がピッタリであった。


団塊世代の「ニッポンの家族」の象徴でもある。


全体的に支配されたあの緊張感を鈴木京香や戸田恵梨香が癒してくれる。


場所は、
御巣鷹山、
東尋坊、
お遍路さん
ケニアナイロビも
極めて想い入れのある場所やシーンが多く出てくるので私には親近感もあった。


ただ、恩地(おんち)と 行天(ぎょうてん)という二人の男の対比と関係性の展開が、
それは非情にドラスティックであり、また、何か、もどかしくもあり、悔しくもあり、気分悪くもあり、観ていて、自分だったらどうする?と、一つ一つのシーンごとに考えてしまった。


映画館。


見渡してみれば、観ている人たちは、7割以上が私の父世代の団塊世代、それも夫婦が多かった。


日本の経済成長を牽引してきた企業戦士の卒業生が、いま、これをみて何を思うのだろう。


私は小学校のころのあの日航機墜落の事故がフラッシュバックするのが強くあの事故で亡くなった遺族なら見られないなと、自分の経験とも重なり、死の恐怖をもう一度身近に感じてしまう。


しかし、


あれだけの正義の憤り
あれだけの強固な欲望


は、いまどこへいったんだろう?


と。


20代の男が見てもその映画に、ピンと来ない、何かの「寂しさ」が残るのだろう。


いま「恩地」のような信念のある男はいるか?
いま「行天」のような欲望のある男はいるか?


恩地と行天が対極にあるとして、恩地度100%行天度0%恩地度0%行天度100%とは言わないまでも、


いまの日本には、それが腐敗だと気付いていない、不毛な腐敗があるかもしれない。


男の●●のなさ。


企業腐敗とか権力と癒着とかは、耐えぬテーマであろうが、
すなわち、「情熱」が消えたというのか。


かつては、
カネや地位に執着する「利益」への欲望の情熱
それに抗い、なんとしても日本男児たる「信念」たる正義の情熱


そういう両方(両端)の男がいたから、日本が日本であったのだろう。


私は、恩地と行天という、この象徴的な二人の類似点がよく見えたなか、団塊世代がみてきたその裏世界としてリアリティがあると、感銘した。


しかし、事実としては、いまの若者にはリアリティがないというのなら悲しい。
恩地にも行天にもなれない男たちが多くなったことが問題かもしれない。


なろうともしないのは、
人生の不条理、企業の不合理、そういった原体験が少ないのかもしれぬ。


でも疑似体験ならできる。


だから「映画」がある。


この「沈まぬ太陽」をみてもっともグっときたせりふを一つだけ。


「あいつらの目が死んでるのは、自分で獲物を獲ってないからだ。」


ドキっとした。是非、映画館でご堪能を。
最後に。


バランスよくいきようなんて人間には無理で結局、Aも極限までいって、Bも極限までいってそんな偏った経験がある人が始めてバランスって何か、なんてことが言えるのかな、なんて思う。


それでも、この映画を観終えると、最後に残るのは、結局、「家族愛」というテーマがずっと残るように思う。


私だけかな。


昭和20年生まれの、亡き父と見に行きたかった映画、かもしれない。



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本日の学び

「さすが委員長! いうこと、いちいち正しい。」


「会社を変えたければ、力を持てということだ!」


「あいつらの目が死んでるのは、自分で獲物を獲ってないからだ。」


「マスコミはね、箸の上げ下げまで口を出してくる、いちいち気にするな。」


「This is the most dangarous animal in the world」


「未亡人っていやですわ、未だ死なない人ですもんね」
編集 / 2009.11.16 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【企業の森の類型化 ~ルイビトンの森~】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅

【企業の森   
~環境活動の見られ方~
坂本龍一とルイヴィトンの森】


たまたま先月手にしたクーリエジャポンに、
ルイヴィトンの森が特集されていましたので、
そろそろ「企業の森」について、ちょっと書いてみようと思います。

さて、キーワードはもちろん「利益」と「理念」
そして「森林」「林業」「ブランド戦略」「業績」ということでしょうか。

さて、世の中的には、

ルイヴィトンの森

トヨタの森

サントリーの森

西粟倉の森

天竜・吉野・尾鷲の森

高野山の森

も一緒なのでしょうか?


ルイヴィトンの森は
企業の森でも特別なインパクトがあったようです。
ただのルイヴィトンファンが、
日本の森に注目してくれることはありがたい。

さて、
日本の森とはなんでしょう?


森には「森林」と「林業」がある
森には「天然林」と「人工林」がある。
森には「里山」も「奥山」もあるわけですが、


よく、人工林と天然林などの
二対論が多いようですが、行き過ぎた人工林批判も問題ですし、
また、森林=林業としてしまうのも行き過ぎた感があります。


天然林だ人工林だと
森林だ林業だと、その違いを述べていく必要は今はなく、
このような「森は大切」という世論の醸成期なるときは、
総意として「森は大切」という全体量が増えていけばよく、
いずれ、成長期を向かえ、衰退期でキチンと、
それらの森の定義や必要性は、細分化されていくから、安心していたほうがよいです。


今は、

「都市」と「森林(山村)」


という二対論があるから、森林に素直に注目できます。


「森は大切」

まずは、それだけでいいと思います。

だから、森を後世に残すために、
手入れが必要で、木が大切だということを真摯に伝えていくことが、
人々と森との繋がりのスタートになります。


ここへ沢山のかたが目を向けてくれて、
その何割かが、林業に目を向けて、
管理の大切さ、伐採することの大切さ、
そこに気付けばまた次の「知」のライフサイクルがやってくるでしょう。

その話はまた別ですが、まずは「森は大切」です。

森を守ると
綺麗な水を守ることになるし、
生き物も沢山いるし、
二酸化炭素も吸収してくるという、色々な価値があるわけです。
子供にとってみれば秘密基地も創りやすいというのも価値でしょう。


結論として、「企業の森」なる流れに、
実際に現場で山を守られている人、山仕事をしている人は、
しっかりと、これらに便乗したほうが良いということです。

私は、昔から
林業や木材や木工に係わる方に出会って
この世界の魅力に取り込まれました。

しかし、
何年も前からよく言っていますが、

「木を植えるのは誰でしょう?」というと、

いまの日本人は、
「イオンです」と。

悲しいことに、
林業者でも森林組合でも山主でもないんです。

そもそも、多くの人が、林業や森林組合なんて、存在すら知りません。

この現実に向き合いつつ、
昔ながら、生活の一部として山を守り、
山を生業としていた人たちは、真面目すぎて、いこじで、
伝え方が下手という理由のみで、


1森林の産物としてのメインである木材の営業も弱く

2森林としての多面的な「美」もうまく伝えられず

3山岳信仰なる山の神々の世界も消えてしまう


そこに新興勢力です。
企業の森なわけです。


地域再生の仕事をしているとき
ある地方自治体の方がこういいました。

みなこの地域を捨てて、
中央集権システムのもと、
記号化されたTOKYOへゆくという事実を、

「それは、財産放棄に等しい。
だからこそ
外(都会)の人がそれ(例えば森)を大切だといって、
その理念でもってして守り、伝え、
最終的に(間接的に)利益に変えていくのは思う存分、
ドンドンとやって欲しい」

と。


むろん反論もありましょうが、深い言葉だと、
ある山村地域でお酒とともに、飲み込みました。

さて、
「環境」意識については、
利益Xと理念Yのポジショニンとベクトルがあります。

理念なき利益は犯罪
利益なき理念は寝言

です。(このあたりの話は割愛します)

自分たちそれぞれ立ち位置が、それぞれにあります。
たどってきた道も違います。

ただ、みな地球は大切だというのは同じ。

その方向に向かっていると思っていても、
ポジショニングやベクトルがずれていると、
どうも肌に合わぬ、など小さな分離を繰り返してしまうらしいのです。

地元の木を使った家作りの会など
日本のあらゆる地域で見てきましたが、

同じ理念で集まっても、
流通上100%地元の木は難しい、まずは60%でいいからやってみて、
利益にして、組織(例えばNPO、事業組合)をまわしていこうという人と、

いや年間2棟でもいいから、100%地元の木でやるべきだという人と、
意見があわず、分裂する組織を良く見てきました。

多くの山林を守るという団体が「理念」の到達を第一にしています。
非常に大切なことです。

「利益」だけを目的にして、創った家に欠陥があり傾こうが、
産地が偽証されようがいいと、犯罪級の企業が多くなる昨今、
「理念」第一の団体(企業は)輝いています。

しかし、理念だけで「利益」を軽んじ、結局、
顧客も、取引先も、謝意インも、関係する人、誰一人も幸せにできない
パターンも多い。

だから
それぞれ意思をもった
利益と理念のポジションとベクトルが重要です。


何度も講演で申し上げておりますが、
ロハスにも二種類います。

ヒルズ族からのロハスへの転身と
エコロジストからのロハスへの転身です。

前者は、今まで地球を壊してきた反省ロハス。
後者は、利益がないとやっぱりダメだという追随ロハス。


でも、どちらがいてもいい、
それがロハスだと思います。


先月、
COURRIER JAON(クーリエジャポン)11月号
を読みました。

ルイヴィトンの森については、

・ルイヴィトンが長野県小諸市の森104haを整備
・3年間事業費1千万円を支援
・間伐をして森全体を健康にしていきたい
・ルイ・ヴィトン5代目当主のパトリック・ルイ・ヴィトン氏は
「木を使った物作りの精神は、森を保護する精神と同じと抱負
・「何につけても格好良くないと続かないし、広がらない。
・ヴィトン側は、創業者が仏・ジュラ山脈の山すそ出身で森
に関心が深く、04年には同社の製品輸送の60%を空輸から海上輸送へと切り替えた。
・エコにはファッションが必要だし、(有名ブランドの協力は)
それだけエコが浸透してきた証しだと思う」(坂本)


参照
http://www.asahi.com/national/update/0907/TKY200909070276.html
朝日新聞

http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/nagano/090908/ngn0909080248001-n1.htm
産経ニュース


さて、クーリエジャポン。
表紙は、坂本龍一 責任編集 森と地球の未来


責任編集ってなんだ?と教授のポジショニングが、いまいち、
よくわからないのですが、知名度は音楽から森へと嬉しい動きです。


内容は以下などありました。

・ネパールの太陽熱を利用したコンロ
・デンマーク サムソ島 4300人 風力100%エネルギー自給
・マサイ族 エコツアー
・肉1kg自動車は250km走れる!?地球の未来は草食系が救う
・食用の密漁が後をたたないゴリラ
・話題の映画「ザ・コーヴ」の公開で日本のイルカ漁に批判続出
 和歌山県太地町 
・モアトゥリーズ ルイビトンの森 長野県小諸市
 パトリックルイヴィトン(5代目) 坂本龍一 対談
・ゴールドマンサックスの錬金術「疑惑」と「怒り」


いわゆる「環境」が大好きな草食系には
喜ばれる肉食的な内容でした。

実際は、

理念を持つだけで美しい、
森を持つだけで美しい、
ポストモダンは美しい、

というわけではありませんが。

若干、利益への盲目的な批判が気になりますが、これも読者が、
どの利益と理念のポジションにいるかでしょう。

この雑誌。かのナショナルジオグラフィックほどまで尖りきっ
ていないためか、ルイヴィトンの森で坂本龍一がルイヴィトン
とデカイロゴマークがでかく入った服を着てルイヴィトン代表
と笑顔で森の中で写真をみると、神聖なる檜や唐松の森の本来
目的はいったい何かと、思う方はいるでしょう。


もちろん、
森を守るのは
企業の「ブランド戦略」の一環です。

中長期的な利益が見込まれない場合、
CSRなど企業はやりません。


なにもかもが「環境が大切」だというのはもう時代遅れです。

そういう環境活動なるものをやっているところは、
そのうち自社の利益がでなくなると森を手放します。


トヨタの森は、
エコが大事というイメージを消費者に伝え、
それでプリウスの販売へと繋げています。

サントリーの森は、
「水と生きる」というコーポレートメッセージ(ブランドボイス)
をもっていることからわかるよう、
おいしい飲料水はおいしい安全な水から。
その、水を守るのは、森を守ることから始まる。
ということで、本業と繋がっていくわけです。

これら、
トヨタ型やサントリー型は、
森のもつ「木材価値」としてではない、
「多面的機能(二酸化炭素吸収、水源涵養 など)」
というものから、自社の商品との結びつきをコントロールし、
ゆえに企業の森を守るという動きになっています。


また、
住友林業の場合は、
森のもっとも経済価値につながる、木材としての価値を土台に、
持続可能な資源循環を目指すということから、
住友林業の森があります。


それでは、
ルイヴィトンの森は?
ということですが、
これは、自社の商品とのつながりは一切なく、
ルイヴィトンカップなるヨットの世界と同様に、
「夢(チャレンジ)」というつながりです。


森のもつ木材価値だけでもなく、
森のもつ森林の多面的機能だけでもなく、
その両方を包含して、ブランドイメージを喚起していきます。

(もしかしたら、
ルイヴィトンの無垢材使用も出てくるかもしれませんが・・・)

「で?かわいいの?」

というところが商品価値ですから、
そこをつなげると、より真価を発揮されるでしょう。


しかし、こういうところは、
ホンダのF1のような立ち居地になりやすく
本業のダメージとの関連性はきわめて高いのでしょうが、
ルイヴィトンの場合は、
それを感じさせないブランド力がありますので、
さらに森の所有が、たんなる企業CSRではなく、
上位概念として存在しています。


企業は戦略上予算の振り分けを
以下の4つの事業に分けて、そのバランスを問います。

・主力事業(自動車・バイク)
・補助事業(農機など)
・開発事業(アスモ)
・刺激事業(F1)


よって私なりにまとめますと
「企業の森」なるものは、
あくまでも単純なるイメージアップだけではなく、
開発事業か刺激事業かのどちらかになるわけです。


トヨタの森は
林業が
もしかしたら主力事業になるかもという期待もありますが・・・。

さて、これらを図式化すると

企業軸は
 「本業商品」か「本業商品以外」か
森軸は
 「木材価値」か「多面的機能」か

ここの2×2のクロスで
接点を良く考えてみると、企業の森が良く見えてきます。


そこでトビムシの係わっている森は
かなり、直球ものが多いのですが、
それが直球すぎると、世論(消費者)から遠くなるので、
本業商品以外や多面的機能での接点をふやし、イメージを高めています。

これは私の雑感ですが、

あくまで「林業」は、
農業と同じで、間引きもするし、収穫もします。
それが1年か50年(100年)かの違いです。

林業は伐採というから、ダメなので、それは「収穫」です。
林業は人工林というから、ダメなので、それは「育成林」です。

確かに植えすぎた人工林というのもありますが、
花粉症も昔から森はあったわけで、
現代病の一つであり、森に責務を100%負わせるのはかわいそうです。

当時は正しいという過去の偉人たちの選択に
あなたはその時代にそういう判断をしたのかといいたくなります。

そもそも、
本気で森を(企業を)悪くしようと思っている人はいません。

しかし、森は、いまどこへ?誰のものへ?

だから、
この動きは憂うのでなく嬉しいことなのです。


「地域の宝を財産放棄にほかならない」

というひとがいるのであれば、
使い方、伝え方は、その資本強者の反省的なエコであっても、
伝えようにより、美しくなるんですね。


同じく日本の山林を活かそうと地場企業として、
小さな製品、小さな商品の発表をしても、
世間は誰も注目されていないのが現実で、悔しくもあります。


だからトビムシは、うまく時流に乗りつつ、
より直球で伝えようとしているのです。


日本の森林面積は昭和41年で2517万ha、平成19年で2510万ha
とここ40年でまったく変わっていない。しかし森林の蓄積は、
昭和41年で1887百万立米であるのに対し、平成19年では4431百
万立米となり2倍以上も増えている。日本の山村地域にはもう
、もっと木を!という概念は、まず必要ないんです。

(場所によりますが・・・)


「え?木って切っていいの?」

東大農学部を出た人ですらいいます。
これが現実です。

そりゃ、鎮守の森の木を切るのと、
町の景観で美しくそびえている木を切るのと、
林業の世界の木を切るのと、
ぜんぶ一緒です、いっぱんの人は。

だから、
私のクライアントさんたちが行っている
林業教室や自然教室を受けている子供たちのほうが賢いものです。

教育の面と
妄想の面でと。

理念の面と
利益の面でと。

山林の経営努力の結果として、
山林の美を伝え、木材の暖かさを伝えていきたいものです。

で、トビムシ。

実直に林業という生業を通して、伝承された技術文化というも
のに正面から立ち向かい、若干新しい伝え方をしていくという
スタンス。

トビムシは、その名のとおり影ながら森林を中心と
した地域社会を支える存在。地域の人たちに光を当てたい。

みなそれぞれに理念があり、利益がある。

TOKYOの欲望資本の余剰で伝える森も、
意思ある地域社会のメンバーで指させる森も、出口は一緒です。

目の前の、杉と檜の立ち木と製品を愛して、
直球とたまに変化球。

そんなスタンスで実直に目の前の顧客と創り上げる、
それこそ魅力。

流行はすぐ廃れる。

だから、乗っかるときにひょいと軽く乗ればいい。
降りるときも早い。

しっかりと
この時流に乗りながら、
目の前のことに自信を持って
対峙していくことが大切です。


「よろしく公論百年俟って玉砕せんとす」
河井継之助 (峠より)


私たちのミッションは以下です。

地域の眠れる資産を顕在化し
森への期待を喚起し、
人々の連綿たる想いをつなぎ
世の流れを創造する。



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1200年の森、弘法大師空海の
世界遺産・高野山の森の尊厳護持のための仕事をした帰り、
難波駅でルイヴィトンのショーウインドウをみる私



編集 / 2009.11.15 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【飽きる力】
カテゴリ: マネジメント/自己成長
【飽きる力】 コラム

なぜライフサイクル、時流、流行というものがあるのか。

どんどんとあたしい商品サービスが出ては、古いものが廃れる。
特に日本人は顕著でありそのスピード、回転が速い。

その原点に、日本人は飽きやすいというのがある。

ただ、その回転数は早いことは問題かも知れぬが、飽きること
は何も悪いことではない。当然である。

また、競争というキーワードもビジネスには欠かせない。競争
があるからビジネスになるし、いかに他社との差別化をするか、
生き残ろうとするか、競争ウェルカム。

1顧客の飽き
2競合との差

それを肌で感じ、読み取る力が確実に商売感覚としては必要だ。
それがあって自社の力がついてくる。(3Cのフレームだ)

よって
「そろそろ顧客は飽きてるんじゃないか?」と顧客よりも先に、
飽きる力がなければ、ならない。顧客満足というのは、顧客の
飽きに即対応していくことも一部ある。顧客が飽きてるだろう
なと察してあげる力、そして、自分自身が先に飽きる力ともい
うか。

先駆者は飽きやすい。
そんな傾向があるが、いいではないか。

「理念(本質)」さえブレなければ、しっかりライバルとの差
を常に意識し、顧客の飽きに対応する。

それでもってして、本日、経営研究会のテキストの表紙の写真
を変更してみました。


追伸 

顧客が飽きてないのに、プロダクト&サービス提供側が先走るのも困るが・・・。
このあたりの「波の理論」は、船井時代のときTくんとまとめたので、
経営研究会で伝えたいと考えています。


【返信 Aさん】


山に囲まれた生活に飽きた人が、
都会に刺激を求めて出て行くのでしょう。
私も、いまの 業務 に飽きている。

では、どうすれば。


・現在の環境に少し変化を加える。
ローリスクだが、また、飽きるだろう。
(例えば、離婚せずにこっそり浮気)

・リスクを承知で、全く違う世界に切り替える。
ハイリスクだが、ちょっとは長続きするだろう。
(離婚)

・我慢する。
飽きに慣れてしまう。
(結婚生活を淡々と続ける)

こうして、ふるかわ日報に刺激され、
今日も飽きらず、仕事をしていきます笑。


【返信その2 Bさん】
【飽きるということ】
日常の、一見同じような繰り返しでも、空の色、
吹きぬける風、すれ違う人々、ひとつとして同じものはない。

年年歳歳花相似、歳歳年年人不同。
花の咲くのは似てはいても、同じではない。


飽きるということは、そうした小さな違いに気付かない、
気付けない、気付いても面白いと感じる力がないからでないか。

日本人が外国人に比して新しいものを発明・発見する力に乏しい点、
また、何でも物事を鵜呑みにしてしまう性質(起きた事象を然もありなんと
受け入れられてしまい、変化を感じられない)は、飽きやすいことと
関連するのではないか。




しかし。

果たして日本人は昔から飽きっぽかったのか。


このあたりを研究すれば、それがそもそもの国民性(歴史・風土)なのか、
それとも「飽きない力」が時代とともに衰えてしまったのかが見えて面白いかもしれません。

(私は、自然の微妙な変化を感じて詠った先人の存在から、
 後者(衰えてしまった)ではないかと考えています)

編集 / 2009.11.04 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【林業の見える化にむけて】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
「見える化」だとか、「形式知」だとかビジネス世界ではよくいい
ますが、職人気質の世界なのか単なる田舎モノの逃げ世界な
のか、「俺たちは、文字書きたくないから、山の世界にきたんだ」
といわれた経験があります。そんな、林業界。

今日は、紙に書かなくてもいいから、とにかく「一年感」を
話て「来期に向けて」を宣言して欲しいと支援し、山林、製材、
販売、幹部経営者みなが発表しました。

紙に残す、文字に残す、
責任感が変わります。

さて、林業に携わるひとは日本で5万人。
そして、実は年間約50人の方が、山林施業で亡くなっています。

先日は紀伊半島のとある民間施業班から30代の方が。
昨年は 某村の森林組合の施業50代の方。おととしは、
クライアントだった岐阜県の施業の方。この仕事をして、
私が係わったところで、直接のお知り合いではないのですが、
3年で3名です。

5万で50人ということは、
そう1000人に1人がなくなる。

これは異常な産業だという著書もあります。

森林の崩壊—国土をめぐる負の連鎖 (新潮新書)
著者:白井 裕子
販売元:新潮社
発売日:2009-01

白井裕子氏は、天竜の杉檜と生きる 
フジイチ さん を 通して親しくさせていただいた。

たとえば、
損保の大手T社は社員5000人ほどいる。
保険を扱うこの会社の人たちが、年間に5人は亡くなってはいないでしょう。

むろん、
施業すらできぬ我々トビムシ(AMITA)が、それでもどれだけ
経営改革をせねばならぬか。真剣さが伝わるか。

極めて現実が過酷な労働であるとしつつも、逃げてはならぬし、
1歩1歩素敵な杉檜を世に送り出し、森いや杜を守るというミッションは
伝えていかなければならないと思っています。


最近、クライアントでの小さな変化。

一昨年は14件の労災があったが、
今年は3件に減った。
静岡県全体でも山林の労災は15%ほど減ったそうです。
リーマンショック以降の不景気による業務量の減少も
原因かと社労士の方がおっしゃっておりましたが、

もっとも事故が起こるのはやいあr「慣れ」と「おごり」だそうです。

ゆえに、今年は事故ゼロ運動をということが
精一杯なリアル。そして収益も当然あげていく。

美しき理念に包まれた森林・林業のリアルを、マイナスの面
もしっかり受け止めつつ、世の中に認められていくための、
術を討議した。

目標設計のSMARTの法則というものがある。

Specific → 具体的、わかりやすい
Measurable → 計測可能、数字になっている
Agreed upon → 同意して、達成可能な
Realistic → 現実的で結果志向
Timely → 期限が明確、今日やるなど

まぁわかりにくいから、MとAとTだけで十分だけど。
私が伝えるなら、MATの法則でいいだろう。

数字にして、達成可能で、期限を決める。

これだけだ。

5キロやせる、自分の120%の力で、来年までに。

二酸化炭素削減25%は?

心理学でいう「無期限の暫定的状況」についても、「浪人生
の負け言葉」についても、かつて書いたことがありますが、
やはり「がんばります」「気をつけます」「スピードあげます」
からのいい加減な目標設計からの脱却がまず第一スタートでしょう。

「だったら、いま日程決めようよ」

そうきた!よっし!
あれ~もう20時30分だよ!!

休日も営業日とし、
これだけ仕事する「林業製材業」は頼もしい!
在庫が足りない!
動きも足りない!

気を引き締めてよき未来を描きたい。

編集 / 2009.11.03 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
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