【人間はな、店舗と同じだ】
カテゴリ: マネジメント/自己成長



「人間はな、店舗と同じだ」


すなわち、場所が大事であり、人の集まる目抜き通りに店を出せば繁盛
するように、古賀塾におれば学問はせずとも自然に耳目が肥える。こん
なシーンが「峠」にあったのを思い出す。幕府にもつかず官軍(薩摩・
長州)にもつかず、長岡藩の独立をめざしそれを貫いた藩士「河井継
之助」の話。


古来こんな諺があるそうだ。


「田舎の三年、京の昼寝」


全国に旅をし江戸に戻った継之助が、久しぶりに弟子の鈴木佐吉とであ
ったときにいう言葉だった。田舎で三年学業をするよりも京都で昼寝を
するほうがましともいう。ビジネス、流行、はやり、時流、そんなもの
は虚構であり、地球時間で物事を考えることが本質とすれば、本意では
ないし、田舎で集中して学問をし「本質」を究めるほうが有益であるこ
ともある。

しかし、

この言葉にあるよう「学び*刺激*知力」については確かに京(街)の
「密度」はけた違いだ。


情報を輸入し、加工し、ビジネス支援を行うが、それが単純に先行者利
益のみが結果として得られるだけならばそもそもに意味はない。
なにせコレだけの情報社会。情報だけ得るのであれば誰でもできる。


しかし、
田舎の方にこそ、少しは、街のよさを素直に受け入れる必要がある。


今一度業界成長のためだけにでも「田舎の三年、京の昼寝」の言葉を思
い出し、ちょっと街に出てきてくだされ。そこで学ぶべきことは多い。
今日も私は梅田の町を徘徊して多くを得て学んだ。
渋谷に出張したら、109にいく既婚男性30代の社員もいる。


最後に。

ただし逆にして。「東京の三年、田舎の昼寝」これもまた魅力的だがな。

そして、東京の本郷三丁目駅でみられるこんなフレーズも思い出した。

「東京で発情し,学習し,挫折し,そこにすべてがあると思う
あほたちばかりがいる」

これもまた真なり。ようするにどちらも大切なんですな。バランスが大事。
交流が大事。これこそは真なりと思う。


『本日の学び』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
過去の日報のネタを使いまわした時点で、
勉強不足と思う。

アウトプットに精彩を欠いたら
インプットが少ないという証拠。  もっと。
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編集 / 2006.10.29 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【脱どんぶり勘定のための心構え】
カテゴリ: マネジメント/自己成長



「脱どんぶり勘定」というのは、中小企業様に意外とよくあるテーマであ
る。「なんとなく利益がでてたからねぇ今までは」とはいうが、利益がピ
ンチになってから初めて怖さを知るのでなく確実に月ごとに管理しておき
たい。支払伝票、請求書、納品書、売掛、買掛、現金の管理といった経理
レベルから損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書などの決算
書レベル。そして、製品管理台帳など在庫管理、仕入管理、そして営業記
録やその管理などにまで、キッチリと計画し実行し改善しうまくかつよし
ているところも少なかったりする。


本来の経営の本質ではないところかもしれないが、いまいちどガシっとや
らねばならない当たり前でもある。


「いままでやるやるいってやってなかった」


たまたま船井総研と出会っったわけだし「やろう!」というのも当然な
嬉しい動きだ。しかしそうはいっても本当にやるかどうかということは
私の伝え方次第であったりもする。私が今日伝えたかったのは、ドイツ
林業との違いを伝えながら、やはり「本当にありたい企業像」を常に追
求しているかどうか。そして、実はうらやましいほど潤沢な資産・資源・
人材を活かしているかどうか、それを発信し続けているかどうか。


「そんな小さなとこで手間取ってちゃダメでしょ。」


驚いた。
今支援している某地域での林業製材業での話し。

補助金が地域材に降りるべくなのに、外材でも降りている現実。
だって、地域産材ならばそうだが、地域で挽けば外材だって「地域材」だ
と反論し、補助にあやかる偽物製材所もでているとの話。

魚沼産コシヒカリならわかるが、「産」を除した、魚沼コシヒカリとい
えば魚沼で炊いたコシヒカリであればよいか。なるほど、わかる。・・・
ってわけない!!さてそんな他人様批判もまぁよい。


①伸ばそう ②伝えよう ③内外問わず ④自分たちの強み を

そしてこうありたいという⑤理想像を高く持とう。するといまある小さ
な業務が忙しさを理由にやらずというわけにもいかなくなる。もちろん、
これは自分自身への戒め、自分にも当然言えることである。しっかりし
たい。     (長所伸展×一流の理想へのベクトルをもっと強く)
編集 / 2006.10.28 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【人口減少社会のメガトレンドから・・・】
カテゴリ: マーケティング/営業
「人口減少社会のメガトレンド」から。



大量生産大量販売から少量生産付加価値販売へ、
ナンバーワンからオンリーワンへ、
大衆から個客へ、
大型ディスカウントから劇場(テーマパーク)化へ、
スピード重視からスロー社会へ、
年齢所得階層からライフスタイルへ、
マスマーケティングからリレーションへ、
セールスからリレーションへ、シェアからロイヤリティーへ。


確かにそういう時代が来ているというのもは皆がなんとなくは知っている。

色々なところでキーワードが飛び交う。ビジネス用語であるかもしれない
が、これらの文言は、いま、人口減少時代に大切なキーワードである。
戦後50年間というのを高度成長期と考えれば、これこそが失われた50
年という表現すらできる。いや、それとも昭和ムードの復興をはじめ、そ
の反動が来ているだけかもしれない。しかし、人口減少ということを考え
るとブームとは違う視点で、付加価値の多い人生観、価値観を提供してい
るビジネススタイルは事実多く、そして成功し始めている。

人口減少時代にこそ、文化的気流が起こる。ルネッサンス、日本では江戸
時代の町人文化が然り。いまこそ、文化醸造の機運ありと人口減少社会を
プラス発想で捕らえようとある。この著書の素晴らしいのはそれ以外にも、
その事例の多さだ。


「いや~、最近のトレンドってわかるけどブランドとか興味ないし」
「ぼく、田舎者だからさ、流行について知らないんだ」
「理論的な背景はわかるけど、どんな店、どんなところがあるの?」



商売は信者を作る 人+信者=「儲」けるという船井幸雄がよく言う言葉
を引用していたが、ひとりひとり着実にココロ繋がるマーケティングをと
言うのは間違いない。

ただし、単純に富裕層に仕掛ける「ハイエンドマーケット」ではなく、
1万円のカレーライスなら手が届く「アクセシブルマーケット」という
視点はちょっと覚えておくといいだろう。

なけなしのお金をはたいて学生がリッツカールトンへと背伸びをする。

事例は多数あり、参考になる。

以下は、著書にあった事例である。
いまはインターネットでただでラクチンに調べられますからね。


(この時点での情報です。あしからず。)


■楽天高級品市
PATEK PHILIPPE   1億3650万円の時計
ロマネコンティ   1575万円のワイン
清流荘  平日2日100万円 ロールスロイスリムジン往復送迎

■高級志向
モーツァルト生誕250年ツアー(1人185万円)
小笠原伯爵邸 フランス料理 お屋敷邸宅 新宿区
リストランテ濱崎 一軒家風レストラン 青山
リーバイス50年代ジーンズ501XX(100万円強)
岡山県井原市 イバラジーンズ
イマン 京都雑貨屋 現在京都府支援でイマン村建設計画中
緑風荘(旅館 岩手県 座敷童出ると幸運 3年先まで予約満室
すみしんウェルスパートナーズ㈱   プライベートバンク富裕層

■1万円
チーズケーキ 東武百貨店  
カレーライス 銀座の資生堂パーラー 
サンドイッチ 帝国ホテル
ゴマ料理   世沙弥(大阪淀川区)


■何ヶ月も予約が取れない数万円の宿泊
月のうさぎ(伊東)  個室・隠れ家・露天・貸切・海
強羅花壇(箱根)  
緑風荘(岩手県 旅館) 座敷童が出る 幸運が訪れる 3年席


■プチ高級
カルツェリアホソノ オーダーメード靴 南青山 25万円から~
VAIO カスタムメイド方式 
伊藤ハム 108通り オーダーメード
(ロースハム・ボンレスハム・ベーコン)×(スモーク・塩分・脂肪)
サントリー 樽ごと販売 1樽50万円~
セリュックス(ルイビトン会員制度 21万円入会金+既存会員紹介)
ハーレーダビッドソン オーナーズクラブグループ(HOG)
ヤマハ 大人の音楽レッスン
ランチグルメ高級 シニアハナコ族
ワコール ラヴィゼ
コルニーチェ (伊勢丹×三陽商会 団塊女性向け戦略ブランド)
シーガクラブ グルーミング (高級シェービングサロン 癒し)
雑誌(LEON・UOMO・Gentry・Straight)
シモンズ 高級寝具 ペニンシュラ、マンダリン、リッツ
テンピュールジャパン オーダーメイド枕 プレステージ
裏磐梯猫魔ホテル 最低3泊以上 癒し 黄金色温泉 檜原湖


■癒し・ロハス
CHIRA TOKYO(カップル,スイーツ,癒し、スパ、健康)
スタジオヨギー(都内ヨガスタジオ フルラが併設)
野の葡萄(自然食レストラン グラノ24K経営 天神イズム)
マザーズ(オーガニックスーパー)
ロハス食堂
池内タオル 今治市 竹繊維 農薬無散布 感触と光沢
オクタ 無添加リフォーム
りらくの森(ゲーム大手ナムコ 癒しテーマパーク)


■テーマパーク化(物語化)
東京ディズニーランド
新横浜ラーメン博物館
神戸スイーツハーバー
東京パン屋ストリート
和歌山 黒潮市場
大江戸温泉物語
京都 KYOUEN
CUBE 旅籠 HATAGO(六本木 源泉郷土料理)
ゆうれい居酒屋「遊麗」
アルカトラズE.R (監獄風の席に手錠されて案内)
大宮エキュート、品川エキュート、立川(07年)駅ナカ39歳女性社長
ジャズタクシー(安西俊幸さん) 真空管アンプ搭載でジャズ流す


■体験
埼玉県飯能市 正覚寺 僧侶体験プチ出家
長野県  善光寺   座禅・写経コース
東京 御岳山 静山荘 瞑想・滝行
体験型ツーリズム(グリーンツーリズム)
四万十川でたたら製鉄
シーカヤックで西表島
トヨタ白川郷自然学校
タンザニアサファリとマサイ族の村で象調査ツアー



■電車
トワイライトエクスプレス(札幌-大阪) 日本海から昇る清々しい朝日
サンライズ瀬戸 (東京-高松) 
寝台特急 あけぼの (東京-青森)


■サービス
*リッツカールトンホテルは
 お客さまへの心のこもったおもてなしと快適さを提供することを
 もっとも大切な使命とこころえています
*私たちは紳士淑女をおもてなしする紳士淑女である
    (リッツカールトンクレド)

編集 / 2006.10.25 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【1000人の集落の夢】
カテゴリ: 行政(自治体/地域/開発)

川俣町は人口が1万6千人。福島市との合併の是非を問う選挙が11月12日
に行われる、本日逮捕された福島県前知事のニュースもあったが、県知事
選も同日に行われる。その川俣町には、山木屋という人口が1000人程
の集落(地区)がある。中学校はマチにふたつ。ひとつは山木屋中学校と
それ以外。人口1000人のところにひとつ、あとは人口1万5千人のと
ころにひとつという、2つの中学校。


地区はそれだけ辺境にあるということだが、
タバコ畑、酪農地、田んぼ、景観がとても美しい。



「市町村合併よりも、この山木屋(地区)がどう自分たちで生きていくか」


これが大切だと語るK社長。
学生時代より仲良くさせていただいている。


トルコキキョウを中心に花弁農家を行っていらっしゃるが、地域づくり
インターンとして学生の地元受け入れを積極的に行っている。Kさん
を慕う関東の学生は非常に多い。子どもさん3人はすごく元気。

エレクトーンがすごく上手な長女の演奏を又聞いてしまった。


「地区の子どもは、地区が育てるんだ!」


実は小学生から高校生まで、和太鼓を教える方がいる。
Iターン者だそうだ。

全国大会に出るほどの腕前になったそうだが、「息子の顔が変わった」
とキリっと引き締まるようになったという。地区の子が小学生から高校生
まで役割分担をして、年齢を超えた、仲良さには厳しい関係が底から生
まれている。



冬は集落の大人が、協力をして、田んぼに水をまく。1学年10人いる
かいないかの学校に、氷がはる田んぼのスケートリンクがある。


「自分たちが何ができるかを考える」


国のせいにする、警察のせいにする、行政のせいにする、それじゃぁダ
メなんだと熱く語られた。補助金を探して、食い扶持にするのではなくだ。

自分が何をやりたいか、自分たちが自分たちでやっていくことはなにか、
その支援に補助金があればよい。またここにもいた。

天竜でも最近、出会った。

補助金というもののが本当に前向きな方へ、役に立てば。何しろ、補助
金は手段であって目的ではない。こんなかたの応援をするのが僕らの仕
事なんだとまた強く思った。

一般で当たり前のことが当たり前でなくなってしまってはならない。


「うちの娘、次に高校生なんだけどさぁ・・・、
 福島市内の高校だとさ・・・」


そんな相談を受けるのも僕としては幸せだ。
福島駅まで送ってくださった。

熱きものを頂いた。「癒し」と「農業」について夢もまた共に語れた。
今後ともよろしくお願いします。


編集 / 2006.10.24 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【行政は、いま、理念より利益を】
カテゴリ: 行政(自治体/地域/開発)
■福島県川俣町 国土交通省 地域再生等担い手育成研修

国土交通省の地域再生等担い手育成研修が始まりました。色々な著名人
が9回にわたり講師をするソフト事業。僕だけが普通の人なのに、第一
回の講師を勤めさせていただきました。人口1万6千人のマチ。参加者
は30数名でした。「将来トリマーとして独立したいんです。」そんな
若い女の子が来てたのが嬉しかったですね。役場と民間と一緒の場合は、
総論になってしまいますが、でも笑いは取れたからOK!?


【行政は、いま、理念より利益を】


JR福島駅から車で約40分、福島氏の隣に隣接する町、川俣町。
ここに、地域づくりインター事業の先進市町村がある。
ここにて、地域づくりの担い手さんへ講演を行った。


利益と理念。

この話が一番良かったと好評をいただいた。となりのトトロと平成狸の違い。竜
馬がゆくの百の理論と一のするめ、学生主体と勝利至上主義、妄想と現
実・商売とテーマについて、社会性と収益性について、町づくりのため
に必要な共通ベクトルを作るために私が必ず話すことにしているフレームだ。


船井幸雄のエゴからエバへを読んだことがあるという農家さんにも出会
えた。どうしても行政は利益についての考え方が、一般のソレと異なる。
公共性という名の強さの理解がズレていて、利益を上げることについて
の支援を行政側は嫌う。交流会でこんな声があった。


「それは収益事業ですので、補助(支援)できません」


と行政側がいうのだと。それでは税収なしに公共サービスができるのか
というところ。


「私がね、新しいハーブ園を始めて、そこでティーサービスに300円
を取るという計画書を出したら、そういわれたんです。」


各種団体に気を使い、公共性という重しに、一団体が利益を上げることに
支援は弱いのが役場・役所。駐車場代を取ると嫌うが、環境支援金ならよ
いという空気。

しかしだ。

やはり町の活気は商業ベースである。利益を上げること、営業をすること
が大切なのである。このあたり、森林組合や行政にもっともっと染み入る
ことが出来ればと最近は強く思う。ココロきれいな地域の方々が、何も
堀えもんのように稼ぐことを目標にはしていないし、ビジネスをやろう!
と意気込んで利益をぶんだくろうとしているいるわけでもない。

理念なき利益は犯罪
利益なき理念は寝言

そこで「くらし」が存在する限り、利益に目を向けなくては若い人も、
やってこないのは当たり前。

自分たちの価値とは、マーケットに受けること、お金を払ってもらえる
価値を提供するということ。各種団体がまとまって明るい未来をと講演
をしめた。学生時代には考えられない、私自身の変化でもある。

「吉野杉の割箸、リヤカーに入れて、マチで売ってこれるか?」入社ス
グに楠元先輩からの一言がいま、またすごく思い出される。
編集 / 2006.10.23 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【3Cとプラス発想】
カテゴリ: マーケティング/営業


飛騨のことを飛田と手帳に書いていて違和感なかった自分が恥
ずかしかった過去がある。ワイドビュー飛騨で飛騨市へ。

過去に様々に作ってしまった施設をまた多く見てきた。
そこに何か、寂れ感が漂う。


なんでこの村に○△!?看板に統一感がない。え?役場職員の
下り先?!赤字補填ばかり?!しかし、この奥飛騨にある、
「山中和紙」の現場を訪ねたとき、ソレとは違う世界があった。

一人でモクモクと和紙作りに励むおばあさまに私は元気を頂いた。
年はかなりになろう。しかし、元気で明るく私に話しかけ、作り
方を教えてくださった。手は職人ならではのごつくそして暖か
い手をしていた。


しかし、このよさがこのままでは孤立状態である。

職場へと戻った。

色々と議論活発に前向きに仕事をすることは今までなかっただろう。
小さな和室で支援をした。さて、何か自分たち(地域、商品)を売り出
そうとするときに、流れの中で、最低この3つをまず伝える。


・自分たちの作りたいもの創り出してきたものは何か    (理念訴求)
・お客様が欲しいものは何か               (時流適応)
・そのなかで、回りを知り、ちょっと違う価値をだしているか(独自価値)


当たり前の当たり前であるが、大手企業すら確実に出来ているかどうか
わからない。実はこれは、上から順番に、3C(自社、顧客、競合)と
なっているのである。

マーケットインとプロダクトアウトいうマーケティングの基本概念も
二つ入っている。

というと若干専門的になるが、こんなことは知らなくても、意外と
地域の小さな会社も、必然的にはやっていることなのである。


この3つの融合が「攻める」ことになる。そして、この「攻めている」と
はどういうことか。それは楽しんでいるかどうかである。

自らの都合で、
商品を販売する(使えない材だけど山から出さねばならない間伐材利用、
在庫処分を押し出す)。これをプロダクト開発側発想だけではこれでは、
お客様が楽しめる訳ではない。今日はこのあたりを色々な事例を出して、
支援で話をした。


「古川さん!O型でしょ!?」
「なんでですか?」
「雰囲気が明るく、楽しいもの、元気のオーラを感じる」

だからお客様が何か見失いかけたとき、僕らは自分たちの感情制御を徹
底し、常に、プラス発想でいかねばならない。こわばった知識などいら
ない。前向きに進んでいく楽しさをともに経験していきたい。


大学受験の予備校時代を思い出す。
駿台予備学校のある先生がいってた。

「僕だって彼女に振られますよ~、
  でもいつも元気でいないと、
      みんなに夢与えられないからね。
                        さぁ頑張ろうぜ!!!」
編集 / 2006.10.21 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【官×民=無限大の可能性】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
 ~理念訴求型組織協業営業~



一般的に、民と官は仲良くない。
しかし、宮崎県諸塚村は仲良しだ。


さて、官(役場)の発案から始まったあのリフォームフェアから、
各種の反響がきている。こんな村に、工務店様が足を運んで
くださる。弊社スタッフがリフォームフェアで即時にアンケートと
名詞の名簿をデータ化して対応を提案。

PR委員会で精査し、販売促進協同組合が先陣を切って営業も
進めている。山の木が売れるためには、製材が売れなければな
らない、製材を売るためには、家を売らなければならない。こ
の当たり前なところにまだピンときていない人たちも多いのは
事実である。

私は官庁のデータでそれを相関係数で提示してみた。また、
「東レ」のコンサルティングは繊維商品とその小売の発展に
コンサルティングを従事することだったと船井幸雄が言うがごとく、
需要喚起は、一般庶民の五感に届き、価値を供給し、感動を送り
込まなければならない。

日刊不動産通信(要約)をほぼ毎日読んでいるが、豊洲のSC
も地方のSCも共通して「心を売る」というキーワードがある。
子どもの就業体験型テーマパークであるキッザニアも大盛況中
だという。

さて、話は戻る。実は、外向きに営業することに億劫だった。
自信がなかった。しかし、もしかしたらいけるのかも?という
小さな喜びも沸いている。


「しかし、大輔、いい人が来てくれるよ」

山の理念に共鳴し、健康訴求というニーズにおいても需要を
感じる。ユーザーに近い工務店様が田舎に来てくれる。その
田舎の人はこういっていた「商売へたやねん、情かんでな。」
というが、情というか心の販売、心のチャネルが最初から生
まれようとしているではないか。理念を訴求し、反響して、
きていただく。利益にもなろう。

営業は、アポなしで、こちらから近畿圏の工務店へも足を運
んでいる。このときに役場のメンバーも同行する。一工務店
、ハウスメーカー、ハウスビルダーに、官の名刺は心に刺さ
る。

安心感を与えてくれているだろう。

この営業と反響の反応が嬉しくもあり、怖くもある。なぜか。
内部組織としての弱さと脆さ。しかしである。いままで内部
組織の強化をしよう、管理帳票を徹底しようとしても、なか
なかやらなかった。

しかし、やらねばならぬという状況になったのである。

それは内部がもろくとも、外向けに情報を発信していった
結果なのである。

役場×民間の変革というのが
今後、


・理念訴求(商品×(ニーズ・ウォンツ・ストーリー))
↓        
・チャネル強化(販売先との強いつながり)
  官と民の協力

・内部組織の強化(社員の成長)
  弊社と協働成長


そんな循環、うまくいけばと思っている。むろん「商品」あ
りきであるが。私がずっと考えてきた「理念反響協業型経営」。

次のフェーズにきているようだ。「TOKYO」と「偽物」に勝て
る日、勝る日はいつだろうか。

Uさん、Mさん、Dさんありがとうございます。

編集 / 2006.10.20 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【みる力ときく力】
カテゴリ: マネジメント/自己成長

「みる力」と「きく力」ということについて。
文字通りの「聞く」でもなく、「見る」でもなく、
特に「見る」は「観る」についてである。


聞いたことがすべてではない。
見たことがすべてはない。

これらを総合して、経験と五感をフルに生かして、「観る」こ
とができなければならない。
それが上司から部下、もちろん、お客様を観るのも然りだ。


もし、人が話をするときを考える。そこに訴えたいことという
のは、一番声が大きい時のことか、一番時間を長く話したこと
なのか、一番最後にふと伝えたことか。そこから察知して、し
っかりと「観て」、対応をすべきだ。



○本当に伝えたいことは何か 
              主張追求

○本当に伝えたいことの奥にある本当の伝えたいことは何か
              本質追求

○本当に伝えたいことの奥にある本当の伝えたいことの解決は何か
              根幹追求


この3つを解釈・解決する本当の「みる力」と「きく力」があ
るかどうかが人間関係をよくして組織を活性化するのに必要な
力である。


色々話す伝える。本人が表現上文字上いいたいこととは違うこ
とがいいたいことであると察する力。その隠された本当の主張
に対して、客観的にその原因を見つける力。そしてソレに対し
て、対応策を見つける「本質的なこと」「根本的なこと」へ追求
ができるか。


「The Break Up」という映画がある。ブラッドピットの元奥
さんが主演の映画であるが、同居している彼氏に卵10個買っ
てくるように頼んだのに、3個買って来て喧嘩するシーンが
ある。そこで「いいじゃんか」と言い返す彼氏に対しての彼女
の反応はコレを良くあらわしている。感情が大爆発して、初め
ていいたいことのいいたいことというのがわかったりする。


それでは遅いし、疲れる。そんな人間関係はよろしくない。


かつて日報に言葉のレベルが人によって違うというR指数に
ついて書いたが、この「みる力」というもの、なかなか文書化や
形式知化できるものではないが、大切な概念であることは、
間違いない。

編集 / 2006.10.19 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【一万円放出法 ~1万円と机整理~】
カテゴリ: マネジメント/自己成長
私はよく忘れ物をする。忘れやすい。約束もなかなか守れない。
すごく最低である。しごく反省して落ち込むときはもう本当に
耐え切れない。自分でもわかっているから悔しい。

お客様の支援先のトップの方にも欠点は当然あるし、わかって
いてもその欠点をズケズケいう権利など私には当然ない。ない
に決まってる。また、メールマガジンの期限など忘れ先輩や同
輩に迷惑をかけた。彼のメールでの忠告にすごく感謝している。
請求書が見つからず、Dさんにも迷惑をかけ、結局机の上をキ
レイにするといっても全然やらない、やってない。



前に座っているKくんに、金曜日の夜に1万円を渡した。


「ごめん、オレ、自分の机の上いつも掃除するっていってやら
ないから、この1万円渡すわ。月曜日の朝までに汚かったら、
あげるから。」


家計がぁ・・・と心配ありだが、やはり、リスクしょわないとやらない。
情けない自分だ。
今日は徹底的に机の上の溜まった書類を捨てた。捨てた。お客様
のスケジュールややるべきことの整理もできた。まっさらになった
机は、綺麗で白かった。

次の日、六本木のスターバックスで、その渡した1万円札が帰っ
てきた。当然、僕がやったらKくんも少しは片付けてくれるだろう笑。
編集 / 2006.10.15 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【地域のおもてなし】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)


私の妹がほぼ一週間休暇をとり、紀伊半島の旅に出て今日
岐路に着いた。十津川村、川湯温泉、瀞峡、そして大台ケ原。

最後に川上村にて温泉、滝めぐり、陶芸体験とまぁ話を聞けば
色々と巡り巡ったそうだ。


十津川では熊野古道を歩くツアーがあったのだが、平日の真中
もあってか募集が5名から~15名までで決行とあったのに、
実際「一人」だけの参加。


わざわざ東京から来てくれたんだといって、集落を巡って山道を
歩き歴史や文化の話に触れながら、そのツアー担当のおじちゃん
と仲良くなったという。

川湯温泉では、川辺に露天がある風情が有名だが、混浴のとこ
ろは女性が一人で入るには入りにくい。そうだが、ある民宿に
宿泊していた旦那さんが、一度入って出た奥さんを呼んでくれ
て、一緒に入ってもらったりもして、ご配慮いただいたそうだ。


紀伊半島(吉野郡)は私が関西に住んでいながら、まだまだ
知り尽くしていないのに、私がまだ行っていないところも楽しんだそう
だ。そこで、いくつかの施設は私のクライアント先であったのだが、
色々と感謝申し上げたい。


宿泊費の工面や旅行の案内をして下さったK支配人や役場の職員。
一人、レンタカーで吉野山あたりから迷子になったとき隣村まで、
車で探しに迎えに行ってくださったN課長。

携帯電話も繋がらぬ隣村の民宿に立ち止まっていたそうだが、
その民宿のママに、


「あらあら、ここまで迎えに来てくれるの?
いいホテルの人だわねぇ・・・。
ここで泊まっていけばいいのに笑」


と隣村の小さな民宿のお母さんにもお世話になったそうだ。

非常に嬉しい「人間愛」をいろんな方から頂いたと、都内で
働く妹が、非常に喜んでいた。

東京都内は外資系ホテル戦争2007年問題などがある。
東京リッツカールトンなど高級ホテルがドンドンと参入し、
ハードの投資をランクが下がる施設もしわしわ寄せが余儀
なくされている。人材も足りない。急激な教育も必須らしい。

しかしある経済雑誌にこう書いてあった。

「色々ホテルを巡るお客さんが一瞬うろうろするだけです」

「改修や美しさじゃなく、結局、舞い戻るのは、
       人的サービスが充実しているところです。」


帝国ホテルは一切の中途採用が、外資系ホテルへの引き抜
きに社員全員がノーサンキューしているらしい。それだけ
自社ホテル愛とサービスの自信があるのだろう。

自分たちの地域に誇りを持ち、いろんな人を受け入れる。
ありがとうございました。
編集 / 2006.10.14 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
 【林業欧州視察⑦(徹底した山仕事振り) 】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
10日 林業視察
    高密道網による林業施業と景観維持管理 視察
    高性能林業機械による傾斜地の施行視察
    オットーボレイン州農林局 視察
    移動(バードベリスホーフェン⇒ミュンヘン)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【林業欧州視察⑦(徹底した山仕事振り) 】



「アァフォォォ!!」

と叫ぶのである。チェーンソーによる伐採のシーンで「危ない
よ!」という伝達である。ここでは、伐採前に大きな声を出す義務がある。

労働時間、施業方法、様々な山での労働基準が徹底されている。
かならず二人一組で行うなど当然のルールも徹底している。林
業学校を3年間でて、マイスターとしての資格を得るまで山仕
事はできない。高度機械の利用方法はオーストリアの外注先で
あったが非常にプロ意識が高い。

そして仕事に対する自信も強い。国家が森に対する畏敬の念を
森林(天然、人工、育成に関わらず)全体にもっているので、
尊敬される仕事なのである。もちろん給与も低くはない。

参加者の誰かが日本でも免許を持っているから、機械を触らせ
て欲しいと懇願していたが、断られた。キビシイ目でみて当然
のことをキチリとやっているし、彼らの顔姿がカッコイイ。


オットーボレイン州農林局

・補助金
・法律
・教育⇒(施業に対して)
・利益(営業)
・財務(会計)

我々は5つのワラジをはいているのですというほどこの5つの
仕事を全体に抑えている。丸太の販売先への営業も、管理部が
担当して、施業員の給与確保のために方々へ翻弄さえする。

やはりプロとしての自覚
・文化的背景(教育)
・給与的安定(利益)
が最低限必要なのだろう。

視察団はほぼ全員、急傾斜である日本との決定的な違いを嘆い
てはいたが、ドイツがやれて日本ができないとはいいたくない。


今後写真つきの報告書を作るので、お楽しみください。

編集 / 2006.10.10 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【林業欧州視察⑥(800年の永続企業、ドイツの製材会社)】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
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09日 林業視察 
    森林セラピープログラム
    認定森林の伐採集材現場
    製材所視察
    バイエルン州ミンデルハイム農林局 視察 
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【林業欧州視察⑥(800年の永続企業、ドイツの製材会社)】

ドイツといえばなんだろう。

ベンツ、BMW、アウディ、ワーゲン、オペルといった5大メーカーの
ある自動車産業を浮かべル人も多いだろう。業界別ではドイツ国内
ナンバーワンの市場規模であるのが自動車産業である。ダイムラー
ベンツ社のほうがBMWより売上が多いらしいが、最近はデザイン
戦略を導入し、さらに大型車(RV市場)の新商品を導入して以来、
BMの人気は上昇中だと、添乗員の斉藤さんから聞く。

BMWの広告や看板については面白いものがあり、写真もたく
産とって来た。それは別で・・・。


実は、その自動車産業の次に、ドイツで市場規模が多いのは、
そう、実は林業製材業の世界なのである。(バイエルン州の農
林局作成のデータより)。

ドイツは人工林(人が植えて育成した林)が世界最古の記録が
あるくらい林業国家である。しかし日本の林業とは大いに違い、
私のバイエルン州に限る視察において思うに、自然保護という
観点、景観という観点から林業を捕らえており、自然や景観美
に対する総合的な視野が国民にも林業製材業の業者にも求め
られている。


さて、そのドイツの製材会社は主に、ドイツトウヒという樹種
を挽くらしいが、日本のハウスメーカーがよくつかう「ホワイ
トウッド」というものでもある。


林業製材業の「担い手(後継者)」問題も当然あるともいって
いた。その中で、午前中はバイエルン州ミンデルハイム農林局
に視察し、午後はある製材所へ視察にいった。

午後について書く。

製材業の業界を大きく二分すると、大手製材業と中小製材業に
分かれており、中間規模がもっとも経営的に非常に苦しい状況
であると農林局の方から聞いていた。日本も同様な傾向があり、
何もこれは製材業界に限ったことではないだろう。

そこで、今回の視察先は、ドイツにしては中小規模であるとい
う会社を訪ねた。


基礎データをここに

・創業        800年
・取り扱い量(製品) 1日400立米
・丸太 直径~1m10cm、長さ3m~14mに対応
・乾燥含水率70%⇒18%
・工場&資材置き場 面積 約4ha~5ha
・乾燥釜 500立米
・社員60名


すごかった。機械がすごい。これで中小企業の製材業か?と思
うほどスピーディーな動きと、洗練されたコンピューターを扱
う従業員に圧倒された。工場は非常に清潔感があり美しかった。
日本の製材では、都城の木脇産業さんに視察に行き非常に進ん
でいると思ったがソレに比較にならないほど進んでいた。まし
てこんなドイツのド田舎で。ビール工場ではないかと思うほど
板類の動きがめまぐるしく機械の動きを動く。動くというので
はなく走る。走る。コンピューターに写された丸太の断面画像
が随時更新され、挽き記録をデータ化している。

さて、そうはいっても「ドイツトウヒの材木」なのである。私
はその経営者に質問を投げかけた。



「御社の特徴、強みは何ですか?(競合はいないんですか)」


と。通訳の長谷川さんを通してこんな答えが返ってきた。即答
であった。



「言葉です。」


「言葉?!」と私は何を?と思った。しかしその後は私が思う
以上の回答であった。


「実は、私の顔を見ればわかるように、母はイタリア人なんで
すよ。私はドイツ語、英語ののみならず、イタリア語、○×語
と約5カ国の言葉が話せます。やはり、商品(製材品)は、ど
この工場でも同じような機械や設備があり一緒ですからね。」

「確かに歴史がうちの会社はありますので、山の仕入れとの関
係性も安定していますが、やはり製品は製品(商品)ですから
はたいした特徴はそこまでありません。」

「やはり、販売先とのつながりです。イタリアの販売先にはも
ちろん多く買ってもらっていますし、ドイツの近辺が50%、
それ以外はあちこちに販売しています。僕はそういう意味で、
この性格も受けているかもしれないけど、言葉を色々話せる営
業マンですよ~♪ちなみイタリアからさらにアフリカへ販売も
しているらしいですよ。」


もちろん、お客様に会ったニーズに対応した商品を希望の納期
にキチント送るという大手製材所ではなかなかできないことに
答えている。しかし、強みはなんですか、といったときの、こ
の即答に私はこの会社が800年続いた一面を垣間見た。


確かに陽気で明るく、正直ベースでのお付き合いができる方だ
った。森林認証制度は取得しておらず、800年の歴史が証明して
いるからお客さんは安心してますからという様子。営業開拓を
していってできた強いチャネル(販売先)と安定した品質。

800年の文化継続に、企業経営の基本を見たともいえただろう。


編集 / 2006.10.09 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【林業欧州視察⑤(あるカメラマンからの学び)】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
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08日 フッセン周辺の視察
   ノイシュバンシュタイン視察

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【林業欧州視察⑤(あるカメラマンからの学び)】


実は、この視察メンバーのなかに、林業製材業とはまったく異
質の存在であるプロのカメラマンがいる。Tさん、というその
風貌は、現場の林業士そのものでカメラマンとは思わなかった。

今朝、実は、新婚旅行のメッカでもあるといわれているドイツ
のフッセンのホプフェン湖を一人でジョギング&ウォーキング
をした。一周が約7キロだったが、ゆっくり走りきながら写真
を撮り廻った。


朝6時半。まだ暗かった。満月が美しく、湖面に輝く月の光は
幻想的で静けさを際立たせていた。しばらくすると明るくなり、
湖畔の景色が良く見えるようになった。朝もやが湖面に広がり、
気温と水面の温度差によってできるこの現象は、カメラを取ら
ずにいられなかった。

そこで、ボートの乗り場に早くもカメラを取っている人がいた。


「やぁ、おはよう」


確かにここは日本人が多かったが、Tさんとは思わなかった。
真剣なまなざし、オーストリアのアルプスを背景に、美しい牧
草と美しい湖、そして朝霧を撮っている。太陽が昇るにつれ、
赤み帯びたその霧にはカモなどの水鳥が優雅に泳いでいる。

すぐ後には牧草地に牛がいて、ペンションがたくさん立ち並ん
でいる。そこの遊歩道を私は走る。

私は、挨拶だけして、「一周してきます!」と走っていった。
予想外に遠い距離であって疲労感が漂ったが、ドイツのひとは、
みな「はろ!」「グーテンモルゲン!」「グッモォニン!」な
どとすれ違うウォーキングしている人たちは皆声をかけてくれ
る。美しい景観の中からうまれた爽やかな気持ちがさらに爽や
かになった。

予想以上に時間がかかったが、野性の鹿に出会えたり、アルプ
スを背景に走る列車(世界の車窓からのようなシーン)に会え
たり、かなり貴重な体験ができた。道行く場所にベンチがある
が、景観の美しいところを選んでおいてあるのはさすがだ。
釣りをしている少年にも出会えた。


約1時間。部屋に戻り、レストランで朝食をとりにいくとプロ
カメラマンのTさんがいらっしゃったので、さっきの写真は
どうでした?と話をした。そこで色々とカメラについて、写真
について教わったのだが、ひとつここに紹介したい



「いつもね、あ~しまった、写真、
あれも取ればよかった、
あのシーンも取ればよかったと思い出すんだ。」


「そうですか、あれだけパシャパシャ撮ってるのにですか?」


「いや、そうだけどさ。
  でもね、一週間だね」


「何がですか?」


「いや、センスが研ぎ澄まされている旅行の期間だよ」


「どういうことですか?」


「一週間以上たつといいシーンを逃してしまう」


「へぇ。」


「写真を撮りに旅にでる。
 一週間もすると、これ!と思えるいいシーンを見逃しているんだ。
ようするに、慣れてしまうということさ。
だから私は長期滞在はしない。
 ここぞという瞬間を取るけど、あ!これ!いい!と
  思えるのは、それに対しての日常があるからね。」

「へぇ。その期間が一週間ですか。」

「うんオレはね。
 だから10日も二週間もする旅では
   後半はかなりいいシーンも逃しちゃってるね・・・
ま、嫁さんが美しいのもずっとだったらねぇ。
一週間以内がいいよ!?」


なんて笑わせてくれた。


①日常と非日常のバランスを知る
②最高品質、センスを維持するためにルール化して
③プロとして惰性化してしまう自分の時間基準を知っている。
④それを行動化している。
  

これがプロカメラマンからの学びだ。

あとはこの方のポーズ、立ち位置、カメラを取る瞬間などは
かなり見てきたので、日本に帰ったら僕は今以上に素人カメ
ラマンの度合いをあげるだろう笑。
編集 / 2006.10.08 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【林業欧州視察③(なめられた日本編)】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅

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06日 林業視察 ベクショー
    森林エネルギー社 スウェーデン南部森林組合 視察
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【林業欧州視察③(なめられた日本編)】


SODRAという会社(森林組合)を視察。若く35歳くらいのイケ
メンスウェーデン人担当者からプレゼンを受けた。スードラ(
SODRA 本当はOの上に・・がある文字。)とは南という
意味で、スウェーデンには、北部・中部・南部との3つの巨大
森林組合会社(森林所有者連合)がある。ここはその南部にあ
たるSODRA。日本の森林組合とは桁違いの施設で、IT企
業か、いやデザイン家具会社かと思うほどだ。階段は赤を基調
としたらせん状、各階に飾られたインテリアもガラスの伝統工
芸品や絵画が飾られていた。

日本の森林組合とは大いに違う。


SODARの基本情報は、ここには割愛させていただくが、日本
の森林組合との違いは何かを述べたい。

そこに食らいつく視察団は、その視点で多くの質問をした。当然、
地理的な相違があり、山は平坦であり、施業しやすさや、チップ
をエネルギーにする販売先(昨日の訪問先)が安定していること
など多いに違うが、ビジネスとしての存在が面々に香り、元気の
ある組織であることは間違いない。

このあたりはレポートとしてまとめたいが、さて、質疑応答の最後
に、また私は同じ質問をした。


「あなたにとって日本とは何ですか?」


昨日に続いて、北朝鮮の隣の国・・・と言われるのか、はたま
た自動車メーカーの国、電気機器の国といわれるか。すると、
しばらくの沈黙のうち、こういった。


「日本?日本のイメージですか・・・?いや~、実は・・・、
あまり知りません。私の友人が、そういえば、日本のエレク
トリック関係の会社に就職しましたね。そのくらいですね。」


通訳さんがである。

「まぁようするによく知らないってことです。」


そういった瞬間。「そりゃ当然だわな」と思うひとと、そうでない
人の二通りに別れたことだろう。しかし視察団が呆れ顔と怒り顔
とになったのは次のSODRA社員の発言があってからだ。


「そうです、そうです。
私たちは、日本にも住宅の建築材を輸出しています。」


ついでのように、思い出したかのように、カレはそう言った。
確かにSODRA社の20ページにわたる英語パンフレットには
Japaneseという単語が数回でてきて、それは日本に輸出してい
ますと書いてある。他の国名がパンフレットにはないだけに、
日本がメイン顧客であることは間違いない。顧客として主軸に
なる日本であるのに、日本に対してのイメージはそんなもので
ある。



「実は、日本も森林国家なんですが・・・」

こちらがまたそういった。キリっと襟のたったシャツに水色の
セーター来た紳士風なSODRAのイケメンさんはこう答えた。


「そうですね、確かに、視察にはたくさん訪れてくれています。
ですけど知らないのです。すみません・・・・、逆にお聞きし
たいです。日本の林業事情、森林事情はどうですか?!」


ここで視察側は目を覚ましたかもしれない。この視察先こそが
モデル企業(組合)ではなく、最大の競合であるということを。
高知県の製材会社の社長、林業会社の社長が口をそろえてつぶ
やいた。


「あんたらの木(ホワイトウッド)が安いから、
たくさん売ってきて、俺ら(日本の木材)が儲からんのだろうが。」


その後、視察団が行政の立場で、林家の立場で、おのおのに、
日本の森林の特徴、日本の林業の特徴、製材の特徴、住宅の特
徴などをSODRA社員に説明し、利益になっていないという
現状を伝えた。


ただし、外材であるあなたの材木が入ってくるからという理由
は伝えていなかった。何かこうも言われたのに温和である。
競合であり、あんたは敵だ!と思ったのは私とその社長らくら
いかもしれない。


確かに条件は違う。違うがしかし、何年か後は、SODRAが
日本に視察に来るくらいになりたい。スウェーデンに日本の良
質な木材を輸出してやりたい。

それは利益なのか文化なのか、哲学なのかわからない。


ただ、そう思った真剣に、自分がそういったらあるメンバーに
「あはは」と笑われた。そんなんでいいのか。何十年もたっても
北欧や欧米に視察に行き、あぁ日本とは違うね~といって、
帰るだけでは、能がない。

スウェーデンのせいにする。
国家政策、林野庁のせいにする。
日本の商社のせいにする。

そうではなく自分の責任にして、この小さな憤りをどこでどう
自分のものにしていくか。忘れないでいたい。

編集 / 2006.10.06 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【林業欧州視察②(脱石油燃料のベクショー市)】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
全国林業改良普及協会が
主催の視察ですが
今回の視察メンバーは
行政、民間社長、山林家、一般個人、社団法人
と様々にいて訪問側に質問するとその特徴がでて面白いんです。

同じものを見ていても職業が違うと
様々な視点があるんだと。
やはり
民間社長は「投資効率」をスグ考える
行政は「議会との関連」や「住民」を考える
技術者は「含水率、チップの大きさ」を考える

では
10月5日の日報です。

   【林業欧州視察②(脱石油燃料のベクショー市)】

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林業視察 ベクショー市
    バイオエネルギーによる小規模地球暖房施設
    バイオ燃料と自然保護を融合した森林視察

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実は脱化石燃料宣言の市、ここスウェーデンのベクショー市は
岩手県と交流プロジェクトがある。テクニカルビジットといい、
視察は有料で行っているが、日本で言う県のようなものは事実
上の権限が殆どなく、殆どが「市」に委譲されている。

ゆえに、国の方向性がすぐに市町村レベルに降りてくる。

1996年にベクショー市議会では、全会一致で戦略的な決定を行
った。それは

・ベクショー市での化石燃料使用をやめる
・2010年までに1人当たりの二酸化炭素排出量を半減する


実際に8年間で20%以上の二酸化炭素排出量の削減に成功。
VEABという市が出資した株式会社のバイオマス利用のエネ
ルギー会社を訪ねた。


バイオマス工場の見学というからチップや木屑が散乱している
ような工場を創造していた。しかし、何度も思うが、何故こん
なに美しいのか。工場の外も中も美しい、整理整頓清潔とは
このことであるか。また工場の職員は明るい。案内をされていると
きにすれ違うプラント内のあちらこちらで、気軽に「ハロー!」
と声をかけてくれる。

職場には、りんご・洋なし・バナナ・オレンジなどのフルーツ籠
がおいてあり、さすが福祉国家。健康を大事にしてる。

箇条書きにメモをまとめる。

(こちらデータはメモレベルなので
信憑性は甘いので、参考程度にしていただければ幸いです)


~~~~~~

(国について)
・スウェーデンは化石燃料は取れない
・オイルショック以降政策が脱オイルへと変わる

(組織)
・VEABは1973年設立の会社
・ベクショー市内の地域の暖房を提供
・市が100%保有の株式会社
・国が政策上初期投資(補助金)はかなりの出資
・市が管理責任はある
・日本の三セクとは違う
・利益はすべて投資と開発へ
・従業員は50名


(概要)

~木材でお湯を沸かして暖房するシステム!!~

・バイオマス(木材チップ)をタービンで燃やし、
 お湯を沸かす。
・お湯の蒸気をタービンに通し電気を発電。
・電気はコンデンサーで集めて家庭へ
・暖房用の湯はそのまま貯蔵し、地域配管を通し家庭へ
 (そのお湯パイプが、水道管を暖める構造)
・使わないお湯は地域を循環して戻ってくる
・夏期は 90度⇒70度で還ってくる
・冬期は 120度(高圧で液体維持)⇒50度で還ってくる
・電気は市場価格にあわせて供給
・約3000戸(一戸建て)+10000戸(集合住宅)+7000(店舗)+500(工場)
 へのエネルギー供給


(技術)
・バーナーの底に砂、空気が上がってサーキュレート
・点火時のみオイル(石油)を利用
・1997年に石油以外(木材チップ)によるバーナーを創った
・2002年には石油率が2%に、約9割がバイオマス(木材チップ)
・8月に点火し、6月に消す
・夏の2ヶ月は、暖房するための湯はいらず、その間に点検
・夏の2ヶ月用に小さなバーナー&タービンあり
・本プラントは、エコロジーによいということで、
 スウェーデンで400ある中で2位に選ばれた環境賞を頂いた
・窒素公害も防ぎ、電気フィルターが内臓
・煙突からは無害なものが出る
・バイオマス(木材チップ)の燃えた後、
 灰塵は水分を入れて、畑にまいて農業用肥料へ使う
・予備のバーナーも2箇所あり
・工場にあるタンク(70立米)で家庭1軒、100年分
・3種類のバイオマス混ぜる
  1)チップ(50%)
  2)製材所の粉(40%) 
  3)倒木材(10%)
・含水率は70%ほどでもOK。水分が多い程仕入れ値は安い
・1日5000立米 燃やす


(価格)
・1世帯あたり700~800クローネ(10万円くらい)

~~~~~~~

とにかく写真や映像や生で見ないと伝わりにくいと思うが、一
番いいたいことは、石油を殆ど使わず、材木だけで、これだけ
の多くの市民の生活が潤うということだ。

その後の、プロダクトマネージャーとのQ&Aを
面白ろおかしく書いてみたい。


~~~

Q 材木の供給において不安はないんですか?

もちろん、ありませんよ。毎日や毎週の天気予報を見て、予測
しています。先ほどご覧になられた工場にあるチップの山には
使用熱量にあわせて入荷していますが、この近くにもたくさん
ある場所があるんです。山にね。だから遠くもなく、近くもな
い場所にありますので、大丈夫。それから国中に森林なので、
チップがないことは物理的にありません。


Qそのチップはどこから取ってるんですか?

これは、殆どが木の上の部分です。立ち木の下のほうは建築や
パルプに使いますが、上のほうの使わないやつですね。枝払い
をしたのものを砕いて、使います。建築の端材とかではないで
すよ。スウェーデンの住宅は100年~300年使いますしね。古材
など出ません。



Qエコロジーにいいのは良くわかったし、素晴らしい。
  持続性ある林業との関係性というのはどうななんですか?


持続性や継続性、政府の長期的政策については考えてません。
実は、科学的根拠も案外、すぐに逆転する。あの材がいい、こ
の材がいい、などね。あいまいだしね。確かに最初は補助金で
運営されましたが、すぐに次の年は税金を取りコロっと変わる。
政府はすぐ変わりますからね、また政権変わったばかりですか
らどうなるかわかりません。ただし、石油を使わない。その一
点については技術レベルを上げたいし、発展したいんです。


Q エタノールなどの代替を考えてますか?

エタノール?冗談じゃないです!アレは石油の30%以上ものコ
ストがかかります。ストックホルムでバスは走っていますが、
暖房や給湯の熱エネルギーの提供は森林資源を使うに越したこ
とはありません。



Q国や市への要求はありますか?

特にないですけどね。あるとすれば、とにかく、スピードです
かね。何をやるにも市議会を通して出すから遅い。さらに識者
の意見とかありますからね。要求に合わせてスムーズに動いて
欲しいとは思います。


Q我々にとってスウェーデンは環境立国、福祉立国。
 あなたにとって、日本とは??

そうですね~。オリンパス、ペンタックス、それから、オート
バイなどのメーカー。やはりそういった名前を通しての日本で
すね。あとは島国であるのに経済的にすごいこと。

あ、あとですね、北朝鮮の隣の国というイメージがあります。
環境に従事しているとかのイメージは!?!?ないです笑。

確かに、そうですね、日本から多くの見学者が来ています。
雪国の方が来て、このお湯を送り込んで暖房に使うという発想
これを屋根に通したら雪下ろしをしなくて住むといっていた方
がいたのは覚えていますね。



Q新政権が原子力を推進していますが、影響はあるか?

現状から聞いて急激に価格が変動することはないでしょう。や
はりオイルを使わないためにここは存在します。原子力へと大
変換があるとしても10年20年先のことでしょう。



Q工場の休憩所や廊下にフルーツがありますが?

これは会社のお金で出しています。これは当社の健康維持のため
のプロジェクトですよ。(さすが所得税最低33%の国)

~~~~


その後、同じ施設で規模の小さい工場も見学した。1haもない
敷地にあるのだが、一人で管理する。この小さな工場で2000人
に提供する。これだけで、日本のひとつの村の電力供給と暖房
供給がまかなえるのか!と思う。しかも殆どがコンピューター
制御であるから驚きである。

午後は、その山林に入り、そのチップ収集現場へと足を運ぶ。
超高速でGPS投入のその粉砕マシーンカー。また伐採の現場
も1分で1本。伐採&枝打ち&切断。これは唖然、愕然。すご
すぎる。日本との違いをまざまざと見せ付けられた。1立米
550クローナ(7000~8000円)でホワイトウッドの丸太が市
場へいく。それでも利益になるのはこのスピードゆえか。

映像でまた別の機会で伝えたい。
おっと書いてて60分たったのでこのあたりで。

ちなみにハスクバーナーも大手量販店も個人的な興味で店舗
視察した。盛りだくさんの初日であった。


編集 / 2006.10.05 / コメント: 1 / トラックバック: - / PageTop↑
【林業欧州視察①(往路編)】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
約一週間。
スウェーデン&ドイツに行ってきます!

某首相は
「美しい国、日本」というが、
スウェーデンは本当に美しいです。
町並み、自然、ライフスタイル。
風力発電がたくさんあるのもいいですね。

林業・製材業・バイオマス資源・森林療法
先進地から学んできます。

それでは、
スウェーデンから初日の日報です。

【林業欧州視察①(往路編)】


11時間半の飛行はさすがに疲れる。エコノミーは豚小屋だとい
った先輩の言葉が良くわかる。そんな中で、もがきもがきに足
を伸ばしたが、確実にガッツリ本を数冊むさぼり読めた。これ
はかつて上司と共に飛行機に乗り、ずっと本を読んでいたその
姿を見てのこと。社内環境とは、すなわち物理的なものでなく、
それは、先輩の後姿である。そう思う。


さて、そうするとあっという間。コペンハーゲン空港に到着。
酪農国家でもあるデンマークのチャーミングな広告をみて、
空港内における「木」のフローリングが視察団の皆が注目する。
さすが林業製材業関係の人だ見る視点も当然プロフェッショナ
ル。

アメリカと違いスムーズな入国審査や荷物チェックに安心と安
堵。その先の待合室には、可愛らしい子どもたちが多く、銀色
というか白髪の子どもを見たときは、異文化ショックであった。

ものめずらしそうに見てしまったが、子どものころテレビで見
た金髪もショックだったが、銀髪も更なる世界ウルルン的な気
分で30歳にして驚いてしまった。しかしよく見ると(見すぎ
だ!)白く美しき肌に銀髪の3歳くらいの子どもはやはりビュ
ーティフルでキュート。日本人の黒髪が良いというが、ないも
のねだりか。


空港を出てバスに乗り換えるとそこにはタクシーの列。それは
すべて高級車だ。ボルボ、ベンツ、ワーゲン。一般の車もであ
る。これまたビックリ。このあたりではトヨタよりマツダがい
いらしいと添乗員から教わるが、それよりもピカピカできれい
な高級車が8割を走っているコト自体に生活レベルの高さを感
じた。しかし、この国の経済レベルは日本よりも低い。

であれば・・・?これは、美しさの主張と捉えられる


コペンハーゲンを出るとすぐにスウェーデン入りする。2000年
(2001年だったか)に出来たスウェーデンとデンマークを結ぶ
陸路、地下海底トンネル+陸上陸橋を越えた。全長約16キロ
程だったか。デンマークは高速道路が無料だが、唯一この道路
は有料らしい。日本の「海ほたる」を思い出したが、利用頻度
は川崎⇒千葉よりは圧倒的に多いだろう。

左が大西洋、右側がバルト海。海の色が違う。酸素濃度が低い
バルト海は淀んでいるようにも見えた。しかし異国に来た自分
にとってみれば、左も右も、見たことがない海であり、どれも
新鮮な海である。これを超えてスウェーデン入りしたが、違う
国に入るのに、何か関越トンネルを越えて、群馬県から新潟県
に入るがごとラクちんであった。

ホテルへの道中。スウェーデンの景観を見ながらの移動は決し
て飽きなかった。それは「美しい国」というのはこういうこと
かと思う程の、風力発電の似合う酪農ファーム。町に入れば芝
生と木々が美しい都市空間。ちょっとした都市空間にサッカー
場、広場が確保されている。歴史的な建造物がそろう美しい町
並み、コンドミニアムごとにそろっていて、そして、主張しな
い建物のデザイン。

信号がないサークル式の交差点がいくつもある。欧州に多いと
聞くが、なかなか合理的であり、左折するにもサークルに入っ
て円の4分の3回転しなければならないが、あくせくせずに譲
り合いの精神で四方向にゆけるし、信号の電気代もいらぬ。


日本とほぼ面積(1.2倍)が同じで、人口は886万人で
14分の1の国スウェーデン。

明日からの視察が楽しみである。
思ったよりも寒くなく、涼しい。
編集 / 2006.10.04 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【お金と正義(神田昌典)】
カテゴリ: 本・映画・ニュース・メディア

「お金」と「正義」(神田正典)上下巻、一気に読んだ。吉野
から東京へゆく道中、2冊で合計4時間半くらい、周りの世界
から遮断された本質の底流世界に陶酔させられむさぼった。

私が常に、理念と利益 といっているテーマと同じ題名だ。お
金が利益、正義が理念である。松下幸之助は経営の神様とあが
められたが、エアコンを大量生産して地球温暖化に寄与した悪
とも今は考えられる。正義と悪魔は表裏一体、あの時良いとし
たことが今は悪。善悪の基準はなに?歴史上の事実からの深い
深い人間の本質えぐる小説でもある。


1ページ目を開き、言葉を失った。実は、恥ずかしながら自分
が大学院時代に書いたプチ小説とスタート部分があまりにシン
クロしていた。羅生門的な世界と近代世界の破壊、残された人
間という存在。

小説家でない経営コンサルタントが書いていて婉曲表現や情景
描写がちょっと唐突で素人感が漂うが、スピーディーで刺激的
な展開は躍動感がありすぐにページをめくってしまう。そして
神田昌典の知識量、経験量を彷彿させられるたくさんシーン、
そしてわかりやすいメッセージが幾シーンにも傍点つきで登場
する。映画化されるんじゃないかなと思う。

なかなか面白い。

船井会長のいう「素直」「必要必然」の解説がロジカルに書い
てある。表層的でない底流にあるこの世のルール。真実そして
虚構。資本主義と二極化、環境問題とお金、IT成金とフリータ
ー、精神世界と現実世界とのハザマのストーリー。成功と富裕
とは何か・・・。


「だから、僕はアオウミガメを守りたいだけなんです!」


この一言がもし最大のテーマであるとしたら、そこまでの全背
景は神田正典でしかかけないような内容である。このシーンは
廻り廻って出てくるが、ホロっと自分の心の奥にきてしまう。

SF小説のようで、ミステリー小説のようで、ビジネス書のよ
うで、宗教経典のようで、官能小説のようで、いままでにない
ビジネス書と小説の垣根をなくした刺激的な本である。

正義かお金か
というよりも、
資本主義とIT技術の成長スパイラルをもった我らは、さてこれ
からどこへゆく? というテーマのほうが強い。なかなか考え
させられる・・・。ちなみに、涙もろい人は結構グっとくるか
もしれない。お薦めだ。
編集 / 2006.10.03 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【オツオリさんの死を知る】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅


新潟県旧山古志村(長岡市)で10月1日、中越地震の復興の
ために開催される「フェニックスマラソン」に出場し、現役を
引退するつもりだった。「ケニアに戻ったら若い選手を育て、
日本で活躍させたい」と、納得できるラストランを目指して母
国ケニアへ一時帰国中に交通事故に遭い、急逝された。

オツオリさん。

知らなかった。大学の駅伝に「黒人さん!?」と外国人留学生
ランナーの走りだったオツオリさんは、おそらく顔を見れば、
知っているという人も多かろう。重川材木店住宅部「大工が実
業団マラソンに出場!」ということで新潟県代表で出場し、
年始にテレビ報道をされて有名になった会社でも走っていた。
重川材木店チームは、大阪府(大阪府警)よりも順位が上だっ
た。

材木店から一代で年間40棟をも扱う地域優良工務店へと変革
された。新潟の気候風土に合った住宅。数奇屋風建築が自慢で
ある。オツオリさんを陸上部に招いたその重川社長にお会いし
たとき、オツオリさんが努力家であることを聞いていた。もち
ろん重川社長も情熱家である。ホンモノの住宅を残したいとい
う想いから大工のよう成熟もみづからつくっている。地元の木
を造った家作りの任意団体のトップもされていた。その会社の
社員でもあるオツオリさん。

そんな徳もない近くの人の訃報の情報を、新聞で知る自分。し
かもなくなったのは8月31日という随分前の話。自分にとっ
て新潟への想い、その重川さんへの想い、お付き合い先との関
係などあるにもかかわらず、つい今まで知らなかった。


「え!なくなった!!」と会社で驚き落胆していると「あぁ知
ってるよ、あの人だろ?」と上司。何か情けなくそして悔しく
思った。情報に疎いのも自分自身の軸をしっかりさせるために
もいいが、やはりちょっともっと広くアンテナを広げて情報を
収集するべきだった。ちょっと話を色々聞いていたもので、


「現金なやっちゃで、よく頑張って国の家族のために文字通り、
足で稼ぐひとだった」と。


オツオリさんのご冥福遅れながらもお祈り申し上げます。
http://www.omokawa.co.jp/

編集 / 2006.10.02 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
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Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

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株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

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