【日本の森林組合はどうあるべきか?】
カテゴリ: 理念と利益


今日は某森林組合にてヒアリング&プレコンサルを行った。参
事、専務、総務課長の3人と船井総研の私1人。参事は弊社のセ
ミナー(地域材ブランド化セミナー)に参加してくださった。
今日はそのセミナーフォローとプレコンサル。

わが社のコンサルティングスタイルについて解説をした。

そのとき、様々な現場の話、今後の夢、あるべき姿を話した。
組合の持つ問題、補助金の問題、いろいろと話した。すると、
専務のYさんがこういった。


「古川さん、日本の森林組合ってのはどうあるべきなの?」


さて、ここで今後が左右されるという質問というのは多くある。

これを実質的な回答か哲学的な回答かそれによって、お客
様との距離が近づくかどうかが決まる。これは過去の日報
にも書いた。

さて、今回は、やや変化球で私は、答えた。私はこういった。


「そこに答えは出せません。それが答えです。」



以下はそのあと私が伝えたことである。すなわち、日本の森林
組合がどうあるべきかというのは、補助金事業に頼るべきか、
それとも民間的に儲けていくべきかという専門的なことを聞い
ている。


「だってね、日本のラーメン屋はどうあるべきか?と似てます。

だから、答えはこういますよ。
あなたがどうしたいんですか?って。
だから、○○森林組合さんは何をどうしたいんですか?

補助金依存ほど、振り回されて、面白くないのは事実。
先進的な活動をして、できる限り自助努力をするのが妥当。
さらに、いま、工務店や材木店に振り回されているのも事実。
企業のCSRで植林は美しいともてはやされ、
昔からやってきた森林組合に光が当たらない。

それでいいとは思えないんです私は。

だっていっぱいの長所(山の知識と歴史)あるでしょ?
それを生かしたいと想いませんか?

ただし、それでもいいやというところはそれでいいと思います。
そういう組合もいてもいいでしょう。

ただし
「やりたい理念」と「とりたい利益」があって

それを先ほど述べた
商品力、販促力、営業力をつけて、施主とつないでいって
山がもっている「知識と経験」でワクワクしたい。
そういう組合があってもいいですし、
そういう組合をお手伝いするのが私の仕事です。

私が先ほど述べたことに共感しないとなればそれでいいです。

全国の森林組合がこうあるべきという統一的な答えなんてないです。

仮想的(競合)、○○町森林組合とどう差別化するのか
仮想的(目標)、○○森林組合の何をどう模倣するのか

夢をどのように組織に取り入れていくのか
だから、
民間とか組合とか関係ないと思いますよ。」


そう答えた。
(それ以来、こういう質問をされると、
 ほかの業種にかかわらず、基本的にこう答えています。)


その後、専務のYさんの反応はここは割愛させていただこう。


私は、大学にいる間、研究室にいる間、日本の農業はこうあ
るべき!日本の森林組合はこうあるべき!というスタンスに
たっていたはずだ。

「個の発想(自立、自前、自主、自発)」これこそが「民的発
想」になるとするならば、私自身がこの発言をするようになっ
た自分に驚いている。

もう一度いう。

やりたい理念
とりたい利益

理念なき利益は犯罪であり
利益なき理念は寝言である

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編集 / 2005.11.28 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【結婚式二次会で2つの「なるほど」】   
カテゴリ: マーケティング/営業
マーケティングというか、発想の転換というか、そういう話。

本日は、某役場職員税務課のIくんの結婚式二次会に参加した。
ここで、ふたつの「なるほど」に出会えたので所感としてここ
に書きたい。


1)ビンゴから

ビンゴ大会。二次会ではよくある御遊戯だが、結婚式の回数が
昨年、7回もあった私にとっては実はやや退屈である。どうせ
あたらないし。それよりも、一番最初に当たった人が一番いい
商品を持っていくのだから、時間がたつにつれて面白くなくな
る。しかし、今日の幹事のルールは違った。「楽しみは最後に」
というエンターテイメントでの基本を、ビンゴの世界には、こ
の非常識となる基本を導入していた。

・「ビンゴ!」した人たちの商品は、早いもの順ではなく「くじ
引き」にさせる。
・そのくじに書かれた番号札を持っていったん待機する。
・そして、新郎新婦がボックスに入っている「景品番号」札を引く
・合致した順番に、等級の低い商品からプレゼントしていく。
・最後の最後に残った人が「一等賞」となる

という仕組み。

当たり前だがちょっと時間かかってもこちらのやり方は面白い。
ビンゴで当選する枠を広げ、商品幅も増やし、ドキドキ感を演
出。最後はだれが「一等賞」をもらうの?!というのはなかな
か面白い。



2)時間空間一緒も、感じ方は十人十色

今日は結婚している人もすでに半数くらい。していない人が結
婚式披露宴二次会にいくと、思うのは「結婚っていいなぁ」「
結婚したいなぁ」というのがたいがいである。今日は、ふとこ
んな声を聞いた。


「初心に還れるなぁ」


僕の先輩、人生の先輩のIさんが、僕の席の横でそうつぶやいた。
すると、周りの先輩たちが、異口同音に、「そうそう、あのころ
を思い出して、またがんばろうって思うんよね」といった。

結婚式は二つの効果
 1)結婚したいなぁ
 2)初心に還れるなぁ。


自分と違う立場の人は、自分と違う見方をする。その二次会という
お祝いの「時間」と「空間」が一緒であっても、その「仲間」は違う
感覚を持ってそれを見ている。

仕事についても、あらゆる人の考え方を聞いて、あらゆるお客様
がいる可能性について考えた上で、「最大公約数」的なサービス
提供を心がけていきたい。

常識よがり
自分よがり    危険ですね。
   
編集 / 2005.11.27 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【OB施主さんに突然訪問できる関係】 
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅

大手ハウスメーカー×川上さぷり(川上産吉野杉販売促進協同
組合)の家がある。

それが2棟。そのうち1棟、とても素晴らしい「囲炉裏のある癒し
空間」がある。これはハウスメーカーの営業マンSさんと施主さん
のOさんとそして、川上さぷりの「合作」であり、試行錯誤を繰り
返しながらできた愛着のある家である。


構造は鉄骨である。
その住宅のひとつの空間が無垢材の癒しの空間である。


今回、こういったタイプの家をドンドンと増やしていき、吉野
杉の需要拡大を図るというプロジェクトが始まった。

「古川さん、Oさんちに行って実際に見てきましょう!」


そういったSさん。早速OB施主さんであるOさんに電話して
突然の訪問ということになった。そのときの、Sさんの電話で
の話、電話越しの奥さんの声が忘れられない。

「いいですよ、是非是非、来て下さい。散らかってますけど笑」

突然、私も一緒に訪問した。奥さんも陽気で優しい方だった。

「突然すみません」
「どうぞどうぞ、是非是非、見ていってください」

そのあといろいろなことを話してくださったOさん(奥様)、

「こういう家もっと欲しがる人増えると思いますよ!」

とにかくべた褒めである。担当のSさんとの信頼関係も絶大
である。過去の色々なやり取りが思い起こされる。


「もう、工業化の家をパックのようにして売るようなことに
なんの魅力も感じないんです。」

そういっているSさん。それはそのOさんとの関係性からも
わかる。この関係性、アフターフォローも最高だ。

自慢の家である。素晴らしい空間だった。鉄骨でも、あるひと
部屋にこの吉野杉の無垢材を利用した囲炉裏の空間があれば、
非常に素晴らしいオプションとなることは間違いない。

ご主人様は、家に帰ってこの空間でやや暗がりにして御酒を
飲み、本を読み、くつろぐのが大好きだという。私もほれ込んで
しまった。もっともっとこの家を広めたい。そういったとき、Oさん
とSさんとの信頼関係が、すべてを物語っていた。

またいつでもいらっしゃってください。いつでも家を綺麗にし
ていて、お客様が突然来ても対応できるOさま。ありがとうご
ざいました。
編集 / 2005.11.23 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【メロン産地活性化 ブランド戦略策定】 
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)

いや~、往復の移動時間が7時間強か。新幹線の中での仕事も
非常にはかどる。朝は、8時半に新大阪を出て、東海道新幹線、
東北新幹線と乗り換えて、移動する。非常に長い時間だ。しか
しプロジェクト報告会自体は、2時間半。そこにすべての「魂」をこめる。


消え行くメロン農家をなんとか奮起させて、活性化させたい。
そんな想いを具現化する仕事としてこのプロジェクト。我々はこう
伝えた。


「活性化というのは、
         ざっくりいうとようは利益を獲得することです」


農家がメロンをやめていった背景、担い手が減ってきて、持続
可能でなくなったのは答えは明快。利益がないからである。そ
んな単純なことへの解決策は、この業界特性を、消費者特性へ
という変換が必要ということだった。


「この業界、規格ありきなんです(流通ブランド)」

これを変えていくお仕事になる。とにかくいいものがあるのだ
から、それを表象化して、具現化して、文書化して、行動に移
して、売っていきましょうということである。チャネル(販売
先)別の戦略、価格戦略、商品戦略の落とし込みを行い、最終
的には、販促物の支援までも行う。1時間ほどの報告を行った。
担当のOさんは非常に勉強好きで熱心なかたで、報告会終了後
こういってくださった。


「いや~、この報告は、すごいね!」

お堅い方々に、消費者発想へということを様々な視点から説明し
た。すべてのJAさん側からの質問は「やったことないことによる不安」
なのである。それでも、「よしやろう!」という笑顔に変わっていった。

「古川さんの「想い」が凄く伝わったよ。
このプロダクトステートメントとか、メッセージとか、
筆文字のPOPとか、いい言葉出してくるよねぇ。
筆ぺんみると落ちちくし、愛着も感じるし、ほんと、
こちらがすごく情熱をもらったよ。」

まぁ売上が上がる、利益が取れる保証については今後の営業力
次第であるが、このJAの職員さんが、すこしずつ変わるというよう
な確信は得られた。これからである。


編集 / 2005.11.14 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
【林業を変える転換発想】 
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
昨日のセミナーのアンケート感想で、多かったのは
「地と図の関係が面白かった」というのと
「理念と利益のバランス」についてと
「山側が営業するメリット」ということが多かった。

そのなかで、
理念と利益に関しては、私はまだまだ仮説が弱いが
その考え方が間違っていなかったと思える。


「しかし、あれだね、
いつまでも安い木を売ろう、安く売ろうってなってるからね、
本来あるべき価値以下の利益しか入ってないんでしょ。

だから
いつまでもお国の世話を永遠に受けているんじゃないんですか?」

「自分たちでね、
日本一高い木を作ろう、
日本一素晴らしい製品を世に送ろう、
日本一最高級の部材と空間を出していこうという「志」を持ちませんか?
ってそう言い切っちゃうんだよ。」

「だってそうでしょ?
          日本という国を考えてね、リッツカールトンね。」

「あれは所得上位3%の人を顧客にしようとターゲットを絞っ
て高付加価値、サービスのホテルを作ってるけど、実際は、そ
の人たちだけがホテルに泊まっているわけじゃない。20代の
カップルがなけなしの金を払って、このホテルにとまりに来るんですから。
日本というのはそういう国だからね。」

「持続可能と利潤獲得ってのはさ、利益があってこそ持続可能
になるんだから、そのテーマは、この組合の世界には、やはり
利益を上げるために、高付加価値を創るしかないんだよ。」

「人口減少時代に、ルネッサンスや江戸時代の文化が生まれた
こと。いまの人口減少時代は、高付加価値をもった一番商品を
作ること。利益率を取るために、古川の言う商品作りと営業をすることだよね。」

上司からのディスカッションをちょっとおおげさにまとめた。
さらに、アンケートにもこうあった。

「これからの組合は補助事業を中心にするのではなく、多角的
経営という視点で、このセミナーでいっている方向に行くべきだと思えた」

「たまには田舎から出てきてこういうセミナーに出るべきと思えた。
いいカルチャーショックでした。」

とあったからだ。

やはり眠っている業界だけに、面白い人がこれからドンドンと前
に出てくればいい、世に出てくる、そんな可能性があるだろうと
いう感覚をも感じた。

編集 / 2005.11.12 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
【地域材ブランド化セミナー】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
【主催セミナー 地域材ブランド化セミナー】 


今日は、
林材業向けのセミナー
<地域材ブランド化セミナー>を主催し、講演を行った。


 第一講座 地域材と林業の現状、事例報告
 第二講座 ブランド化3つの概念と反響型営業
 第三講座 お付き合い先の理事長の熱い話
 第四講座 まとめが、五十棲。

「人口減少時代のビジネス」」
「付加価値ビジネス」
「無添加リフォーム」
の話も森林組合の方々には刺さったことだろう。

ほとんどの組合(企業)様が
「船井総研のコンサルに興味がある」としており、
また、ある方からはアンケートに
「古川さんともっと話したい」と書いてくださった。

今日は、関係スタッフの皆さんに感謝してやまない。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
編集 / 2005.11.12 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
【細川ガラシャ夫人から】 
カテゴリ: 本・映画・ニュース・メディア

 
台湾から帰った。機内で読み終えた細川ガラシャ夫人。著者三
浦綾子さんは熱烈なキリスト教徒で有名だが、私自身は上司
に薦められるまでまったくしらなかった。この本が一貫して
伝えたかったことは、①信仰の自由 ②人間としての尊厳 
③戦国時代の女性蔑視の具象化 ということだろう。これを、
読むと、織田信長、豊臣秀吉の陰に隠れた明智光秀が、前者二
人の悪態をあからさまに表現しているため、対して、教養の持
ち主で人間的に優れていた人物として浮き上がり、光秀への愛
着すら生まれる。学校が教えない歴史を知ることもできるだろ
う。


さて、この細川ガラシャ夫人(明智光秀の娘)の一生を描いた
歴史小説であるが、これを読んでも私は、キリスト教に対する
「愛」などを感じえていない。キリスト教は弱者の論理だとか
、宗教こそ悪であるというものがいるが、そこまでの言い切り
はしないものの、私はどちらかというと、キリスト教に良さを
見出せない・・・。

という趣旨を妹に話したところさらっといわれた。


「そうだけどね、でも聖書を全部読んだことないのそんな
ことは言えないよね~。とりあえず知ってみてからじゃな
いと、本当はキライとか合わないかいえないんだよね~。」


さりげない一言だったろうが私のココロに痛く刺さった。船
井総研で「素直」といえば、まずやってみてからとりいれて
みてから、意見を述べよということを重要視する。しかし、
全然「素直」でない自分に気づいた。ちょっとかじって全て
を知ったようになるコト、嫌いという先入観でずっと食わず
嫌いでいるコト、いいか悪いかは別にして、好きか嫌いかは
別にして、議論をすることは大いに結構だろうが、体験から
生まれぬ議論をもとに、いいか悪いかの結論を急ぐ人生を歩
んできたことにも気づいた。

宗教は嫌い?
宗教を、無我無心に陶酔することと定義すれば
科学も、現在も、資本主義も、会社も、宗教である。

しかし、宗教とくくるまえに、大切なことは何か。受け入れ
てみてから、思考して結論を出すということ。危ないところ
だった。何故学校で教えてくれたことは素直に耳を傾け、何
故、科学主義を否定しないのか。疑問符がアタマに浮かんだ。

もっともっと
イノベーティブな思考をするためにも、まず否定という姿勢
をもう一度改めなければと「細川ガラシャ夫人」と「妹」よ
り、学んだ。
編集 / 2005.11.07 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
【台湾旅行 1日目】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)

台湾へ飛んできました。
まったくのプライベートです。
父の還暦祝いで、父が生まれた台湾へ。
家族ばらばらで住んでいるので
非常に嬉しい時間です。

まぁ、それでも、撮る写真が、家族ではなく、
店舗、売場、陳列、看板、道路、風景
と、趣味と仕事が同化してる自分がびみょう~な気分です笑。

~~~

101階建てのビル。名前は、単純「台北101」。高さが、509
mである。日本一高いランドマークタワーが296mであるので、
その違いは歴然としている。世界最高峰&世界最速エレベータ
ー(時速約60km)が魅力的。89階の展望台まで30秒少しで上
るのだが、耳も痛くならない工夫があるらしい。展望台。台北
の町が一望でき、夜景は素晴らしく美しかった。

それでも、世界一とはむなしい。2008年にはドバイで建立する
705m、160階立てのタワービルに、抜かれる。世界一という寿
命の短さに、寂しさをやや覚える。その高さ競争という戦いは
もちろんまだまだ続くだろう。人間の欲望のわかりやすさに、
あくまでも地震国家日本は、その世界競争から外れざるを得ず、
客観的にその戦いを傍観するしかないだろう。

まぁよい。

さて、表題。「リソゴ」とは青森産「りんご」である。この101
の地下食品街(デパ地下)の生鮮青果売場を見てまわった。そ
こで色々と面白いものを見たがひとつ、「リソゴ」と表記され
たひとつ300元(約1000円)の青森産リンゴが綺麗に並
べられていた。そして、そのリソゴの名前は、なんと。


「世界一」


こちらはどうやらそう簡単に抜かれることはあるまい。オンリ
ーワンの世界一。青森の正真正銘の本場のリンゴである(であ
ろう)。ここ亜熱帯地域の台湾には珍しい果物である。ここか
ら、


1)地域差は金になる
2)台湾富裕層は「日本」の「旬」と「質」を逃さない
3)リンゴはリソゴと間違える台湾の日本模倣文化

この3つを垣間見た。とにかく、結論のない日報と情報提供に
はなるが、世界一と名乗る青森のリンゴが「リソゴ」と表記さ
れつつも、台湾の富裕層には人気であり、その地域差が利益を
生み出しているのである。どこでも応用の利くビジネスであり、
日本の材木も中国で売れていることとつながる。この傾向がい
い悪いかは別にして、私はこの台北101というデザインも最
高に美しく、見とれるほどシャープで美しく、ブルーに光り輝
くビルに陶酔しながらも、生々しいビジネスのおちゃめ現場に
出会えたことが嬉しい収穫でもあった。

もうひとつおまけ。

「Xす」と書いてある日本語表記のパンフレットがあった。は
て何だろう?と考えたのだが、考えた末これは「必ず」と読め
る。文化輸入も文化加工輸入も、リソゴやら、Xすをみると、
たまに日本の中で英語のスペルを間違った看板があることを想
起してしまう。模倣文化も模倣される側を見ると不思議な視点
にたつ。アメリカ模倣ジャパン。日本模倣台湾。なるほど。明
日もまた、色々な発見をしたい。では。
編集 / 2005.11.04 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
【オークビレッジ代表、稲本正さん】
カテゴリ: 森林・林業・製材・材木・住宅
【オークビレッジ代表、稲本正さん】 http://www.oakv.co.jp/


岐阜高山市(旧清見村)にあるオークビレッジ(上記HP参照)
の代表、稲本正さんとお会いした。国産材利用のシンポジウム
でお会いして、名刺交換をした後、「是非ゆっくりお話を」という
ことで今回の運びとなった。場所は、東京の丸の内にて。

いつものあの「匠」の服でいらっしゃった。

稲本さんのポリシー、生き方、物理学(研究者)をやめて山と
木の世界に入った理由、歩き回ってみてきた世界の森と木工品、
、オークビレッジの将来、林業界のあるべき方向性、古川が行
う地域材ブランド化セミナーに参加する方へのメッセージ、そ
れから、ご自身の「子どもの育て方」などなど色々と話してい
ただいた。非常に話し好きの方であった。


「まだ時間は大丈夫?」

と稲本さん自身がこちらを気にするほど、お話好きでたくさん
の情報と、そしてこの世界への夢と方向性を提示してくださっ
た。大きく、3つのことを感じた。

①僕がこの世界に入っていったこと間違いでなかった
②日本の森林、建築、とにかく世界を驚かせる仕事をするべきである
③国産材利用の大切なポイント(学術的)トータルで抑えるべき


そう、この3つをまとめると以下になる。それこそが佐藤さん
が月末会議で話されていたことだろう。


~よきものを見なくなると「矮小化」してしまう~


自分の目指す方向、理念、理想、仮想するビジョン、そこに
今まで自分がいかに矮小化していたのかと気づく。もっと、世
界を見る必要があると思えた。稲本さんのお子様は、飛騨の田
舎から、外へ出て高校へ進学するのだが、「好きなところへい
きなさい」といえば、「東京は家賃が高いから」という理由で
安いとこを探してきたところ「スイスの高校へ」と進学する。

3人のお子様はみな海外へ。現在は、ニューヨークで建築関係
の仕事をしていたりと、世界が広い。私と同じ年くらいの息子
さんである。海外へ行くすべてが成功ストーリーだというので
はないが、「いい物を見なさい」という思想のもと、自由な環
境を与えたその父、稲本正さんは、私の父と同じ1945年生まれ。
物理学が貢献する限界を感じ、化石資源の世界から循環資源の
世界へと入っていく。飛騨の職人で、日本にはなくてはならな
い人物だろう。

・最後に勝手ながら私へのメッセージをとまとめた。

山から製品、そしてエンドユーザーまで、哲学とデザインを提
供するトータルコーディネートが必要なんです。官庁も縦割り
で「総合」「研究」ができていないんです。
林野庁、環境省、経済産業省、関係ない。
あっちじゃ環境、こっちじゃ製材、違うんです。
「山、材、製品、デザイン、空間、持続可能、二酸化炭素、
ライフスタイル、科学的根拠」そこを追求して、もっとトータルに、
総合的に抑えるべきです。国も、国民も。

そして、古川さんも
総合的コーディネートを是非もっと真剣にやって欲しいと後押しされた。
いくつかの案件もあったがそれはそれ。

とにもかくにも役割立場そして
共通の理念にむけて、走っていきたい。
ありがとうございます。

編集 / 2005.11.02 / コメント: 1 / トラックバック: 0 / PageTop↑
twitter 古川大輔
プロフィール

古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

ご感想ご意見などは、ブログ内の返信ではなく、
こちらEメールにてよろしくお願い申し上げます。

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