【 ヤマイキ猟師 そして、メディアプロデューサー】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
【 ヤマイキ猟師 そして、メディアプロデューサー   】

午前10時、
電話がかかって来ました。

「大輔、お昼一緒にできるかい?
   昨日、捕れたシシ肉食べるけど。」

川上村の友人(ご近所さん)から電話が。

そして、某地区へ。

そこは、吉野川源流、支流の美しき場所。

ドン!っと、横たわっていた。

肉を解体されたばかりに皮だけのイノシシが。

そして、青空キッチンたるまな板の上では、
綺麗な赤と白のコントラストが美しいお肉が
さばかれていました。

支流の谷の入り口の橋には、
大きな鹿がぶら下がっており、
まさにさっき捕ったばかりというもの。

その地区では、
集落で共通の炭窯があると初めて知ったのですが、
カシの木を中心とした隅で暖を焚き、
そのうえで、シシ肉焼きと、すき焼き風と食しました。

「このくらいの大きさ、年齢が、一番おいしいねん」


プロの猟師となると、
足跡の大きさ、巾、角度、深さ、などで、
オス、メス、個体の大きさ、太り具合がわかると。


「最近は、鹿も猪も減ったわ」

「え?増えてるんじゃないんですか?」


そこから戦後の話、そして最近の話、
そして、なぜ里山のほうにはイノシシとシカが増えているか、
ヤマイキのにいちゃん、おっちゃんたちの独自の理論は、
私のような東京出身者を魅了されます。

ご飯が炊けた。

「あれ?しゃもじがねぇな・・・」

炊いたご飯が食べられない。

倉庫から持ってきた、桜の木の板を突然
ナタで割り始めた、おっちゃん。

その桜の板の彫刻を始め、たった3分ほどで、
桜のシャモジができたのです。


さらに、

「桜の木はな、ご飯つぶがつきにくいんや」

そういううんちくも含めて、
ここでイキてきた、暮らしてきたことが伝わるのです。
 
川上村のイノシシと川上村の白菜とで、
味覚はもちろんのこと、すてきな仲間、時間、空間を
堪能させていただいた。感謝。


そして、15時30分から、
アースボイスプロジェクトという
川上村でのプロジェクト報告会ということで、川上村役場へ。

音楽家、映画作家というメディアプロデューサーの榎田 竜路氏による
講演&動画発表会へと参加。

地域おこし協力隊のTさんが
橋渡しをし、そのディレクションを行ったもの。

都会のやり手のクリエーター風な風貌の中に、
どこか、中小企業、地方に対する愛を奥に持ちながら、
デザインとは何かという独自の理論の切り口で、
私の頭にも感じることが多くあり、ドンドンと
そのオリジナルな加工情報が入って来ました。

学びは、3つ。

① 問題解決より価値創造を。

地域が生き残るためにどうするべきか。
消滅自治体という言葉があり、
確かに、人口現象は大いなる課題だ。
そこに、どんな問題があるかを掘り出して、
その問題解決に向けて進むという手法は、
結局、また解決しても新たな問題が産まれていく。
また病院にいくのですか?

そうではなく、
そこにある小さな価値(イイ点)を見つけ、
そこを面白くするところから始めませんか?

という問いかけ。


② 「世の中で、PR、PRっていうけれど、
   まず、自覚が大事じゃないの?」


ということ。

世の中、

考え方を変えましょうっていうけれど。

考え方ってのは、不思議なことに3日経つと、忘れる。
  
考え方は、感じ方に支えられているんです。

だから、その時間、仲間、空間を体験して、動いて、感じていく」

きっと、田舎の人も
交流人口によって気づきが生まれる。
ずっと宮口先生が言ってきたことですね。




その入り口に必要なのが、
デザインである。

デザインとは情報の再編集である。
マッチングの可能性を高める作業である。

上手く地方が儲からないというのは
マッチングが出来ていないという事。

出会いたい人に出会えていないということ。

「川上村に来たい人、
交流人口をふやそうとすれば、
すぐ、1万人くらいくるよ。

たとえば、
大企業の社長は、生存実感ないんですよ。

川上村には、こういうおっちゃんがいる
山で暮らしてきた。

人類史上初めて、死なない人にあったけれど、飢え死にらない。

そういうのが面白い。
私が東京に伝えたら、行きたい
生存実感を持たせない人には、
生存技術を教えてあげればいい。」


とにかく、私の感想は、
16年前に川上村に来た時を思い出しと共に、
それは今も変わっていないという確認ができたことと、

ちなみに、論を先立ててていけば、
デザインをするのは誰かというところになります。

昔は
「田舎」が「テレビ取材班」からアプローチで注目されるだけ。

いま、
ITテクノロジーにより、
自社メディアがこれだけ増えたとき、

・地元のひとがやるのか
・Iターン者がやるのか
・プロがやるのか


今は地域によって異なる、過渡期なんだたなぁと思い、
お昼のシシ肉と共に、一日の学びを振り返ってみたのでした。

最後に、

「もったいない!」

です。

なぜこんな人の話を、
動画関係者と役場の職員と協力隊だけできくのか、
というのも、もったいないですw。
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編集 / 2017.02.16 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【極寒の北海道の先っちょで。ローカルベンチャースクール 中川町。  】
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【極寒の北海道の先っちょで。  】


北海道は中川町。
もうちょっといったら、宗谷岬という
北海道の先っちょへとローカルベンチャースクールの最終回の講師として、
足を運んできました。

伊丹空港から直行便がなく、羽田空港を経由して、旭川空港へ。
そこからクルマで3時間ほど北に向かった地域。

ここに面白い人がいる、
ぜひ古川さんに来て欲しいと、
西粟倉の井筒さん、野村総研の丸田さんとともに、
で、ほぼ一日かけての訪問でした。

人口は1500人ほど。
面積は6万ha、森林面積は5万ha。
うち、国有林が3万5千ほどで、一部は北海道大学の演習林。


カラ松、赤エゾ松、トド松の人工林と
天然林が織りなす雪景色を案内いただいたが、
化石のアンモナイトが有名のようで、
泊まった宿泊施設の浴衣にアンモナイトが描かれていたり、
建物自体がアンモナイトの輪切りの形をしていたりと、
なかなかユニーク。

正直、こんな日本のハテで、
極寒で、吹雪で、人が暮らせるような場所なのかと
不安があったのですが、

「マイナス一桁は、あったかい。」

という彼らの声に当初は驚いたのですが、
確かに、私が想像していたものより、寒くない。
雪も、新潟の雪のほうがヒドイ。

色々な地域があるんだなぁ。

北の自然の厳しさと天塩川にはぐくまれて生きる
なかがわの森
http://nakagawanomori.info/

こちら、このWEBページは、
地域おこし協力隊(元WEBデザイナー)が作成されたものです。

最近、近隣の市町村も含め、
新しく、面白い人たちが集まってきているといううことで、
4時間の講演と翌日の3時間のWS(質疑応答)を行いました。


いつもの地域マーケティング概論だけでなく、

・ローカルの定義、ベンチャーの定義
・人としてのQCD(品質価格納期)とは何か。
・地方自治体として、独自財源をどう創っていくか。
・起業と独立は何か。


等話も多岐にわたりました。


特に、製造業だけでなく、
人としてのQCD(クオリティー、コスト、デリバリー)とは何か。
差別化とは何かというところで、
やはり、
地域文化のカルチャーだけでなく、
会社組織のカルチャーというところがどうあるべきかと。


いまは、
全国や世界(グローバル)と繋がるビジネスをしながら、
しっかり地に足を付けた地域(ローカル)で、
祭り、自治、文化づくりもする
新しいカッコヨサとは何か。

色々と私の方が、気付きをいただいたようにも思います。

今回、このために、「森ではたらく!」の著書をもって、
わざわざ帯広から7時間かけて、
こられたかたもいらっしゃいました。本当にありがとうございます。

愛、運、縁、恩。

地域は多様。
林業も多様。
人生も多様。

無期限の暫定的状況からの脱却。
本音と建前の乖離に対する社会のリデザイン。

まさにカオスです。
カオスの先にこそ希望がみえる(ミハエルゴルバチョフ)

さて、東京経由で、関西へ戻ります。

編集 / 2017.02.12 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【林業。地域おこし協力隊。ポリエチレン。次へと動く支援、私の仕事 】
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【  林業。協力隊。ポリエチレン。新しい動きを認め、次へと動く支援、私の仕事 】

私の仕事は経営コンサルタントですが、資格があるわけではありません。

・調査手法
・マーケティングの基本事項
・財務、経理、会計の基本的なことを学び、

分析→提案→実行支援 を続けてきました。

ちょっとだけ特異なのが、業界に特化していることですが、
それもいわゆる「林業」というだけでなく、
林業から、製材、流通、加工、家具、建築とトータル支援をしています。

さらに、まちづくり、地域づくり、ワークショップ、アドバイザリー等を行い、
地域おこし協力隊など国交省、総務省等の補助制度を活用し、
行政(地方自治体)のための活性化のあらゆる仕事をします。

さて、この日は、
1月22日(日)の、やまぶきホールで開催予定の
川上村 地域おこし協力隊(地域支援員)の報告会のリハーサル(兼、村長報告会)。
いつもは個別の支援でしたが、今日は全体発表でのアドバイザリー。

10人の発表は皆個性的でした。

「水源地の村づくり、吉野林業の発祥地」

この2つの村の理念を、具体的なアクションとして、
生業化する、事業化するチャレンジをしている人たちがここにいるということを
ぜひ知ってほしいと思います。

また、今年度、加入の
「家具職人(森林たくみ塾出身の日本人)」と
「翻訳事業(カリフォルニア州出身の外国人)」とが加わり、
まさに、村の発展の可能性を大いに感じます。

はっきりいって、
私が彼らにアドバイスをしているというより、
私が彼らから学んでいるほうが多いです。

それでも私としてプロとして、
コンサルティング、マーケティング、レッスン、コーチングをしてきているわけですが、
それ以外の仕事では、

この日は、
午前中は、林業6次産業化の事業者との財務の打合せ、
そのあと、商工会(村の商工事業者の発展、雇用増)にむけて、
事業計画策定の支援をしてきました。

そこで、初めて、業務用のポリエチレン製造会社 へ。

実際に行ってみると、
こんなところに、こんな工場が!
機械がかっこいい!おもしろい!すごい!

ビニル袋は、印刷もそこで行い、
愛知県某市のゴミ袋、某有名企業の買い物袋、などなど。
弊社のインターン生が就職した先の企業など・・・・。

村営施設の従業員を約20年ほど勤めたあと、
実家の家業を継ぐために戻られた彼は、私と同級生(同年齢)。

初めて、お父さん、お母さんとお会いしましたが、
なんか、素敵だな、いいなって。

で、長くなりましたが、何が言いたいかといいますと

自分自身へのメッセージをここにかきますが、

1.業界特化として、
  林業界、地域創生のために専門性を磨くこと

2.とはいえ、プロとして、
  コンサルティング、マーケティング、コーチングの磨きを掛け、
  顧客を明るい未来へ導くこと。

3.顧客の為にうごき、 
  自分こそが実は顧客から学んでいるという姿勢を
  ずっと持ち続けること。


そのなかで、絶対的なイノベーション(改善というより改革)
がどうできるか、自分がもっともっと変わらなければと思った次第です。

いつも、ありがとうございます。
 
編集 / 2017.01.18 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【名も無き村にやってきて、生きること。  地域おこし協力隊アドバイザリー】
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【名も無き村にやってきて、生きること。  】


地域おこし協力隊のアドバイザリー(総務省 地域力創造アドバイザー)をして3年。

「今日は、まさに経営アドバイスでしたね。」

とアドバイスした協力隊から言われたのですが、
数字がすべてを語ってくれるんだというところまで。
エクセルと共に一緒に考え抜きました。

彼らが、
事業を作りだそう、暮らしを生み出そうと、
自らに動いて、
鉛筆舐め舐め(今はエクセルいじりイジリ)をしてく様子は、
彼らは誇らしい仲間と思う時でありました。


①川上村という私にとって特殊な場所であるからこそできる
 人生相談的なアドバイザリーという部分と、そうでなくても、

②きっちりと事業支援や経営指南をするというアドバイザリー部分とありますが、

3年間で卒業するということに対して、

1年目(協働と体験)→村を知る、人を知る。
2年目(理念と利益)→生きるモノサシ(仲間)を決めていく。
3年目(事業と経営)→事業化(独立採算)への仮説づくり。

4年目、いざ!次のステージへ。

というのが、基本的なパターンでありますが、
定点観測ができないと、あっちこっちと気が回り、
自分がやりたいことが変わって言ったりするために、
役場の担当者のサポートとして、私が後方支援をしているという仕事をしています。

で、

もう「地域おこし協力隊」という言葉の定義からすると
あるいみ、地域おこし、は、自分おこし、なわけで、

各人のゴール設計も、


・各自治体の経験値によって異なること
・移住する個々人の事業経験値によって異なること

が明らかでありまして、

1年目で、のんびりして居たら4年目で
自立なんてできないという声が、私のようなコンサル仲間の声が多く、
確かに、1年目から、フルスピードで、事業化を一番に目指していく自治体もあれば、
あくまでも、じっくり住民と溶け込んで、
社会福祉士的な価値を求めていく自治体もあります。

どっちがいい悪いはありません。

ただ、仮説をたてて目標を立てて動くことが大事ですが、
もっと大事なのは、ベンチャー的な動きをするわけですから、
そもそも、変動要因がおおいので、計画通りいくわけないのです。

大事なのは、微調整をしながら、進んでいくこととと、
それに対して、常に細かなコミュニケーションをしていくことなのでしょう。

役場とのコミュニケーション
村民(村の事業者)とのコミュニケーション
村民(地区の人々)との暮らしかた
村外へのアプローチと外貨の獲得の方法

こんな難しいことをやっているんだから、
自分としても誇りをもって、
一緒にシゴト(仕事・私事・志事)をしていきたい、
そう思っています。

だから、「数字」が正直になるんです。

編集 / 2016.12.07 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
【人類未踏峰登頂 という 世界。  川上村、地域おこし協力隊 】
カテゴリ: 地域ビジネス(地域資源、観光、農業)
【人類未踏峰登頂 という 世界。  】

この日、
ネパールのナンガマリ2峰という、6~7000m級の
未踏峰登頂を達成した、川上村、地域おこし協力隊の竹中君
のお帰りさん会でした。

http://hanareandinkyo.tumblr.com/
暮らす宿 HANARE 

にて、総勢20名くらい、協力隊、地元住民、役場職員、議員
(ご近所)などで賑わい。

お食事会の中盤、
その死と隣り合わせの山へのチャレンジを(当の本人はそう思っていないが
素人から見るとそう見える)
写真(プロジェクタ)にて報告。

一歩踏み外したら数百メートルの崖のような場所に
高山病対策のことやキャンプ設置のこと、色々と、
教えてもらいました。

ネパールに行く前には、相当な訓練をしていて、
3度富士山に登ったり、北アルプスを
登ったりと、半年~1年チームで練習してようやくの実地へ。

私が印象的な言葉は、これでした。


「行く前のことですが、
 山の訓練をしていると、
 日々の日常でも、クルマの運転などでも
 いかに危険かに気づかされる。
 安全に対して、常に、センシティブになる。」


「帰ってきても、
 (登頂した達成感により緊張感は減るが)
 やはり、改めて、
 日々の安全に気を付け、
 限られた、短い自分の命を、もっと大事にしたいと思う。」 

という言葉でした。

私流の解釈ですが、

村でのエコツアーと
ネパールでの人類未踏峰登頂という2つとの
共通性と差異性の実践の繰り返しで、
彼にとっての「非日常」と「日常」のバランスを、
うまく咀嚼し、新しい自分と出会う旅を繰り返し、
成長されているのをみて、刺激になりました。


別件、面白かったのは、
ネパールのとある山間部の写真が、
川上村のある集落に類似しすぎてて、

「竹中くん、これ川上村じゃないの?
 ホントに、登頂したの?
 アポロは月に行ってない説とちゃうん?」

なんていうよな、
冗談交じりに、いじったり、いじりあったり、
東京に学生時代まで居た私では、なかなかない、この関西
ならではの、ノリツッコミ等も、ここではうまく表記できませんが、
新たな協力隊のX君が入って、より、ユニークでいい空気感でした。

そういう意味で、未来志向の仲間でもある
協力隊+その応援者たちというのは、
いままで(5年前)は、いなかったグループですから、
不思議なものです。

先日、東京にて、総務省まとめの、1年に1回の
地域おこし協力隊サミット、1500人が参加されたそうです。

そのなかでも、他の地域の方は、自分の自治体の不平不満を
よく聞いたという、自分事はどうだろう。

水源地の村、理念だけでなく、
チャレンジできる環境があるということが
自慢で誇りでしょう。


・アースボイスプロジェクト(川上村・栗山村長の紹介)
 http://ev-pj.com/5855/

すてきなWEBですね。

文字通り、有り難い。
そしてそれは自分も然りです、感謝。
編集 / 2016.12.05 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
twitter 古川大輔
プロフィール

古川大輔

Author:古川大輔
地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる古川大輔が現場感あふれる日々をブログにアップ。コンサルタント視点のコラムもあり、地域経営、会社経営、人生経営のヒントにもご覧ください。 ~地域・地方にこそ美しい日本の宝あり~

⇒【連絡先】
株式会社 古川ちいきの総合研究所 
E-mail:furukawa@chiikino.jp

ご感想ご意見などは、ブログ内の返信ではなく、
こちらEメールにてよろしくお願い申し上げます。

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