【あきたこまち(ビジネススクール)】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)

世界のハーバードビジネススクールに船井総研の事例が載った
ずいぶん前だったが、今ごろになってはじめて読んだ。


船井理論(人間論)から現小山社長の成功事例、そして佐藤芳
直支援の「あきたこまち生産者協会」の事例が掲載されていた。

お米という神聖な穀物に極上米を日本で最初に直販した事例で
96年には売上で60億円、営業利益では3億円以上の結果を出し
たとある。

佐藤芳直(船井)と涌井徹(協会)氏とのやりとりも、押して
押されて、引いて引かれてという駆け引きが垣間見られてなか
なか面白い。

結局は
①顧客(消費者)に対して情緒ストーリーを伝えて
②価格の明示と固定化を実行し
③直販をしていった

豊作か不作かで大きく市場価格が左右される農業ドラマの中、
協会が農家との一定価格の取引を断行し、信頼できる関係性
を築いたストーリーは今後とも生産者と消費者とを繋ぐひと
つの成功事例として記憶に残る。

協会を信じて、60kgで27000円の農家は協会との購入契約。

しかしである。


次の年は市況のほうが相場がよく一種のやさしい裏切りも
農家の間で出てくる。価格の不透明さを明朗化して直販をし
変わったという「安定」というエサも、不定期にくる市場の高
波を横目に見ると不安にもなる。そこに消費者への訴えという
ストーリーが出てくる。協会が顧客を捕らえ、生産者とのつな
がりを強固にしていく。

GATTウルグアイラウンド、食管法という流れを踏まえて、現実
の価格決定を農家と協会と消費者との人間的掛け引きというの
は私の心さえも動かされる。業界の政治動向を俯瞰して価格設
定に落とし込めるか。

私も仕事の深みが足りないと凄く勉強になった。

しかしこのビジネススクールでの内容は妙な問いかけで終わっ
ているため、若干のヤキモキ感が残る。なにが正しい言うのは
永遠にない世界が経営なのだろう。


ただし①直販 ②加工 ③脱相場という3テーマも

農業の付加価値があがるが、国民への安定供給という理念
からかけ離れる。

あまり考え込むと疲れてしまうか。私は私で単純にもっとお米
を食べる毎日を増やすのみかな。

今日スーパーでみた99円ショップのトン汁やカレーで・・・笑。


ちなみに「こしひかり」も「あきたこまち」も
                開発原点の発祥は福井県です。
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編集 / 2007.01.31 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【企業と視察】
カテゴリ: 行政(自治体/地域/開発)


私のお付き合い先のいくつかの会社には、視察や研究に訪れる
政治家、大学教授、学生が多い。バイオマス関係、機械工学関
係、行政関係などなど。視察活動に対応し没頭し、成功企業だ
とも限らずに受け入れに没頭したため利益活動という企業の本
質を忘れてしまい、つぶれた企業も過去にあるほど。

H森林組合など視察対応にお金をいただくところもあるが、そこ
までの自信がない場合はなかなかお金を取るなどいえない。

しかし、どちらであっても、やはり懇意に対応するのが一番だ。
私が見てきた中での対応のルール化はこうだろう、


■行政に対して
 ・我々の現状はこうですと現場も見せる
 ・しかしこの点が足りない。
 ・だからこういうサポートをしていただければ幸い。
 ・行政と共に組んでやっていきたい。

■政治家に対して
 ・日本の現状はこうですと現場も見せる。
 ・とくに我々の地域はこうですと伝える。
 ・しかし補助金は本当は欲しくない。
 ・ただ、この点においては現状必要である。
 ・もっと世間にわが社の理念的意義を伝え、応援して欲しい。


■競合(モデルと見てくれてくる場合)
 ・私達の現状はこうですと現場も見せる。
 ・もちろん、ここは見せられません!という所は作る
 ・ユニーク対応でやんわりと。
 ・できればお金をもらう
 ・ともにこの業界を盛り上げるために頑張りましょうと閉める。


■大学(研究所)や学生に対して
 ・何をわが社に求めているかしっかりと聞く
 ・それに対し紳士に対応する
 ・ほぼ、包み隠さず現状を伝え、現場を見せる
 ・客観性がわが社に必要と伝え今後も色々教えてくださいと願う。 
 (学生の場合は、リクルートまで半分ジョークで伝える笑)

 
今日はN大学の助教授と学生が訪れ、卒業論文のテーマとして
ヒアリングをしに来られた。某村を対象にテーマを掘り下げて
いくと、出会った先が檜フローリングを商品としている企業へ
の利益体制のしくみを調べることだったという。22歳の大学
生をみて、何年か前の自分を見ているようだった。

「なんでこのテーマなの?」

深く問いかけると、Aを調べるとBが調べなくてはならなくな
り、Bを調べるとCを調べなければならなくて、Cにたどりつ
いたと詳しく話してくれた学生だ。私は学生時代研究の背景な
る部分がいつも重くなりすぎて、日本の農村を盛り上げるとい
う趣旨を書くだけで何ページもなって結果、尻しぼみの小さな
論文になってしまった経験がある笑。その4回生の学生も、ど
うやら論文を書く原点が私と同じだった。しかし研究テーマの
絞込みはイイ点を突いていた。

そして、

助教授と学生に対し、お付き合い先の社員は懇切丁寧に現場を
伝えた。包み隠さず伝えた。そして最後には大学への希望もつ
たえた。


「やっぱり民間さんが調べると恣意性が入るからね、
    大学という客観性で是非とも僕らを見てくれて、
         色々と教えてね、頑張ってください!!」

「よかったら論文書き終わったらうちの会社で待ってるよ笑」

と閉めた。大学院時代私自身がそこまで幹事得なかった大学と
しての客観性の意義を実感した。その後、私達の企業PR、主
に理念を中心としたアプローチブックを用いて会社の説明。そ
して工場の現場案内も行った。何がいいたいか。企業に来る視
察対応も面倒だと思ったらソコで終わる。

お互いの長所を生かしながら今後とも協力しましょうという関
係性作りにまとめること。それが企業イメージもアップし様々
な方に支援いただける関係性を作り、これが視察対応の本質的
な意義であろう。その点で本日対応された2人の社員のお姿はと
ても勉強になった。

なお、当日スグにその学生から私にもメールが来た。

(株)船井総合研究所
   古川 大輔 様

本日お目にかかりましたN大学の××です。
本日は私の調査訪問に対応していただき、
誠にありがとうございます。

私の研究の最終目標は「地域活性化」であり
その分野の専門家である古川様の話を聞くことができ、
とても勉強になりました。

地域活性化のポイントは、当事者のやる気や情熱にあると私は思っております。
今日お話を伺い、
㈱××××様からはやる気や情熱がしっかりと伝わってきました。
㈱××××様の取り組みは林産業界における先進的な事例になると思います。
是非、成功させてください。

それから「週刊まちおこし」登録いたしました。
これから、研究だけでなく個人的にも地域振興に関して
勉強していくつもりです。

本日は、貴重なお話を聞かせていただき
誠にありがとうございました。
~~~

こちらこそ感謝です。
今後ともよろしくお願いします。
お互いに頑張りましょう。
編集 / 2007.01.30 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【情緒的日曜日】
カテゴリ: ポエム(詩)


慣れぬ土地を歩くのは勇気が入る。

とくに夕暮れ時などは暗く
なったら帰れなくなるからと思うから不安だ。


僕は、羽田から札幌へいく行き方は知っているが、
近所10km以内の土地の中に誰が暮らし、
どこに何があるか知らないため、
金属の塊に乗らないと目的地にいけなかったりする。

賃貸マンションに住んでいると、
ポストの中に以前の住人の郵便物が来て
時間的に前に暮らす人がどんな人かわかるが、
目の前の物理的に前に暮らす人がどんな人かもわからない。

子供時代はその怪獣に乗ることが出来ないから、
自転車や歩きや遊びを通して地域を知る。

空間認知を体感として記憶する。
だから、
過度に土地が壊れることを恐れる私。

幼少期を過ごさぬ場所に訪れる土地への意識は二極化する。

無関心か過保護。

いまや子供が外で遊ばぬからもっと土地への無関心は増大し、
過保護な自然保護地域への土地には意識が高い。余談だった。

ただ交通手段の発達は、エネルギー利用を増大化して地球を壊し、
地域社会を崩壊した張本人でもあるとは、誰もが言わない。
T社のおかげで日本は食えている。確かに。


しかし、金属の塊が飛び交うなか、自転車で町を徘徊した。
日曜の夕暮れに。

「あっちの方にいけばつくだろう」

新大阪から江坂まで。

知らぬ道をあっちの方向だと自転車を走らせる。
世界の道はすべてローマに繋がるとはいうが、
必ず自宅には着くだろう。

周辺3kmにも大いなる発見があった。
こんなお店、あんなお店、そんな建物、こんな人。

上を見上げれば今日も流線型の金属塊が伊丹へと飛んでいた。

情緒的になった理由。

人間の本能ってとっても親切だと思う。
パソコンに頼り、機械に頼り、某政治家流にいえば、
女性という機械にも頼り、
偏った感覚に陥るときに「おかしいぞ」と無意識に教えてくれる。

日常と非日常

僕の立ち居地はドコだろう。

ロハスとかエコロジストとか色々な言い方があるが、
単純にもっと自転車に乗ったり、歩いたり、
非日常になったからだが色々な発見が嬉しい。

さて、明日から仕事も頑張るぞ。  

日曜日の夕暮れに。


編集 / 2007.01.28 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【直球で農林業】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)


今日は川俣町の農家に町を案内していただいた。この町の空家
利活用は進んでいて、多くのIターン者がやってきている。古
民家を再生して飲食業をやっている方。農業をやっている方、
芸術活動をされている方、多くいらっしゃる。埼玉県狭山で生
活をし、福島県の川俣町に暮らし、大変センスのよい飲食店で
お昼を頂いた。料理も非常に美味しくビーフシチューや川俣シ
ャモ料理など人気。

昨日はテレビの取材も受けていたそうだ。

羨ましい!素晴らしい!ということを私はずっと川俣に暮らす
その案内をしてくれた花弁農家さんに話していた。しかし、本
音の本音をえぐる一言をこう話した。


「200万投資して70歳が更なるチャレンジをして、新たな
農業を行っている。シャモとかね、それも嬉しい。すごくね。
そんな仲間がいるのは凄く嬉しい。でも・・・・」

「でも?」

「200万ではなく、2000万投資して、20代30代がチ
ャレンジできる農業のステージが欲しい」


投資額については極論であるがその一言は身にしみた。実際は、
集落に若い人が居ない。担い手が居ない。農業がいいといって
もまだまだ東京の若い学生がインターンで手伝ってくれるレベ
ルである。それでもまったく見向きもされない地域がある中で、
すごく先進的で前向きで頼もしいイベントも多く開催されてい
はいる。しかし農家の本音は「君はここに住めるか?」という
直球でもあった。

本当の地域が元気になるとは、若い人が暮らせるすなわち
イコール稼げるフィールドの存在の有無によるという当たり前のこと。


長野県川上村は高原野菜のメッカ。年収も一般サラリーマンよ
り多かったりする。ミリオネーゼも多い。だから若者は帰ってくる
という直球。

夢はお金ではないが、夢を築くための土台にお金が必要なのは
誰もがわかっている。

「地域活性化の殆どの答えは利益を得ることで解決する」
とある人は云う。


福島県の川俣町から福島駅に送っていただきその間、すごく幸
せそうな夫婦に農業と生きる楽しさを教わった。福井から福島
へと農家のお嫁に行った奥様はとても明るく頼もしい。3人の
母でもある。その花弁農家さんの2人の会話、笑顔、冗談、オ
ーラ、仲のよさ、に私は元気を頂いた。私自身がそのフィール
ドに直球でチャレンジし、その仕組みづくりにシッカリと戦い
仕事をしていきたい。

いつもありがとうございます。


編集 / 2007.01.26 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【触媒としての役場職員】
カテゴリ: 行政(自治体/地域/開発)
【触媒としての役場職員】
      研修会の本当のゴールに向けて即実行・・・・


福島県川俣町。

地域再生等担い手育成、3ヶ月にわたる研修会の最終回、私が
2度目の講師を勤めた。元リクルートで大活躍をされ、株式会
社あそぶとまなぶの、くらた代表や地域づくりインターンを企
画された早稲田大学教授の宮口教授、実践として九州ツーリズ
ム大学を創生し、町づくりに新たな光を投じた江藤さん、農業
経済といえばまっさきに出てくる東大の生源寺教授も講師だった。


「町づくり大変革研修会」
一般の主婦から経営者、行政・団体職員までどなたでも気軽に
参加が出来る 地域・もの・情報をつなぐ夢の企画

全9回の研修会、他の市町村や大企業の社員ですらうらやむ
ほどの研修内容。この講演を聴けば価値観の大変革が起こり
ます。


行政マンが作ったとは思われないチラシで更なる集客増と信頼
の獲得でこの企画が3ヶ月にわたって実施された。7人の講師、
1回の実地研修(農家民宿)、そして本日、私の講演で持って
して終了した。私が一番印象的だったのは、多くの方が熱心に
聞いてくださっていること。さらに、一番前で聞かれていた女
性の方がすごく熱心であったこと。熱心の判断とは、話してい
る側からすれば、①メモのトル回数、②うなづく回数である。
聞けば、「主婦です」と、とても嬉しかった。

さて、その後、担当の役場職員のHさんから、この研修を続け、
参加している一般の町民に小さな変化が出てきていると聞いた。


①身銭を切ってでもまた勉強会をやろうという声が出た
②講演で学んだことを、それを行動にしようという機運が出た


これだけでも素晴らしいと思うが、最高の触媒だったのが本当
の最終目的としての本日、講演後の夜への導線の動きだった。
このたびの事業をこぎつけるまでの企画の作成、人脈の獲得に
奔走し、そして地元の町民に対する集客。そこで地域リーダー
への研修会。それで普通は終了である。しかしである。今日は、
講演後に、地域のキーパーソン同士を合わせて「飲み会に参加
してくださいね~」と地域リーダーに駆け回っているのだ。


「いや~、いい講演を聴いて終わっちゃまったく意味ないんで
す。古川さん、必ずこれを機運に動きますからね。地域の色々
なリーダーを組み合わせて、協働していきますよ~。」


今日は福島県産材100%さらに、林業の無名地域であるこの
川俣町で出来た杉と欅100%で作った住宅を造っている地場
の工務店の社長に出会えた。そのモデル住宅を見てきたが圧巻。
10mもの杉の梁、30cm四方の欅の大黒柱が何本も使用。

階段では、曲がった芸術品である銘木を利用、さらに壁はヒスイ
で塗り上げるというこだわり。この社長を研修会に呼び、さら
にその町産材100%の住宅と「川俣シャモ」などの特産を融
合させたく、農業公社の社長と夜の会でなんとか話題を発展さ
せたかった。


「この研修会を聞いて終わってはならない、動かなきゃね。」

これは参加者が皆口々に発していたのである。今までの講師さ
んたちが色々な言い方で伝えてきたことなのだろう。

最初は恥ずかしがって渋っていた飲み会参加を上手に促し、冒
頭に書いた解体シャモを行ってくれた専務とあわせた。その後、
意気投合をしたのはご想像の通り。

全9回の講演を頭の中で溶け込ませながら、そこで小さな融合
が起こり、住宅業と飲食業が協働して、町のためにできることを
やろうとなったのである。

さらにその話を聞いていたほかのリーダーや役場職員が、「町の
広報」の利用案を出す。「それいいね!」とドンドンと湧き上がる
協働企画。講演が具体的にひとつひとつ生きていると感じた瞬間だった。

それはシャモと地酒が美味しかっただけではなかろう。

動く意味がわかっている。「隠れた地域リーダーを見つけて、
それを繋げて、組み合わせて、情報提供する。それが私の仕事
ですね。」そうHさんが言った。またまた私は勉強になった。
そして感謝です。川俣シャモは、本当に最高です。隠れた地域
リーダーが掘り起こされ、異業界で融合していく。これからが
とても楽しみだ。
編集 / 2007.01.25 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【文化と文明】
カテゴリ: 本・映画・ニュース・メディア


「私にとってアメリカとは映画と小説とで十分だ」そう思って
いた司馬遼太郎が、怖いもの見たさでアメリカへ行き、雑感を
まとめた本、「アメリカ素描」というのを最近、読んでいる。


文化と文明の違いとは何かとよく聞かれるが、随分とすっきり
する回答が著書にあった。自分の仕事にも活かせるようにと読
み込んだ。司馬遼太郎いわく。


文明は「だれもが参加できる普遍的なもの・合理的なもの・機
能的なもの」をさすのに対し、文化はむしろ「不合理で、普遍
的ではない」特定の集団のみ通用する特殊なもの。とあった。

中国が千年かけて築いた文明を、アメリカは1776年に独立
してからたった200年で文明を確立したその功績を司馬は巧
みに称えている。その文明という定義が正しいとすれば、4大
文明があるよう、合理的で機能的な世界のゴールは「滅亡」と
なるのだろう。アメリカ文明の未来も危険かもしれない。


地域の特殊性、そして不合理で普遍的でないものを受け入れる
ことこそ地域アイデンティティの確立につながり、それが文化
である。そして、安易に文明化しない世界が創られるのではな
いか。時流意識なくエゴなき文化は利潤を得られず衰退した。
エゴ強き文明は利潤と違う世界に没頭し、倫理観すら消えて滅
亡した。母なる地球のことをも忘れた。


さて、僕らの仕事において地域の活性化とは、文明的要素と文
化的要素の両方が必要であるとこの本から気づく。もっと深く
考えて仕事をしてみたい。仙台にて美しき文化的な「空間」と
「人間」に出会ったから、また深く考えているのかもしれない。
やはり文化は日本の地方からキチント発信していきたい。
編集 / 2007.01.23 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【新庄のやり方50(内容編)】
カテゴリ: 本・映画・ニュース・メディア
■飛騨古川 三寺まつり に行った。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本の文化的な民家が立ち並ぶ中で、水路に灯篭が流れる姿は
情緒的でありました。等間隔に並んでいる灯篭はよくみると、
手づくり感ある「紙と蝋燭」で、予算をかけずに美しい空間を
演出していました。これも、建物の美しさがあるからでしょう。
すでに町の美しさこそが「文化的誇り」と住民に根付いている。
夏は家屋に「朝顔」が軒下に連なる町の姿は東京を中心とした
日本が何か失ってきたものを忘れまいと発信しているようにも
思います。高山の町並みもよいですが古川もいいですね。私も
古川の町並に負けない古川で・・・。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【新庄のやり方50(内容編)】


「過去を振り返ると人は神になる(司馬遼太郎)」というほど
の新庄の各それぞれの行動に対する礼賛書でもあった。行動に
意図があるかどうかわからないが、振り返れば「狙い」があっ
た行動だったというのはたやすい。しかし、新庄をずっと見て
きたライターが書く究極のプラス発想解釈はなんだかワクワク
する。

なるほどなと思えた。

50の新庄成功のルール化と具体事例があるが、憎めない人間
性、誇張表現、野球は本気、子供が大好き、ファッションセン
ス、世間の価値観にとらわれない、愛校精神、1などなど色々と
あるが、強引に要約して当てはめてみると「素直」「プラス発
想」「勉強(野球)好き」という船井総研の成功の条件でもあ
り理念哲学に要約されるようにも思えた。+ぶれない軸を持っ
ているということろか。
50あるエピソードの中で私が最も記憶に残ったのは、素直に
繋がる「正直さ」。人は「知らない」となかなかいえない。学
生時代、知ったかぶりをして知らないブランドを知っていると
いった恥ずかしい自分。流行の歌手を知らないとはいえない。
知的会話からはずされると思い歴史的人物を知らないとは言え
ない。そんな新庄のストーリーは「長島さんは知りません発言
事件」から「本音で生きると真実が見える」とルール化されて
いる。


新庄の阪神時代。教えることが、辞められない止まらないとい
うことで有名だった熱血のコーチで「かっぱえびせん」とあだ
名がついた山内打撃コーチに指導を受けた。コーチはこういう。
「要するに、本能的に反応しないとダメだ!長島だってそうだ
ったじゃないか?知ってるだろ?」

そこで「長島さんは知りません」である。プロ野球の聖域であ
り日本に大量に生息する長島ファンが聞いたら、徳光さんが聞
いたらどれだけ激怒するだろうかと著書にあるのが面白い。し
かし、72年生まれの新庄は74年に引退したミスターを知る
わけがない「僕、長島さんの現役時代リアルタイムに見てない
し、わからないです。ピンとこないなぁ」そんな心情を新庄は
一言で「知りません」といった。その先にもエピソードがある
が割愛。

軸を持ち、わからないものをわかるといってわかった気になら
ない。そんなところがほれてしまう。これは古川自身の感想。


でも「百の釈明より一の仕事」これを成し遂げるからやっぱり
新庄のかっこよいところ。これもサボタージュ誘惑に負けず、
バットで返したエピソードが心に刺さったが、たまにはこうい
う本もよい。
編集 / 2007.01.15 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【新年のご挨拶と仕事始め】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅



2007年、仕事が始まった。

今日は、清光林業の岡橋社長と3時間ものお時間をとって頂き、
未来に向けて今後どうしていくかという話しをした。

難波から千日線で人駅の桜川駅にある清光ビル。かつて大阪の
難波周辺には材木問屋がおおくあり、道頓堀には丸太が貯木場
として浮いていた時代が昭和40年代にはあったと教わった。

ヒアリング内容や夢ある未来への挑戦についての細かい話は割
愛するが、ひとつどうしても伝えたいことがある。「林業」「
製材」「材木店」と名のつく会社で現在存続しているところは
土地をもっていたための不動産所得による利益が経営の命綱で
あるところは多い。

言い換えれば、材木や丸太を置いていた場所を不動産賃貸など
を通して利益にかえる。奈良県の某地域では巨大ショッピングセ
ンターに貸すことで本業の利益の何十倍も収入があるところもある。

平塚のいくつかの材木店もそうだった。

それで本業に力が入らなくなるというのは去年の日報にもかいたが、
利益さえあればよいのかという熱きNさんにも平塚で出会えた。

そう、業界が栄えていた頃の4分の1も5分の1も林材業から
の収入は減り、不動産に頼る。本業は儲からない。そして撤退。
そんな会社や製品市場が多いのにである。なのにである。清光
林業のビルも、一階はぴたっとハウス、その他の階も有名会社
が入って要るビル。自社は9階部だけ。

しかし吉野杉を産出する川上村の土地所有者である清光林業は
8割が林業部門に人員を配置し、新しい近代林業のありかたを
模索し、チャレンジし続け、林業という基幹勧業の吉野ならで
は「山守制度(所有者と管理者が別れて経営する)」の文化を
大切にしながら、コスト削減、施業の安全性、若手労働者への
担い手育成、しいていは観光も含めた地域活性化へ夢をもって
いる。新潟のお付き合い先の理事長が実践されているが、バイ
オマス利用への動きは真剣にやらねば山村活性化はない。


「僕らはね川上村に住んでいない不在地主、だけどね、
愛着あるんだ。
好きなんだ。
そして管理をしていただいた山守に感謝している。
しかし、
文化として残すべきところは残し、変えなければならないことは変える。
できるとかできないではなく、
やるんです。」


だからこそ人員の8割が林業に2割が不動産。しかし収入の
関係性は逆。それでも使命をもって出在庫ストを大幅に落とせ
る新たな林業施業に挑戦されている。


「不動産は不労所得ですよ、
そんなものに頼っていたらダメです。未来はない。」


根底の理念が力強い経営者のチャンレジする姿に僕自身も熱く
なり、まだまだ僕の知らないことを多く教えていただき、非常
に勉強になった。

その後、京都へ。


途中マクドナルドで2時間仕事をし、持続可能経済研究所へ。
お付き合い先の天竜の林業研究会の人を紹介し、今日は、
FSC認証(森林の持続可能な経営を認証する)の勉強会に
途中から参加。偶然にも日本で一番最初にFSC認証を取得した
速水林業の社長もおられ、昨年尋ねた以来だが、久しぶりに
出会えた。
国内の林業や環境問題の委員会に多く所属し、テレビや雑誌
などによくでており有名だ。


「美しい山とは利益のある山であり、生物の多様性がある山である」


これも速水林業ならではの成功の特殊解も堂々と伝え、私にも、
様々なことを教えていただいた。勉強会の後の座談会でも日本
書紀と万葉集から日本の林業についての雑学(うんちく)を教
えて頂いて、非常に勉強になった。本日出会った清光林業の岡
橋社長を尊敬&評価されていた。人脈は繋がる。


余談となるが、たまたまに、持続研所長の牧さんがとある用件で
「ある人を探している」とあったとき、その場でスグに携帯で電
話をしてくださっていた。やはり凄い経営者は行動力が違う。


船井幸雄の話で社内で有名だが、


「ねぇ、きみ、なぜ、いま、そこで、電話しないの?」

仕事が出来る人の即時処理行動力をまた見せ付けられたが、
成功されている方は「できるかできないか」など絶対に考えて
いない。その後、大学時代から尊敬してやまない牧さんと初め
てお酒を共に2人で話すことも出来た。

思う以上に、山の世界は日本国内で動いている。牧さんから
頂いた嬉しき素晴らしき言葉は私の心の中にしまっておきたい。


今年も、経営者や出来る人生の大先輩の「姿」「言葉」を中心
にふるかわ日報を伝え、皆様と「理念×利益=∞」の経営につ
いて共有したいと思います。


理念なき利益は犯罪である
利益なき理念は寝言である


ケニアの大自然で出会ったキリン、チーター、ライオン、象、シマ
ウマ、マサイ族などを前に、自分の小ささと地球の偉大さを知った。
自分の小ささ、そして、日本の美しき森林も地域も、比較できた。


それでは今年もご指導ご鞭撻たまわりますようよろしくお願い
申し上げます。いつも古川を成長させていただき感謝していま
す。宜しくお願い申し上げます。
編集 / 2007.01.10 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
twitter 古川大輔
プロフィール

古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

ご感想ご意見などは、ブログ内の返信ではなく、
こちらEメールにてよろしくお願い申し上げます。

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