【山梨県の森、大月市の森】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
本日は、大月市の森へ。


山梨県の森林は県有林がFSC認証を取得している。
その県有林では、FSC(森林管理協議会)の10の原則と56の規準に沿った
グローバルスタンダード(世界標準)な森林経営に取り組んでいる。


http://www.pref.yamanashi.jp/kenyurin/70_029.html

その一部にもあたる、大月市の森林。

090731大月c
■大月市の森
 放置林も多いが、想いある所有者は観光要素も取り入れたいと意気込む。

090731大月b
■山梨県産ヒノキの原木。
 業界的に無名産地の木材は、優良産地に流れるという実態もあるが・・・。

090731大月a
■4寸(12cm)角4メートルの柱。
 

090731大月e
■矢立の杉の案内。
  いたるところにある地域の観光名物だ。

090731大月d
■矢立の杉の看板。 杉良太郎が歌詞を書く。

090731大月f
■天然記念物、これぞ1000年杉!
  これでは大きさが伝わらないが、
  あまりの巨大さに我を失うほど。



東京や神奈川の人からすると

いつも、中央道で素通りする。
いつも、富士急ハイランドへゆくのに素通りする。

その、大月市の無念さ。

しかし、この地域は、
相模川の源流地域でもあり、
東京西部や神奈川の水源地である。

森を単なる林業地域としての接点のみならず、
森を水源という位置づけとして、
大月市の森林をもっと知って欲しいという願いを込めて。

森林の多面的機能、
生かすも殺すもその地域の「ひと」である。





スポンサーサイト
編集 / 2009.07.31 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【森林林業の 二つの方向性】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
【森林林業の 二つの方向性】


1泊2日。非公式の
金剛峰寺山林部主催の高野山のツアーを終えました。
(7月27、28日)

参加者は、これぞプレミアム高野山ツアーであると、ずいぶん
感謝いただきました。弘法大師空海が築いてきた1200年の
森の歴史の深さと、森林セラピーという現代の新しい伝え方と
融合。

僧侶のご講和は、それぞれに優しく、わかりやすく、真言
密教の教えを、現代風に紐解きながら、過去の名言や古語を
伝えてくれた体験型。

古さと新しさの融合。

習いは古きに
創意は新しきに 

まさに、この方々でしか案内できないという住職や内局の方々
にご案内いただいた故の「環境」と「宗教」のここちよいバランス。
本当にありがとうございました。(こちら近日中にまたアップします)

そして、その次の日、
大阪から 大分(佐伯市)いってまいりました。

実は、今回、ご連絡いただいた佐伯広域森林組合。
最先端の米国製USNR社の製材機械(約7億円)が導入され、
総事業費17億円の新設工場が誕生。
今年から稼動し、全国から視察が来られるそうです。

私も、工場を案内していただいてみてきましたが、
ほんっとに、すごい!!

製材の現場が、飛行機の「コックピット」です。
かつてドイツでみた製材所とほぼ同じでした。

殆どが、
全自動、寸法チェック、修正挽きまで、機械化。
ラインは最速で1分で6~7本くらいのスピードが可能だそうです。

ちなみに、木材を乾燥する機械については、
まったくもって化石燃料なし。
バイオマスボイラー、(木材)100%利用!!

環境にも先進的な組合です!!

私の講演は、その後、

「循環型林業と森林再生
~脱業界発想から考える マーケティング発想を取り入れ、
木材業界に利益を呼び込む~」


西粟倉村の事例もお伝えしました。

積極的に攻めていく
循環型林業には、当然に顧客創造があってこそですが、
そんな視点でお話をさせていただきました。

懇親会では、特に、
森林の長期施業管理、森林認証制度と
興味をもたれており、今後も、色々と情報を仕入れ、
勉強していきたいとのことでした。

機械は最先端、
中身はこれから。

そう謙虚におっしゃっておりましたが、そのバランス感覚が
素敵な森林組合であり、果敢にチャレンジしていくという
気概そのものが、私にも大いなる刺激を頂きました。

次の大分(佐伯)訪問は、
南部振興局 主催の環境税に関する講演で、私が話します。
9月1日です。一泊します。

ありがとうございます。

さて、そこで思ったことです。

いま
時代が大量生産大量消費は終わったといわれるなか、
木材業界のある一部では他業界にかなり遅れがありつつも、
合理化の世界へと動いています。

しかしながら、異業界では、
現代の時流は、あくまでポストモダンという動き。
大量消費大量生産の反省でもってして
モダン化とポストモダン化の融合がみられます。

そこにハードとソフトの有意義なる連携とはなにか。
いろいろと語らいました。


次の日、大分空港から、組合長とともに羽田空港へ。
赤坂見附でお別れし、そののち、某関東地域で打ち合わせ。

そう、この東京の近郊にて
約1000haほどの面積を所有する老舗林業企業の
山林からのご相談(ご依頼)。

こんな近くにも、こんな美しい森、
美しい100年級の檜があったのかと初めてに知りました。

ぜったいに、いままで、地元には卸すことがなかった。
近隣の木材店からすれば「切らない林業家」として有名。
名家であること、木材のよさを理解するものは地元地域に
いないということ、血筋が違うということ、そもそも不動
産業で林業に本気にならなくてもいいこと、色々と理由が
あったのでしょう。

しかし、
偶然のつながり
歴史をさかのぼって、ある人物とある人物とのつながり、
変革が起こる。

この物語は美しすぎて、まだかけない。

そう、その切らない林業家と
私がもともと接点のあった木材店がつながっていたのだ。
林業家から、地域内での専売権を与えられた。
いまその木材屋の社長が
ホテルラウンジの目の前にいらっしゃるのです。

私を呼んでくれた理由も
いくつかの偶然が重なっていました。
すべてが必要必然なのでしょうか。感謝してやみません。

その木材の品質や価値、
そもそもの森林の価値、
そのブランド毀損させずに、
流通、物語、を設計していく。

はやくオープンにしていきたいものです。
これもまた「新」と「旧」の融合。

まとめたい

合理化、最新化、精緻化、機械化、デジタル化、モダン化

一般に、もうその時代ではない。
しかし、森林林業はまだそれが必要な遅れた部分もあるでしょう。

木材業界でスゴイなんてことがニュースになったら、
ワールドビジネスサテライトで小谷さんに
「まぁこのくらい、当たり前ですよね」と一蹴されそうです。

しかしやらねばならぬ。

かたや
情理化、歴史化、文化化、人間化、アナログ化、ポストモダン化

こちらも時流にあわせて進めなければならない。


これをうまく組み合わせるからこそ
森林林業を中心とした地域再生、
ココロ失いつつある都会の人たちへのライフスタイルの提供

それらを、トビムシが、支援していきたいのです。


そんな気持ちとトビムシの支援力について、
代表の竹本さんとともに横浜で熱く語らいまとめた日報でした。


合理化、最新化、精緻化、機械化、デジタル化、モダン化
情理化、歴史化、文化化、人間化、アナログ化、ポストモダン化


読者の皆様、このニ対比較で
自らの事業を戦略的に振り返ってみてはいかがでしょうか。


【佐伯広域森林組合】

http://www.moon-leaf.biz/saiki-forest/
川上から川下まで一環した組織運営により地域林業の発展を目指す
佐伯広域森林組合
 杉の王国、海と山の聖地
 山を守り、木を育てる人がいる。
 森の恵みは、
 人と都市の夢をみる。


koizumi
■佐伯広域森林組合殿

貴殿は多年にわたり緑豊かな
地域社会づくりに励み、緑化の
推進に尽くした功績は誠に顕著であります
よってこれを表彰します。
平成17年7月26日
内閣総理大臣 小泉純一郎

約4年前になる。加工所に飾られてある。
いまの政治状況を予測できたか、民主か自民か
関係なく小泉氏の人気は太い。

加工所に飾られている表彰状はコピーです
本物は本所の組合長室にあります。

090729佐伯a
■人が一本一本植えて、育てた、約50年ほどの杉
 伐採し、利潤にし、都市に潤いを与え、山林に還元し、また植林するという
 「一貫」ならぬ「一環」

090729佐伯b
■がんばろう国産材!自給率を高めたい。
 牛乳は国産だ!というように、
 木材は国産だ!という流れを創造したい。

090729佐伯e
■USNR社の製材
 1分で4本ほどの角材がどんどんと生産される。
 最速では6~7本はいけるというが、
 間違いなく日本一の高度機械だろう。
 情理的な想いと合理的な生産の融合シーンだ。

090729佐伯f
■製材と同時に端材を砕きチップにし、 
製紙会社に紙の原料として出荷しています
バイオマス資源へ、かなり効率性は高い。

090729佐伯d
■まさにコックピット。
 ただし、目視で丸太の曲り具合をみて、位置を、右腕の操縦機で直す。

090729佐伯c
■バイオマスボイラー
燃料は、パーク(杉皮)とチップにならないカンナ屑などを
ここで燃料にし、木材乾燥に利用する。
環境面でも最先端。現在、化石燃料ゼロで約3~4万立米の製品を生産されている。

090729佐伯g
■こちらは、高温乾燥材の3.5寸(10.5cm)角3mの柱。
 乾燥や強度(ヤング率)に関しては、高基準だ。

090729佐伯i
■「大分方式乾燥材」
大分方式乾燥とは、大分県林業試験場で開発した乾燥法で、
高温セット処理と天然乾燥等を組み合わせた、高品質の乾燥材生産方式。
この方式による乾燥材は割れが殆ど無い理想的な乾燥材である。

特徴は (1)時間かけて丁寧に乾燥した良質な乾燥材 
(2)割れが少なく色も良い 
(3)スギ材本来の香りと肌触りが失われていないこと。
大分方式乾燥材は品質管理基準に適合した乾燥材を認証する事となっている。
また、第33回JAS製材品普及推進展示会で最高賞の農林水産大臣賞を受賞し、このほど開かれた第35回も受賞した。
   
http://mioclub.net/syokusai/06kinoko/0604.html


090729佐伯j
■確かに、高温乾燥とは異なる美しさがここにある。
 現在、全体の出荷量に対して割合は少ないが、
 注文は増加している。


090729佐伯l
■地域の女性の林業研究会グループがつくる、
 むく1枚の杉の器。これでチラシ寿司はいかが?


090729佐伯m
■活動は林野庁長官からも表彰されている。

090729佐伯p
■佐伯広域森林組合の本庁、素敵な建物だ。


090729佐伯o
■講演の前に。

090729佐伯q
■佐伯名物、「ごまだし うどん」

090729佐伯r
■やっぱり大分は、カボスと焼酎。

 ちょっと裏庭からとってきてあげるよ。
 そうやって気軽にいただける。
 素敵な場所である。




編集 / 2009.07.30 / コメント: 1 / トラックバック: - / PageTop↑
【新潟でトキ発見!?】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
本日、7月25日(土)に新潟へ。

大学の研究室時代の友人のところへ。

それは、
新潟大学の近くに住んでおり、これから
夕食のために、家庭菜園で野菜を取りにいこうと
友人と奥様と3人で車を走らせている時だった。

あまりに美しい
夕焼けに見とれてしまい、少々車を止めて
空を眺めていた。



左に弥彦山、右側には大きく
夕焼けに照らされた佐渡島の山々が見えた。


090727新潟の夕焼けb


090727新潟a

090727新潟の夕焼け


ちょうど雨の上がったばかりの夕焼け。

「古川くんが来たからだね、僕たちもこんなきれいな新潟の夕焼けは見たことがない」

しばらくボーっとしていると、友人が

「最近、この新潟市西区に、トキがいるらしいよ」

といったときである。


ふ~っと飛んできた大きな鳥。

あれはトキだ!?

090727新潟f

っとシャッターに収めた。
(おそらく白鷺か青鷺(詐欺)だろうな)と思いつつも、

あれはトキだ!!!
とやたらに盛り上がる。





090727新潟c


090727新潟c


090727新潟c


誰か。専門家よろしくお願いします。


ちなみに
このブログを参考に。
勝手にリンクしちゃいますが・・・。
「新潟市西区に飛来の朱鷺は13番カズミちゃん」
http://sea.ap.teacup.com/dnepr/479.html



090727新潟d
■しかし、ほんっとに夕焼けが美しい。パジェロと農園と夕焼け。
 写真には見えないが、奥に新幹線が走る。

090727新潟e
■私も収穫に参画。

090727新潟h
■旬の無農薬野菜、枝豆はさすが新潟!うまいぃ!!

090727新潟i
■栃尾の厚揚げに納豆。ビール&日本酒がおいしかった。




Yさん、奥様、
本当にありがとうございました。




編集 / 2009.07.25 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【研究と実践の繰り返し(第二回経営研究会より)】
カテゴリ: マネジメント/自己成長
【シェアアップは勉強と実践の繰り返しから】

本日、第二回目のマーケティング経営研究会が終了した。会員
も確定し、マーケティング(古川)、法務&コンプラ(小林)
が講演をし、それぞれに、会員メンバーの課題発表をし、顔の
見えるトークセッションも行った。

これからどんどんとこの研究会が発展していく雰囲気が伝わっ
た。我々は、ファシリテート役として、会員メンバーが発言し
やすい状態にし、現場の深い知識を掘り出し、そして、それを
精緻化し、再度現場に落とし込めるように支援をする。

受験を例にすると、家庭教師は1対1で親密で深い支援ができ
るが、スクール形式は1対多数であり、支援の深みは少ないが、
以下の長所がある。ゆえにこの研究会は、

1)相互ディスカッションができ悩みが共有できる。
→[課題共有]

2)同じことを教わって
あの人ができて私ができないわけがない!
→[競争意識]

この2点が大きな意味を持つ。そして、受験生と大いに違うと
ころは、やはり「相互参画型」で「スピード」があるというこ
と。

みなで作り上げていく。
思想(理念)から知識力を強化して、実益に結ばれる(利益)
から実動力を増して生きたい。

とにかく
この業界において
・日本一の実践研究会にしていきたい。
・また異業界でも通じるビジネススクールとしての
レベルの高さを提供し、
かつ会員メンバーが楽しく参加しやすい空気も提供していきたい。

夜の懇親会もまたかなりの盛り上がり。こういうときこそ、
アイディアがフレッシュになる。「業界のスタンダードを高め
業界外が驚くことをしていこう。」

こういう地道な努力が、
たとえば森林・林業・木材業界のシェア広がりにつながる。

次回は8月21日(金)

5名様まで初回無料で体験できます。

我々も、毎月毎月より改善していきたい。
よろしくお願い申し上げます。

http://tobimushi.weblogs.jp/hkobayashi/2009/07/2-bcdf.html
小林 法務&HOMEブログ。

090724a

懇親会の盛り上がりも写真でアップしたいところですが、
是非とも参加者特典ということで・・・。


編集 / 2009.07.24 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【高野山の観光を議論して・・・】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
090811高野町シンポジウムa


高野山
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
いま、持続可能な地域が日本を変える
~未来への挑戦を「高野山」から考える~
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
7月11日(土)
http://www.wakayama-u.ac.jp/lci/post_31.html

2004年7月に
「紀伊半島の礼状と参詣道」が世界遺産に正式登録された。

観光地として改めて世界的な関心を集めることになった高野山。
5年経ったいま、高野町の現状を確認しながら、今後の町の歩
むべき道を現場から考えていくフォーラムに参加した。

主催:和歌山6大学高専 戦略的大学連携支援事業
後援:高野山真言宗総本山金剛峯寺・高野町・高野町商工会



基調講演やパネルディスカッションでは、モノよりココロ、お
もてなし、しつらえ、ココにしかない価値というテーマが中心
となった。


そんな素敵な雰囲気の中、フォーラムで最後に会場から
こんな声があがった。


「お大師様(弘法大師空海)に頼りすぎているのではないか!」


などの厳しい意見が会場から出てきたのだ。一瞬緊張が走る。

しかし、これは逆に嬉しい声である。

内外とわず、こんなに本気で高野山のことを考えている人がい
たのかと緊張感のなかから想いが伝わった。


その後の懇親会でも、その流れを引いて手厳しい意見が多くでた。

例えば、高野のお坊さんが如何に「俗世的」になってしまった
のか、あるいは高野の商売人がいかに「サービス精神」がなく
なったか、などの話になっていた。


するとこんな会話にもなる


・高野町人Aさん
「ほんっとに、観光サービスにおいてみれば、
 高野(こうや)の人間は、愛想悪いし、サービス精神もない(笑)!」

とついついいってしまう。



1.地域の中にいる人が、
地域の中の人の悪口(欠点)をいって笑いにするのはもったいない。

2.観光業者だけが人的なサービスをすればよいのか。
  あなた(住民)は実際にどうか?

3.そもそも、聞く耳持たずで、
  他人の意見を取り入れないで持論を押し通すのはよいのか。

地域のリーダー格になるひとが、
持論やルールに自信を持つ人こそ
1つ、1つの事例や特例に目を向けなくなる可能性がある。

どこだって誰だって
長所があれば
短所もある。

喜ぶ人もいれば
喜ばぬ人もある。

地域の内外にかかわらず
そこにかかわる人たちが
自発的に動いていき、
素直に耳を傾けて、プラス発想に考えて
具体的に動いていく。


「そういう(高野にくる)ニーズがないんですよ涙。」

ついつい後手になってしまった高野町の方へ、間髪いれずにだ。


「ニーズがないんではなくって、
そういうニーズを創って伝えていくんですよ!!!」


そう、懇親会で答えたのが、基調講演をされた山田さんである。


そこで、基調講演をされた
「先進地に見る自立と持続可能な地域のあり方」
山田桂一郎 (観光カリスマ)
スイスツェルマット観光局日本部マーケティング・セールス担当
日本語インフォーメーションセンター代表


「絶対的優位性はなんですか?」と問いかけ、常にそれらを
「徹底することです」と今後の東アジア人の人口減少を経済的に
捕らえつつ、生き残る観光地のポイントのエッセンスを話された。

物見遊山の観光の時代は終わった。


例えば、ミシュランに選ばれる観光地は、スイスとは何かという
問いをかけらたときに、子どもたちが山羊を引き連れているアル
プスの風景の中に生活が溶け込んでいるという姿を見る。すなわ
ち、日本が日本たるべき風景に、人との交わりが見えるかどうか。

京都の舞妓さんぐらいしか浮かばない。


例えば、高野山の場合は、お坊さんと信者、あるいは観光の方、
住民の方の接点が、町の風景に溶け込んで存在しているか。ミ
シュランのヒアリングや視察ではそういう視点も見ているのだと
いう。


そこに絶対的優位性。

魅せ方としてはディズニーランドから学ぶべき視点も多いと説き、
もちろん高野山を単なるワンダーランドにすべきではないという
大前提はありつつ、ここにその高野山ならではの観光のヒントを
多く頂いた。

この山田さんの講演を一度聴くだけで
なんとなくわかってたけど、やっぱりそうだよな~。
という「観光」「経済」「生活」「文化」「マーケティング」が
す~っと入ってくる。素敵な方だった。

また会いたい。
しかし山田さんの話は4時間くらい聞かないともったいない。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~ツェルマット~

スイス・ツェルマットって知ってますか?
どうして世界中から支持される地域なのか。

人は、こんな美しい山があったら客がきて当然だというんですかね。
しかし、物見遊山はリピートしないんです。
富士山だけをみて、もう一度、来たいっていう人はいますか?
物見遊山だけの観光はもう時代が終わっている。

ツェルマット

・立地条件が悪い、チューリッヒから約5時間、鉄道でジュネーブから4時間
・100万人年は、750kmさきのパリしかない
・一般自動車乗り入れ禁止
・人口:約6700人
・宿泊ホテル 116件 6800ペット
・ホリデーアパート
・電気も自前で作っている
・春と秋はホテルを閉めている
・ハワイのように、年中経営していると、経営者は勉強に行けないし、修理もできない
・外国人労働者も国に帰す、安定している

観光客
・スイス人が40%
・ヨーロッパ人が40%
・アジア人が10%
・その他10%

・山岳集落でのインフラ整備は充実
・水洗トイレを稼動
・メインパイプは村がつくるが、そこから自分の個人の負担
・あるトイレは、水を使わないトイレ
・電気自動車メーカーが2社
・1台800万くらい、個人では変えないが、事業者単位
・ソーラーパワーの自動車もある
・観光は、情報の一元管理で窓口の統一
・情報提供の重要性、ミスマッチさせないポータルサイト

ツェルマット村
・ブルガーゲマインデ(雇用と地域利潤の追求)
・基本は、地域を創るのは民間だということ
・しかし行政参加型、役場がやらねばならぬところがやる

ツェルマット観光局
・観光産業を支える独立機関(行政機関ではないが役割を一部になう)

・地域を大切にしている人は、お客様を大切している
・おもてなし=「しつらい」「よそおい」「ふるまい」
・日本のおもてなし、っていうのは、ふるまい以上にしつらえ、よそおいがあった

・プロのガイド、インタープリターとして意識が高い
・徹底的にお客様に地域の魅力を伝えて大満足してもらう!

・子どもたちがよく地域を知っている
・学校教育のなかで地域学(楽)の重要性
・スイスは週から派遣される先生出から地元を知らない、
地元の働く人や名人達人
・子どもたちはインプットするとアウトプットしたくなり
・キッズスクール専用の登山列車に、
 ようこそウェルカムっと自らが描くようになる。

090811高野町シンポジウムb

ツェルマットに行きたい。
山田さんにエアメイルは届いたかな。
ファンになった。

編集 / 2009.07.11 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【お茶と山仕事】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
090709山仕事とお茶


~天竜の杉檜と生きる 情報誌より~

天竜地域では、お茶栽培と山仕事は密接な関係にありました。
というのも、伐採・搬出の仕事が少ない4月下旬から7月中旬
にかけては、お茶栽培の本格的な時期だからです。

そこで、お茶と山仕事を共に一線でやっている株式会社フジイ
チの「きこり」今場猪知郎さんに話を聞きました。

~今場(こんば)さん談~

オレは天竜区の大白木という部落に住んでいるんだけど、
うちのお茶は、ほっとに味が濃いんだよ。

山の中で日当たりのいい場所だから、寒暖の差が激しく、
渋みが出るんだ。

なおかつ、有機肥料を人より倍の経費をかけて与えている。

うちは取引している茶匠との信用関係で
毎年の収入が計算できるからこそ、経費がかけられる。

契約栽培みたいなもんだね。

天竜茶の平均売値は3000円/kgだけど、うちは平均×000円/kgだよ。

これだって最初からじゃない。
30年前は市場に出していたから、毎年価格の乱れが激しく
経費を計算するなんてできるもんじゃなかった。

でもいま取引している茶匠と付き合うようになって、
その人の指導のおかげで、現在のお茶が作れるんだ。

今では当てにされてるし、当てにもしている。
共存共栄だね。

お茶も山仕事もそうだけど、
常にいいお客さんとの信頼関係あって、
そして向上心をもっていかないと、いい仕事はできないよね。

若い人の意見だろうが「いいものはいい」さ。

アタマを柔軟にしないとね。

会社(フジイチ)にはお世話になっているから、
今後もがんばっていきますよ!

~~~~

本当に渋くて美味しい、緑が美しいお茶である。
今場さんから分けていただいた。

天竜の仕事で山に入るといたるところに茶畑がある。

牧の原台地のような場所ではなく急峻な斜面に太陽を浴びる天竜茶。

この今場さん、
林業仕事のプロとしても、若手の育成もこなす。
090709

今場さんの素敵な笑顔が浮かびながら
一品一村。ぼくのお茶は「天竜」からと。

そのお茶、
本日(昨日)、弊社社員と堪能した。
飲んでみたい方は是非お声かけください。
編集 / 2009.07.09 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【ふたたび西北商店(吉野杉の樽製作所へ)】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
【樽まわりを繋ぐ】


日本であと10数軒しかなくなった樽屋。そのうちのひとつ、
神戸市灘区の西北商店「たるや竹十」。


1ケ月ぶりに、再び訪ねた。2つの嬉しいことがあった。


「古川さんからの
こないだのアドバイスをしたら
問い合わせが、増えた気がするよ。」


2回目の訪問で嬉しかったこと。その1である。そして、その
2。私が送ったお礼の手書きのハガキが小さな製作所の壁に
飾られてあった。素直に嬉しい。


森林(吉野杉産地の川上村)と樽製造(神戸市灘区)と酒造メ
ーカー(全国)と店舗(anywhere)とを繋いだ展開を考えられた
ら、もっと皆がハッピーになれると考えている。

ここは吉野杉の樽板にこだわったところでそのこだわり具合は
主人(代表)の西北八島さんと何時間もついつい語り合ってし
まった。

ただ、酒造のスタンスで話をしていくと、話が違う方向へ展開してい
ったのが本日だった。


「いまね、9割が東京です。
特に、世田谷区や港区が多いかな。
味噌ダル、漬物タル、用のやつでね。
マンション住まいの人がそういうのを求めてるんです。」

ロハス的生活
東京マダムの杉樽ライフ
~吉野の森からTOKYOと繋ぐライフスタイル~


アミタでおなじみの荻野(結わえる)弁当も、ここの樽を使っ
ての漬物にいまチャレンジしている。カレはここで2つも樽を
購入した。

http://daisukefurukawa.blog18.fc2.com/blog-entry-496.html
↑彼も川上村に来ている。
  このブログは是非に読んでほしい。


さてとはいえ、やはり酒樽の世界もある。何故に廃れたのかと
いう事や、すでに大阪で「日本酒の樽バー」が経営されていたと
ころが何故つぶれたのか。どのラインの日本酒が樽にいいの
か、そしてどのターゲットがそういうものを求めているのか。
教えていただいた。


「日本の森林が大切だとか、
森の理念が大切だとか、
吉野の森は美しいとかは、もうわかった。

それを多くの人に知って頂き、
もちろん森には、連れて行きたい。

で?それ以外に、どこでその接点と触れ合えるのか。

おしゃれで、薫り豊かな樽酒でグイっと飲める接点をつくりたい」


アイディアレベルの構想が足りない。しかし老舗ならではの
樽酒を提供するところがある。ここは本当にこだわりの女将
さんがいる。吉野杉の樽と九州の杉の樽との違いもわかると
いう。酒のアテも樽酒の合わせて提供できる、しっくりとし
た「東京」下町の酒屋。この西北商店の吉野杉の樽を利用し
ている。

大塚駅 「江戸一」

ここは、西北さんの樽で、同じ神戸の泉酒造のお酒が飲める。

竹本さん、一緒に行きましょう。まずはここで感じたことを
報告していきたい。やはり「一村一品」ならぬ「一品一村」。

村からひとつブランド産品を提供しようというプロダクトア
ウトの発想ではなく、東京に暮らしている人が、あれならば、
あそこの地域もの!といマーケットインの繋がり。

ちなみに、この構想を伝えると、無形文化遺産に指定された
吉野杉の樽板だけでなく、樽を巻いて押さえる「タガ」の竹
産地も紹介していようかということになった。


今日ずっと作業を見ていたが、タガを巻く手つきがまた
しなやかでスムーズで美しかった。

「やっぱり夏の竹はダメだね。
木材と一緒だよ、冬のものがいい。」

工業品ではないそのひとつひとつのオーダーメイドの樽を
みてまた、地域を繋いで、接点を創り、ビジネスをプロデ
ュースをしていきたい、急ごう。



http://www.taruya.com樽屋
→ 創業190周年、送料無料キャンペーン中です。

http://www.izumisyuzou.co.jp/泉酒造


写真は、
 クリックしたら大きくなります


090708樽a
■まずひとつひとつ選んで、吉野杉(川上村産)の樽板を、円形にする。

090708樽b
■金具で留めつつ、中から削りそとから力を入れて調整し、タガをつける。

090708樽c
■5mくらいの長さの竹を、ひとつひとつ円の大きさを計算してタガを巻き、
おおよそ形取ってから上からはめ込んでいく。
 通常は5ヵ所らしいが、プロでなければ、絶対にばらつくだろう。
 このプロセスの中で、丸秘の技術などがあり、完璧でなければ
 隙間があくし、水が漏れてしまう。


090708樽d

■完成したのち、泉酒造の「仙介」でいっぱい、職人と私とでぐいぃっと。


090807樽の底
■樽の底 やはり本場川上村産の吉野杉×西北商店の技術 美しい。

 

編集 / 2009.07.08 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【下刈りdeダイエット@天竜】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
今日は、天竜杉・天竜檜の植林から製材、そして販売までを
一貫して行う、「天竜の杉檜と生きる」株式会社フジイチ主催
下草刈りツアーを行いました。(私は支援側&参加側両方で)

・植林ツアー
・下刈ツアー
・伐採ツアー

と3つ。

季節に応じて行っていますが、もっともマニアックなのが、
この下刈ツアー。去年は5名ほどしか集まらなかったのですが、
今年は、なんと25名も集まりました。

0.5haちょい欠けるほどの面積で、檜の植林後3年目の場所。

人の背丈ほどに育った檜を大切に育てていくために、
人の背丈ほどになった草を刈っていきます。

今回も、
植林ツアー同様に
山林所有者さんのご挨拶から始まりました。

(ご年配のかたですが、これがまた素敵な夫婦さんで・・・)

山への想い、そして檜への愛着が伝わる。
これから下草を刈る我々に緊張感&責任感の必要性が伝わってきました。

さていざ下草刈り。
下草刈機ではなく、あえて「カマ」で行うから、その苦労がわかる。

また時折に植物の話などをしてくれるから参加者も、
ちょいとつらいに加え、&たのしい&おもしろい が体験できたことと思います。

近くに清流である小川が流れていて、
ペットボトルもひんやり冷えて弁当も美味でした。

この、
背丈ほどの下草を
切り倒していく達成感そのものも快感ですが、
ジャングルから振り返れば、端正に並んだ檜林になっていきますので
下草を刈り上げたあとの檜がスラっと立ち並ぶ姿をみる
爽快感はたまらないものです。

もちろん普段のプロはもっともっと
量と面積が違いますが、それがわかるだけ、伝えるだけでも
意味があると信じています。

「いや~
今回始めて参加しました。
ぼくは浜松の町の中ですが、
こんな素敵な場所があるとは知らなかったです。

ダイエットもできて、
鳥の声、植物にも触れ合って、
多少カブれて笑

なによりも爽快だしダイエットにもなるし!
これでひんやりと
天竜茶が飲めたら最高!!

1000円なんて安い!
もっとお金払ってもいい!」


って普通お金をもらう仕事ですが・・・・

ちなみに私も当日1~2キロは痩せたか。
意外と植林よりも達成感がある。

植えたら植えたで地球に優しいなんてのはない。
下刈などの管理を通し、
持続可能な森づくり、林業を通して伝われば幸いです。

人口82万人の浜松市全世帯へ配布された広報誌に
若手山林部のフジイチ社員が掲載された。
こちらも、ご覧ください。

http://fujiichi.hamazo.tv/e1748370.html
→フジイチブログへ。




090704a
◆下刈カマ(ナタ型カマ)


090704c
◆檜より高い下草と戦う。 おっと檜を刈っちゃいかんですよ。

090704d
◆みんなで汗をかく、景色も爽快だ。

090704b
◆鳥の巣も発見

090704e
◆フジイチ社員による「せんぶり」の紹介

090704g
◆休憩時間、子供は川で遊ぶ

090704h
◆全員集合!達成感いっぱい!
 後ろに1本1本、檜が顔を出して、整然と並んでいるのがわかる。


この檜がある程度大きくなるまで
下草刈りを続け、そして10年、20年たち間引きをし、
50年60年でようやく1本の柱ができるくらいになるのです。

その時間の流れと苦労をまず少なくとも伝え、
最終ユーザーにとって美しい住空間になっていく努力も
両輪が大切ですね。


編集 / 2009.07.04 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
twitter 古川大輔
プロフィール

古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

ご感想ご意見などは、ブログ内の返信ではなく、
こちらEメールにてよろしくお願い申し上げます。

ブログ内検索
最近のトラックバック
ブロとも申請フォーム
月別アーカイブ